JPS60129168A - 塗膜の形成方法 - Google Patents

塗膜の形成方法

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JPS60129168A
JPS60129168A JP23438983A JP23438983A JPS60129168A JP S60129168 A JPS60129168 A JP S60129168A JP 23438983 A JP23438983 A JP 23438983A JP 23438983 A JP23438983 A JP 23438983A JP S60129168 A JPS60129168 A JP S60129168A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塗膜の新規にして有用なる形成方法に関し、さ
らに詳細には、まず凹凸模様形成塗料を、次いで特定の
シリル基含有重合体を必須の樹脂成分として含んだ塗料
をそれぞれ塗布することから成る、耐候性の優れた凹凸
模様塗膜、いわゆるマスチック塗膜を形成せしめる方法
に関する。
近年、建築の内装材および外装材としてマスチック塗膜
を形成させたものが広く用いられるようになってきてお
り、かかるマスチック塗膜の形成は、必要に応じてプラ
イマーの塗布された金属、木材、合板、スレート、モル
タルまたはコンクリートなどの各種基材の上に水溶性樹
脂および/または水分散性樹脂(以下、これを総称して
水性樹脂ともいう。)をバインダーとする凹凸塗膜形成
塗料を塗布して1〜7日間爬昨#t&六オ奇のも−トッ
プコードン1−イ堂但乾燥型塗料を塗布して乾燥せしめ
るという方法が採用されている。
ところで、こうした常温乾燥型塗料としては、ラッカー
型の非架橋タイプ、アクリル−ウレタン型の常温硬化タ
イプなる塗料が用いられてはいるが、まずラッカー型の
場合・ には、耐水性、耐汚染性および耐候性などに劣
るし、短期間で黒ずんだり光沢が低下したりするという
欠点があり、他方、アクリル−ウレタン型の場合には、
塗装時に硬化剤のフリー・インシアネートに基因する毒
性の問題があるし、凹凸模様形成塗料として、水性樹脂
を用いた水系塗料が使用されている関係上、この下塗シ
塗料中には常に水が含まれていて、硬化剤であるポリイ
ンシアネートと水との反応が架橋反応と並行して起こ夛
、そのために塗膜が十分に硬化し得なく、短期間で塗膜
にクラックを生じたり、光沢が低下したりするという欠
点がある。
しかるに、本発明者らは上述した如き従来技術における
諸欠点の存在に鑑みて鋭意研究した結果、トップコート
用塗料として特定の加水分解性シリル基含有重合体を必
須の樹脂成分とする塗料を塗布せしめることにより、前
記した従来技術の諸欠点が悉く、シかも顕著に改善され
たマスチック塗膜が得られることを見出して、本発明を
完成させるに到った。
すなわち本発明は、必要に応じて、プライマーの塗装さ
れた基材に水分散性樹脂および/または水溶性樹脂をバ
インダーとする凹凸模様形成塗料図を塗布して凹凸面を
まず形成せしめ、次いでこの凹凸面の上に、一般式%式
%[::] で示される加水分解性シリル基含有重合体(b−1)を
100重量部、1分子当シ少なくとも2個の水酸基を有
する化合物と一般式 %式%[1] で示されるトリアルコキシシリル基含有化合物とを反応
させて得られるアルコキシシラン変性樹脂(b −2)
を0〜400重量部、顔料(b−3)を0〜2,500
重量部、硬化触媒(b −4)を0.001〜50重量
部、および溶剤(b−s)を20〜8.000重量部な
る割合で含んだ塗料(B)を塗布せしめることから成る
、マスチック塗膜の形成方法を提供するものである。
ここにおいて、前記した基材として代表的なものには前
述された如き各種のものがあるが、本発明においては特
に既述されたもののみに限定されるものではない。
そして、こうした基材のうちでもスレート板、木材また
はコンクリートなどの基材のように塗料の吹い込みが大
きいものにあっては、予め、プライマーとしてラッカー
型塗料、不飽和ポリエステル樹脂塗料、アクリル−ウレ
タン塗料またはポリエステル−ウレタン塗料などを塗布
しておくことが望ましい。
次に、前記した凹凸模様形成塗料(A)としては、ビニ
ル重合体系、ポリエステル系、アルキド系もしくはポリ
