JPS60135423A - 低分子量酢酸セルロ−スを一成分とする共重合体の製法 - Google Patents

低分子量酢酸セルロ−スを一成分とする共重合体の製法

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JPS60135423A
JPS60135423A JP58242243A JP24224383A JPS60135423A JP S60135423 A JPS60135423 A JP S60135423A JP 58242243 A JP58242243 A JP 58242243A JP 24224383 A JP24224383 A JP 24224383A JP S60135423 A JPS60135423 A JP S60135423A
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cellulose acetate
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Takeaki Miyamoto
武明 宮本
Toru Shibata
徹 柴田
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Daicel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1代分子量酢酸セルロースを一成分とする共重
合体の製法開開するものであり、詳しくは低分子量酢酸
セルロースと、分子末端に水酸基又はアミノ基を有する
高分子の官能基とを、ジイノシアナ−1・との反応を介
して結合させたブロック共重合体の製法に関するもので
ある、酢酸セルロースは熱可塑性高分子物質の一つとし
て、プラスチックス、フィルム、繊維、半透膜などに工
業的に利用されており、透明性1着色性。
印刷適性、耐衝撃性、感触の良さなどに優れた特徴があ
る、しかしながら、単独では熱可塑性が充分でないため
、プラスチックス用途には可塑剤と混合して加工する必
要がある。現在酢酸セルロースに対し、充分な親和性を
有する可塑剤は見出されておらず、成型加工後に可塑剤
が拡散移動し相接する他の材料に移行してその物性を損
ねたり酢酸セルロース成型体内部に歪を生じるなどの問
題がある。
現在使用されているような低分子可塑剤に代って、酢酸
セルロースに対する親和性が高く、且つ現在使用されて
いる可塑剤に比し分子量の高い高分子改質剤の開発は、
極めて有用なことと考えられる。
このような高分子改質剤は1分子中に酢酸セルロース構
造部分を有するとともに、セルロース骨格よシも可撓性
に富む構造部分を併せ有するものが適当と考えられ、そ
のような化合物は、プロソり重合体或はグラフト重合体
の製造によって達成できると考えられる。しかしながら
工業的に生産されている酢酸セルロースをそのま\共重
合成分とした場合は、生成物の重合度が高すぎたり、架
橋などの副反応が起ったり、反応溶媒の選択節回が狭い
などの問題があり、実際的でない。
これに対し、工業的に生産されている酢酸セルロースに
対し、その数分の1乃至1/10程度の重合度を有する
低分子量酢酸セルロースを出発原料としてグラフト或は
ブロック共重合体を得る方法が考えられる。このような
低分子量酢酸セルロースでも、生成物の分子構造中に存
在すれば高分子酢酸セルロースとの高い親和性をもたら
すのに充分なものであると考えられる。
このような低分子量酢酸セルロースを一成分とする共重
合体の製法としては、特公昭45−3399号公報に、
分子内に約2個の遊離水酸基を有する低分子量三酢ai
!セルロースと2個の水酸基を有するポリエーテル又は
ポリエステルとを、ジイソ/アネートを介して結合させ
てブロック共重合体を得る方法が示されている。しかし
ながらこの方法は低分子量酢酸セルロースと、ポリエス
テル又はポリエーテルとをジイソシアナートとを触媒の
共存下溶媒中で反応させるものであって、各成分同志の
結合や高重縮合が起り反応の制御が困難なものである。
本発明者らは、架橋反応や高次の縮合反応や副反応など
を起さず、低分子酢酸セルロースと可焼性分子鎖を有す
る化合物を結合させ、目的とする共重合体を効率よく得
る方法を見出した。
即ち本発明は、低分子酢酸セルロースの遊離水酸基に対
し、過剰量のジイソシアナートを加えて反応させ、未反
応ジイソシアナートを減圧蒸留で除いた後高分子量のア
ルコール又はアミンを加えて反応させることを特徴とす
るブロック又はグラフト共重合体の製造方法に関するも
のである。
本発明に使用する低分子量酢酸セルロースはエステル置
