JPS60135092A - 自動洗濯機の制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、自動洗濯機の制御方法に係り、特に液の濁度
変化を利用してすすぎ具合を判定しすすき行程を制御す
るようにした自動洗濯機の制御方法に関するものである
。

（従来技術） 従来、液の濁度変化を利用してすすぎ具合を自動的に判
定する制御方法としては、すすぎ開始前とすすぎ実行中
とにおける液の濁度差によって判定する方式がある。

ところが、このような方式では、下記のような欠点を招
くことになっていた。即ち、洗濯行程終了後、中間排水
或いは中間脱水を経て、すすぎ行程の為の給水を行なう
ことになるが、この際洗濯槽の内部や洗濯物には洗剤の
泡や汚れがかなり付着残存しており、これらが給水され
た清浄水に混入することになる為、すすぎ開始前に既に
液の濁度が大きく、濁度検出器により検出した値は清浄
水レベルよりも低くなっており、この低い値を基準にし
てすすぎ具合を判定する従来の方式では、どうしてもす
すぎ不足の傾向になる欠点があった。

（目的） 本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、プログラム
の最終行程終了後に測定部内に先濯槽を通すことなく直
接清浄水を供給し、この清浄水の濁度を検出してその値
を次回使用時のすすぎ判定基準値として記憶させておき
、次回使用時のすすぎ行程において上記基準値を基にす
すぎ具合を判定できるようにすることにより、従来の如
きすすぎ不足の解消を計ったものである。

（実施例） 以下図面に示した本発明の実施例について詳細に説明す
る。

第１図は本発明の実施例における自動洗濯機の概略構造
を示す構成図である。

第１図において、１は洗濯槽、２はパルセータ、３は洗
濯槽１に給水する為の給水弁、４は排水管路、５は排水
管路４に設けた排水弁、６は排水弁５を常時閉方向に付
勢するスプリング、７は排水弁５をロッド８を介して開
放動作させるソレノイド、９は排水管路４に設けた検知
窓１０，１０を有する測定部、１１は一方の検知部１０
を通して測定部９内に光を照射する発光素子、１２は測
定部９内の液中を透過した光を他方の検知窓１０を通し
て受光する受光素子であり、上記発光素子１１と受光素
子１２とにより濁度検出器を構成して受光素子１２の出
力変化により測定部９内の液の濁度変化を検出する。１
３は一端を排水管路４に連設しかつ他端の給水受口１４
を上方位置に開口する給水管路、１５は給水受口１４と
対向位置し給水管路１３に水道からの清浄水を供給する
ための給水弁、１６はパルセータ２を回転するモータで
ある。

第２図は自動洗濯機の制御系を示すブロック図である。

１７は発光素子と受光素子とにより構成した濁度検出器
、１８は給水弁３及び１５を制御する給水弁制御部、１
９は洗濯槽１内の水量を検知する水量検知部、２０はソ
レノイド７を制御する排水弁制御部、２１はモータ１６
を駆動するモータ制御部、２２は給水、洗濯、排水及び
すすぎ等の行程を所定のプログラムに従い順次自動的に
実行すべく各部を制御するシーケンス制御部、２３は濁
度検出器１７による検出値を記憶する記憶部である。

上記構成において、次にその動作を説明する。

洗濯スタートスイッチ（図示せず）が投入されると、シ
ーケンス制御部２２は給水弁制御部１８、排水弁制御部
２０及びモータ制御部２１に信号を与えて、第３図に示
すように給水、洗濯、排水、給水、すすぎ及び最終排水
の各行程を順次自動的に実行させ、プログラムの最終行
程即ち最終排水行程の終了後においてすすぎ判定基準値
の検出、記憶を行なう。

このすすぎ判定基準値の検出、記憶は第４図に示すフロ
ーチャートのように行なわれる。先ず、最終排水行程が
終わると、シーケンス制御部２２は給水弁制御部１８及
び排水弁制御部２０に信号を与えて給水弁１５及び排水
弁５を共に開き、測定部９の洗浄をｔ１時間実行する。