エステル−ウレタン系の如き水溶性樹脂および/または
ビニル重合体系、エポキシ樹脂系、アルキド系、ポリエ
ステル系、ポリエステル−ウレタン系もしくはポリエー
テル−ウレタン系の如き水分散性樹脂などの各種水性樹
脂を代表的なバインダー成分とピそ単独で、あるいは二
種以上の併用で使用できるが、塗膜の耐水性の点からす
れば、ビニル系重合体の水分散液を主体としたバインダ
ーを用いたものが特に好ましい。
こうした水性バインダーに酸化チタン、炭酸カルシウム
もしくは硫酸バリウムの如き各種顔料、寒水石もしくは
クレーの如き各種充填剤、または分散安定剤などを配合
せしめて、前記した凹凸模様形成塗料(A)が得られる
が、このようにして得られる塗料(A)は、たとえばノ
ズル径が5〜7朋程度のスプレーガンを使用して、前記
した如き基材にエアースプレーされ、しかるのち室温で
乾燥されて、目的とする凹凸面を有する塗膜を与える。
次いで、本発明方法を実施するに当ってトップコートと
して用いられる前記塗料(B)について詳細に説明する
が、まず当該塗料(B)を構成する第一成分とも言うべ
き加水分解性シリル基含有重合体(b−i)とは、一般
式%式% で示される、ハロシリルアルキル基、アルコキシシリル
アルキル基、アシロキシシリルアルキル基、フェノキシ
シリルアルキル基、メルカプトシリルアルキル基、アミ
ノシリルアルキル基、イミノオキシシリルアルキル基ま
たはアルケニルオキシシリルアルキル基などの如き加水
分解され易い官能基を含有する重合体を指称し、当該重
合体(b−1)として代表的なものにはビニル系(共)
重合体、飽和もしくは不飽和ポリエステル樹脂、アルキ
ド樹脂、ウレタン樹脂またはポリエーテル樹脂などが挙
げられるが、これら各重合体のうち、耐候性の点からす
ればビニル系(共)重合体が特に好ましい。
また、当該重合体(b−1)中の特性基とも言うべき加
水分解性シリル基としては、上掲された如き各種の官能
性シリル基のうち、硬化時に好ましからざる揮発分を生
じない点で、アルコキシシリルアルキル基が最も望まし
いものである。
而して、上記ビニル系(共)重合体中にアルコキシシリ
ルアルキル基などの加水分解性シリル基を導入するには
、■ アルコキシシリルアルキル基を含有するビニル系
単量体と、これと共重合可能な他の戸ニル系単量体との
混合物を共重合させる、 ■ メルカプト基を含有するアルコキシシラン類を連鎖
移動剤として使用して、ビニル系単量体をラジカル重合
させる、 ■ 別途調製した不飽和基もしくはエポキシ基を側鎖に
有するビニル系共重合体を、アルコキシシリルアルキル
基を含有するアミノシラン類、ヒドロシラン類、メルカ
プトシラン類と反応させる。
等の周知の方法を適用することができるが、これらのう
ち■の方法のみ、もしくは■の方法のみによるか、■の
方法と■の方法との併用によるものが最も簡便である。
上記共重合法■によりアルコキシシリルアルキル基を導
入するに際して使用されるアルコキシシリルアルキル基
を含有するビニル系単量体の具体例としてはsr (メ
タ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、
r−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシ
シラン、r−(メタ)アクリロイルオキシプロピルメチ
ルジメトキシシラン、アリルトリメトキシシラン等が挙
げられる。そして連鎖移動剤を使用する方法■によりア
ルコキシシリルアルキル基を導入するに際して用いられ
るメルカプト基を含有するアルコキシシランの具体例と
してはr−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、r
−メルカプトプロピルトリエトキシシランなどがある。
前記アルコキシシリルアルキル基含有単量体および/ま
たはメルカプト基含有アルコキシシランは硬化性および
価格の点から、樹脂固型分1000g当シのアルコキシ
シリル基の導入量が0.1〜3モルの範囲となる量を使
用することが好ましい。
このようにして、前記した如きアルコキシシリルアルキ
ル基含有ビニル系単量体を、これらと共重合可能なビニ
ル系単量体と共重合させることによシ、ベース樹脂成分
た2加水分解性シリル基含有重合体(b−1)が得られ
る。
