JP2001292803A - 帯電防止スリッパー - Google Patents
帯電防止スリッパーInfo
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- JP2001292803A JP2001292803A JP2000113616A JP2000113616A JP2001292803A JP 2001292803 A JP2001292803 A JP 2001292803A JP 2000113616 A JP2000113616 A JP 2000113616A JP 2000113616 A JP2000113616 A JP 2000113616A JP 2001292803 A JP2001292803 A JP 2001292803A
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- slipper
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- Pending
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オペレーターの行動範囲を制約せずにオペレ
ーターの着衣等に帯電した静電気を十分放電させること
のできるスリッパーを提供する。 【解決手段】 底床１１と中敷１２と甲革１３からなる
スリッパー１０において、ポリウレタン樹脂１００重量
部に対しカーボンブラック４乃至１０重量部好ましくは
４乃至８重量部を配合し、架橋剤２．５乃至４重量部お
よび適量の触媒と水を添加してなる樹脂組成物Ａと、ポ
リイソシアネート（発泡助剤）とを１０対３〜５の割合
で混合しこれを注型成形してなる。
ーターの着衣等に帯電した静電気を十分放電させること
のできるスリッパーを提供する。 【解決手段】 底床１１と中敷１２と甲革１３からなる
スリッパー１０において、ポリウレタン樹脂１００重量
部に対しカーボンブラック４乃至１０重量部好ましくは
４乃至８重量部を配合し、架橋剤２．５乃至４重量部お
よび適量の触媒と水を添加してなる樹脂組成物Ａと、ポ
リイソシアネート（発泡助剤）とを１０対３〜５の割合
で混合しこれを注型成形してなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子事務機器、
電子制御機械器具等（以下、ＥＮ関連機器という）を設
置した職場に好適なはき物に関する。
電子制御機械器具等（以下、ＥＮ関連機器という）を設
置した職場に好適なはき物に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＥＮ関連機器を設置する職場では、それ
自身から電子線が放射されそれによってオペレーターの
衣服等に静電気が帯電し、このように帯電した静電気に
よりＥＮ関連機器が誤動作を起こしたり、素子が破壊さ
れたりする恐れがある。
自身から電子線が放射されそれによってオペレーターの
衣服等に静電気が帯電し、このように帯電した静電気に
よりＥＮ関連機器が誤動作を起こしたり、素子が破壊さ
れたりする恐れがある。
【０００３】上記静電気の帯電による誤動作や素子の破
壊からＥＮ機器を防護するためにオペレーターに遮蔽ベ
ストあるいはアースベルトを着用させ、アースリードに
より静電気を除去するようにしてきた。
壊からＥＮ機器を防護するためにオペレーターに遮蔽ベ
ストあるいはアースベルトを着用させ、アースリードに
より静電気を除去するようにしてきた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の静電気除去
手段では、アースリードを接続せねばならずオペレータ
ーの行動範囲を制約し作業性の向上の障害となってい
る。
手段では、アースリードを接続せねばならずオペレータ
ーの行動範囲を制約し作業性の向上の障害となってい
る。
【０００５】本発明は上記に鑑みオペレーターの行動範
囲を制約せずにオペレーターの着衣等に帯電した静電気
を十分放電させることのできるスリッパーを提供するこ
とを課題とする。
囲を制約せずにオペレーターの着衣等に帯電した静電気
を十分放電させることのできるスリッパーを提供するこ
とを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、底床１１と中敷１２と甲革１３とからな
るスリッパー１０において、ポリウレタン樹脂１００重
量部に対しカーボンブラック４乃至１０重量部好ましく
は４乃至８重量部を配合し、架橋剤２．５乃至４重量部
および適量の触媒と水を添加してなる樹脂組成物Ａと、
ポリイソシアネート（発泡助剤）とを１０対３〜５の割
合で混合しこれを注型成形してなる構成としたものであ
る。
にこの発明は、底床１１と中敷１２と甲革１３とからな