この洗浄は、給水弁１５から給水管路１３を経て供給さ
れる清浄水によって行なわれ、検知窓１０に付着してい
る汚れ等を洗い流すことになる。

そして、ｔ１時間が経過すると、排水弁５のみを閉じて
、給水弁１５の開放状態をさらにｔ２時間継続させるこ
とにより、測定部９内に清浄水を溜め、この清浄水の濁
度を濁度検出器１７により検出してその値Ｖ０を記憶部
２３のメモリーＡ，Ｂに記憶する。この際メモリーＡ，
Ｂに既に記憶された値がある場合にはその値に変えて今
回の検出値Ｖ０を記憶する。上記検出値Ｖ０は、洗濯槽
１を通らずに給水された清浄水でかつ洗濯槽１より流下
し混入するような泡等もない為、清浄水レベル値と同じ
かこれに極めて近い値を示しており、次回使用時におけ
るすすぎ具合判定の基準値となる。尚、メモリーＡ，Ｂ
に記憶された内容は、洗濯機の不使用時においても消え
ず、次回使用時に読み出せるようになっている。

而して、次回使用時におけるすすぎ行程は、第５図に示
すフローチャートのように制御される。

第５図において、モータ制御部２１によりモータ１６が
駆動してパルセータ２を回転させ、すすぎ行程が開始す
ると、シーケンス制御部２２は内部のタイムカウンター
により時間計測を始め、一定時間ｔが経過する度に、測
定部９内の液の濁度を濁度検出器１７で検出し、その検
出値Ｖｔ１と記憶部２３のメモリーＢに前回使用時に記
憶してある値Ｖ０との差が所定値α以上であるが否かを
判定する。而して、Ｖ０−Ｖｔ１≦αであれば、モータ
制御部２１によりモータ１６を停止させてすすぎ行程を
終了し、最終の排水行程に移行する。Ｖ０−Ｖｔ１≧α
であれば、メモリーＢの内容をＶ０からＶｔ１に変更し
てすすぎ行程を継続し、そしてｔ時間毎に液の濁度を検
出し、その時の検出値とメモリーＢの記憶値とのレベル
比較を繰り返す。ｎ回目の検出値Ｖｔｎがその時のメモ
リーＢの記憶値Ｖｔｎ−１と比較して、Ｖｔｎ−１−Ｖ
ｔｎ≦αとなった時には、次にその検出値Ｖｔｎとメモ
リーＡの記憶値Ｖｎとの差が所定値β以上であるか否か
をレベル比較し、その結果Ｖ０−Ｖｔｎ≦βであれば、
すすぎ行程を終了して最終の排水に移行する。Ｖ０−Ｖ
ｔｎ＞βであれば、再すすぎが必要と判定して、前段の
排水行程に戻り、給水行程を経て再度すすぎ行程を実行
し、以上の動作を繰り返す。又、Ｖｔｎ−１−Ｖｔｎ≦
αの関係に達するまでに、すすぎ継続時間が所定時間ｔ
ＭＡＸになると、一旦排水行程に戻り、給水行程を経て
再度すすぎ行程を実行する。尚、第５図のフローチャー
トにおいて、ＭＡはメモリーＡの記憶値、ＭＢはメモリ
ーＢの記憶値を示す。

上記実施例において、所定値αは極小さな値であり、ｔ
時間当りの濁度の変化によってすすぎ進行具合を検出す
る為に設定した値である。即ち、洗濯物から洗剤分が多
量に析出している場合には液の濁度の変化が大きく、洗
剤分の析出量が少なくなりすすぎが終了に近づくと濁度
の変化も小さくなるものであり、所定値αとの比較によ
り濁度の変化が殆どなくなったこと、即ちすすぎ度が殆
ど進まなくなったことを判定し、すすぎの終了を判定す
るものである。