かかる共重合可能なビニル系単量体の代表的なものとし
ては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ
)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートの如き
(メタ)アクリル酸エステル類;2−ヒドロキシ1チル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ
)アクリレートの如キ(メタ)アクリル酸のヒドロキシ
アルキルエステル類;イタコン酸、フマル酸もしくはマ
レイン酸の如き二塩基酸のモノアルキルもしくはジアル
キルエステル類;スチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルトルエンの如キ芳香族ビニル化合物;さらには酢酸ビ
ニル、塩化ビニル、アクリロニトリル、メタアクリロニ
トリル、N、N−ジアルキルアミノアルキルメタクリレ
ート、アクリル酸、メタアクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸、フマル酸、無水マレイン酸、マレイン酸、Nで
アルコキシメチル(メタ)アクリルアミド、アクリルア
ミド、メタアクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、(メタ)アクリル酸グリシジルエステル、ビニル
トリメトキシシランまたはビニルトリエトキシシランな
どである。
前記した共重合可能なビニル系単量体のうち、顔料分散
性および付着性などの点からカルボキシル基含有単量体
、水逅単量体またはアミド基含有単量体を少量共重合す
ることか特に好ましい。
前記したビニル系(蓼)重合体(b−1)を調製するに
は、溶液、塊状、懸濁重合にどの公知のいずれの方法に
従うこともできるが、就中、溶液ラジカル重合による方
法が最も好ましい。その際に用すられる溶剤として代表
的なものにバドルエン、キシレン、シクロヘキサン、n
−ヘキサン、オクタンの如き炭化水素系;メタノール、
エタノール、i−プロパツール、n−ブタノール、1ニ
プタノ一ル、see −ブタノール、エチレングリコー
ルモノアルキルエーテルの如きアルコール系;酢酸エチ
ル、酢酸メチル、酢酸ブチルの如きエステル系またはア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
、シクロヘキサノンの如きケトン系溶剤があるが、ビニ
ル系(共)重合体溶液の保存安定性および本発明組成物
のポットライフを向上させる上で、全溶剤量の少なくと
も10重量%がアルコール系溶剤となるようにして用い
ることが好ましい。
かかる溶剤とさらにアゾ系または過酸化物系の如き重合
開始剤とを使用して常法によ多重合を行なえばよい。ま
た、重合に際してラウリルメルカプタン、2−メルカプ
トエタノール、α−メチルスチレンダイマーなどの連鎖
移動剤も使用できる。
かくして得られる前記ビニル重合体(b−1)の数平均
分子量としては1.000〜30.ODD、好ましくは
3,000〜20.000なる範囲内が適当である。
また、本発明方法を実施するに当って前記塗料(B)の
第二成分とも言うべきアルコキシシラン変性樹脂(b 
−2)とは、前述したように、1分子当り少なくとも2
個の水酸基を有する化合物と、一般式 %式%[11 で示されるトリアルコキシシリル基含有化合物とを反応
させて得られるアルコキシシラン変性樹脂を相称するも
のであるが、当該樹脂(b −2)を調製するにさいし
て用いられる、1分子当り少なくとも2個の水酸基を有
する化合物の代表例としてはエチレングリコール、ジエ
チレングリコール、ホリエチレンクリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、1.4−ブタンジオール、1.6−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサ
ンジメタツール、ネオペンチルグリコール、グリセリン
、6−メチルペンタン−1,3,5−)ジオール、ペン
タエリスリトール、ソルビトールなどの多価アルコール
;飽和もしくは不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂
