JPS60134735A - 周波数変動する発電機の無停電切換方法 - Google Patents

周波数変動する発電機の無停電切換方法

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JPS60134735A
JPS60134735A JP58240910A JP24091083A JPS60134735A JP S60134735 A JPS60134735 A JP S60134735A JP 58240910 A JP58240910 A JP 58240910A JP 24091083 A JP24091083 A JP 24091083A JP S60134735 A JPS60134735 A JP S60134735A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は例えば船舶の推進用主軸の動力で駆動停電切換
装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕 外洋を航行中の船舶において、省エネルギーのために、
ディーゼル等の専用機関で駆動される発電機ではなく、
推進用の主軸の動力いわゆる主機関の動力の一部をとり
だして発電するいわゆる主軸駆動発電機(以下軸発電機
と略称する)が使用されることが多い。この場合の主軸
は、いうまでもなく、航行Φ波の影響等で若干速度が変
動しているので、高級な軸発電システムでは、コンバー
タ、インバータ等を使用して周波数を変換することによ
り、安定させているがコストの上から直接主軸で発電機
を駆動して、若干の周波数変動を容認しながら使用する
ことが多い。
しかして、このような運転方式では、実用上から1〜2
%の周波数変動は何等問題ないが、次のような場合に若
干の問題点を含んでいた。すなわち、出航時は軸発電機
は使用できないので、ディーゼル等の専用機関で駆動さ
れる発電機(以下専用発電機と略称する)で給電し、外
洋航行に移りてから軸発電機に切りかえる必要がある。
又、入港前、あるいは悪天候になって周波数変動が許容
限界を超える恐れがある時は、軸発電機から専用発電機
におきかえる必要かあ−る。
しかしながら、周波数が波の影響等により不規則に変動
する軸発電機と、はソ一定回転する専用発電機とを同期
投入して負荷を移す適当な装置が無く、やむをえず一度
船内を全停電させて切りかえることが行なわれていた。
もし、通常の公知の原理による同期投入装置を用いて同
期投入を強行すると、以下のような不具合が生じること
があった。
(1)投入しようとした直前に軸発電機の周波数が急変
すると、位相角が許容値以上の所で遮断器が投入され、
その結果として発電機の同期化力によって軸系に瞬時的
に大きいトルクがかかり、軸系の機械的破壊をまねくお
それがあった。
(2)前部(1)と同じ状態の時、発電機界磁巻線に異
常電圧を誘起し、巻線に接続された半導体素子を破壊さ
せたり、巻線自身の絶縁を破壊させるおそれがあった。
(3)また、投入位相は零(ゼロ)に近くても、周波数
差が急激に大きくなっていく場合、投入後専用発電機の
負荷が急変し、増加の場合は専用機関の瞬時負荷増加率
の限度を越えて機関が停止したり、逆に減少の場合は逆
負荷すなわちモータリング状態となって機関のクランク
周辺の寿命に非常に悪い影響を与えることがあった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、不規則に周波数が変動する軸発電機と
、はy一定周波数で運転される専用発電機との間で、安
全に同期投入し、かつ軸発電機から専用発電機へ、ある
いは逆に専用発電機から軸発電機へと安全に負荷を移行
した後、無負荷になった発電機を解列停止せしめる有効
な周波数変動する発電機の無停電切換装置を提供せんと
するものである。
〔発明の概要〕 本発明による周波数変動する発電機の無停電切換装置は
、主機関によって駆動され不規則に周波数が変動する軸
発電機から専用機関によって駆動されはソ一定周波数で
運転される専用発電機へ、あるいはその逆へ負荷を切換
える系統Iこおいて、前記軸発電機の変動周波数の変動
分を除去して得られた中心周波数と前記専用発電機の周