換度2.5以上、数平均重合度5〜50の酢酸セルロー
スである。重合度5以丁では、共重合体の酢酸セルロー
スに対する親和性が低くなり、重合度50以上では反応
時の粘性が高くなシ反応の制御が困難になる。酢酸セル
ロース分子内の遊離水酸基は1以上、10以下が好まし
い。水酸基が多すぎるとゲル化が起りやすく、生成物が
酢酸セルロースに対し親和性の低いものになる。エステ
ル置換度の望ましい範囲は、上記の重合度と遊離水酸基
数の関係で定まってしまうが、結果的にエステル置換度
2.5以上、特K 2.7以上が好ましい。
現在工業的に使用されている酢酸セルロースは、重合度
が100〜400の範囲のものであり、これを解重合し
て低重合度酢酸セルロースを得る。
酢酸セルロースの低分子量化は特公昭45−3399号
公報にも示されているが酢酸セルロースを酢酸溶液中で
適鼠の水或いは無水酢酸に加えて触媒(濃硫酸、過塩素
(I2)の存在で処理することによって見られる。
上記低分子量酢酸セルロースの遊離水酸基に対し過剰量
のジイソシアナートを添加して反応させ、未反応のジイ
ソシアナートを減圧留去すると、低分子酢酸セルロース
の水酸基がカルバモイル化し、且つジイソシアナートの
一方のイソ/アナ−トが残っている形のものかえられる
。反応触媒としてピリジン、ジメチルアミノピリジンな
どのアミノ塩基、カルボン酸スズなどのルイス酸などを
共存させるのが好ましい。この反応に使用するジイソシ
アナートは、未反応のものを留去することが必要であり
分子量200以下程度のものが好ましい。
例えばトリレンジイソシアナート、フェニレンジイノシ
アナート、へキサメチレンジイノシアナートなどがある
上記によって得た低分子量酢酸セルロースからのインシ
アナート化合物は、適当な溶媒中、分子末端に水酸基又
はアミン基を有する高分子と反応させる。この分子末端
に官能基を有する高分子は、反応生成物における可焼性
分子鎖となるものであり、分子量は100以上であるこ
とが望ましい。
一方、分子量が2万以上になると生成物の酢酸セルロー
スに対する相溶性が低下するので、分子量は100〜2
万の範囲が適当である。イン7アナ−ト変性した酢酸セ
ルロースに対する該高分子の使用比率については、該高
分子が一官能の場合は理論量の小過剰量を使用すればよ
いが、多官能の場合は大過剰量を使用して、架橋反応や
、分子量の必要以上の増大を避けることが望ましい。
本発明の方法によれば、目的とするブロック共重合体を
効率良く製造できる。
本発明の方法によって得られる共重合体は、酢酸セルロ
ースの高分子可塑剤としての利用のほか、酢酸セルロー
スと他の高分子とのポリマーブレンドにおける相溶性改
良剤など1種々の用途が期待される。
実施例 低分子量三酢酸セルロースの製造 三酢酸セルロース(数平均重合度]、 1.0 、 D
、S。
2.94 ) 60 、!9を酢酸600 mlに溶解
し、80°Cに昇温した後、無水酢酸9.9ml、濃硫
酸3.0ml。
水3.6mlを加え、撹拌下に80℃で3@間保持した
。溶液を30℃まで冷却した後過剰量の酢酸マグネシウ
ム水溶液を加え系内の硫酸を中和した。
生成する低分子量三酢酸セルロースの沈澱を戸別した。
該沈澱は水1A’中に分散させ、戸別する操作を2回繰
返して洗滌し、P別後真空乾燥した。
サラにクロロホルム300 mlに溶解しIpAI5(
10ml中に加えて再沈澱させる精製法を2回くりかえ
した後真空乾燥した。収量56I(収率93チ)であっ
た。
かくして得た低分子量三酢酸セルロースは、クロロホル
ム溶液の蒸気圧浸透圧法による測定では数平均重合度2
7であった。そのL H−N M、 Rスペクトル及び
IRスペクトルをそれぞれ第1図及び第2図に示す1H
−NMRスペクトルにおける特性シグナルはすべて三酢
酸セルロースの構造にもとづいて説明できる。なおIR
スペクトルには3500 cm−’に弱いO−H伸縮振
動にもとづく吸収がみられる。
この低分子量三酢酸セルロースを、Malmの方法(A
nal、Chem 、 2亙 188(1954))に
従いピリジン中90℃にて大過剰のフェニルイノ/アナ
−トで処理して、遊離水酸基をフェニル力ルベモイル化
し、272 nmの゛紫外吸・収強度から含有フェニル
カルバモイル量をめた。この直はフェニルイノシアナー
ト処理剤の遊離水酸基量に対応するものであり、その結
果は低分子量三酢酸セルロース1モルあたり4.5個で
あった。
ブロックコポリマーの合成 上記で合成した低分子量三酢酸セルロース2.0Iをジ
クロルメタン100IIlK溶解し、蒸溜により50m
1を除去した。この操作により溶液内の水が共沸により