、ビニル系重合体、ポリブタジェングリコール、エポキ
シ樹脂;さらには上記した多価アルコールあるいは各秤
樹脂類とε−カプロラクトンとを反応して得られる水酸
基を含有するエステル化合物などがある。
そして、前駅した水酸基を含有する化合物の中で、硬化
樹脂の可撓性、付着性の点から特にε−カプロラクトン
を付加して得られる水酸基を含有するエステル化合物が
特に好ましい。かかる水酸基含有化合物のε−カプロラ
クトン付加物は、従来公知の触媒の存在下に、水酸基の
1当量に対してε−カプロラクトンの1〜20モル程度
となる割合で付加させたものが好ましい。
アルコキシシラン変性樹脂を得るに際して使用されるも
う一つの成分である、1分子当り少なくとも1個の前掲
一般式(II)で示されるトリアルコキシシリル基を含
有する化合物の代表例としては、テトラメチルシリケー
ト、テトラエチルシリケート、テトラブチルシリケート
、テトラ(2−メトキシエチル)シリケートもしくはテ
トラ(2−クロロエチル)シリケートの如きテトラ(置
換)アルキルシリケート類;テトラフェニルシリケート
もしくはテトラ(4−クロロフェニル)シリケートの如
きテトラ(置換)フェニルシリケート類;テトラベンジ
ルシリケートもしくはテトラ(2−フェニルエチル)シ
リケートの如きテトラアルキルシリケート類;テトラエ
チルシリケート・ダイマ、テトラエチルシリケート番テ
トラマーもしくはテトラエチルシリケート・へキサマー
の如き上記テトラ(置換)アルキルシリケート類などの
各種単量体の縮合物;ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシランもしくはグリシドキシプロビルト
リメトキシシラン、r−メタクリロイルオキシプロピル
トリメトキシシランまたは6(β−アミノエチル)アミ
ノプロピルトリメトキシシランの如きシランカップリン
グ剤;トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、メチ
ルトリメトキシシランもしくはフェニルトリメトキシシ
ランの如きトリメトキシシラン類;あるいはアリルアセ
テート、アリルベンゾエート、ジアリルフタレート、ジ
アリルアジペート、ジアリルサクシネートまたはトリア
リルトリメリテートの如き1分子当り少なくとも1個の
アリル基を有する化合物とトリメトキシシランもしくは
トリエトキシシランの如きヒドロシラン類との付加物;
さらには側鎖にアルコキシシリル基を有するビニル系(
共)重合体などが挙げられるが、これらは単独使用でも
二種以上の併用でもよい。
そして、これらの各トリアルコキシシリル基含有化合物
のうちでも、テトラメチルシリケート、テトラエチルシ
リケートもしくはテトラブチルシリケートの如きテトラ
アルキルシリケート類、またはテトラエチルシリケート
・ダイマー、−トリマーもしくは一テトラマーの如き縮
合物を用いるのが、価格などの点から特に好ましい。
以上に掲げられた如き、1分子当シ少なくとも2個の水
酸基を有する化合物とトリアルコキシシリル基含有化合
物とを反応、つまり縮合反応させて目的とするアルコキ
シシラン変性樹脂(b−2)を調製するには、たとえば
特開昭58−173158号明細書に記載されている如
き方法に従えばよい。
さらに、本発明方法の実施に当って用いられる前記塗料
(B)の第三成分とも言うべき前記顔料(b −3)と
しては、従来よシ慣用されているものがいずれも使用で
きるが、それらのうちでも代表的なものを拳げれば酸化
チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、カーボンブラ
ック、M丹t7’cは黄鉛などの如き無機系顔料、ある
いはアゾ系、フタロシアニン系またはキナクドリン系な
どの如き有機系顔料である。
さらにまた、かかる塗料(Blの第四成分とも言うべき
前記硬化触媒(b−4)としては、シリル基含有化合物
の加水分解・縮合用として公知慣用の触媒を用いるのが
よく、かかる硬化触媒(b −4)の代表例としてはブ
チルアミン、ジプチルアミン、ヘキシルアミン、t−ブ
チルアミン、エチレンジアミン、トリエチルアミン、イ
ンホロンジアミン、イミダゾール、水酸化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラー
トの如き塩基性化合物:テトライソプロピルチタネート
