JPS60127860A - 原稿読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は原稿読取装置に関し、詳しく祉原稿を光照射す
る光源の光量を一定に保つ原稿読取装置に関する。

〔従来技術〕

一般に、ＭＯＳイメージセンサあるいはＣＣＤイメージ
センサ等の撮像デバイスによって原稿の読取走査を行う
原稿読取装置の原理図は第１図に示す如くであり、まず
プラテン１上の原稿２を仁兄ランプ３からの光によって
光照射し、このときの反射光４をレンズ５を介して複数
の光電変換素子がアレイ状に並設された撮像デバイス６
に入射する。次に、撮像デバイス６の読取走査によって
得られた画信号を増幅回路７を介して量子化回路８に加
えて原稿２の持つ画情報に対応した二値化信号を得る。

ところで、螢光ランプ３の光量は周囲の温度などによっ
て変化するものである。第２図は摂氏２５度における龜
光ランプ３の光束を１００％として、各温度に対応する
比光束の時間変化を示す特性曲線である。同図から光束
は温度によって異なり、時間経過によりて変動すること
がわかる。

そこで従来は原稿読取の各走査線毎に原稿２の白地部分
に対応する画信号の大きさを基準として、また原稿以外
に設けた白色板に対応する画信号を基準として原稿２の
読取走査によって得られた画信号の量子化（多値化）を
行っていた。

しかし、螢光ランプ３の光量が著しく低下した場合、画
信号のＳｌＮ比が劣化し、画信号の多値化ができなくな
ってしすうことがあり問題であった。

また、走査線によっては原稿の白地部分に対応する画信
号を得られない場合があり問題であった。

さらに、白地部分がない原稿すなわち原稿の地の色が白
色でない場合、あるいは原稿の地の色が副走査方向に対
して変化する場合、画信号の多値化はもちろんのこと二
値化さえも正確に行われないという問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、光源の光量
を一定に保ち、どのような原稿であっても画信号の多値
化を行い得る原稿読取装置を提供することを目的とする
。

〔発明の構成〕

こころで本発明では、撮像デバイスによって原稿を一定
査線ずつ読み取る毎に、基準色が一様に塗布された反射
板の読取走査をし、反射板に対応する画信号を予め設定
された比較基準と比較し、該比較出力に基づき光源の光
量を一定に保つようにする。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に説明
する。

第３図は本発明に係る原稿読取装置のブロック回路図で
あり、第４図は第３図に示した装置を構成するプラテン
近傍の斜視図である。なお、第３図および第４図におい
て第１図と同様の機能を果たす部分については同一の符
号を用いている。

当該装置は最大主走査長ｌ、最大副走査長ｍを有し、複
数の光電変換素子が主走査方向Ｘに並設された撮像デバ
イス６によって主走査をし、光源として用いる螢光ラン
プ３、反射鏡１１およびレンズ５から構成された光学系
が副走査方向Ｙに移動することによって副走査を行うよ
うｉこなっている。したがって、撮像デバイス６によっ
てプラテン１の上ｌこ載置された原稿２を読み取るとき
には、プラテン１の上側および左側に配設され、螢光２
ンプ３によって光照射される面に基準色として一様に白
色が塗布された反射板９および１０からの反射光４は反
射鏡工１およびレンズ５を介して撮像デバイス６に入射
することになる。特に反射板１０は一定査線（主走査）
の読み取りがされる度に読取走査される。

制御回路１２は原稿読取信号が入力されると、調光回路
１３を駆動して螢光ランプ３を点灯させるとともに、撮
像デバイス６に走査パルス信号ｓｐを印加し、さらに図
示しない駆動手段を駆動して光学系を副走査方向Ｙ＃こ
一定距離ずつ移動させる。

撮像デバイス６は走査パルス信号ＳＰの入力および光学
系の移動によって、左から右、上から下へと読取走査を
し、反射板９，１０および原稿２の持つ画情報に対応す
る時系列的な画信号を電圧として出力する。

制御回路１２は撮像デバイス６から出力される画信号の
うち反射板９に対応する画信号を取り込み、該画信号に
基づいて可変利得増幅回路１４の増幅利得を制御する利
得制御信号ＧＣを形成し、該可変利得増幅回路１４に出
力する。この可変利得増幅回路１４の利得制御は、螢光
ランプ３の光量がその長さ方向（主走査方向Ｘ）に対し
て第５図（８月こ示した線図の様に中央部付近の光量に
対して両端部分の光量が低下すること、ｉた同一光量の
光がレンズ５に入射した場合、ｃｏｓ４乗則によりレン
ズ５の周辺部分を透過した光量が低下することなどによ
り、撮像デバイス６から出力される画信号の出力レベル
が第５瞠（ｂ）に示した線図の如くフラットな特性にな
らないので、可変利得増幅回路１４の増幅利得を第５図
（Ｃ）に示した線図の様に、時系列的な画信号に対応し
て時間変化させる必要があるためである。

撮像デバイス６から出力され、前述の様に可変利得増幅
回路１４を介して増幅された画信号は、サンプリング・
ホールド回路１５およびアナログ・デジタル変換回路１
６に入力される。サンプリング・ホールド回路１５は反
射板１０に対応する画信号が可変利得増幅回路１４から
出力される度ルス宇字が印加される度毎ζこ、画信号を
とり込みその大きさを保持するとともに、比較回路エフ
に出力する。