波数とが、所定の切換条件を満したとき負荷が接続され
ている軸発電機から専用発電機へ、あるいは負荷が接〔
発明の実施例〕 本発明の一実施例を第1図により詳細に説明する。第1
図において、1は船舶推進用の主機関、2はそれにより
駆動される軸発電機である。3は専用機関で、4はそれ
により駆動される専用発電機である。しかして、軸発電
機2は遮断器5により、又専用発電機4は遮断器6によ
りそれぞれ船内給電母線7に結合し得るようになってお
り、゛また母線7には船内負荷群8が接続されている。
9は本発明の要部となる自動同期投入装置アあり、10
は軸発′嘔機の′電力を検出する検出器である。
この同期投入装置9には、軸発電機2の端子蒸篭圧信号
と、専用発電機4の端子Q電圧信号がそれぞれ電圧変成
器11と12で適当な低電圧にされた後読みこまれてい
る。
13は、専用機関3の調速器の設定速度を上下させる小
形電動機であり、13aに信号を与えると専用発電機の
周波数は上がり、13bに信号を与えると逆に下がるよ
うになっており、13a、13bともに同期投入装置9
に接続されている。さらに、同期投入装置9からの信号
5a15bにより遮断器5の人、切を行ない、信号6a
 +6bにより遮断器6の人、切を行なうことができる
かような接続のもとに、本発明の要部である自動同期投
入装置が如何に動作するかを説明する。
まず、同期投入するための3条件は、周知のごとく、 (1)電圧がはソ等しいこと (2) 周波数がはソ等しいこと (3)電圧位相がはソ等しいこと である。これらのうち、(1)の電圧は、最近はすべて
の発電機は自動電圧調整器を有しており、若干の周波数
変動があっても電圧は変動しないから問題とならない。
今、軸発電機2の周波数をFs1専用発電機4の周波数
をFdとする。通常、外洋航行時の周波数Fsは第2図
の如く変動しており、周波数Fdは第2図の如くはソ一
定している。一方、両電圧の位相差φ(ラジアン)は φ=2πf(Fd−Fs)dt+c±2π (1)で表
わされ、Cは任意定数である。
以上の予備知識のもとに本発明の詳細な説明するが、本
発明は、以下の3要件よりなりたってl/)る。
し第一要件〕 従来の同期投入装置は軸発電機2の周波数Fsと専用発
電機4の周波数Fdを接近させなからφが2πの整数倍
になった時、あるいは、そうなる時を予測して遮断器を
投入していた。しかし、第2図の如く周波数Fsが不規
則に変動している時、周波数Fdを追随させて近ずける
ことは不可能である。従つて本装置は専用発電機4の周
波数Fdを軸発電機2の周波数PSに追随させるのでは
なく、周波数Fsの変動分を除去した中心周波数pso
をめ、それに周波数F’dをあわせるように上げ信号1
3a又は下げ信号13bに信号を送って、調速用電動機
13を動かすように構成している。
〔第二要件〕
従来の同期投入装置のように単に位相のあった瞬間に遮
断器投入信号を出すのと異なり、更に下記の条件を設け
て、すべての条件を満足した時に初めて投入信号を出す
ように構成する。
条件は、表1のように専用発電機3から軸発電機2に負
荷を移す時(ケース1)と、逆に軸発電機2から専用発
電機3に負荷を移す時(ケース2)とで異なる。たyし
、軸発電機2と専用発電機3の容量比や、専用機関の種
類等により条件1〜3のうち、全てが必要という訳では
なく、適当に取捨選択することもあり得る。
表 1 注 軸発電機のほうは、発電機さえ耐えられれば、逆負
荷、過負荷等は何の心配もない。
〔第三要件〕
最後は同期投入後遮断器を解列する方法である。
この方式を表2に示す。
以上記したことを要約すると以下の如くなる。
第一要件は、投入以前の制御として専用発電機3の周波
数Pdを軸発電機2の中心周波数”soに合わせること
1ζあり、第二条件は、投入時、位相の合致だけでなく
、専用発電機3を逆負荷、過負荷から守り、更に投入時
の衝撃を防ぐために表1の如く条件を設けることにあり
、第3要件は、投入後専用発電機3の逆負荷と、瞬時の
過大負荷投入を防ぐために表2の如く手段を用いること
にある。
第2図は本装置による投入の状態をケース2の場合につ
いて表わした模式図である。軸発電機2の周波数FS、
専用発電機4の周波数Fdおよび両全電機2.4の両電