、テトラブチルチタネート、オクチル酸錫、オクチル酸
鉛、オクチル酸コバルト、オクチル酸亜鉛、オクチル酸
カルシウム、ナフテン酸鉛、ナフテン酸コバルト、ジプ
チル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクトエート、ジプ
チル錫ジラウレート、ジブチル錫マレートの如き含金属
化合物: P ’−トルエンスルホン酸、トリクロル酢
酸、燐酸、モノアルキル燐酸、ジアルキル燐酸、β−ヒ
ドロキシエチルアクリレートの燐酸エステル、モノアル
キル亜燐酸、ジアルキル亜燐酸の如き酸性化合物などが
あげられるが、特にジプチル錫ジアセテート、ジブチル
錫ジオクトエート、ジプチル錫ジラウレート、ジブチル
錫マレート等の錫化合物が好ましい。
また、本発明方法を実施するに当って用いられる前記塗
料(B)の第五成分とも言うべき前記溶剤(b−s)と
しては、前記ビニル系(共)重合体(b−1)の調製の
さいに用いられるような化合物の他に、さらにオルトぎ
酸トリメチル、オルトぎ酸トリエチルの如きオルトぎ酸
トリアルキル類、またはオルト酢酸トリメチル、オルト
酢酸トリエチルの如きオルト酢酸トリアルキル類、ある
いは前掲された如き各種のテトラ(置換)アルキルシリ
ケート類単体、該シリケート類の同効単体またはこれら
各種シリケート類の縮合物などの如き、いわゆる加水分
解性エステル化合物が挙げられるが、かかる塗$1(B
)のポットライフを長くする上で、アルコール系溶剤お
よび加水分解性エステル化合物を併用するのが好ましい
以上に掲げられたような(b−1)〜(b−5)成分を
混合せしめることにより前記塗料(B)を調製するに当
っては。
これら各成分の使用比感として、(b−1)成分の10
0重量部に対して、(b −2)成分子t0〜400重
量部、(b−3)成分を0〜2,500重量部、(b−
4)成分を0.001〜50重量部、および(b−5)
成分を20〜8.000重量部なる割合が適当である。
したがって、かかる塗料(B)はクリヤー塗料としても
、あるいは顔R(b−3)を配合せしめた着色塗料とし
ても使用されることは勿論である。
このさい、前記アルコキシシラン変性樹脂(b−2)は
使用しなくとも、十分耐久性に優れた塗膜が得られるが
、当該(b−2)成分を配合せしめることにより耐クラ
ツク性を大幅に向上きせることができるので、一層有利
となる。
かくして得られる塗料(B)は、たとえばエアースプレ
ーにより、前述された凹凸面の形成された塗膜、つま夛
前記凹凸模様形成塗料(A)を基材に塗布して乾燥され
た塗膜上に塗布され、次いで室温に2〜7日間日間数置
させることによに説明するが、以下において特に断りの
ない限り、部および%はすべて重量基準であるものとす
る。
参考例1〔加水分解性シリル基含有重合体(b−1)の
調製例〕攪拌装置、温度計、窒素ガス導入管および還流
冷却器を備えた反応器に、トルエンの400部およびn
−ブタノールの400部を仕込んで、窒素雰囲気下に1
05℃まで昇温させ1次いで同温度でスチレンの200
部、メチルメタクリレートの100部、n−ブチルメタ
クリレートの420部、ハーブチルアクリレートの19
5部、r−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシ
シランの70部、マレイン酸モノブチルの15部、トル
エンの200部、アゾビスイソブチロニトリルの6部、
t−ブチルパーオキシオクトエートの10部およびt−
ブチルパーオキシベンゾエートの5部からなる混合物を
3時間かけて滴下し、その後は110℃に昇温して同温
度に15時間保持して反応を続行させ、不揮発分(NV
)が50%で数平均分子量(Mn)が9、000なるト
リメトキシシリルメチル基含有ビニル系共重合体(b−
1)の溶液を得た。以下、これを重合体(b−1−1)
と略記する。
参考例2(同 上) 共重合さすべき単量体として、スチレンの100部、メ
チルメタクリレートの390部、n−ブチルアクリレー
トの330部、r−メタクリロイルオキシプロピルトリ
メトキシシランの130部およびβ−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレートの50部を使用するように変更した以
外は、参考例1と同様にしてNVが50%でMnが9.