一方、所定値βは、すすぎ液の濁度が限度に達している
か否かを判定する為の値である。即ち、すすぎ液の濁度
が限度に達した場合、洗濯物に未だ多くの洗剤分が含ま
れているにもかかわらずその洗剤分はすすぎ液中に析出
せず、液の濁度の変化もなくなる為、所定値αのみによ
る比較判定ではすすぎ終了と誤って判定される懸念があ
り、そこで所定値βを設けて清浄な水との比較により確
認を行ない、上記懸念の解消を計るものである。

尚、洗濯機の最初使用或いは停電があった場合等、メモ
リーＡ，Ｂに基準値が記憶されておらなかったり記憶内
容が消えたりすることになるが、この際にはＲＯＭに予
めプログラムされている清浄水レベル値を読み出して、
この値を基準値として設定し、この基準値を基に上記と
同様にすすぎ具合を判定するようになっている。

ここで、前回使用時において検出した清浄水の値を基準
値とした理由は、予め基準値を一定の値（清浄水レベル
値）に設定しておくと、経年変化により検知窓１０に曇
りが発生して来た場合に、実際に濁度検出器１７で検出
した清浄水の値と基準値との間にずれが生じることにな
り、正確なすすぎ具合の判定ができなくなるからである
。

以上の如く実施例では、プログラムの最終行程終了後に
おいて清浄水の濁度を検出してその値を記憶しておき、
次回使用時のすすぎ行程において上記値を基準にすすぎ
具合を判定することにより、すすぎ具合を正確に判定で
き、その判定結果に基づいてすすぎ行程を制御したこと
により、洗濯物の厚みや繊維の種類、洗剤の種類、布の
量、すすぎ水量等に左右されずに、過不足のない最適な
すすぎを実行でき、しかも必要以上に布をいためること
もない等の利点を翁する。

尚、上記実施例では自動洗濯機について説明したが、本
発明は脱水機能をもった全自動洗濯機にも実施すること
ができる。その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変形して実施することができる。

（効果） 本発明は、プログラムの最終行程終了後に測定部内に洗
濯槽を通すことなく直接清浄水を供給し、この清浄水の
濁度を検出してその値を次回使用時のすすぎ判定基準値
として記憶しておき、次回すすぎ行程時に検出した値の
レベルを上記基準値を基に比較判定し、その結果に基づ
いてすすぎ行程を制御することにより、すすぎ具合を正
確に判定して最適なすすぎを実行でき、従来のようなす
すぎ不足を解消することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における自動洗濯機の概略構造
を示す構成図、第２図は同上制御系を示すブロック図、
第３図は同上全行程フローチャート、第４図は同上基準
値検出フローチャート、第５図は同上すすぎ行程制御フ
ローチャートである。 １：洗濯槽、４：排水管路、９：測定部、１１：発光素
子、１２：受光素子、１５：給水弁、１７：濁度検出器
、２２：シーケンス制御部、２３：記憶部。 代理ん　ｆ「理（−福　１：　愛　彦（他２名）第３「
・１ ｔ（ｓ　４　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、給水、洗濯、排水及びすすぎ等の行程を所定のプロ
   グラムに従って順次自動的に実行する自動洗濯機におい
   て、洗濯槽の排水管路に設けた測定部と、該測定部内の
   液中に光を透過させて液の濁度を検出する濁度検出器と
   、上記測定部内に洗濯槽を通すことなく直接清浄水を供
   給する給水弁と、濁度検出器により検出した値を記憶す
   る記憶部と、すすぎ行程時に濁度検出器により検出した
   値のレベルを判定しその判定結果に基づきすすぎ行程を
   制御する制御部とを備え、プログラムの最終行程終了後
   測定部内に清浄水を供給し、この清浄水の濁度を検出し
   てその値を次回使用時のすすぎ判定基準値として記憶部
   に記憶し、次回使用時のすすぎ行程において濁度検出器
   により検出した値のレベルを上記基準値を基に判定して
   なる自動洗濯機の制御方法。