JPS60126298A - リンフオトキシンまたはリンフオトキシン−mRNAの調製方法 - Google Patents

リンフオトキシンまたはリンフオトキシン−mRNAの調製方法

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JPS60126298A
JPS60126298A JP59181617A JP18161784A JPS60126298A JP S60126298 A JPS60126298 A JP S60126298A JP 59181617 A JP59181617 A JP 59181617A JP 18161784 A JP18161784 A JP 18161784A JP S60126298 A JPS60126298 A JP S60126298A
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イン ビトロ−で適当な刺激を与えてやると、哺乳動物
のある種の細胞は、いわゆるリンフォトキシンを産生し
うる状態になることが文献に記されている(たとえば、
IEvans in Cancer工mmun01゜工
mmunother、12+ 181−190 (19
85)およびGranger等、BLology of
 the I+ymphokinespp、141−1
80、Academic Press 1979 )。
生物種のリンクオドキシンは、イン ビトロ−で均一な
蛋白質でなく、分子量、荷電および安定性で異なる1連
のサブタイプより成立つ(Granger等、Biol
ogy of the Lymphokines 14
1−180頁、Academic Presθ1979
)、たとえば、ヒトのシステムでは、4群のリンクオド
キシンが識別でき、分子量は、αI、T/l”−10,
000から20.[) 00、βLTが35,000か
ら50,000そしてαLTが70.000から90,
000でLT複合物が200.000から600,00
0である。
リンフォトキシンはイン ビトロ−でつぎの能力な有す
る。
a)細胞の悪性への転換を防ぐ(Kvans等、工nt
J、 Cancer 、 ’l 7 e 45−49 
(1981)および Ransom 等、J、Natl
 Cancer 工net−169e741−744 
(1982))、 b)腫瘍細胞に対し、静細胞にまたは細胞混純的にさえ
作用する( Kvans等、工mmunopharma
cslogy 3 。
347−ss’?(1981))、およびC)生体の免
疫防御システムに対する#M編細胞の感受性を増加させ
る( Kvans等、Ce1l Immunol。
63.1−15(1981)およびRansom等工n
t。
J、0ancet29 .4j1 −458 (198
2))。
さらに動物モデルにおいてリンフォトキシン8周製物が
#瘍を退行さすことも知られている( Khan等、P
 r OC* S OC、IDXptl −Bi 01
− Med −169+291−294 (1982)
)、それで悪性月中り秘の予防および治療においてリン
フォトキシンの意義は大きい。
これまでに知られているリンフォトキシンをうる方法で
は、大部分において1次11f11胞たとえば末梢血液
の白血球調製物またはヒトの扁桃よりの細胞(Will
iame等、J、工mmuno1.130 、518−
520(1983))、マウスの1111!細胞(Ak
eamit等、工n flll Ct*工mmun、 
36 、1028−1055(1982)およびTri
vers等、J、工mmunol。
11.7,130−135(1976))または13y
rianハムスターまたはモルモットの腹腔よりの白血
球(たとえば、l1ivans等、工nt、 J、 C
ancer−≧i−;ど1.45−49(1981ン)
より得られている。これらの細胞は、まず、それらをフ
ィトヘマグルチニンのような高分子量のマイトジェン(
分裂促進物質)とインキュベートしてリンフォトキシン
な産生するように刺激せねばならない。それでこれまで
のところ、B−淋巴球セルラインの培養上清にはほんの
わづかのリンフォトキシン活性が見出されたのみであっ
た( Granger 等、:L工mmunoL 10
4 、1476 (1970)およびAm1no等、J
、工mmuno1.113 + 1334−1345(
1974))。
既知の製造方法では、純度の低いリンフォトキシンがほ
んの夕景産生されただけなので、これまでに産生された
リンフォトキシンは動物モデルについて抗腫瘍効果をよ
り広く試験してゆくには、均質でなく、最も不十分であ
った。さらに、これまでのところ、生物活性のあるリン
