JPS6012938A - ミンクの飼育方法 - Google Patents

ミンクの飼育方法

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JPS6012938A
JPS6012938A JP58120932A JP12093283A JPS6012938A JP S6012938 A JPS6012938 A JP S6012938A JP 58120932 A JP58120932 A JP 58120932A JP 12093283 A JP12093283 A JP 12093283A JP S6012938 A JPS6012938 A JP S6012938A
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JP
Japan
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thiamine
mink
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raw feed
coating agent
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JP58120932A
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Ryuzo Ueno
隆三 上野
Toshio Matsuda
松田 敏生
Kazunori Hatanaka
畑中 和憲
Satoru Kashiwagi
哲 柏木
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Ueno Pharmaceutical Co Ltd
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Ueno Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はミンク用生餌飼料に関する。
ミンク用飼料はその栄養要求、価格、供給量、給餌時期
によって多少変動するが、一般的な配合例は魚類(生餌
)60重量%、層場副産物10重量%、鶏副産物10重
量%、穀類15重量%及びその他5重量%である。なお
ミンク用の人工配合飼料はまだ完成しておらず、仮りに
配合飼料を用いる場合でも、必らず飼料の一部ど゛して
生餌を与えないと栄養状態が悪く、充分な発育が得られ
ない。したがって、ミンクの飼育などがあげられるが、
ある種の魚を連続的に給餌すると、ミンクは採索を忌避
し、極度にやせ、麻痺症状が起こり、遂には斃死する場
合もある。
これらは、特定の魚に含まれるチアミン塩類により飼料
のビタミンBl (チアミン)が分解され、利用できな
くなることによって起こることが知られている。したが
って今日まで安価な多獲魚であるカタクチイワシ、サン
マ、ニシンなどの魚はチブミナーゼを含むためミンク用
生餌として利用することができなかった。
またミンクでは炭水化物が毛皮、発育、消化吸収及び嗜
好性に微妙な影響を与える。そして毛皮生産期には炭水
化物の消化吸収に影響するためか、毛皮の質が劣ること
がある。ミンク用生餌において通常は魚をミンチにして
内臓その他−切を砕いてしまうので、チアミナーゼを含
むタラ、ニシン、カタクチイワシ、サンマなどを用いる
場合はミンチ中のチアミナーゼ活性は極めて高いものに
なってしまう。
ミンク飼育場で行われているチアミン欠乏の予防法とし
ては、チアミナーゼを破壊するため100℃で15分間
程度煮沸した魚を与える方法、チアミナーゼを含まない
魚を選択して与える方法などがあげられる。しかしなが
らこれらの方法では栄養価の減少、煮沸のだめの手間、
価格、供給量の問題があってきわめて不満足である。し
たがって特に毛皮生産期などに論いてはミンクにチアミ
ンを注射する方法がとられているが、この方法は非常に
手間がかかりまた経済的にも不利である。
本発明者らはミンク飼育におけるこのような問題点を解
決するための飼料について研究を重ねた結果、本発明に
到達した。
本発明はミンク用生餌中にコーティング剤で被覆された
チアミン又はチアミン塩類を含有することを特徴とする
、ミンク用生餌飼料である。
本発明の飼料巷寺拳は、従来ミンク用生餌として利用し
えなかったイワシ、サンマなどの安価な多獲性の魚類を
利用することができる。
