JPS6013105Y2 - ステレオ用テ−プレコ−ダ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はステレオフオニツク効果を向上させるととが
できるステレオ用テープレコーダに関するものである。

、最近技術の進歩にともない、
テープレコーダの小型化の開発が目覚しく、ポケットに
入るよう、な超小型のものが開発されている。

ところが、この超小型テープレコーダに２個のスピーカ
、を内蔵させてステレオフオニツクを再生しようとして
も、テープレコーダ本体が小型であるためにスピーカの
間隔を充分に得ることができない。

このため一定の距離をへだてて空間を伝わってくる音を
ステレオフオニツクに再生することは不可能であるとさ
れている。

このことから、このようなステレオ用テープレコーダに
おいては複数の人が同時にステーオフオニツク５効果を
楽しむことができず、ヘッドホーンを用いて個人的に楽
しむ程度であった。

またこのヘッドホーンは他の人に迷惑をかけないように
１人で聞くときに用いられるもので、左右の再生音が左
右の耳に直接的に入ってくるため、音の隔合像が題の中
にできる。

このため音の定位と音場の広がりが頭ρ周四に感じる不
自然さをまぬがれることができない。

この考案は上記の問題点を解決するためになされたもの
テ１、テープレコーダ本体の上面に操作部を有するとと
もに本体の前面にカセット室や内蔵マイク、ロホン等を
有するステレオ用テープレコーダにおいて、本体の前面
両端部に連結部を配設して、この連結部に透明発音体で
形成した偏平型スピーカを保持した一対の面飾板を着脱
自在に設けかつスピーカを本体の内部回路に電気的に接
続し、常時一対の面飾板を本体の前面に装着させておく
とともに、ステレオフオニツク効果を高める際に左右の
面飾板を互に交換して一対のスピーカを本体の前面に沿
って延在させてスピーカの間隔を広げることにより、良
好なステレオフオニツク効果を期待することができると
ともに、テープレコーダの前面を有効に利用することが
できるステレオ用テープレコーダを提供しようとするも
のである。

以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。

この実施例はインポケットタイプの小型カセットテープ
レコーダにこの考案を適用した一例を示したものである
。

第１図ａｔｂｓ第２図にわいて１はテープレコーダ本体
で、この本体１の前面にカセット室２、小型スピーカ３
．１対のマイクロホン４ａ、４ｂを配設するとともに、
小型スピーカ３の上方に時計機能等を有する液晶カウン
ター５を配設する。

更に本体１の前面に一対のスピーカユニット６ａｔ６ｂ
を着脱自在に設ける。

このユニット６ａ、６ｂは一端を折曲した矩形状の透明
な面飾板７ａ＊７ｂの略中央に透明な発音体で形成した
スピーカ８ａ、８ｂを固定して構成されている。

図示例では第２図に示すようにこのスピーカユニット６
ａ、６ｂを本体１に機械的および電気的に接続させるた
めに、本体１の前面の両端に機械的接続と電気的接続を
なす円筒状の連結部９をそれぞれ１対固定し、この連結
部９に機械的および電気的に接続するＬ字形の結合突起
部１０を面飾板７ａ、７ｂの裏面に固定させである。

またこの連結部９と結合突起部１０には第２図に示すよ
うに１対のスピーカユニット６ａ、６ｂを互に交換して
スピーカ８ａ、８ｂを離間させる際、スピーカユニット
６ａまたは６ｂの向きを例えば１８０度、１６０度、１
２０度と任意に変えることができるように図示しないク
リック機構を設ける。

一方本体１の上面には各種操作モードに応じて例えばイ
ジェクト、再生、早送り、巻戻し、録音の操作を行なう
フェザ−タッチ式の操作用スイッチｌｌａ〜ｌｌｆを複
数個（図示例では６個）−例に配設するとともに音量摘
み１２を設けている。

なお、図中１３ａ、１３ｂは左右のマイクロホン４ａ、
４ｂの前面に位置するように設けられた透孔である。

しかして、このようにすると、いま第１図ａ。

ｂに示すように１対のスピーカユニット６ａ、６ｂをテ
ープレコーダ本体１の前面に取付ければ携帯に便利な小
型カセットテープレコーダとして使用することができる
。

またこの状態でヘッドホーンを用いればステレオフォニ
ック効果を充分に楽しむことができる。

一方第２図に示すようにｌ対のスピーカユニット６ａｔ
６ｂを互に交換してテープレコーダ本体１の両側に取付
ければ左右のスピーカ８ａ、８ｂの間に充分な間隔を確
保することができる。

これにより、テープレコーダ本体よりステレオ出力が発
生すると、このときのステレオ出力を両スピーカ８ａ、
８ｂにより良好なステレオフオニックに再生することが
できる。

またこの場合、一対のスピーカユニッ） ６ ａ。

６ｂを本体１に接続する連結部９と結合突起部１０にク
リック機構を設けであるため、第３図ａ。

ｂに示すようにスピーカ８ａ、８ｂの向きを例えば１８
０度、１６０度などに任意に変え゛ることができ、ステ
レオフオニツク効果に変化をもたせることが可能になる
。

従ってこのような構成によれば一対のスピーカユニット
６ａ、６ｂを互に交換することにより左右に位置するス
ピーカ８ａ、８ｂの間隔を容易に広げることができるた
め、従来不可能とされていた小型テープレコーダに比べ
て極めて良好なステレオフオニツク効果を期待すること
ができる。