フォトキシン−mR,NAを発見することもできなかっ
た。しかし、このことは遺伝子工学の方法でリンフォト
キシン遺伝子を分子クローニングするには不可欠の条件
なのである。
そこで、本発明は、十分1ij″のそして十分の純度の
リンフォトキシンおよびリンフォトキシン−mRNAを
調製することを目的としている。
本発明によれば、今や、ウィルス、なるべくは、ヘルペ
スウィルスsaimiriまたはヘルペスウィルスat
θleeのようなヘルペスウィルスでインビトロ−また
はイン ビボーで形層転換されそして永久に培養発育す
るようになった、いわゆる、ザル、特にSaguinu
日属のザルよりのいわゆるT−淋巴球タイブの&、lI
I胞、たとえばセルラインL−7715、A651、A
2543.7ON2.1022および1670、しかし
、有利にはセルライン1022および1670が、適当
な培地中で、さらに誘導を加えることなり著量のリンフ
ォトキシンを産生することが発見されたのである。
さらに、いわゆるステイミュレータ− (stimulator ) 、たとえば、文献におい
て腫瘍ブロモ−ターとして知られている、なるべくはチ
グリアン(tig’1iane )またはダフナン(d
aphnane)タイプのジテルペン訪導体のようなも
の、たとえばメゼレイン(mezerθin )または
フォルボールのエステルなるべくは12−0−テトラデ
カノイルフオ、ny f −/L/−13−アセテート
(Diamand等、Advances in Can
cer Re5earch Vol 3 2 + 1 
−74頁、Academic Press 1980お
よびWeaker。
Oarcinogeneeis Vol、エエ、 Me
chanisms in TumorPromotio
n and Cocarcinogenesis* 1
1−48頁、Ravsn Press 、 New Y
ork 1973 )を1から1000 ngAnlの
濃度に加えると、リンスオドキシンおよびリンフォトキ
シン−mRNAの産生がさらに増加することが分る。
用いる培地はふつうの血清不含および血清含有培地たと
えばEagleノs Minimum Es5enti
al MediumまたはRoswell Park 
Memorial工netitute Mediuml
 640 (RPM工1640)であり得、これに牛脂
児庇清および抗生物質、なるべくは10%牛脂児血清、
ペニシリンおよびストレプトマイシンを添加しうる。
リンスオドキシン蛋白質の産生において、本発明に準す
る方法の有利な場合として、血清含有培地、または場合
により血清不含培地、たとえばRPM工1640に、1
0からI D Ong/mlの12−〇−テトラデカノ
イルフォルボール−16−アセテートまたはメゼレイン
をステイミュレータ−として加えたあと、形質転換細胞
な1から7日、なるべくは6から4日培養し、ついで生
成したリンフォトキシンを既知の方法で培養上清より生
成リンフォトキシンな分け、ついでそれを濃縮しそして
精製する。しかし、血清含有培地中でまず増殖させたあ
と、細胞を、血清含量の低い、なるべくは血i′a不含
培地に移してこの操作を実施するのが特に有利である。
リンフォトキシン−mRNAを産生するために、本発明
に準する方法はなるべくはつぎのように実施する。ステ
イミュレータ−としての12−0−テトラデカノイルフ
ォルボール−16−アセテートまたはメゼレインの10
から100 ng/m1を添加したあと、血清含有培地
、たとえばRPM工1640および10%牛脂児血清中
に6から48時間、なるべくは12から24時間インキ
ュベートし、ついで細胞を分は破壊してから、mRNA
を既知の方法で分離する。
生成した細胞培養生成物を分離する時に、得られたリン
フォトキシンの¥W製に際して、孔度の調整されたガラ
スを用いるクロマトグラフィーなまず実施し、そして、
細胞膜を破壊し核を除いたあと、たとえばフェノールで
リンフォトキシン−mR)JAを抽出するのが特に適当
であると分った。
リンクオドキシンのそれ以上の精製はたとえばHPLC
を用いる。
分子量60,000±15%のそのように得られたリン
クオドキシンは、たとえば等張水溶液として腫瘍細胞の
予防および抑制に用いうる。
本発明方法は、従来法に比してつぎの利点を有する。
1、 望むに応じて増殖されうる無限の寿命の均質の細
胞集団を用いる。
2、 これらの培養中でのリンフォトキシンの生成は自
然におこる。つまり、高分子鼠マイトジェンをなんら加
える必要がない。
6、低分子量のステイミュレータ−を用いてリンフォト
キシンの産生なさらに増加させうる。
4、血清不含の培地中で高収量でリンフォトキシンの産
生な実施しうる。それで、蛋白負のそれ以上の化学的f