比較回路１７は、予め比較基準として螢光ランプ３によ
って反射板１Ｏを光照射したときに、制御回路１２によ
って利得制御される可変利得制御回路１４から出力され
る画信号の電圧値に等しい基準電圧■ｒが基準入力端子
に印加されており、サンプリング・ホールド回路１５か
ら出力された画信号が比較入力端子に入力されると、画
信号の電圧と基準電圧を比較し、画信号の電圧が基準電
圧に等しいあるいはほぼ等しいときには′θ″、画信号
の電圧が基準電圧より小さいときには１”、画信号の電
圧が基準電圧より大きいときには−１″をとる三値化信
号を調光回路１７に出力する。

調光回路１３は比較回路１７から出力される三値化信号
に基づき、螢光ランプ３の光量を多段階に制御する。す
なわち、三値化信号が１”のときは光量を１段階上昇さ
せ、′−１”のときは光量を１段階下降させ、０″のと
きは現在の光量を変化させないようにする。したがって
蛍光２ンプ３は一定査線の読み取りがされる度に調光制
御され一定の光量を出力する。

一方、アナログ・デジタル変換回路１６は入力段に並列
接続された１５個のコンパレータが、出力段にエンコー
ダが接続されており、画信号をデジタル信号に変換する
ものである。各コンパレータは各基準入力端子ζこ異な
った大きさの基準電圧をそれぞれ入力し、また各比較入
力端子に可変利得増幅器１４から出力された画信号に応
じた電圧をそれぞれ入力し、画信号の電圧値が基準電圧
よりも大きいときに１”を、画信号の電圧が基準電圧よ
りも小さいときに′０″をとる２値化信号をそれぞれ出
力する。前記エンコーダは１５ビツト入力４ビツトバイ
ナリ出力のプライオリティエンコーダであって、前記２
値化信号が１″をとるコンパレータのうち最も基準電圧
が高いコンパレータの出力を４ビットバイナリ信号に変
換し、デジタル・アナログ変換回路１８に出力する。

デジタル・アナログ変換回路１８は、アナログ・デジタ
ル変換回路１６から出力される４ビットバイナリ信号を
アナログ変換して多値化された信号を出力する。

第６図は本発明による原稿読取装置により、プラテン１
上に載置された原稿２を読み取ったときの各走査線に対
応して可変利得増幅回路１４およびデジタル・アナログ
変換回路１８から出力される画信号の波形を示すタイミ
ングチャートである。

なお、第６図（３月こ示した原稿２上の文字ｃ１．ｃ２
は縦線が該文字ｃ１．ｃ２の濃淡を表わし、縦線の間隔
が狭いほど濃いものとする。

走査線Ｓ１に対応する可変利得増幅回路１４の出力波形
は第６図（ｂ）に示す様になり、アナログ・デジタル変
換回路１６を介してバイナリ信号に変換され、さらにデ
ジタル・アナログ変換回路１８から出力される画信号の
波形は第６図（Ｃ）Ｊこ示す様になる。同様に、走査線
Ｓ２に対応する可変利得増幅回路１４およびデジタル・
アナログ変換回路１８の出力波形は、第６図（ｄ）およ
びＣｅ）に示す様になる。

なお、本実施例では反射板９および１０は基準色として
最も好ましい白色を塗布したが、他の色でもよい。

また、光学系の移動による副走査を行うため反射板１０
の長さは副走査長ｍに等しくしたが、原稿２を一定査線
ずつ読み取る毎に反射板１ｏの読取走査を行い得るなら
、原稿２を副走査方向Ｙに移動させるようにしてもよい
。

し発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、原稿を一定査線ず
つ読み取る毎に基準色が塗布された反射板ζこ対応する
画信号を予め設定された比較基準と比較し、該比較結果
に基づき光源の調光制御を行うことによって、光源の光
量を一定にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図れ従来の原稿読取装置の原理図、第２図は佼光ラ
ンプの各温度に対応する比光束の時間変化を示す特性曲
線、第３図は本発明に係る原稿読取装置のブロック回路
図、第４図は第３図に示した装置を構成するプラテン近
傍の斜視図、第５図（ａ）は螢光ランプの光量をその長
さ方向に対して示した線図、第５図Φノは撮像デバイス
から出力される画信号のレベルの変化を示す線図、第５
図（Ｃ）は可変利得増幅回路の増幅利得の変化を示す線
図、第６図は本発明による原稿読取装置−こよって原稿
を読み取ったときの各部の出力波形を示すタイミングチ
ャートであり、第６図（ａＪはプラテンに載置された原
稿を示す図、第６図Φンおよび（ｄ）は可変利得増幅回
路から出力される画信号の出力波形、第６図（Ｃ）およ
び（ｅ）杜デジタル・アナログ変換回路から出力される
画信号の出力波形である。 １・・・プラテン、２・・・原稿、３・・・螢光２ンプ
、４・・・反射光、５・・・レンズ、６・・・撮像デバ
イス、７・・・増幅器、８・・・量子化回路、９，１０
・・・反射板、１１・・・反射鏡、１２・・・制御回路
、１３・・・光源駆動回路、１４・・・可変利得増幅回
路、１５・・・サンプリング・ホールド回路、１６・・
・アナログ・デジタル変換回路、１７・・・比較回路、
１８・・・デジタル・アナログ変換回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （ＩＪ　光源力Δら光照射される原稿を撮像デバイスに
   よって一走査線毎に読み取る原稿読取装置において、基
   準色が一様に塗布され前記撮像デバイス？ζよって原稿
   が一走査される毎に読取走査される反射板と、前記反射
   板に対応する画信号を予め設定された比較基準値と比較
   する比較回路と、該比較出力に基づいて前記光源の光量
   を制御する調光回路とを具えたことを特徴とする原稿読
   取装置。 （２）基準色は白色である特許請求の範囲第（１）項記
   載の原稿読取装置。