るスリッパー１０において、ポリウレタン樹脂１００重
量部に対しカーボンブラック４乃至１０重量部好ましく
は４乃至８重量部を配合し、架橋剤２．５乃至４重量部
および適量の触媒と水を添加してなる樹脂組成物Ａと、
ポリイソシアネート（発泡助剤）とを１０対３〜５の割
合で混合しこれを注型成形してなる構成としたものであ
る。
【０００７】上記構成においてポリウレタン樹脂の重合
度は３０００程度のものを採用し、カーボンブラック
は、オイルファーネスブラック、アセチレンブラック、
ケッチェンブラックなどを採用することができる。
度は３０００程度のものを採用し、カーボンブラック
は、オイルファーネスブラック、アセチレンブラック、
ケッチェンブラックなどを採用することができる。
【０００８】上記カーボンブラックの配合量は、上記配
合量に満たないときは所望の帯電防止効果が得られず、
上記配合量を越えるときはスリッパーの柔軟性を欠き耐
屈曲性が得られなくなる。
合量に満たないときは所望の帯電防止効果が得られず、
上記配合量を越えるときはスリッパーの柔軟性を欠き耐
屈曲性が得られなくなる。
【０００９】上記架橋剤が上記添加量に満たないときは
架橋が不十分でスリッパーの形崩れが生じ、上記添加量
を越えるときは柔軟性が不足し履き心地が悪くなるだけ
でなく寿命も低下する。
架橋が不十分でスリッパーの形崩れが生じ、上記添加量
を越えるときは柔軟性が不足し履き心地が悪くなるだけ
でなく寿命も低下する。
【００１０】上記発泡助剤の配合量は、スリッパーとし
て使用するのに適した特性を得られる範囲として設定し
た。上記範囲に満たないときは発泡が不十分で、上記範
囲を越えるときは発泡が過多となってスリッパーの強度
が低下する。
て使用するのに適した特性を得られる範囲として設定し
た。上記範囲に満たないときは発泡が不十分で、上記範
囲を越えるときは発泡が過多となってスリッパーの強度
が低下する。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に図１を参照しながらこの発明
の実施形態を説明する。スリッパー１０は、底床１１と
中敷１２と甲革１３からなり、表１に示す配合の発泡ポ
リウレタン組成物で、公知の方法により一挙に注型成形
したものである。ただし、底床１１と中床１２とを一挙
に成形し、甲革を別途成形して後接着法により一体にす
ることもできる。
の実施形態を説明する。スリッパー１０は、底床１１と
中敷１２と甲革１３からなり、表１に示す配合の発泡ポ
リウレタン組成物で、公知の方法により一挙に注型成形
したものである。ただし、底床１１と中床１２とを一挙
に成形し、甲革を別途成形して後接着法により一体にす
ることもできる。
【００１２】
【実施例】この発明の効果を確認するために表１に示す
２個の実施例と２個の比較例のポリウレタン組成物を配
合し、１００mm（縦）１００mm（横）１０mm（厚）サン
プルを公知の成形法で注型成形し、このサンプルの電気
抵抗、耐屈曲試験、柔軟性試験を行い、ゴム硬度測定を
行った結果を同表の下欄に示す。
２個の実施例と２個の比較例のポリウレタン組成物を配
合し、１００mm（縦）１００mm（横）１０mm（厚）サン
プルを公知の成形法で注型成形し、このサンプルの電気
抵抗、耐屈曲試験、柔軟性試験を行い、ゴム硬度測定を
行った結果を同表の下欄に示す。
【００１３】なお、電気抵抗は、図２に示すように１５
０mm×１５０mm×１０mmの下側電極に上記サンプルを載
せ、その上に７５mm×７５mm×５mmの電極を載せて、２
０℃６５%RH 、４hr経過後、横河電気製電池式電気抵抗
計（型２４０６、５００Ｖ／１０００m Ω）で測定し
た。
０mm×１５０mm×１０mmの下側電極に上記サンプルを載
せ、その上に７５mm×７５mm×５mmの電極を載せて、２
０℃６５%RH 、４hr経過後、横河電気製電池式電気抵抗
計（型２４０６、５００Ｖ／１０００m Ω）で測定し
た。
【００１４】耐屈曲性試験は、サンプルを５０mmφのマ
ンドレルで両面から挟み左右９０℃屈曲を１０万回行い
割れの有無を判定し、柔軟性は、履き心地で判定し、硬
度はゴム硬度計で測定した。
ンドレルで両面から挟み左右９０℃屈曲を１０万回行い
割れの有無を判定し、柔軟性は、履き心地で判定し、硬
度はゴム硬度計で測定した。
【００１５】表１から分かるように実施例１および２
は、電気抵抗値、耐屈曲試験、柔軟性試験およびゴム硬
度のいずれも良好で、比較例３はカーボンが多すぎるた
め耐屈曲性と柔軟性がが悪く、比較例４はカーボンが少
ないので電気抵抗値が高くなっている。また、比較例４
は架橋剤が少ないので使用中に形が崩れてくる。
は、電気抵抗値、耐屈曲試験、柔軟性試験およびゴム硬
度のいずれも良好で、比較例３はカーボンが多すぎるた
め耐屈曲性と柔軟性がが悪く、比較例４はカーボンが少
ないので電気抵抗値が高くなっている。また、比較例４