#製のためのすぐれた出発材料が得られる。
5、、ill胞より分離されたRNAは、直接的に証明
しうるリンフオドキシ−mRNA fi性を示し、かく
してこのmRNAをさらに濃縮するためのすぐれた出発
材料となる。そして、この−mRNA +XついでmR
NAの分子的クローニングのための不可欠の必要材料と
なる。クローン化されたリンスオドキシン−mRNAは
、ついで相同性のヒトリンフォトキシン−mRNA t
 t:は相当する遺伝子を既知の方法で分離′1−るた
めの試料に用いうる。
本発明をつぎの非限定的実施例で説明する。
例1 ヘルペスウィルス−形雀転換ザルT−淋巴球セルライン
によるリンフオドキシの産生 用いる淋巴球セルラインは、10%牛脂児血清、ペニシ
リンおよびストレプトマイシンを加えたRoswell
 Park Memorial 工n5titut−e
 Mediuml 640 (RPM工1640)中9
.5%空匁および5%2酸化炭素の気相中で67℃で静
止培養し、1週に6度、新しい培地で希釈した。すべて
の実験で濃厚培養物は、ル[鮮培地で1=2から1:6
に希釈し、ついで翌81:6にふたたび希釈した。そし
て、すべての場会において1本のびんのなかにそれぞれ
5 mlを入れた。6日後培養上清を遠心し凍結させマ
イナス20℃で貯蔵しておき、試験時に用いた。
各セルラインよりの3個の別々の培養物の上清中に見出
されたリンフォトキシン活性を次表に示す。
参考文献 A =Fleckenstein et al、、■n
t、J、C!ancer 19゜546−554(19
77) 33 = Abb et al、、 Cancer工l
nmun 01.工nnumother。
9.219−226(1980) o = Falk et al、、 Bacterio
l* proc、 38 *191 (1972) D = Johnson et al、、 Proc、
Natl、Acad、 Sci。
USA78 、6391−6595 (1981)w 
= Kaschka−Dierich at all 
:r、 Viro’1.44+295−610(198
2) 総説: F’1eckenetein、 Bioche
m、 Biophys、 Acta560.301−3
42 (1979)より大mの、r#11胞を生成さす
ためには、静止培養でなく振とう培養を用いた。そのた
めには、細胞(たとえばライン1670)は、1または
2リツトルのエルシンマイヤーフラスコ中10%牛脂児
血清添加RPMI 1640培地中で培養した。1リツ
トルフラスコで0.5リツトル培養物、2リツトルフラ
スコで1リツトル培養物、毎分40回転、大気圧3,7
°Cとした。1週間に6度1:2から1:乙に新鮮培地
で希釈した。このようにして1週に10から100リツ
トル程度の11ンの培養上清なうろことができる。
16’70 III胞中のリンフォトキシンの産生は長
期間に及んで安定化しており、連続培養で9ヶ月経鍋し
ても、培養上清中のリンフォトキシン活性はほとんど不
変である。
リンフォトキシンの特徴付け a)つぎに示す方法をリンスオドキシン活性の生物学的
検出に用いた。(Triverθ等、J・工mmuno
l・117.130−135およびEvans Ce1
l工mmunol 、 6ろ、1−15 (1981)
の方法の変法〕。
1マイクロキユリーのろH−チミジン/m1含有培地(
なるべくはEagle’s Minimum Esse
ntialMedium、 10%牛脂児血清添加)と
でセルラインL929の形質転換マゲス細胞1夜培誉し
た。
ついでトリプシン処理し5%牛脂児崩7N含有鞠鮮培地
中に懸濁させた。約30.000 、Yill胞含有股
2濁液のQ、5 mlを培養皿(16mm)にピペット
で加え3から6時間インキュベートした。試料の系列希
釈液を加え3日間インキュベートした。インキュベーシ
ョン温度はすべて67℃である。培養上清の放射活性を
液体シンチレーションカウンターで測定した。
1670細胞の培養上清のリンフォトキシン活性の検出
例を第1図に示した。各希釈液には4個の培養皿を用い
て試験した。平均値のみが与えである。標準偏差は最初
の6つの希釈段階で6から4%、量大希釈で6%である
。この実験に用いた培養上清は数百のアンプル中に入れ
て凍らせ、リンフォトキシン試験のすべてにおいて標準
対照とした。その活性を任意的に、1oo標準単位/m
/1(RE/1111 )とした。
比較のために、1連のヒトT−淋巴球セルライン(MO
LT −4,16o11.r’URKAT 、 Kar
pas −45,0CRF −C!KMおよびccRy
 −H8B −2)培養上清を、上記の生物学的リンフ
ォトキシン試験で試験した。未処理対照に比して遊11