除去される。残った低分子量三酢酸セルロース溶液に、
4.4−ジメチルアミノピリジン55mgと、トリレン
ジイソシアナート1 mlを加え、乾燥した窒素雰囲気
上室温(20〜30℃)にて2日間静置し反応させた。
次に溶媒を減圧F留去し、さらに室温にて揮発性物質を
減圧上除去して、低分子量三酢酸セルロースとトリレン
ジイノシアナートの反応生成物をフラスコ底部に残しだ
6 ・ 別に平均分子量5000のポリエチレングリコールモノ
メチルエーテル6.09を100m/!の乾燥ジクロル
メタンに溶解し、溶液から5 (l mlの溶媒を留去
することにより水を除去した。この溶液にジメチルアミ
ノピリジン50mgを加え、前記の低分子量三酢酸セル
ロースとジイノソアナートの反L6生成物を保持してい
るフラスコ中に移し、全体を撹拌した後2日間室温(2
5〜30 ℃)にて静置下に反応させた。反応溶液を2
00 mlの石油エーテル中に加え、生成した沈澱を戸
別し、乾燥した後1gの水に投入して洗滌し、再び戸別
し、乾燥した。収量7.4gの粗生成物を得た。
上記粗生成物420■を20m1のジメチルスルホキサ
イド中に懸濁し、100℃にて3分間加熱すると透明な
@液となった。この溶液を凍結乾燥して溶媒を除去し、
残った固形分を水で抽出し、水抽出物204グと水不溶
物216mりを得た。水抽出物は、IRスペクトルから
未反応のポリエチレングリコールであることをみとめた
上記水不溶物の上記分別手段にもとづく計算収量は3,
8gである。このものはクロロホルム、塩化メチレン、
熱ジメチルスルホキシドに溶解する。
蒸気圧浸透圧法によりめた分子量は17000であった
。その1H−NMRスペクトル及びrRスペクトルをそ
れぞれ第3図及び第4図に示す。
NMRスペクトル(δ、CDC1a)における3、2〜
5−4 ppmのマルチスプレノ1゛及び2.15 p
pm 。
2.02 ppm 、 1.96 ppmの3つのシン
プレットは酢酸セルロース構造部分、3.66 ppm
の強い//プレットはポリエチレングリコールの構造部
分の存在を示す、、マたIRスペクトルにおいて170
0α−1゜及び1540cm−’の吸収はウレタン結合
のC−O伸縮振動及びN H変角振動にもとづくもので
あり。
1150儂−’ 、 96 oCITL−’の吸収はベ
ンゼン環のCH変角振動にもとづく吸収である。
これらの結果から、生成物は低分子量酢酸セルロースと
ポリエチレングリコールがジイノ/アナートを介して結
合したブロック共重合体であると判明される。該生成物
のクロロホルム溶液からの流延フィルムは透明で、三酢
酸セルロースフィルムよりも可焼性に富んでいる。まだ
そのジメチルスルホキシド溶液を水に投入すると、固り
部分は微細懸濁の状態となりその懸濁状態は安定である
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例で得た低分子量酢酸セルロースのプロト
ンNMRスペクトル。 第2図は同じ低分子量酢酸セルロースの赤夕を吸収スペ
クトルである。 第3図は実施例で得だプロ・ツク共重合体のプロトンN
MRスペクトル。 第4図は同じブロック共重合体の赤外吸収スペクトルで
ある、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アセチル置換度2.5以上、数平均重合度5〜50の酢
    酸セルロースにジイノ7アナート奔′反応させて、その
    遊離水酸基をカルバモイル化した後、分子末端に水酸基
    又はアミン基を有する高分子を添加して残存イソ7アナ
    ート基と反応させることを特徴とする、低分子量酢酸セ
    ルロースを一成分とするブロック共重合体の製法、
JP58242243A 1983-12-23 1983-12-23 低分子量酢酸セルロ−スを一成分とする共重合体の製法 Granted JPS60135423A (ja)

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JPH01289823A (ja) * 1988-05-16 1989-11-21 Agency Of Ind Science & Technol 新規なポリウレタン
US6303670B1 (en) 2000-02-25 2001-10-16 Nippon Paper Industries Co., Ltd. Cellulose based coating composition curable with ultraviolet ray

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