特にマイクロカセットテープレコーダのような超小型の
ものに対して有効である。

また面飾板７ａ。７ｂおよびスピーカ８ａ、８ｂを透明
なもので形成することにより、本体１の前面上に面飾板
７ａ、、７ｂを装着させた状態でカセット室２およびカ
ウンタ５を目視することができるため、面飾板７ａ、７
ｂを取り外さずにテープの走行状態を監視したり、また
カウンタ５によりテープの録音、再生位置を確認するこ
とができ便利である。

しかも、最も見易い本体１の前面にカセット室２やカウ
ンター５等をバランスよく配置することができるととも
に、本体１の前面上に偏平な面飾板７ａ、７ｂを重ね合
せることで容易にテープレコーダの薄型化を計ることが
できる。

第４図乃至第６図を参照してこの考案の他の実施例を説
明する。

第４図において２１は第１図ａ、 ｂおよび第２図に示
したテープレコーダ本体１の前面に着脱自在に設けられ
る一方のスピーカユニットである。

このスピーカユニット２１は上述と同様に一端を折曲し
た矩形状の面飾板２２の略中央にスピーカ２３を固定し
て構成される。

このスピーカユニット２１の一側面（図示右側）にこの
ユニット２１をテープレコーダ本体１に機械的および電
気的に接続させる結合部２４を固定する。

この結合部２４は円盤状の頭部２４ａの略中央に棒状の
突起２４ｂを固定したもので、第５図に示すように本体
１の正面の両端に固定される有底円筒状の連結部２５に
突起２４ｂを挿し込むことにより機械的および電気的に
接続される。

また連結部２５の頂部とこれと対向する結合部２４の頭
部２４ａには、スピーカユニット２１を反対側に固定さ
れた図示しない連結部に取付けたとき、スピーカ２３の
向きを例えば１８０度、１４０度、１２０度に任意に変
えることができるようにクリック機構２６を設ける。

例えば第６図に示すように連結部２５の頂部に半球状の
凹部２７ａ〜２７ｂを設けるとともに結合部２４の頭部
２４ａに半球状の凸部を設けてクリック機構２６を構成
する。

このような構成によっても上記実施例と同様の効果を挙
げることができる。

なお、この考案は上記実施例に限定されるものではなく
、要旨を変更しない範囲において種々変形して実施する
ことができる。

以上述べたようにこの考案によればテープレコーダ本体
の上面に操作部を有するとともに本体の前面にカセット
室や内蔵マイクロホン等を有するステレオ用テープレコ
ーダにおいて、本体の前面両端部に連結部を配設して、
この連結部に透明発音体で形成した偏平型スピーカを保
持した一対の面飾板を着脱自在に設けかつスピーカを本
体の内部回路に電気的に接続し、常時一対の面飾板を本
体の前面に装着させておくとともに、ステレオフオニツ
ク効果を高める際に左右の面飾板を互に交換して一対の
スピー□力を本体の前面に沿って延在させてスピーカの
間隔を広げることにより、良好なステレオフオニック効
果を期待することができるとともに、テープレコーダの
前面を有効に利用することができるステレオ用テープレ
コーダを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、 ｂはこの考案の一実施例を示しａは正面図
、ｂは上面図、第２図は同実施例の使用状態を示す斜視
図、第３図ａ、 ｂは同実施例の使用状態を説明する概
略的な上面図、第４図乃至第６図はこの考案の他の実施
例を示し第４図はスピーカユニットの斜視図、第５図は
結合部および連結部の拡大図、第６図はクリック機構を
説明するための図である。 １・・・・・・テープレコーダ本体、２・・・・・・カ
セット室、３・・・・・・小型スピーカ、４ａ、４ｂ・
・・・・・マイクロホン、５・・・・・・液晶カウンタ
ー、６ ａ、 ６ ｂ・・・・・・スピーカユニット
、７ａ、７ｂ・・・・・・面飾板、８ａ、８ｂ・・・・
・・スピーカ、９・・・・・・連結部、１０・・・・・
・結合突起部、ｌｌａ〜ｌｌｆ・・・・・・操作用スイ
ッチ、１２・・・・・・音量摘み、１３ａ、１３ｂ・・
・・・・透孔、２１・・・・・・スピーカユニット、２
２・・・・・・面飾板、２３・・・・・・スピーカ、２
４・・・・・・結合部、２４ａ・・・・・・頭部、２４
ｂ・・・・・・突起、２５・・・・・・連結部、２６・
・・・・・クリック機構、２７ａ〜２７ｄ・・・・・・
凹部。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）テープレコーダ本体の上面に操作部を有するとと
   もに本体の前面にカセット室や内蔵マイクロホン等を有
   するステレオ轡テープレコーーダにおいて、透明発音体
   で形成した一対の偏平型スピーカと、このスピーカを葆
   持するーサの面飾板と、この面飾板を着脱自在に保持し
   かつスピーカを本体の内部回路に電気的に接続する連結
   部とを備え、この連結部を本体の前面両端部に配設して
   常時一対の面飾板を本体の前面に装着させるとともに、
   ステレオ７オニ）り効果を高める場合に左右の面飾板を
   互に交換して一対のスピーカを本体の前面に沿って延在
   させて使用することを特徴とするステレオ用テープレコ
   ーダ。
2. （２） 面飾板は内蔵マイクロホンと重含する部位に
   放音孔を設けたことを特徴とする実用新案登録請求の範
   囲第１項記載のステレオ用テ〒プレコーダ。