JPS60132097A - シロツコフアン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は自動車用空気清浄機等に用いるシロッコファ
ンに関するものである。

〔背景技術〕

従来、自動車室内用の空気清浄機としては、シロッコフ
ァンを１個または２個用いたものが多い。

第１図はその一例を示す。すなわち、本体ケース１内に
、モータ２に取付けた２台のシロッコファン３とフィル
タ４とを収容したものである。空気は矢印Ａで示すよう
に本体ケース１の前面から吸込み、矢印Ｂで示すように
後面から吐出する。上面から吐出させたものもある。し
かし、シロッコファン３の羽根車とモータ２とを横に並
べて配置しているため、薄型コンパクト化が図れないと
いう問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、風量−風圧特性を低下させることなく薄型
コンパクト化が図れるシロッコファンを提供することを
目的とする。

〔発明の開示〕

この発明のシロッコファンは、羽根車を円錐台状に凹曲
した回転板とその周縁に設けた翼片とで形成し、前記回
転板の凹み空間にモータを配置したものである。

実施例 この発明の一実施例のシロッコファンを組込んだ自動車
用空気清浄機の一例を第２図ないし第７図に示す。図に
赴いて、５は本体ケースであり、上ゲース６と下ケース
７とからなる。上ケース６の上面は格子で形成され、吸
込口８となっている。

下ケース７内にはシロッコファン９の羽根車１０を取付
けたモータ１１が設置され、羽根車１０の周囲には下ケ
ース７と一体の渦巻状の風洞周壁１２が突設されている
。モータ１１の電源線１４は、羽根車１０の下方で下ケ
ース７の底面に設けた凹溝に通１〜、この凹溝を風洞周
壁１２に引掛けられたコード押え片１３で覆っている。

これにより、電源線配線部分を下ケース７の底面と略同
一平面となるようにしである。風洞周壁１２の上方には
ファンカバー１５を被せ、内部に風洞を形成している。

風洞の吐出口１６は、本体ケース５の左右２箇所に設け
である。ファンカバー１５には中央にベルマウスを形成
してあり、その上方に消臭フィルタ１９と粉塵除去フィ
ルタ１８を配し、さらにその上にプレフィルタ２０を配
設している。

シロッコファン９の羽根車１０は片面閉塞のものであり
、周縁近傍から中央にわたって円錐台状に凹曲した回転
板２０と、その凸面側周縁に設けた多数の翼片２１と、
外周りング３０とでなる。

回転板２０の周縁部２０ａは、外側に開いたテーパ状と
してあり、下ケース７の底面との間のすき間が平行面で
なく、テーバ状となっている。回転板２０は中心部のボ
スに取付孔２２を有し、モータ１１の出力軸２３を取付
孔２２に通してナツト２４で締付は固定してあ、る。２
５はファン座金、２６は平ワツシヤである。モータ１１
は羽根車１０の回転板２０の凹み空間に配置してあり、
下ケース７の４箇所の埋込ナツト２７にボルト２８で固
定しである。ボルト２８にはモータヨークｌｌ＆のボル
ト孔上下周縁に被さる７ラング部２９ａ）を有するブチ
ルゴム２９が外嵌させである。

動作 本体ケース５の上面の吸込口８から吸込まれた空気は、
プレフィルタ２０で粗大粉塵が除去され、かつ粉塵除去
フィルタ１８で細かな粉塵が除去さ　□れた後、消臭フ
ィルタ１９で消臭され、シロッコファン９の風洞部を経
て左右の吐出口１６から吐出される。

このように空気清浄が行なわれるが、シロッコファン９
の羽根車１０の回転板２Ｏを略円錐台状とし、その凹み
空間にモータ１１を配置しているので、薄型となり、か
つコンパクトになる。また、回転板２０を略円錐台状と
しであることから、風の渦巻き現象等が低下し、風量が
増大する。

これにつき詳述する。この空気清浄機のように、上面か
ら吸込み、左右両方から吐出する構成とした場合、自動
車室内での空気の循環が良好に行なわれるという利点が
ある。このような吸込および吐出方向の空気清浄機の薄
型を図るには、羽根車の径が大きくて薄い形のシロッコ
ファンを用いることが最もコンパクトにまとまる。そし
て、シロッコファンの上方に粉塵除去フィルタを構成す
ると、粉塵除去フィルタは圧損を考慮して空気清浄機の
本体ケースと略同じ形状大きさに形成できる。

しかし、モータも薄型コンパクトタイプのものが必要と
なる。すこで、羽根車内にモータを収容した構造のシロ
ッコファンを案出した。すなわち、（５） 羽根車を台形断面形状のモータ収容凹部を有する回転板
とその周縁に設けた翼片とで形成したものを案出した。

これによると、薄型化が達成できるが、実験によりファ
ンの風量特性が低下する傾向にあることがわかった。こ
れに対し、この発明では、羽根車１０の回転板２Ｏのモ
ータ収容部分を円錐台状としているため、風量特性の低
下の問題がなかった。

また、羽根車１０の回転板２０の周縁２０ａを下ケース
７の底面と平行にしであると、回転板２Ｏと下ケース７
の底面との間の隙間が大きくなり、回り込む風量が出現
してファンの風圧−に量特性の風圧が低下する傾向があ
った。しかし、この実施例のように、回転板２０の周縁
２０ａを外側へ、すなわち下ケース７の底面側へ屈曲さ
せであると、風圧−風量特性が改善される。

防振につき説明する。モータ１１はブチルゴム２９を介
してボルト２８により固定しているが、ボルト２８を締
めて行くと、ブチルゴム２９は柔らかいためにつぶされ
て、第７図のようにモータ（６） ヨーク１１Ｂの上下に密着するとともに、ボルト２８と
ナツト２７の螺合面の空隙にも入り込む。そのため、ボ
ルト２８とナツト２７はブチルゴム２９により完全に絶
縁された状態となる。このように、モータヨークｌｌ＆
の上下をブチルゴム２９で挟み込むため、防振効果が得
られ、またボルト２８とナツト２７の螺合面にブチルゴ
ム２９が入り込むために、より一層防振効果が良くなる
。

〔発明の効果〕

この発明のシロッコファンは、風量−風圧特性を低下さ
せることなく薄型コンパクト化が図れるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の断面図、第２図はこの発明の一実施例
のシロッコファンを組込んだ空気清浄機の破断平面図、
第３図はその破断正面図、第４図は同じくその破断側面
図、第５図は同じくその羽根車の平面図、第６図は第５
図のＶｌ−■線断面図。 第７図は第６図の部分拡大図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）周縁近傍から中心部にわたって円錐台状に形成し
   た回転板の凸面側周縁に翼片を設けてなる羽根車と、こ
   の羽根、車の凹み空間内に配置されて出力軸に前記羽根
   車を取付けたモータとを備えたシロッコファン。
2. （２）前記回転円板の周縁部を、回転軸心に対して垂直
   な面よりもこの回転円板の凹面側へ傾斜させた特許請求
   の範囲第（１）項記載のシロッコファン。