JPS60129058A - 消火設備の点検装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、消火ポンプで加圧した消火用水を消火ヘッド
に供給して放出させる消火設備が正常な稼動可能状態に
あることを簡単に点検する消火設備の点検＠置に関する
。

従来、スプリンクラ−消火設備等では、消火ポンプで加
圧した消火用水を消火ポンプから立ち上げられた本管に
供給し、この本管には各階毎に自動警報弁を介して分岐
管が接続され、分岐管に複数の消火ヘッドを枝管により
接続した配管構成をとっている。

ところで、このような消火設備では、火災によ　（る消
火ヘッドの感熱作動で常に設備が正常に稼動できる状態
に維持するため、定期的な点検が行なわれでおり、近年
にあっては、全ての点検項目を自動的に行なうようにし
た自動点検装置も提案されている。

しかしながら、規模の大きな消火設備にあっては管理コ
ストの点で自動点検化する利点はあるものの、比較的小
規模な消火設備では依然として人為的な定期点検のみに
たよっており、そのため日常的には設備監視が行なわれ
ていない状態にあるため、定期的な点検を行なっていた
としても火災時に設備が正常に作動しない恐れが残され
ていた。

本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、小規模な消火設備にあっても設備の稼動に最低限
必要な点検項目を常時監視して信頼性を高めるようにし
たコスト的に安価な消火設備の点検装置を提供づること
を目的とする。

この目的を達成するため本発明は、消火ポンプで加圧し
た消火用水を本管及び各階旬に本管に分岐接続した分岐
管を介して消火用ヘッドに供給する消火設備の点検装置
において、分岐管の所定位置に管内圧力の低下を検出す
る圧力検出手段を設け、この圧力検出手段による検出結
果を記録表示するようにしたものである。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

図は本発明の点検装置を備えた消火設備の一例を示した
説明図である。

ます構成を説明すると、建物の地階８１Ｆには消火用水
を加圧供給する消火ポンプ１が設けられ、消火ポンプ１
はモータ２により回転駆動され、モータ２はポンプ制御
盤３により制御される。消火ポンプ１の吸込側には吸込
管５が接続され、吸込間５は水源水槽４に立下げられて
いる。また、消火ポンプ１の吐出側には本管６が接続さ
れ、本管６は建物の地階８１Ｆから最上階まで立上げら
れている。本管６が通過する各階、例えば図示の１Ｆ、
２Ｆ毎に自動警報弁１０を介して分岐管８が分岐接続さ
れ、分岐管８に複数の消火へラド９が取り付けられ、分
岐管８の管床は仕切弁１１を介して排水管１２に接続さ
れている。各階の分岐管８に設けた自動警報弁１Ｏは消
火へラド９の作動による消火用水の流れが弁体を開放し
、弁体の開放により形成された水路を通った消火用水の
圧力で接点を閉じる自動警報弁圧力スイッチ１３を備え
ている。この自動警報弁圧力スイッチ１３の検出信号は
自火報盤（図示せず）またはポンプ制御盤３に与えられ
ており、消火ポンプ１の起動信号としても用いることが
できる。

一方、地階ＢＩＦには本管６を分岐接続した圧力タンク
１４が設置され、圧力タンク１４は本管６の管内圧力に
よる内部空気の圧縮で本管６の管内圧力を所定値に保つ
ようにしている。また、圧力タンク１４には圧力スイッ
チ１５が設けられ、圧力タンク１４内の圧力が所定圧力
以下となったときに圧力スイッチ１５が働いてポンプ制
御盤３に消火ポンプ１の起動信号を出力する。

このような消火設備の構成は従来と同じであるが、これ
に加えて本発明では、各階に設けた自動警報弁１Ｏの２
次側、即ち分岐管８側に圧力スイッチ１６と圧力計１７
を設けて漬り、この圧力スイッチ１６と圧力計１７は各
階ＩＦ、２Ｆ・・・の室内から見える位置に設置されて
いる。

圧力スイッチ１６は分岐管８の管内圧力が一定圧力以下
に下がったときに作動してスイッチ信号を出ツノし、圧
力スイッチ１６のスイッチ信号は地１１１ｉｉＥ３１Ｆ
に設けたポンプ制御！ｇ３に与えられ、ポンプ制御盤３
には各階に設けた圧力スイッチ１６の検出出力を記録表
示するプリンタ１８が設けられており、圧力スイッチ１
６が分岐管８の管内圧力の低下を検出するとプリンタ１
８に対応する階の点検データが打ち出されるようにして
いる。