圧波形の位相差φを示し、これらは(1)式の関係を満
足している。
また第2図の条件■、■はそれぞれ第二要件の条件1、
条件2に対応している。同じく条件■。
■は通常の同期投入装置と同様で、条件■は周波数差が
小さい事を、条件■は位相差が小さい事を音吐している
。条件の右方のバーは、その条件が満足されていないた
めに投入を禁止している時期を表わす。
第2図の時間1.の点は位相差がOであるが、周波数差
が大で■の条件に触れ、従来の同期投入装置でも投入を
禁止している領域である。時間t、は条件2すなわち石
’s <Oを満足していない為、投入しない。時間t3
は条件1す々わちFd)Fsが満足されていない為、や
はり投入しない。時間1sの場合投入すると直ちに専用
発電機4は逆負荷になり、時間1.の場合は極〈短時間
のうちに逆負荷になるおそれがある。時間t4は一応過
去1こ大きい周波数変動(条件3)が無かったものとす
ると、すべての条件を満足するのでここで初めて遮断器
を投入することになる。
一タを使用したほうが容易に構成できるが、ここでは説
明の都合上止としてアナログ回路で構成した例を説明す
る。
第3図において、第1図と同一要素は、同一番号で対応
させている。9aは通常の同期投入装置と同様公知の同
期投入回路で、軸発電11N (2)と専用発電機(4
)の出力周波数がはソ同じで、かつ位相角がはyoの時
出力を出すものである。
9bは本装置9のうち、第一要件を司どる部分であり、
変圧器11 、12より軸発電機2、専用発電機4の電
圧波形を読みこみ、周波数電圧変換器(FVC) 14
a、14bでそれぞれ電圧信号に変換する。
軸発電機2の側の周波数信号Fsは、極めて周波数い の低勺ローパスフィルタ15を通し、変動分を除去して
中心周波数Fsoをめている。専用発電機3の周波数F
dは、この出力と比較されて公知のインタラプタ16に
より適当な間欠信号13a又は13bに変換される。こ
の信号は専用機関3の調速器13を回転させ、専用発電
機3の周波数Fdを軸発電機2の中心周波数P’soに
追随させていく。
9Cは第2要件を司どる部分であり、遮断器投入を行な
う部分である。まずコンパレータ17で条件1のFs)
Fd を判別し、次のNOT回路18で反転してケース
1とケース2の選択ができるように構成している。次に
軸発電機2の周波数信号Pgを微分器19で微分し、こ
れをコンパレータ20でOと比較して条件2のdFs/
di ) 0 を判別し、NOT回路21でケース1と
ケース2の選択ができるように構成している。
更に、微分器19の出力を適当な時期にリセットされる
ピーク検出器22でピークを検出し、その値をコンパレ
ータ23で判別してNOT回路24で反転させて条件3
の信号を作っている。
これら各々信号はAND回路(25) 、(イ)で条件
が取り揃えられ、しゃ断器投入信号(6a)、(5a)
が出力される。AND回路(ハ)、Q6)の出力には、
ケース1とケース2とに対応して切換えられる切換えリ
レー(ロ)の接点が設けられ、投入信号(6a) 、 
(5a)を各々ケースに対応するしゃ断器に出力するよ
う構成している。
9dは第三要件を司どる部分であり、同期投入後一台を
解列する装置である。同期投入が行なわれると遮断器(
5) 、 (6)の補助接点(sX) 、 (6X)の
ANDが成立しケース1の場合は直ちに遮”断器5に遮
断信号5bを出すが、ケース2の場合は投入と同時に専
用発電機4に対し負荷増加信号13aを出し、軸発電機
2の電力検出器10の出力を監視してこれがコンパレー
タ29によりはソ零(ゼロ)になったことが判別された
時に遮断器6に遮断信号6bを出力するよう切換えリレ
ー07)によって切換えられる。切換えリレーレηは(
ケース1)でON状態にセットされている。
以上本発明の骨子について詳細に説明してきたが、説明
を単純化するためにたとえばFd > Psoという風
に表現してきたが、本発明の趣旨によればFd ) F
、。±ΔF とすることもあり得ることは当然であり、表現を単純化
したものが、本発明の範囲を限定するものではない事は
勿論である。
また本発明は三つの要件より成り立ち、またその第二要
件は三つの条件から成り立っていることを説明してきた