3H−チミジンの有意の増加はいずれの例でもなかった
b) セルライン167oの培養土泊中のリンフォトキ
シン活性の物理−化学的特徴づけをっぎの実験により実
施した。
加熱安定性 酸性PH安定性 凍結/融解安定性 ナトリウムドデシルスルフェート(SDS ) 安定性
還元剤(2−メルカプトエタノール)安定性高速液体ク
ロマトグラフィー()IPLO)による分子に測定 結果を下記に示す。
対照に対1−るリンフ 処理 オドキシン活性 56°0.5時間 68% 凍結/融解5サイク/I/ 108% pH2,0,4℃、24時間 1% 0.1%5DS−37°C1時1kl 15%0.1M
の2−メルヵニPトエ 98%タノール、67°C1時
間 活性は、メルカプトエタノール、加熱および数サイクル
の凍結融解に安定で、Pl(2では24時間で完全に破
壊される。
未処理1670細胞の10%牛脂児血清の存在での標準
培養上清についても加熱およびi]安定性および凍結/
融解についての実験を行なった。残りの2つの実験では
、メゼレイン処理(20mg/m1、例4をみよ)16
70細胞の、孔度調整ガラス上で製綿された培養上清(
例4をみよ)を、SDSまたはメルカプトエタノールと
インキュベートしてから、完全培地(10%牛血清)で
50倍希釈した。
1670細胞よりのリンフォトキシンの分子量は、高速
液体クロマトグラフィー(HPIJ(! )で測定した
(第2図)。
孔度調整ガラス上でa縮した、未処理167D細胞の培
養上1nの200マイクロリツトルは、WATKR8で
製造した装置(2カラムニー125;20mMリン酸ナ
トリウムpi(7,1MNaC1,0,1%Twθen
20(ポリオキシエチレンーンルビタy−モノラウレー
ト、n−20、分子fi)約120[))、25%(v
/v )プロピレングリ=+ −A/ ; 0.5 m
l/分〕を用いるHPLOで分けた。
3.5 ml宛分画を集め試験した。分子量を決定する
だめの比較のための蛋白質として、血清アルブミン、卵
アルブミン、トリプシノーゲンおよびり・7チームを同
じシステムで分けた。分析してみると、60,000±
15%の分子酸に単一活性ピークを示した。
C)セルライン1670の培養上宿のい(つかの形質転
換(IiI!j瘍化)セルラインについての発育阻害活
性を調べた。これらの試験で、胛嶋、111胞(10%
牛脂児血清、ペニシリンオ6よひストレプトマイシン添
加Faglθ’s Minimum Essentia
1Medium中で培養)を培養皿(直径3 clnの
皿について50.[J 00細胞)に入れた。数時間し
てから、培地またはセルライン1670の標準培養上清
を加えて最終濃度16 RB:/m1.3 rn1/ 
1111とした。
37°Cで6または4日インキュベートしてから、■当
たりの維1j抱数を数えた。それぞれの実験で、リンフ
ォトキシン含有のものと、培地のみのものな平行して調
製した。6個のセルラインについて、細胞数を毎日測定
した。結果を次表および第6図に示す。
これらの結果は、1670細胞よりの培養上清か、種々
の種類の腫瘍細胞の増殖を阻害しうろことを示している
。この性質はリンフォトキシンに特徴的である( Ev
ans r Cancer Immunol。
Immunother、12.181−190 (19
83))。
この点で、この群の蛋白質がインターフェロンと異なっ
ている。つまり、インターフェロンも腫瘍細胞の発育を
阻害するが、一般的に81%異的で。
ヒトインターフェロンはマウス細胞にはほとんど活性を
示さない。
上記した形質変換ヒ)T−淋巴球セルラインおよび腫瘍
セルラインは文献に記載されている。
セルライン1670は、 the European 
PatentConvention (ヨーロッパ特許
協定)のRu1e 28により、” Co11ecti
on nationale de culture d
emicroorganiames (C,N、C,M
、 ) In5titutPasteur 、 Par
is”に1984年6月28日にNumber I −
294として寄託された。
例2 ジテルペン化合物によりもたらされるサルT−濃厚培養
物を新鮮培地で1:2から1:6の比に希釈し、翌日1
:乙に希釈し、同じ基本培養物の5 mlを宛を6個の
びんに移した。ステイミュレータ−を加えた(基礎溶液
100マイクログラム/mlゾメテルスルホキサイド)
。そして培≠4勿は6日間インキュベートした。細胞を
遠心して集め、上清はマイナス20℃で凍結保存し、リ
ンフォトキシン試験に用いた。
次表は、2つの遇んだジテルペン原動プロモーター、つ
まり12−0−?トラデカノイルーフォルボールー16
−アセテート(TPA )およびメゼ、レインの、選択