次に作用を説明する。

まず、定常監視状態にあっては、消火ポンプ１の一時的
な運転で本管６及び分岐管８の管内圧力が一定圧力以上
に保たれている。

この状態で、例えば１Ｆで火災が発生し、火災による熱
を受けた消火へラド９が作動したとすると、消火へラド
９からの消火用水の放出で分岐管８及び本管６の管内圧
力が低下し、圧ツノタンク１４の圧縮空気の圧力も下が
ることで一定圧力以下となったときに圧力スイッチ１５
が作動し、ポンプ制御盤３によりモータ２をスタートさ
せて消火ポンプ１を起動させる。尚、火災時における消
火ポンプ１の起動は、自動警報弁１ｏに設番ノだ自動警
報弁圧力スイッチ１３のスイッチ信号により行なうよう
にしてもよい。

一方、定常監視状態において、例えばＩＦｌ、：設けた
分岐管８に漏水が起きたとすると、漏水程度の僅かな消
火用水の流れでは自動警報弁１０が作動Ｕず、また圧ノ
コタンク１４の圧力列上がるまでには相当な時間遅れが
あるため、漏水により分岐管８の管内圧力が低下する。

この分岐管８の漏水による管内圧力の低下に対し本発明
にあっては、自動警報弁１Ｏの２次側に圧力スイッチ１
６を設けているため、分岐管８の管内圧力が圧力スイッ
チ１６の設定圧力以下に下がったとき圧力スイッチ１６
からポンプ制御盤３にスイッチ信号が与えられ、ポンプ
制御盤３においては圧力スイッチ１６のスイッチ信号に
基づいて１Ｆの分岐管８の管内圧力が下がったことをブ
ザー等により警報表示すると共に、プリンタ１８に１Ｆ
の分岐管８で管内圧力の低下が起きたことを打ち出し、
その結果に基づいて適切な漏水処置を講することができ
る。

一方、本管６の漏水にあっては、分岐管８側に設けた圧
力スイッチ１６による圧力低下の検出は行なわれず、圧
力タンク１４に設けた圧力スイッチ１５が本管６の圧力
低下を検出したときにポンプ制御盤３により消火ポンプ
１の起動が行なわれ、従って、非火災時に消火ポンプ１
が起動したならば、本管６側の管内圧力の低下であるこ
とが分かり、圧力スイッチ１６の検出出力による分岐管
８側の管内圧力の低下と区別することができる。　′尚
、上記の実施例は自動警報弁１０の２次側に分岐管８の
圧力低下を検出する圧力スイッチ１６を設けるようにし
ているが、他の実施例として分岐管８の管内圧力をアナ
ログ的に検出する圧力センサを使用してもよく、また圧
力スイッチや圧力センサを設ける位置は、分岐管８の管
内圧力を検出することができれば適宜の位置に設けるこ
とができる。

以上説明してきたように本発明によれば、消火ポンプで
加圧した消火用水を、本管及び各階毎に本管から分岐し
た分岐管を介して消火ヘッドに供給した消火設備におい
て、分岐管の所定位置に管内圧力の低下を検出する圧力
検出手段を設け、圧力検出手段の検出出力をポンプ制御
盤等で集中監視するようにしたため、消火設備の稼働に
最小限必要な消火ヘッドを接続した分岐管の管内圧力を
直接常時監視することができ、消火設備の信頼性を大幅
に向上することができる。

また、分岐管側に管内圧力の低下を検出する圧力スイッ
チもしくは圧力センサを設置するだけでよいことから、
点検のための装置コストが安価で済み、規模の小さな消
火設備であっても経済的な制約を受けることなく簡単に
実現づることができる。

更に、分岐管の水漏れに対し管内圧力の異常を階別表示
と共に行なうため、現場に直接出向かなくとも異常発生
箇所が分かり、迅速且つ適切な防水処置を講することが
できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の点検装置を備えた消火設備の説明図である
。 １：消火ポンプ ２：モータ ３：ポンプ制御盤 ４：水源水槽 ５：吸込管 ６：本管 ８：分岐管 ９：消火ヘッド １Ｏ：自動警報弁 １１：仕切弁 １２：排水管 １３：自動警報弁圧力スイッチ １４：圧力タンク １５．１６：圧力スイッチ １７：圧力計 １８：プリンタ 特許出願人　ホーチキ株式会社 代理人　弁理士　竹　内　進

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 消火ポンプで加圧した消火用水を本管及び各階毎に本管
   から分岐した分岐管を介して消火ヘッドに供給した消火
   設備において、 前記分岐管の所定位置に管内圧力の低下を検出する圧力
   検出手段を設けたことを特徴とする消火設備の点検装置
   。