 O00なるトリメトキシシリルメチル基含有ビニル系
共重合体(b−1)の溶液を得た。以下、これを重合体
(b−1−2)と略記する。
参考例6(同 上) 参考例1と同様の反応器に、トルエンの400部および
n−ブタノールの300部を仕込んで105℃に昇温し
、次いでスチレンの200部、n−ブチルメタクリレー
トの500部、n−ブチルアクリレートの90部、r−
メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシランの2
00部、トルエンの200部、アゾビスインブチロニト
リルの6部、t−ブチルパーオクトエートの30部およ
びt−ブチルパーオキシベンゾエートの5部からなる混
合物と、n−ブタノールの100部およびアクリルアミ
ドの10部からなる混合物とを、4時間かけて滴下して
から110’Cに昇温し、同温度に15時間保持して反
応を続行せしめ、NYが50%でMnが<5,000な
るトリメトキシシリルメチル基金有するビニル系共重合
体(b−1)を得た。以下、これを重合体(b−1−5
>と略記する。
参考例4(同 上) 共重合さすべき単量体としてメチルメタクリレートの4
90部、n−ブチルメタクリレートの50部、n−ブチ
ルアクリレートの330部およびr−メタクリロイルオ
キシプロピルトリメトキシシランの130部を使用し、
かっ重合開始剤としてt−ブチルパーオキシオクトエー
トの10部およびt−ブチルパーオキシベンゾエートの
5部を使用するように変更した以外は、参考例1と同様
にして、NVが50%でMnが13,000なるトリメ
トキシシリルメチル基を有するビニル系共重合体(b−
1)の溶液を得た。以下、これを重合体(b−1−4)
と略記する。
参考例5(ポリイソシアネート硬化型アクリルポリオー
ルの調製例) 反応器に初期仕込みすべき溶剤としてトルエンの400
部および酢酸ブチルの400部を用い、かつ共重合さす
べき単量体としてスチレンの200部、メチルメタクリ
レートの100部、n−ブチルメタクリレートの400
部、n−ブチルアクリレートの155部、β−ヒドロキ
シエチルメタクリレートの140部およびメタクリル酸
の5部を用いるように変更した以外は、参考例1と同様
にして、NVが50%で、かつMnが9.000なる目
的のアクリルポリオールを得た。以下、これをアクリル
ポリオール(b’−1)と略記する。
参考例6〔アルコキシシラン変性樹脂(b−2)の調製
例〕攪拌装置、温度計、窒素ガス導入管および冷却管を
備えた反応器に、トリメチロールプロパンの164部(
1モ/L、)、e−カプロラクトンの684部(6モル
)およびテトラブチルチタネートの0.04部を仕込み
、望素雰囲気下に180℃で6時間反応させてトリメチ
ロールプロパン−ε−カプロラクトンのモル比が1:6
なる付加物を得た。次いで90℃に降温させたのち、こ
こに加えるべきテトラエチルシリケートと上記付加物中
の水酸基との当量比が1.5となるように、とのテトラ
エチルシリケートを966部追加し、さらにテトラブチ
ルチタネートの5,3部を追加して110〜120℃で
エタノールの留出が停止するまで、つまり3時間反応せ
しめて目的の変性樹脂(b −2)を得た。以下、これ
を樹脂(b−2−1)と略記する。
参考例7(同 上) 参考例6で得られたトリメチロールプロ゛パンーε−カ
プロラクトンのモル比1:6付加物 818部と、「エ
チルシリケ−)40J[コルコール■製の、エチルシリ
ケートの四量体、玉量体および六量体の混合物] 2,
230部とテトラブチルチタネート 92部からなる混
合物e100〜165℃なる温度で2時間加熱し、生成
するエタノールを系外に留去せしめて、テトラエトキシ
シランi′合物で変性された目的樹脂(b−2)を得た
。以下、これを樹脂(b−2−2)と略記する。
実施例1〜6および比較例1 「ボンゴ−) 5450J[大日本インキ化学工業■製
のビニル系重合体エマルジョン;NV=55%〕の10
0部。
炭酸カルシウムの247部、寒水石の248部および水
の52部からなるPWCが90%で、かつNVが85%
なる凹凸模様形成塗料を水でスプレー粘度にまで希釈し
たのち、口径5朋のスプレーガンを使用して、予めプラ
イマーとして市販のラッカー型アクリル樹脂クリヤー塗
料全塗装しておいたスレート板にエアースプレーせしめ
、室温で2日間乾燥せしめて凹凸面を有する塗膜を得た
次いで、この凹凸面を有する塗膜に、第1表に示される
ような(b−1)〜(b−5)成分から調製された各上
塗り塗料を所定の希釈シンナーでスプレー粘度まで希釈
して各別に塗装し%7日間室温で乾燥せしめてそれぞれ
の硬化塗膜を得た。
以上が実施例1〜6についての説明であるが、比較例1
は同表に示される如きアクリルポリオール(b’−1−
1)と「バーノックD−950J C天日水インキ化学
工業■製の無黄変タイプ・ポリイソシアネート;NV=
75%、インシアネート基含有率=12.5%〕と酸化
チタンとシンナーとから、実施例1〜6と同様の操作に
より対照用の硬化塗膜を得た。
このようにして各実施例および比較例で得られたそれぞ
れの硬化塗膜についての性能を評価して同表に示すが、
同表中における「タイベークCR−93Jは石原産業■
製のルチル型酸化チタンを、また溶剤(b −5−1)
 uキシvy/トルエン/n−ブタノール/オルトぎ酸
