JPS60137301A - 導電靴底 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は導電性のある明色ないし淡色の靴底に関する。

導電軸としての靴底は、人体が電線等に触れて感電する
のを防止するために、人体の接地抵抗を１０　オームか
ら１０　オームの範囲内に設定される。従来、カーボン
ブラックの導電性を利用して、ゴムにカーボンブラック
を配合し、導電性の靴底が製作されていたが、カーボン
ブラック配合の靴底は外観上黒色であるばかりでなく、
明色のタイル上を歩行すると黒色の足跡特に踵部の跡が
タイル上に付着し、タイルを汚す原因となっていた。こ
れは俗にマーキングと称して改善が要望されていた。

本発明は、カーボンブラックを配合せず、アクリロニト
リルブタジェン ゴム１００重量部に非電解質高級脂肪族窒素化合物を５
ないし１５重量部配合することによつ”Ｃ、明色ないし
淡色の靴底とし、上記のマーキング問題を解決するとと
もに、作業用として必要なｉｏ”−ムから１０　オーム
の導電性と耐油性を有する靴底を提供しようとするもの
である。本発明においてカーボンブラックを配合しない
と云うのは、導電性を発揮する手段としてカーボンブラ
ックを配合しないことを意味し、色調を調節する顔料と
して配合することまで禁止するものではない。明色ない
し淡色の靴底用顔料として用いられるカーボンブラック
は微量であって、勿論マーキングを起すことはない。ア
クリルニトリル・ブタンエン共重合ゴムは他の合成ゴム
よりも導電性がよく、耐油性にも優れるので作業用導電
靴底として好適である。アクリロニトリル・ブタジェン
共重合体は小独で用いても良いが、他の合成ゴム又は天
然ゴムを４０％以下混入して用いても良い。本発明はア
クリロニトリル・ブタンエン共重合ゴムを主体とするゴ
ムｉｏｏ重量部に非電解質高級脂肪族窒素化合物を５な
いし１５重量部配合することにより、カーボンブラック
を配合せずに、靴底の導電性が１０５−１０　オームの
範囲になることを見出したものである。

本発明の実施例ｔこついて説明する。第１表は配合と体
積固有抵抗及び製品靴底の抵抗の測定値を示す。常法に
より配合をロール混練し、２ｍｍ厚のシートにプレス加
硫して体積固有抵抗測定試料とする。靴底の抵抗値は、
混練生地で厚さ５．５ｍｍ（意匠込みの厚さ）の型底な
プレス成形し、共生地で各１．５ｍ＋ｎ厚さの中底及び
底芯を成形して靴製品を作成し、ＪＩＳ　Ｔ　８１０３
第２試験法によって靴底の抵抗値を測定する。靴製品作
成に当って、中底、底芯、型底は導電性のあるゴム糊で
貼着積層された。　靴底の物性は第２表に示される如く
、実用性のあるものであった。

第　１　表 注１）日本ゼオン株式会社のアクリロニトリル・ブタジ
ェンゴム注２）同上 注６）徳山ソーダ株式会社の補強匈無機充填剤注４）花
王石鹸株式会社の非電解質高級脂肪族窒素化合物 第　２　表 特許出願人　月星化成株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アクリロニトリル・ブタジェン共重合ゴムを主体とする
   ゴム１００重量部に非電解質高級脂肪族窒素化合物を５
   ないし１５重量部配合し、カーボンブラックを配合しな
   いことを特徴とする導電靴底。