本発明のミンク用飼料を製造するに際しては、まずチア
ミン又はチアミン塩類をコーティング剤で被覆する。
チアミン又はチアミン塩類としては例えばチアミンの塩
酸塩、硝酸塩、ラウリル硫酸塩、チオシア/酸塩、セチ
ル硫酸塩、1,5−ナフタリンジスルホン酸塩、2,6
−ナフタリン−ジスルホン酸塩、フタリン薫塩、 TT
yp (チアミン・テトラヒドロフルフリル・ジスルフ
ィド)又はその塩などの不溶性合成チアミン類があげら
れる。
チ T ’J’ F I)などの不溶性合成ハ、アミンは医
薬用ビタミンB1剤として使用されているが、これらは
チアミナーゼに対して比較的安定であると言われている
。しかしながら、’1”1’ F’ Dなどの不溶性合
成チアミンもミンチと混合すると、臓器、血液、筋肉な
どに含まれる還元力を持った物質や酸化還元酵素及び加
水分解酵素の作用により速やかに普通のビタミンB、に
なり、次いでチアミナーゼで分解されることが知られて
いる。
コーティング剤としては例えば高級脂肪酸、グリセリン
脂肪酸エステル、ロウ又はワックス、高級アルコール、
天然又は合成高分子化合物などがあげられる。
高級脂肪酸としてはラウリン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸など、グリセリン脂肪酸エステル類としてはグリ
セリンのモノ、ジ、トリ脂肪酸エステル、ロウ又はワッ
クスとしてはロウ、ミソロウ、カルナウバロウ、ライス
ワックス、ダッシュミツロウ、パラフィンワックス、セ
ラックなど、高級アルコールとしてはステアリルアルコ
ール、セチルアルコールナト、天然又ハ合成高分子化合
物としてはゼイン、カゼイン、エチルセルローズ、アセ
チルセルローズ、酢酸酸 フタル八セルローズ、ポリビニルアセタールエチルアミ
ンアセテートなどがあげられる。コーティング剤には前
記の成分のほかに燐脂質、しよ糖脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エ
ステ)b、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチンンソルビクン脂肪酸エステルなどを1〜60
%含有していてもよい。
被覆方法としては例えば噴霧法、転勤法、流動層法、溶
媒法、マイクロカプセルなどの造粒法、コーティング法
が用いられる。製剤中のチアミン又はチアミン塩類の含
有量は10〜90%程度が好ましく、製剤の粒径は10
0〜1000μ程度が適当である。またチアミン又はチ
アミン塩類の粒径は5〜500μ程度が好まし℃ゝ0 こうして得られたチアミン又はチアミン塩の被覆製剤を
ミンク用生餌に添加して混合すると本発明の飼料が得ら
れる。
ミンク用生餌としては、イワシ、サンマ、ニンンなどの
魚類が用いられ、牛、豚、鶏などの動物性蛋白、穀類な
どを含有していてもよい。
II成物中のチアミン又はチアミン塩類の含有量は飼料
f00.9中0. ’05〜50〜9、好ましくは01
〜15m!17である。
カタクチイワシのミンチ中でのチアミンの経時的分角イ
率を調べるため、カタクチイワシをひき内機でひいてミ
ンチを製造し、このミンチ100Iに対して下記の製剤
をチアミンとして1Q 〜9の割合で添加した。コーテ
ィング剤として牛脂硬化油を用い、全量中14%のチア
ミン硝酸塩を含む被覆チアミン(平均粒径60口μ)を
製造し、これをミンチに添加したものを試料A、被覆し
/よいチアミン硝酸塩を添加したものを試料B、被覆し
ない不溶性合成チアミン(’l’TFD)を添加したも
のを試料Cとし、各試料を20℃に放置してチアミン残
存率を一定時間ごとに調べた。その結果を第1表に示す
第 1 表 この結果からコーティング剤で被覆されたものはチアミ
ンの分解が著しく防止されていることが知られる。さら
にチアミン塩類に安定であるとされている不溶性合成チ
アミンも魚肉ミンチ中では、速やかに分解されることが
知られる。
本発明の飼料では、肉ミンチ中においてもチアミン又は
その塩類の溶出が効果的に抑制されるので、生餌中での
チアミンの分解を防止することができる。したがって、
これまでは利用できなかったカタクチイワシ、サンマな
どのチアミナーセ含有の多獲魚を生餌に用いることかで
−きる。また、炭水化物の消化吸収や代謝も順調に行わ
れるので、その微妙な影響を有利に利用しうるものと考
えられる。したがって、ミンクの発育、消化吸収、嗜好
性に良好な影響をカえ、きわめ°C良質の毛皮を得るこ
とができる。
