JPS60135056A - 容器付着糸状菌の殺菌方法 - Google Patents

容器付着糸状菌の殺菌方法

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JPS60135056A
JPS60135056A JP58251415A JP25141583A JPS60135056A JP S60135056 A JPS60135056 A JP S60135056A JP 58251415 A JP58251415 A JP 58251415A JP 25141583 A JP25141583 A JP 25141583A JP S60135056 A JPS60135056 A JP S60135056A
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JP
Japan
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container
alcohol
adsorbent
ethyl alcohol
sterilizing
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明 田中
中村 八郎
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Toppan Printing Co Ltd
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、食品、電気部品、精密機械、光学製品、衣料
等を収納するための包装材料、容器(以下単に容器等と
いう)に付着した糸状菌の殺菌方法に関するものである
さらに詳しくは、エチルアルコール(以下単にアルコー
ルという)が吸着した吸着体を、ブラスチック袋等の収
納体中にアルコールが液体状で容器等に直接接触しない
ように配置し、収納体開口部を閉じ、吸着体から発生す
るアルコール蒸気によって容器等に付着した糸状菌を殺
菌することにより、アルコールが液状で容器等に直接触
れることによる弊害を未然に防止し、かつ効果的に容器
特付着糸状菌を殺菌しようとする方法に関するものであ
る。
従来、容器等付着糸状菌の殺菌方法としては乾燥空気中
で加熱する乾熱殺菌法、湿潤した空気中で加熱する湿熱
殺菌法等の加熱殺菌法、あるいは過酸化水素水、エチレ
ンオキサイドガスの薬剤による殺菌方法等が知られてい
た。
しかしながら、加熱殺菌法においては、加熱設備を要し
熱エネルギーの消費も多く、さらに容器等そのものの耐
熱性に応じ加熱条件を設定しなければならない等、不便
な点が多かった。また過酸化水素水やエチレンオキサイ
ドガスによる殺菌法においては、薬剤の残留問題があり
、人体への安前性への配慮の面からは好ましいものでは
なく、また設備を要する点においても好ましいものでは
なかった。
一方、エチルアルコールの殺菌効果については従来より
よく知られており、アルコールを包丁、まな板あるいは
ピンセット等の器具に噴霧し、付着微生物を殺菌する方
法が知られていた。
しかしながらアルコールが液体で直接、殺菌しようとす
る物質に接触した場合、種々の弊害が生じる、即ち、殺
菌しようとする物質が、容器等である場合、アルコール
耐性の比較的弱い印刷インキ、接着剤等が用いられる場
合も多く、アルコールが液状でこれらの面に接触すると
、印刷インキが流れ出して、印刷された模様や文字が消
えたり、汚れたりすることがある。また、接着剤やホッ
トメル樹脂、ラッカー等に接触した場合、これらの面に
べたつきが生じ、いわゆるブロッキングが生じ、使用で
きなくなったり、シール性等の機能を消失することがあ
る。
本発明は、かかる従来法の欠点を解決せんとするもので
ある。
本発明は、第1図に示すように容器等(1)をアルコー
ル発生体(2)とともに、プラスチック袋等の収納体(
3)中にアルコールが液状で容器等に接触しない様に配
置し、収納体開口部を閉じ部(4)で閉じ、アルコール
発生体より蒸散するアルコール蒸気により、容器に付着
した糸状菌を殺菌するものである。
本発明をさらに詳細に説明する。
本発明において、殺菌の対象となる容器等とは、主とし
て食品、電気部品、精密機械部品、光学製品、衣料等を
包装、収納するための包装材料、容器等であり、具体的
には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチロール
、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレード、ナイロン