は架橋剤が少ないので使用中に形が崩れてくる。
【００１６】
【表１】
【００１７】表中 TORAL・・・は、大日本インキ社の
製品記号である。また、ポリイソシアネートは、同社製
品 F2563を使用した。
製品記号である。また、ポリイソシアネートは、同社製
品 F2563を使用した。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
アースリードを着ける必要がなく静電気を大地に逃がす
ことができるのでオペレーターの行動範囲を制約するこ
となく、作業性が大幅に改善されるようになった。
アースリードを着ける必要がなく静電気を大地に逃がす
ことができるのでオペレーターの行動範囲を制約するこ
となく、作業性が大幅に改善されるようになった。
【図１】この発明に係るスリッパーの斜視図
【図２】電気抵抗試験の回路図
１０ スリッパー １１ 底床 １２ 中敷 １３ 甲革 １４ 下側電極 １５ サンプル １６ 上側電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ０８Ｌ 75/04 Ｃ０８Ｌ 75/04
Claims (2)
- 【請求項１】 底床１１と中敷１２と甲革１３とからな
るスリッパー１０において、ポリウレタン樹脂１００重
量部に対しカーボンブラック４乃至１０重量部を配合
し、架橋剤２．５乃至４重量部および適量の触媒と水を
添加してなる樹脂組成物Ａと、ポリイソシアネート（発
泡助剤）とを１０対３〜５の割合で混合しこれを注型成
形してなることを特徴とする帯電防止スリッパー。 - 【請求項２】 上記カーボンブラックの配合量が４乃至
８重量部であることを特徴とする請求項１に記載の帯電
防止スリッパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000113616A JP2001292803A (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 帯電防止スリッパー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000113616A JP2001292803A (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 帯電防止スリッパー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001292803A true JP2001292803A (ja) | 2001-10-23 |
Family
ID=18625548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000113616A Pending JP2001292803A (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 帯電防止スリッパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001292803A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005082985A1 (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-09 | Toyo Automation Co., Ltd. | 発泡体およびその製法 |
| KR20200046729A (ko) * | 2018-10-25 | 2020-05-07 | 한국신발피혁연구원 | 대전방지 특성이 향상된 전도성 카본블랙 함유 발포체 조성물 |
-
2000
- 2000-04-14 JP JP2000113616A patent/JP2001292803A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005082985A1 (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-09 | Toyo Automation Co., Ltd. | 発泡体およびその製法 |
| KR20200046729A (ko) * | 2018-10-25 | 2020-05-07 | 한국신발피혁연구원 | 대전방지 특성이 향상된 전도성 카본블랙 함유 발포체 조성물 |
| KR102142116B1 (ko) * | 2018-10-25 | 2020-08-06 | 한국신발피혁연구원 | 대전방지 특성이 향상된 전도성 카본블랙 함유 발포체 조성물 |
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