JPS60131625A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPS60131625A JPS60131625A JP58239266A JP23926683A JPS60131625A JP S60131625 A JPS60131625 A JP S60131625A JP 58239266 A JP58239266 A JP 58239266A JP 23926683 A JP23926683 A JP 23926683A JP S60131625 A JPS60131625 A JP S60131625A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- fine powder
- recording medium
- magnetic recording
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁気記録媒体、特に塗布型の磁気記録媒体に関
するものである。
するものである。
従来から、塗布型の磁気記録媒体は、磁気テープやフロ
ッピーディスク等によく使用されている。
ッピーディスク等によく使用されている。
従来の磁気記録媒体は一般に磁性粉末とバインダ(有機
結合剤)を混合した磁性塗料を、テープもしくはシート
状の非磁性基体上に塗布することにより磁性層を形成す
るものである。従来の磁気記録媒体は、繰り返し使用す
るにつれて、磁性層の磁性面と磁気ヘッドやガイドホー
ル等の機構部品間の摩擦係数が増大する。このため、磁
気記録媒体が走行障害を受け、いわゆるテープ鳴きを発
生することがある。テープ鳴きの原因は、磁気記録媒体
に摩擦現象として発生するステ4−/プ・スリップであ
って、それが振動系を構成して可聴音となると考えられ
ている。
結合剤)を混合した磁性塗料を、テープもしくはシート
状の非磁性基体上に塗布することにより磁性層を形成す
るものである。従来の磁気記録媒体は、繰り返し使用す
るにつれて、磁性層の磁性面と磁気ヘッドやガイドホー
ル等の機構部品間の摩擦係数が増大する。このため、磁
気記録媒体が走行障害を受け、いわゆるテープ鳴きを発
生することがある。テープ鳴きの原因は、磁気記録媒体
に摩擦現象として発生するステ4−/プ・スリップであ
って、それが振動系を構成して可聴音となると考えられ
ている。
このテープ鳴きを防止するために、従来は磁気記録媒体
に潤滑剤として飽和脂肪酸、飽和脂肪酸エステルあるい
はシリコンオイル等を添加したものが提案されていた。
に潤滑剤として飽和脂肪酸、飽和脂肪酸エステルあるい
はシリコンオイル等を添加したものが提案されていた。
しか見、このような潤滑剤は磁性塗料中に均一に分散さ
せることが困難で、繰り返し走行での耐久性も悪かった
。このため、従来の磁気記録媒体は、たとえば10時間
程度の繰り返し走行でテープ鳴きを発生してしまうとい
う欠点があった。
せることが困難で、繰り返し走行での耐久性も悪かった
。このため、従来の磁気記録媒体は、たとえば10時間
程度の繰り返し走行でテープ鳴きを発生してしまうとい
う欠点があった。
本発明は、上述する諸欠点を除去し、繰返し走行性が良
好で摩擦係数が小さく、従ってテープ鳴きを発生しない
磁気記録媒体を提供することを目的とする。
好で摩擦係数が小さく、従ってテープ鳴きを発生しない
磁気記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の磁気記録媒体は、磁性粉末とバインダを混合し
た磁性塗料を、非磁性基体上に塗布することにより磁性
□層を形成したもので、前記磁性層中にガラス状炭素の
微粉末が分散していることを特徴とするものである。
た磁性塗料を、非磁性基体上に塗布することにより磁性
□層を形成したもので、前記磁性層中にガラス状炭素の
微粉末が分散していることを特徴とするものである。
ガラス状炭素は動摩擦係数が非常に小さく、かつ耐摩耗
性に優れている。また、ガラス状炭素は一般に黒鉛に比
べて強度等に等方性があり、ガラス状光沢をもっている
。
性に優れている。また、ガラス状炭素は一般に黒鉛に比
べて強度等に等方性があり、ガラス状光沢をもっている
。
ガラス状炭素は、例えば樹脂を炭化することにより得る
ことができる。さらに具体的に説明すれば、例えばエポ
キシ樹脂、フラン樹脂□、フェノール樹脂等の熱硬化性
樹脂を空気中で焼門し、その後アルゴン等の不活性ガス
中で炭化することにより得られる。
ことができる。さらに具体的に説明すれば、例えばエポ
キシ樹脂、フラン樹脂□、フェノール樹脂等の熱硬化性
樹脂を空気中で焼門し、その後アルゴン等の不活性ガス
中で炭化することにより得られる。
ガラス状炭素は、前述のように摩擦係数が小さく、しか
も耐摩耗性に優れている。磁性層中に、このガラス状炭
素の微粉末が混合した本発明の磁気記録媒体は、摩擦係
数が小さく、耐摩耗性に優れたものとなる。混合するガ
ラス状炭素微粉末の量が多ければ多いほど、摩擦係数が
小さく、耐摩耗性に優れた磁気記録媒体となるが、ガラ
ス状炭素の微粉末の量が増すに従い、磁気記録媒体の磁
気特性は劣化してくる。また、ガラス状炭素微粉末の量
が少なすぎると効果が現われない。従って、混合するガ
ラス状炭素微粉末の量は、磁性塗量全最に対して1〜5
0重量%が望ましい。さらに、前記範囲の中でも5〜2
0重量%が好ましい。
も耐摩耗性に優れている。磁性層中に、このガラス状炭
素の微粉末が混合した本発明の磁気記録媒体は、摩擦係
数が小さく、耐摩耗性に優れたものとなる。混合するガ
ラス状炭素微粉末の量が多ければ多いほど、摩擦係数が
小さく、耐摩耗性に優れた磁気記録媒体となるが、ガラ
ス状炭素の微粉末の量が増すに従い、磁気記録媒体の磁
気特性は劣化してくる。また、ガラス状炭素微粉末の量
が少なすぎると効果が現われない。従って、混合するガ
ラス状炭素微粉末の量は、磁性塗量全最に対して1〜5
0重量%が望ましい。さらに、前記範囲の中でも5〜2
0重量%が好ましい。
以下、実施例を掲げて本発明をさらに具体的に説明する
。
。
実施例として実施例1.実施例2及び実゛施例3の3種
類の本発明の磁気記録媒体を製造した。
類の本発明の磁気記録媒体を製造した。
実施例1、〜実施例3はいずれもオーディオテープであ
る。実施例1〜実施例3では、磁性粉末としてγ−Fe