等のプラスチック素材や、アルミニウム箔、紙等の材質
のうちから選ばれる1種または複数種の積層材からなる
プラスチックまたはプラスチックを含む成形容器、フタ
材、袋等である。
次に本発明のアルコール発生体とは、空気中で徐々にア
ルコールを放出する物体であり、吸着物質にアルコール
を吸着させた吸着体やアルコールゲル、または水と反応
してアルコールを発生する物質等である。まず、アルコ
ールを吸着せしめる吸着物質は、アルコールが吸着され
、かつ空気中において徐々にアルコールを放出する物質
であり衛生上無害なものが好ましい。具体的には澱粉、
砂糖、デキストリン、セルロース末、メチルセルロース
、エチルセルロース、ゼラチン、二酸化ケイ素、ゼオラ
イト、ケイ酸アルミニウム、タルク等の粉末は勿論、不
織布、紙、綿繊維等が用いられるが、実用上、二酸化ケ
イ素、ゼオライト素、ゼオライト、綿繊維が便利である
次にアルコールゲルとは、一般にアルコールを構成要素
として含む高分子物質の構造体であり、具体的には高級
脂肪酸エステルケン化物、寒天、ゼラチン、カラギーナ
ン等の他、アルコールを吸収してゲル化する高分子物質
であって、空気中で徐々にアルコールを放出するもので
あれば差支えない。
さらに、水と反応してアルコールを発生する物質とはデ
キストリン等にアルコールを包括させた物質が利用され
る。この場合、アルコール蒸気が蒸散し、効果を発揮す
るためには何らかの方法で水を添加することが必要であ
り、たとえば硫酸第1鉄・7水和物40重量部と、水酸
化カルシウム4〜15重量部、エチルアルコール包括デ
キストリン10〜100重量部、および必要に応じ4〜
120重量部の混合助剤とを混合した組成の物質が用い
られ、次の反応により収納体中の酸素と反応して水を生
成し、アルコールが蒸散される。
2FeSO4・7H2O+2Ca(OH)2+H2O+
1/2O2→2Fe(OH)3+2CaSO4・2H2
O+10H2Oまた本発明でいう収納体とは、プラスチ
ック、硝子、金属等を素材とする袋、箱、缶等であるが
収納体内部が外気と一応遮断されるものであれば差支え
ないが、ポリエチレン、ポリプロピレン等の袋が便利で
ある。収納体開口部を閉じる方法としては熱シール等に
より、完全密封ずれば理想的であるが、必要に応じ輪ゴ
ム止めしたり、よく折り畳む等の方法等、多少の空気の
漏洩があっても差支えない。
これらの収納体中にアルコール発生体を容器等とともに
エチルアルコールが容器等に液状で直接接触しないよう
に配置する方法としては、アルコール発生体をアルコー
ルガスが透過する包材または通気性を有する包装材料に
充填して用いる(特許請求の範囲第4項参照)か、また
はアルコール発生体と容器等との間にプラスチックフィ
ルム等を挿入する等の方法が用いられる。
このようにして吸着体より収納体中に蒸散したエチルア
ルコール蒸気により容器等に付着した糸状菌等が殺菌さ
れる。
アルコール発生体の使用量は、発生体のアルコール含量
、吸着剤の吸着性、容器付着糸状菌等の菌数、収納体素
材の材質、開口部を閉じる方法、あるいは殺菌時間等に
より適宜設定するものとする。
本発明の特徴は、 [1]特殊な、あるいは高価な装置、器具等を用いる必
要がなく、通常行なわれている容器等をプラスチック製
袋で収納しダンボール等へ収納する工程中で、袋中にエ
チルアルコール発生体をいれ、袋の口を閉じるだけの簡
単な操作で、効果的に容器付着糸状菌の殺菌が可能であ
ること。
[2]しかも、エチルアルコールが液状で直接容器等に
接しないため、優れた効果を有しながら、印刷ホットメ
ルト、接着剤等の劣化、消失、汚れ等の悪影響が少ない
こと。
[3]アルコールを発生体を多量に用いてもアルコール
が直接容器等に接しないので、エチルアルコールを噴霧
、滴下等の方法で収納体へ直接添加する方法に比べ、吸
着体を多量に用いることができ、従がって、殺菌に必要
な時間が短かくすることができる。
[4]吸着体の吸着性や吸着体を充填する通気性包材を
選択する等の方法によりアルコール蒸散速度を遅くする
ことにより、一旦収納体を開封しても、再び密閉するこ
とによって、開封時の落下菌等による2次汚染を再殺菌
できること。
等多くの特徴を有し、実用上価値の高いものである。
〈実施例〉 印刷を施こしたポリスチロール製インジェクション成形
容器に糸状菌としてAspergillus nise
r胞子を約2×105個植え付けたもの10個と、次の
テスト区とをそれぞれ組み合わせてポリエチレン袋中に
収納し、開口部を熱により封止した(このときの空気容
量は約1lであった)。これを25℃の温度で5日間放