されたサルチー淋巴球セルラインにおけるリンクオドキ
シン産生に及はす活性を示す。
例3 血清不合培地におけるリンクオドキシンの産生血清含有
培地中で細胞を増殖させたあと(例2)、細胞は血清不
含培地に移した。
次表は、 20 ngのメゼレイン/mlの存在での血
清含有および血清不含培地中、例1の類似の1670細
胞中リンクオドキシン産生の比較を示す。
Bradfordの方法を用い蛋白質を測定した( A
nal。
Biochem、 72.298 (1976))。
例4 孔度調整カラム上のクロマトグラフィーによる1670
細胞よりのリンフォトキシンの濃縮および精製 廻転″エルノンマイヤーフラスコ中10%牛脂児血清添
加RPMI 1640培地中1670細胞を培養した。
1リットルフラスコ中0.5リツトルの培養物、40回
転/分。静止増殖培養物よりの細胞を遠心し、洗い20
 ng/mlのメゼレイン副加血清不含RPMI 16
40培地に再懸濁させた。懸濁液は、150cIrL”
プラスチック培養フラスコ(200m1/フラスコ)中
6日+mJ静1度した。ついで遠心し濾過し培養上清を
得た。
このように調製した培養物の上清は、孔度調整ガラス1
0m1上でクロマトグラフした。孔直径=650オング
ストローム、粒子の大きさ:120−200メツシュ、
カラムの直径:9mN%流、速:140m1/時。つい
でカラムはiQmlJのリン酸ナトリウム緩衝液、pH
7,2/ 1.5 M Naclで洗い、最後に50%
(V/V )エチレングリコール中同じ緩衝液で溶出し
た。
次表に2つの実験の結果を示す。
例5 1670および1022細胞よりのRNA調製物中リン
フォトキシン−mRNA活性の検出10%牛脂児血清添
加細胞培養培地800 ml中に約5X105細胞/m
lに細胞を懸濁させ、20ngのメゼレイン/ mlを
加えた。20時間後、細胞を遠心採取し、適当な緩衝液
(たとえば’lQmMのTris HCI、 pH7,
4,140mM 0)NaC1,1,5mMのMgC1
2)で洗い、1lmlの細胞溶解用緩衝液(たとえば、
10 mM Tr is −HCl、 pH8,4,1
40mMfJacl、 i 、5 mMMgc12.0
.5%Non1det−P2O(非イオン性洗浄剤、S
H]3;LLの商品名〕)に懸濁させた。
水浴中10分インキュベートし、懸濁液を短時間振り、
細胞核を遠心除去した。既知の方法たとえばフェノール
抽出で遠心上清(細胞質)よりRNAを分離した( A
viv等、Proc、 Natl、 Acad、 Sc
i。
USA 69,1408−1412(1977)。最後
に、水に溶解(約3−5 mg/ml ) シ、既知の
方法でXenopus 1aeVis (アフリカッメ
ガエル)の卵母細胞中に翻訳した(たとえばColma
n等、Ce1l 1 7 、 51 7−526 (1
979)、Hltchcock等、Anal、 Bio
chem 、 109 、338’ −344(198
0)およびContreras等、 Anal。
Biochem、113.185−187(1981)
をみよ)。翻訳生成物のリンフォトキシン活性を生物学
的に調べた。
次表に、卵母細胞上清中に見出された細胞毒活性を、ヒ
トT−淋巴球セルラインであるMOLT −4細胞より
のRNA調製物と比較した。MOLT −4細胞および
未処理卵母細胞の培養物の上清はなんらの検出され5る
リンフォトキシン活性を示さない。
表から分るように、イ670細胞および1022細胞の
RNA調製物の3種共、147倍までの希釈で、遊離さ
れる放射活性著しい増加を与えた。しかし、MOLT 
−4細胞よりの1(NAはそのような活性を示さない。
これらの菜験は1670および1022細胞よりのRN
A調製物中に、生物活性リンクオドキシン−IIIRN
Aの存在を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、1670細胞の倍長上清のリンフォトキシン
活性の検出例を示す。 第2図は、1670細胞よりのリンフォトキシンの分子
′1Jtn411定のための尚速液体クロマトグラフィ
ーの結果を示す。 第6図は、セルライン1670の培養上清の6棟の形質
転換(腫瘍化)セルラインに対する・亀育阻害活性を示
す。 代理人 浅 村 皓 第1図 外イ尺 ・ 1670 &1lff−J4.+Jt★ 1解 (
堵罠) 第1頁の続き ■Int、CI、’ 識別記号 庁内整理番号C12R
1:9υ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) ウィルスで形質転換されたサルチー淋巴球を適
    当な培地中で永久培養物として発育させそしてリンフォ
    トキシンまたはリンクオドキシン−mRNAを既知の方