実施例1 平均体重900&の約8週令のスタンダードダーク(暗
色)ミンク(雄)90頭を3Q頭ずつ6群に分は飼育し
た。試験実施に当っては飼料の配合割合を魚70%、牛
内臓10%、穀類配合飼$q15%、脱脂粉乳2%及び
油脂6%とした。魚はカタクチイワシを0目上及び10
日目上購入して一10°Cで冷凍し、これを試験期間中
用いた。
本発明区は牛脂硬化油に2%の割合でレンチンを含有す
るコーティング剤4倍量で被覆した粒径300〜400
μのチアミン硝酸塩被覆製剤を、飼料及び製剤すべてを
チョッパーにかけた練餌100gに対し、チアミン硝酸
塩として1、5 mgの割合になるよう混合したものを
ミンク1頭当り10J9.1日に6回給餌した。対照区
はチアミンを含まない練餌を与え、比較区はチアミン硝
酸塩を1.5 mq / 100 j3の割合でそのま
ま混合した練餌を給餌した。
試験は3週間連続給餌して行い、試験期間中のミンクの
体重の変化及びチアミン欠乏症を呈したミンクの数を調
べた。その結果を第2表に示す。
第 2 表 平均体重1800gの毛皮生産期(約19退会)にはい
ったスタンダードダーク(暗色)ミンク(雄)を1群2
5頭ずつ2群に分けて飼育した。飼育に当っては飼料の
配合割合を毛皮生産期に適するように魚55%、鮭肉1
0%、牛内臓10%、穀物配合飼料20%、脱脂粉乳2
%及び油脂6%とした。魚はカタクチイワシを0白目及
び15日目に購入し、−10°Cで冷凍し、これを試験
期間中用いた。
本発明区は牛脂硬化油に2%の割合でレシチンを含有す
るコーティング剤4倍量で被覆した粒径600〜400
μのチアミン硝酸塩被覆製剤を、飼料及び製剤すべてを
チョッパーにかけた練餌ioogに対し、チアミン硝酸
塩として1.5m9の割合になるよう混合したものをミ
ンク1頭当り150g、1日に2回給餌した。比較区は
チアミン硝酸塩を1.5mg/ 100 lの割合でそ
のまま混合した練餌を給餌した。試験は飼料を1力月間
連続給餌して行い、試験期間中のミンクの体重増加率及
び試験終了後のミンクの毛皮の毛づやを調べた。結果を
第6表に示す。
第 6 表 (注)毛づやの判定 A:良好 B;やや良好 C:普通 D:やや不良 E=不良 出願1人」二野製薬株式会社 代理人 弁理士 小 林 正 雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 ミンク用生餌中にコーティング剤で被覆されたチ
    アミン又はチアミン塩類を含有することを特徴とする、
    ミンク用生餌飼料。 2 コーティング剤が高級脂肪酸、グリセリン脂肪酸エ
    ステル類、高iアルコール、ロウ、ワックス又は天然も
    しくは合成の高分子化合物を主剤とすることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の飼料。 6、 生餌がイワシ類及び/又はサンマであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の飼料。 4、 生餌に穀類が混合されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の飼料。
JP58120932A 1983-07-01 1983-07-01 ミンクの飼育方法 Granted JPS6012938A (ja)

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JP58120932A JPS6012938A (ja) 1983-07-01 1983-07-01 ミンクの飼育方法

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JPS6012938A true JPS6012938A (ja) 1985-01-23
JPH0371853B2 JPH0371853B2 (ja) 1991-11-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5013192A (ja) * 1973-06-06 1975-02-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5013192A (ja) * 1973-06-06 1975-02-12

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