JPS6012835Y2 - 断熱壁体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案１ま麟熱壁体番と関しミ・詳しくはコンク・リー
躯体または烏ルタル仕上げの壁体番こ断熱材を直接に張
り付け、・外装をモルタル仕上げとした断熱壁体の構造
に関するものである。

従来、コンクリートブロック造壁体の新築１、“断熱改
修工事あるいはＲＣ造またはモ）レタル仕上造゛壁体の
゛断熱改修工事の外装をモルダル仕上げする場合、断熱
材を直接ＲＣあるいはコンクリニドブロック等に張り付
はメタルラスを釘止めすることは難しかった。

その理由は、ラス網は通常木造住宅等に使用されている
平ラスの場合では、ステープルにてコンクリート躯体に
止め付けることができないため、リブを有するリブラス
を使用する必用がある。

しかし、断熱材を介してリブラスなどのメタルラスをコ
ンクリート釘で止める際、中間に比較的柔らかい断熱材
層があるため釘が曲がつて入りに＜＜、リブを破損させ
たり、止ま２りがないため釘を打込み過ぎて断熱材を傷
付けることが多かったため実施されなかった。

ｌ’、 ’ （−−１：、 −以上の欠点を解決す
るため、縦胴縁を打ち断熱材及び・メタルラスを止める
工法がある。

即ミち１．例えば第、１図番と示すごとく、木の縦胴縁
２、を４５５声ピツチでコンクリ・ヲト躯体１にコン、
クリート釘５３で止め付け、・縦胴縁、２、間に発、泡
ポリスチレン板のごとき断熱材４を嵌め込み（接着又Ｃ
ヨコンクリートで仮止゛めする）１．その後縦胴縁２に
１リブ２ス５を釘６にて釘生めしく１モルタビ、し７・
で仕上げをする。

しかしこの、工法では、６木が透湿抵抗の高い、部３材
間にサンドイッチされるため１．゛雨水等の浸透水。

が入づた場合乾燥１ジにべくて腐・り易く、木部が冷橋
及び熱橋どなり１、また、壁厚は薄ぐなるが施工費が高
くつく欠点があする。

、パ ・、、。・また、第１２図に・示すご・とぐ、木
の縦胴縁２、の上面に断熱材４・−を張り、断熱材４と
リブラス５を；れに釘止めする工法がある。

ルかしこの構造ではい前記工法と同様に木の胴縁が必要
なため施工費、資材費が高くつき、壁厚が厚くなり窓廻
りの資材が高くつく。

さらに、湿度の高い地区では壁内が換気層になっている
ためのぞましい構造ではあるが、高価につきコスト面か
ら空気層を換気しないことが多い。

しかも中空層のままの壁体の場合には、木が透湿抵抗の
高い部材でサンドイッチされることにより腐りやすい欠
点がある。

本考案は上記した欠点を改良したもので、その要旨はコ
ンクリートブロック造、コンクリート造またはモルタル
仕上造壁体の外側に順次に断熱材層、メタルラス層を設
け、両端部に直角に曲げ先端の尖った爪片を有し、中心
に釘穴を設けた座金をメタルラス層の上から断熱材層内
部まで差し込み、前記座釡の釘穴よりコンクリート釘に
て前記壁体に前記両層を固着するとともに、前記メタル
ラス層上にモルタル層を設けてなる断熱壁体である。

以下、図面第３図〜第７図により本考案を詳細に説明す
る。

第３図において、コンクリートブロック造、コンクリー
ト造又はモルタル仕上造壁体１の外側に、断熱材層４、
メタルラス層５の順に設ける。

まず断熱材層４を接着剤等で躯体１に仮止めし、メタル
ラス層５の上から例えば第５Ｂ図に示すごとき両端に直
角に曲げ先端の尖った爪片１０を有する座金９を適所に
て断熱材層４の内部まで差し込み仮止めする。

ついで、釘例えばコンクリート釘３を釘穴１１よりコン
クリート躯体１に打ち込んで断熱材層４およびメタルラ
ス層５を固着させ、メタルラス層５上にモルタル層７を
設ける。

メタルラスには平ラス、コブラス、波形ラス、リブラス
などが使用できるが、例えば第４図に示すごとき特殊リ
ブラス（株式会社山中製作所ヤマリブ■）を用い、リブ
山を下側にしリブ８をまたいで座金９を突きさし、釘穴
１１にコンクリート釘３を打ち込むとリブ８と断熱材４
とを破損させずに止め付けられる。

第５Ａ図は、両端の尖った爪片゛１０．１０を直角に曲
げる前の平面図であり、第５Ｂ図は直角に曲げた爪片を
両端に有する座金の斜視図を示す。

第５Ａ図に示すごとく、爪片１０は三角形とし座金表面
の全体形状を平行四辺形に形成させると材料の無駄がな
い。

なお中心に釘穴、１１を設ける。第６図に示す座金は第
５図の変形品で、爪片１Ｏ′の低部の片側をやや広くし
たものである。

この場合は爪片１０′が断熱材層４に突きさしたとき座
金を固定しやすい。

また、第７図は、□座金の表面の両端に近い箇所を折り
曲げて図に示すごとき爪片１０″を設けた他の座金例を
示すものである。

座金９の寸法の一例を示すと上面の長さは約４０ん６−
１幅は１５順、爪片の高さ１５〜３−１程度とし、上面
の幅はメタルラス目幅より２〜３ＴＩＦＭ広くする等メ
タルラスの網目の形状により適宜きめればよい。

爪片の高さは、断熱材層の少くとも中央に達する必要が
２ｐ、第３図のごとく、断熱材層４の底面まで達する高
さとすると、釘を打ち過ぎるおそれもなく、断熱材層を
静かに固着でき好ましい。

本考案の断熱壁体は木を使用しないので腐りの心配がな
く、壁厚が厚く、コスト面で安く工期も早い。

また、座金を用いて釘止めするためリブ、断熱材を破損
させず、断熱材に座金を突きさすことによりメタルラス
の仮止めができるので施工し易く、コンクリ・−ト釘の
打込時に釘が多少曲っても座金で押えることができる。

本考案は壁体の新築、改修工事のいずれの場合にも適用
できる断熱壁体構造である。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来工法の断面説明図で、第１図
は横断面図、第２図は別個の縦断面図であり、第３〜７
図は本考案に係るもので、第３図は断熱壁体の断面図、
第４図は特殊、リブラスを仮止めした上面図、第５Ａ図
は折り曲げ前の座金の平面図、第５Ｂ図は折り曲げ後の
斜視図、第６図および第７図は座金の他の例を示す斜視
図である。 １・・・・・・コンクリートＩＩＪ、３−−−−−−コ
ンクリート釘、・４・・・・・・断熱層、５・・・・・
・メタルラス層、７・・・・・・モルタル層、８・・・
・・・リブ、９・・・・・・座金、１０．１０’、１０
’−・・・・・爪片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コシクリートブロック造、コンクリート造またはモルタ
   ル仕上造壁体の外側に断熱材層、メタルラス層が順次に
   設けら゛れており゛、両端部に直角に曲げ□先端の尖っ
   た爪片を有し′・ミ′中心１ど釘穴を設けた座金はメタ
   ルラス層の１かち断熱材層内部まで差し込まれており、
   前記座金の釘穴から゛のコンクリート°釘によって前記
   壁体に前記両′層が固着されていると、ともにき前記メ
   ・タルラス層上に更にモルタル層が設けられて（′）尾
   構造を有する断熱壁体。