JPS60134092A - クラフトパルプ製造工程における蒸解釜内のスケール付着防止方法 - Google Patents
クラフトパルプ製造工程における蒸解釜内のスケール付着防止方法Info
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- JPS60134092A JPS60134092A JP23876483A JP23876483A JPS60134092A JP S60134092 A JPS60134092 A JP S60134092A JP 23876483 A JP23876483 A JP 23876483A JP 23876483 A JP23876483 A JP 23876483A JP S60134092 A JPS60134092 A JP S60134092A
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- scale inhibitor
- scale
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、クラフトパルプの製造工程において主に蒸
解釜或いはブロータンクのスケーリング現象を効果的に
防止するスケール防止剤に関するものである。
解釜或いはブロータンクのスケーリング現象を効果的に
防止するスケール防止剤に関するものである。
クラフトパルプの製造工程は概路次の通りである。即ち
、先ずチップと苛性ソーダ及び硫化ソーダを主成分とす
る白液及び希釈黒液を蒸解釜中で高温高圧下で蒸煮して
リグニンをはじめ樹脂等を分解、ケン化、溶出せしめ植
物組織中の繊維を分離する。次にブロータンクでウオッ
シャ−よりの黒液で希釈後、ウオッシャ−でパルプ繊維
と黒液とに洗浄分離するものである。
、先ずチップと苛性ソーダ及び硫化ソーダを主成分とす
る白液及び希釈黒液を蒸解釜中で高温高圧下で蒸煮して
リグニンをはじめ樹脂等を分解、ケン化、溶出せしめ植
物組織中の繊維を分離する。次にブロータンクでウオッ
シャ−よりの黒液で希釈後、ウオッシャ−でパルプ繊維
と黒液とに洗浄分離するものである。
しかし、以上のクラフトパルプ製造工程において主に蒸
解釜或いはブロータンク内に付着物及びスケールの発生
がみら１１、このため蒸解効率の低下等を来たし、操業
上に種々の悪影響を及はしている。
解釜或いはブロータンク内に付着物及びスケールの発生
がみら１１、このため蒸解効率の低下等を来たし、操業
上に種々の悪影響を及はしている。
クラフトパルプの場合、バルブ原材料として使用する木
材の樹種は種々雑多であり、また蒸解用水の水質により
蒸解釜乃至ブロータンク内に生成する付着物及びスケー
ルの組成は種々異なるが、それらの分析値の一例を次に
示す。
材の樹種は種々雑多であり、また蒸解用水の水質により
蒸解釜乃至ブロータンク内に生成する付着物及びスケー
ルの組成は種々異なるが、それらの分析値の一例を次に
示す。
付着物 スケール
１１番 ９７−９≦ ４ｈ＃９ｍ４Ａ９罵４灰 分 ２
．８チ Ｃα０ ５１．６チ灰分組成 ｃｏｔ ５７．
２チ ＣαＱ ４８．６チ Ｓｏ、 ５．８％Ｆｇ２０３ ３
６．５％ ＮａｔＯ０，８ｆｂ８４０、１１．１係 そ
の他 残り その他 残り 以上は、サンプルを蒸解釜より採取した分析結果を示す
ものであるが、これよシスケールの主成分が炭酸カルシ
ウムであることが明らかである。
．８チ Ｃα０ ５１．６チ灰分組成 ｃｏｔ ５７．
２チ ＣαＱ ４８．６チ Ｓｏ、 ５．８％Ｆｇ２０３ ３
６．５％ ＮａｔＯ０，８ｆｂ８４０、１１．１係 そ
の他 残り その他 残り 以上は、サンプルを蒸解釜より採取した分析結果を示す
ものであるが、これよシスケールの主成分が炭酸カルシ
ウムであることが明らかである。
一方、一般に白液中には蒸解薬品として苛性ソーダ及び
硫化ソーダが１００〜１２０ｆ／ｈ（但し、Ｎａ２Ｏと
して）含まれており、その他に苛性化工程での不充分さ
のために炭酸ソーダも含まれており、またカルシウムは
蒸解用水中に含まれる他に、白液及び黒液中に１０〜２
０ ”ｉ／ｚ含まｊ、ている。
硫化ソーダが１００〜１２０ｆ／ｈ（但し、Ｎａ２Ｏと
して）含まれており、その他に苛性化工程での不充分さ
のために炭酸ソーダも含まれており、またカルシウムは
蒸解用水中に含まれる他に、白液及び黒液中に１０〜２
０ ”ｉ／ｚ含まｊ、ている。
そして、上記分析値においてはこｎ、らの炭酸イオン及
びカルシウムイオンにより炭酸カルシウムスケールが生
成し、これが分析さｎたものと推定され、また蒸解中も
しくはウオッシャ−までの移送中においてはウオッシャ
−より黒液の流入（希釈）はあるが、濃縮はない。した
がって、以上のスケーリングもカルシウムイオンの濃縮
によるものでなく、もともと存在していたカルシウムイ
オン濃度によるものと推定される。
びカルシウムイオンにより炭酸カルシウムスケールが生
成し、これが分析さｎたものと推定され、また蒸解中も
しくはウオッシャ−までの移送中においてはウオッシャ
−より黒液の流入（希釈）はあるが、濃縮はない。した
がって、以上のスケーリングもカルシウムイオンの濃縮
によるものでなく、もともと存在していたカルシウムイ
オン濃度によるものと推定される。