トリメチル/セロソルブアセテート= 30/15/3
015/10/10(重菫比)なる混合溶剤を、溶剤(
b−s−2)はキシレン/トルエン/n−ブタノール/
テトラエチルシリケート/セロソルブアセテート= 3
0/20/30/10/10 (同上)kる混合溶剤を
、溶剤(b−s−3)はキシレン/トルエン/n−ブタ
ノール/テトラエチルシリケート/オルトぎ酸トリメチ
ル/セロンルブアセテート=50/15/30/15/
10/10(同上)なる混合溶剤を、そして溶剤(b 
−5−4>はキシレン/トルエン/酢酸ブチル/セロソ
ルブアセテート=50/30/30/10 (同上)な
る混合溶剤を表わす。
さらに、同表中に表示されている「付着性」は、塗面に
カットを入れ、その部分をセロファンテープで剥離した
さいの凹凸塗膜と上塗り塗膜との付着状態を目視により
判定したものであり、「寒熱サイクル」は20℃の水に
18時間塗膜を浸漬させたのち、−20℃の恒温槽に6
時間保持し、続いて50℃の恒温槽に6時間保持する操
作を1サイクルとし、塗面にクラックが発生する壕での
サイクル数を以て示したものであり、そして「屋外曝露
後の塗膜外観」は宮崎系において1年問屋外曝露を行な
って外観を目視判第1表に示された処からも明らかなよ
うに、本発明方法によって得られた塗膜は極めて耐久性
に優れるものであることが知れる。
代理人 弁理士 高橋勝利

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 まず、水分散性樹脂および/または水溶性樹脂を
    バインダーとする凹凸模様形成塗料(4)を基材に塗布
    して凹凸面を形成させ、次いでこの凹凸面の上に、一般
    式%式%:[:1 で示される加水分解性シリル基を含有する重合体(b−
    1)を100重量部、1分子当り少なくとも2個の水酸
    基を含有する化合物と一般式 %式%[11] で示されるトリアルコキシシリル基を含有する化合物と
    を反応させて得られるアルコキシシラン変性樹脂(b−
    2)を0〜400重量部、顔料(b−3)を0〜2,5
    00重量部、硬化触媒(b−4)を0.001〜50重
    量部、および溶剤(b−5)を20〜8,000重量部
    なる割合で含んで成る塗料(B)を塗布せしめることを
    特徴とする、マスチック塗膜の形成方法。 2、上記加水分解性シリル基含有重合体(b−1)が、
    i、 o o o〜30,000なる数平均分子量を有
    するビニル系重合体であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 3、前記アルコキシ7ラン変性樹脂(b−2)が、テト
    ラアルキルシリケート類単体、テトラ置換アルキルシリ
    ケート類単体、これら両シリケート類の同効単体、およ
    びそれらの縮合物よりなる群から選ばれる少なくとも一
    種の加水分解性エステル化合物を前記トリアルコキシシ
    リル基含有化合物として用いることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 4、前記溶剤(b−5)が、アルキルアルコール類およ
    び/または加水分解性エステル化合物を含有するもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。 5、前記加水分解性シリル基含有重合体(b−i)が、
    カルボキシル基、アミド基および水酸基よりなる群から
    選ばれる少なくとも一種の極性基を含有するビニル系重
    合体であることを特徴とする特許請求の範囲第1項また
    は第2項に記載の方法。 & 前記溶剤(b−5)が、オルトぎ酸エステル類、オ
    ルト酢酸エステル類、テトラアルキルシリケート類単体
    、テトラ置換アルキルシリケート類単体、これら両シリ
    ケート類の同効単体、およびそれらの縮合物よシなる群
    から選ばれる少なくとも一種の加水分解性エステル化合
    物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第4項に記載の方法。 Z 前記基材カープライマーの塗装されたものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01217082A (ja) * 1988-02-25 1989-08-30 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 耐久性の改良された塗膜の形成方法
JPH0428540A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Nissan Motor Co Ltd 上塗り塗膜

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JPH01217082A (ja) * 1988-02-25 1989-08-30 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 耐久性の改良された塗膜の形成方法
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