置した。
■テスト区([1]〜[3]は本発明である)(1)吸
着体区[1]・・・試薬1級アルコール1mlを約3g
のゼオライト粉末に担持させ、通気性のよいポリプロピ
レン製の不織布の袋に充填した吸着体を使用。
(2)吸着体区[2]・・・試薬1級アルコール3ml
を温かい3%寒天水溶液10mlに混合冷却し通気性の
よいポリプロピレン製の不織布の袋に充填した吸着体を
使用。
(3)吸着体区[3]・・・試薬1級アルコール3ml
を30mm×60mmの綿繊維からなる板紙に吸着させ
、通気性のよいポリプロピレン製の不織布の袋に充填し
た吸着体を使用。
(4)対照区[1]・・・・・・試薬1級アルコール1
mlをポリエチレン袋中に噴霧する。
(5)対照区[2]・・・・・・試薬1級アルコール3
mlをポリエチレン袋中に噴霧する。
(6)未処理区・・・・・・アルコール添加せず。
5日間経過後、各テスト区とも容器をとり出して外観検
査を行ない、そのうち各3個(容器1〜3)について生
残歯数検査を行ない表に示した結果を得た。
(生残歯数検査はポテトデキストロース寒天培地にて2
5℃−7日間培養した) 表に示したように容器に付着した糸状菌(Asper−
gillus niger)に対するアルコールの優れ
た殺菌効果が認められ、また本発明のテスト区において
は印刷に対する影響もなく、良好であった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は本発明
の殺菌方法に用いる包装形態の一例を示す説明図であり
、第2図は実施例のテスト区のポリエチレン袋内のアル
コール濃度の経時変化である。 (1)・・・容器 (2)アルコール発生体(3)・・
・収納体 (4)閉じ部 特π「出り、噴入 凸版印刷株式会社 代表者 鈴 木 オ[1夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)エチルアルコール発生体を、殺菌しようとする容器
    が収納された袋等の収納体中に、エチルアルコールか液
    状で容器と直接接触することを避けて配置し、収納体開
    口部を開じてなる容器付着糸状菌の殺菌方法。 2)エチルアルコール発生体が、吸着物質にエチルアル
    コールを吸着せしめてなる吸着体である特許請求の範囲
    第1項記載の容器付着糸状菌の殺菌方法。 3)吸着物質が、二酸化ケイ素、ゼオライト、綿繊維、
    パルプのうちから選ばれる物質からなる特許請求の範囲
    第2項記載の容器付着糸状菌の殺菌方法。 4)通気性を有する包装材料に、エチルアルコール発生
    体を充填、包装したものを容器とともに収納体中に配置
    する特許請求の範囲第1項記載の容器付着糸状菌の殺菌
    方法。
JP58251415A 1983-12-24 1983-12-24 容器付着糸状菌の殺菌方法 Granted JPS60135056A (ja)

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JPS60135056A true JPS60135056A (ja) 1985-07-18
JPS6347465B2 JPS6347465B2 (ja) 1988-09-22

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JP (1) JPS60135056A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6222653A (ja) * 1985-07-24 1987-01-30 伏見 和夫 化学分析器具又は医療器具用殺菌材料
US5904897A (en) * 1995-10-27 1999-05-18 Johnson & Johnson Medical, Inc. Sterilization system and method

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US5939033A (en) * 1995-10-27 1999-08-17 Johnson & Johnson Medical, Inc. Gas/vapor delivery from solid materials

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JPS6347465B2 (ja) 1988-09-22

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