が、実際には系統の状況により必ずしも全部を採用する
要は無く、適宜取捨選択して適用し得ることは勿論であ
る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の実施により、不規則に周波数が変
動する軸発電機とはソ一定周波数で運転される専用発電
機の間を無停電でかつ安全に切り換える装置を提供する
ことができ、船舶の省エネルギー及び安全航行に資する
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による周波数動する発電機の無停電切換
装置を示す全体回路図、第2図は本発明の軸発電機およ
び専用発電機の周波数特性図および位相差特性図、第3
図は本発明に使用する自動同期投入装置を示すブロック
回路図である。 1・・・主機関 2・・・軸発電機 3・・・専用機関 4・・・専用発電機7・・・船内給
電母線 8・・・負荷群9・・・自動同期投入装置 9
a・・・同期投入回路9b・・・調整器制御回路 9C
・・・遮断器投入回路9d・・・遮断器解列回路 11
.12・・・電圧変成器FS・・・軸発電機の周波数 
Pso・・・軸発電機の中心周波数Fd・・・専用発電
機の周波数 φ・・・位相差

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、主機関によって駆動され不規則に周波数が変動する
    軸発電機から専用機関によって駆動されほぼ一定周波数
    で運転される専用発電機へ、あるいはその逆へ負荷を切
    換える系統において、切換指令に基づき前記軸発電機の
    変動周波数の変動分を除去して中心周波数をめ、前記専
    用発電機の周波数がこの中心周波数となるよう専用機関
    を制御する機能と、 (1) FdキFso (2) φ+0ただし、Fd:
    専用発電機の周波数 Fso j軸発電機の中心周波数 φ:専用発電機と軸発電機との電圧 位相差 となる条件で、負荷が接続されている軸発電機から専用
    発電機へ、あるいは負荷が接続されている専用発電機か
    ら軸発電機へ切換える機能とから成ることを特徴とする
    周波数変動する発電機の無停電切換装置。 2、軸発電機から専用発電機へ切換える場合、(1) 
    Fd > l’g。 の条件を付加して切換えることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の周波V変動する発電機の無停電切換装
    置。 3、軸発電機から専用発電機へ切換える場合、(1) 
    正t Fs < 0 たじし F8・・・軸発電機の周波数 の条件を付加して切換えることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の周波数変動する発電機の無停電切換装
    置。 4、軸発電機から専用発電機へ切換える機能は、専用発
    電機と負荷を電気的に接続した後、前記専用発電機の負
    荷を増加させ、軸発電機の出力電力がほぼ零になったこ
    とにより軸発電機と負荷を切放すよう構成したことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の周波数変動する発
    電機の無停電切換装置。 の条件を付加して切換えることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の周波数変動する発電機の(1) −y
     Fi+ > 0 の条件を付加して切換えることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の周波数変動する発電機の無停電切換装
    置。 7、軸発電機から専用発電機へ、あるいはその逆へ切換
    える機能は、切換前の所定時間許容以上の周波数変動が
    ないの条件を付加して切換えるよう構成したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の周波数変動する発電
    機の無停電切換装置。
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