2O3を用い、またバインダとして塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体及びポリウレタン樹脂を用いた。
る。実施例1〜実施例3では、磁性粉末としてγ−Fe
2O3を用い、またバインダとして塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体及びポリウレタン樹脂を用いた。
ガラス状炭素は、実施例1及び実施例3でそれぞれ10
重量部ずつ混合し、実施例2では30重量部混合した。
重量部ずつ混合し、実施例2では30重量部混合した。
また、実施例3ではガラス状炭素のほかに更にシリコン
オイルを10重量部混合した。実施例1及び実施例2で
はシリコンオイルは混合しなかった。
オイルを10重量部混合した。実施例1及び実施例2で
はシリコンオイルは混合しなかった。
また、比較例としてガラス状炭素微粉末を含まないオー
ディオテープを製造した。比較例にはシリコンオイルを
10重量部混合した。第1表(後掲)に実施例1〜実施
例3及び比較例の組成を示した。
ディオテープを製造した。比較例にはシリコンオイルを
10重量部混合した。第1表(後掲)に実施例1〜実施
例3及び比較例の組成を示した。
実施例1〜実施例3及び比較例についてそれぞれ動摩擦
係数の経時的変化を調べた。その結果を第1図のグラフ
に示した。また、耐摩耗性についても調べた。尚、動摩
擦係数は、オーディオテープの中間部を回転するクロム
メッキの金属円柱側面に乗せ、このオーディオテープの
一端に一定荷重をかけるとともに他端をロードセルに連
結することにより測定した。
係数の経時的変化を調べた。その結果を第1図のグラフ
に示した。また、耐摩耗性についても調べた。尚、動摩
擦係数は、オーディオテープの中間部を回転するクロム
メッキの金属円柱側面に乗せ、このオーディオテープの
一端に一定荷重をかけるとともに他端をロードセルに連
結することにより測定した。
走行初期の動摩擦係数は比較例が0.32であるのに対
し、実施例1では0.2’5.実施例2では0.22と
小さく、100時間経過しても、比較例に比べて実施例
1及び実施例2は動摩擦係数の劣化は小さかった。また
テープ鳴きについては比較例が2′0時間の走行で発生
したのに対し実施例1及び実施例2では200時間の走
行でも発生しなかった。
し、実施例1では0.2’5.実施例2では0.22と
小さく、100時間経過しても、比較例に比べて実施例
1及び実施例2は動摩擦係数の劣化は小さかった。また
テープ鳴きについては比較例が2′0時間の走行で発生
したのに対し実施例1及び実施例2では200時間の走
行でも発生しなかった。
また、実施例3については、走行初期の動摩擦係数は0
.22で、100時間経過後も0.30と比較例に比べ
て小さく、テープ鳴きも200時間の走行でも発生しな
かった。
.22で、100時間経過後も0.30と比較例に比べ
て小さく、テープ鳴きも200時間の走行でも発生しな
かった。
本発明においては実施例3のようにガラス状炭素微粉末
とシリコンオイルを一緒に混合してもテープ鳴き防止の
効果を示すことができる。シリコンオイル以外にも飽和
脂肪酸あるいは脂肪酸エステル類をガラス状炭素微粉末
と一緒に混合してもかまわない。
とシリコンオイルを一緒に混合してもテープ鳴き防止の
効果を示すことができる。シリコンオイル以外にも飽和
脂肪酸あるいは脂肪酸エステル類をガラス状炭素微粉末
と一緒に混合してもかまわない。
以上説明したように、本発明の磁気記録媒体では、磁性
塗料中にガラス状炭素の微粉末力冑昆合されているので
、摩擦係数が小さく、しかも優れた耐摩耗性を示すこと
ができる。従って、本発明の磁気記録媒体では、スティ
ップ・スリップを生じずテープ鳴きが発生しない。
塗料中にガラス状炭素の微粉末力冑昆合されているので
、摩擦係数が小さく、しかも優れた耐摩耗性を示すこと
ができる。従って、本発明の磁気記録媒体では、スティ
ップ・スリップを生じずテープ鳴きが発生しない。
乳−」−一表
第1図は本発明の磁気記録媒体及び比較例の動摩擦係数
の経時的変化を示すグラフである。 出願人 キャノン電子株式会社
の経時的変化を示すグラフである。 出願人 キャノン電子株式会社
Claims (1)
- 磁性粉末とバインダを混合した磁性塗料を非磁性基体上
に塗布することにより磁性層を形成する磁気記録媒体に
おいて、前記磁性層中にガラス状炭素の微粉末が分散し
ていることを特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58239266A JPS60131625A (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58239266A JPS60131625A (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60131625A true JPS60131625A (ja) | 1985-07-13 |
Family
ID=17042204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58239266A Pending JPS60131625A (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60131625A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7070118B2 (en) | 2003-02-28 | 2006-07-04 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Vehicle cooling device |
-
1983
- 1983-12-19 JP JP58239266A patent/JPS60131625A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7070118B2 (en) | 2003-02-28 | 2006-07-04 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Vehicle cooling device |
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