この発明は、上記知見に基いて蒸解中もしくはウオッシ
ャ−までの移送中、特に蒸解釜或いはブロータンクにお
けるスケールの防止を目的として鋭意研究の結果、下式 で表わさｎるポリマレイン酸、ポリカルボン酸およびこ
汎らの塩々らびにこ１．らの共重合物がと１．らのスケ
ール防止に極めて有効であることを見出したものである
。
ャ−までの移送中、特に蒸解釜或いはブロータンクにお
けるスケールの防止を目的として鋭意研究の結果、下式 で表わさｎるポリマレイン酸、ポリカルボン酸およびこ
汎らの塩々らびにこ１．らの共重合物がと１．らのスケ
ール防止に極めて有効であることを見出したものである
。
上式中ｍ 、 ｎは２００を越え々い範囲のもので、好
ましくは１０〜１００の範囲のものがよい。
ましくは１０〜１００の範囲のものがよい。
又、上記の共重合物としては例えば下式であられされる
ものである。
ものである。
両式のｍ 、 ｎが２００を越えると、これらの有効成
分自身が凝集する傾向があり、スケール成分の凝集を助
長することと々つでスケールの付着を促進することに々
る。まり１０以下においても効果がなくなることはない
が、後記添加量との関係においても経済的な面で効果は
乏しい。
分自身が凝集する傾向があり、スケール成分の凝集を助
長することと々つでスケールの付着を促進することに々
る。まり１０以下においても効果がなくなることはない
が、後記添加量との関係においても経済的な面で効果は
乏しい。
々お、この発明に係るスケール防止剤は好ましくは白液
或いは希釈黒液とともに蒸解釜中に加えらｎｌ、蒸解中
もしくはウオッシャ−までの移送中におけるスケールの
発生を防止するものであり、その添加濃度は白液及び希
釈黒液中のカルシウム濃度によシ異なるが、通常これら
のａ−−ロ ａｉｌ ：１１ｋ ｌｙ う４１ イ （
１−、ａ ｎｎ帽−ＪＧ −ｈｎ ／ Ｊ、 −−＋）
＾ ） １に対し１７２０〜５倍量）すれば効果的で
あり、１−以下の場合には量的に不足して効果力＜、１
ｏ。
或いは希釈黒液とともに蒸解釜中に加えらｎｌ、蒸解中
もしくはウオッシャ−までの移送中におけるスケールの
発生を防止するものであり、その添加濃度は白液及び希
釈黒液中のカルシウム濃度によシ異なるが、通常これら
のａ−−ロ ａｉｌ ：１１ｋ ｌｙ う４１ イ （
１−、ａ ｎｎ帽−ＪＧ −ｈｎ ／ Ｊ、 −−＋）
＾ ） １に対し１７２０〜５倍量）すれば効果的で
あり、１−以下の場合には量的に不足して効果力＜、１
ｏ。
−以上の場合は、それ以上添加しても効果の上昇は見ら
ｆｌ’＆いためである。
ｆｌ’＆いためである。
次に、この発明の実施例を以下に示す。
実施例１ −
容量１０Ｉ！のオートクレーブにチップ２．ＯＫ４、白
液６Ｉ！及びカルシウム源として重炭酸カルシウムの飽
和水溶液２００−を加えた。更に下記所定量のスケール
防止剤を加えた。１６０℃で２時間蒸解を行い、内容物
を取り出した後、内壁へのスケールの付着状態を目視観
察した結果を第１表に示す。
液６Ｉ！及びカルシウム源として重炭酸カルシウムの飽
和水溶液２００−を加えた。更に下記所定量のスケール
防止剤を加えた。１６０℃で２時間蒸解を行い、内容物
を取り出した後、内壁へのスケールの付着状態を目視観
察した結果を第１表に示す。
第１表
実施例２
実施例１のオートクレーブにブロータンクより採取した
黒液６１！及びカルシウム源として重炭酸カルシウムの
飽和水溶液２００−を加えた。
黒液６１！及びカルシウム源として重炭酸カルシウムの
飽和水溶液２００−を加えた。
更に下記所定量のスケール防止剤を加えた後、２時間１
６０℃で緩速攪拌を行なった。内容物を取り出した後、
内壁へのスケールの付着状態を目視観察した結果を第２
表に示す。
６０℃で緩速攪拌を行なった。内容物を取り出した後、
内壁へのスケールの付着状態を目視観察した結果を第２
表に示す。
なおスケール防止剤としては下記構造式で表わさｊ、る
ポリアクリル酸とポリマレイン酸ソーダの共重合物を用
いた。
ポリアクリル酸とポリマレイン酸ソーダの共重合物を用
いた。
第２表
Claims (1)
- 上記の式で表わされるポリマレイン酸、ポリカルボン酸
およびこれらの塩ならびにこれらの共重合物を有効成分
とするクラフトパルプ製造工程におけるスケール防止剤
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23876483A JPS60134092A (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | クラフトパルプ製造工程における蒸解釜内のスケール付着防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23876483A JPS60134092A (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | クラフトパルプ製造工程における蒸解釜内のスケール付着防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60134092A true JPS60134092A (ja) | 1985-07-17 |