    法で分離することを特徴とするリンクオドキシンまたは
    リン7オトキシンーmRNAを調製する方法。 (2) 用いるウィルスを、ヘルペスウィルス、なるべ
    くハヘルペスウイルスsaimiri マタハヘルヘス
    ウイルスatθ1e日とすることを特徴とする、上記(
    11項記載の方法。 (3) saguinus属の細胞をサルチー淋巴球細
    胞として用いることを特徴とする、上記(11項記載の
    方法。 (4) セルライン1022.1670.701J 2
    、L77−5、A651またはA2543なT−淋巴球
    セルラインに用いることを特徴とする、上記(3)項記
    載の方法。 (5) セルライン1022または1670をT−淋巴
    球セルラインとして用いることを特徴とする、上記(3
    )項記載の方法。 (6110%までの牛胎児血清を培地に加えることを特
    徴とする、上記(11から(5)項までのいずれか一つ
    に記載の方法。 (7)低分子量腫瘍プロモーター、なるべくはジテルペ
    ンさらに特にdaphnane 、ingelaneお
    よびtiglianθ型のジテルペンまたはインドール
    アルカロイドをリンフォトキシンまたはリンフォトキシ
    ン−mRNA産生な刺激するために加えることを特徴と
    する、上記mから(6)項までのいずれか一つに記載の
    方法。 (8) インキュベーション中のリンフォトキシンの産
    生な刺激するために、腫瘍プロモーターとしてのフォル
    ボール(phorbol )またはメゼレイン(mez
    erein )を1から1000 ng/m4なるべく
    ハ10から1100n/mlに濁加することを特徴とす
    る、上記filから(7)項までのいずれか一つに記載
    の方法。 (9)インキュベーション中のリンクオドキシン−mR
    NAの産生な刺激するために、腫瘍プロモーターとして
    のフォルボールまたはメゼレインを1から1000 n
    g/ml 、なるべくは10から100 ng/mlに
    添加することを特徴とする、上記(11から(7)項ま
    でのいずれか一つに記載の方法。 (lG 血清含有培地中に細胞を増殖させたあと、細胞
    を血清不含培地に移すことを特徴とする、上記(1)か
    も(8)項までのいずれか一つに記載の方法。 圓 1から7日後、なるべくは2から4日後の培養物の
    上清よりリンフォトキシンを採取することを%徴とjる
    、上記(i)から(8)項までおよびtttn項のいず
    れか一つに記載の方法。 az 孔度調整ガラスのカラム上でリンフォトキシンを
    濃縮することを特徴とする、上記(1)から(81Jj
    l、0(2)および(111項のいずれか一つに記載の
    方法。 叫 牛胎児血清を含有する培地中で細胞をインキュベー
    トしそして6から48時間後、なるべくは6から24時
    間後の細胞よりリンフォトキシン−mRNAを分離する
    ことを特徴とする、上記(1)から(7)項までおよび
    (9)項のいずれか一つに記載の方法。 (141上記(1)カらf8+項tテオヨヒ1101カ
    ラl12項マチに記載のように産生されうるリンフォト
    キシン。 (15160,000±15%の分子量を有することな
    特徴とする、上記α4項記載のリンスオドキシン。 (161” 上記(1)から(71項およびQ3項に記
    4(のように調製し5るリンフォトキシン−mRNA 
    0鰭 上記(141または(151項記載のリンフォト
    キシンを含有する薬剤組成物。 081 腫瘍細胞を抑制するだめの上記an珀記載の薬
    剤組成物。
JP59181617A 1983-08-30 1984-08-30 リンフオトキシンまたはリンフオトキシン−mRNAの調製方法 Pending JPS60126298A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6156197A (ja) * 1984-05-31 1986-03-20 ジエネンテク,インコ−ポレイテツド リンホトキシンの細胞溶解活性を中和する抗体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6156197A (ja) * 1984-05-31 1986-03-20 ジエネンテク,インコ−ポレイテツド リンホトキシンの細胞溶解活性を中和する抗体

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