| JPH0253551B2 JPH0253551B2 (ja) | 1990-11-19 |
Family
ID=17034911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23876483A Granted JPS60134092A (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | クラフトパルプ製造工程における蒸解釜内のスケール付着防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60134092A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03167382A (ja) * | 1989-11-24 | 1991-07-19 | Oji Paper Co Ltd | パルプ製造工程におけるスケール付着防止方法 |
| US7323086B1 (en) | 1998-09-25 | 2008-01-29 | Maintech Co., Ltd. | Pollution prevention method for canvas used in paper machine |
| JP2011236547A (ja) * | 2006-01-11 | 2011-11-24 | Kurita Water Ind Ltd | スケール防止方法 |
| JP2014091883A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Kurita Water Ind Ltd | スケールの抑制方法 |
Citations (14)
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| JPS5026764A (ja) * | 1973-03-27 | 1975-03-19 | ||
| GB1414918A (en) * | 1973-02-14 | 1975-11-19 | Ciba Geigy Uk Ltd | Treatment of water to prevent the deposition of scale |
| JPS5320475A (en) * | 1976-08-09 | 1978-02-24 | Hitachi Ltd | Container for kneading machine |
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| JPS5654005A (en) * | 1979-10-11 | 1981-05-13 | Tokyo Shibaura Electric Co | Method of manufacturing nonlinear resistor |
| JPS5721598A (en) * | 1980-07-14 | 1982-02-04 | Hamano Industry Co Ltd | Suface sizing method of paper and surface sizing agent for paper making |
| JPS57149592A (en) * | 1981-02-17 | 1982-09-16 | Calgon Corp | Reduction of precipitation of pitch like resin during papermaking |
| JPS57177399A (en) * | 1981-04-01 | 1982-11-01 | Betz Int | Composition for treating aqueous medium and its method |
| JPS5813795A (ja) * | 1981-07-13 | 1983-01-26 | 日本油脂株式会社 | 製紙用ピツチ付着防止剤 |
| JPS5884099A (ja) * | 1981-11-05 | 1983-05-20 | ナルコ・ケミカル・カンパニ− | ボイラ−水のスケ−ル防止処理方法 |
| JPS58174296A (ja) * | 1982-03-11 | 1983-10-13 | カルゴン コーポレーション | 炭酸カルシウム，水酸化マグネシウム及び硫酸カルシウム半水化物スケ−ル防止剤 |
-
1983
- 1983-12-20 JP JP23876483A patent/JPS60134092A/ja active Granted
Patent Citations (14)
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| JP2014091883A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Kurita Water Ind Ltd | スケールの抑制方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0253551B2 (ja) | 1990-11-19 |
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