JPS6012596B2 - アラ−ム付時計 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は設定時刻になると音で時刻を報知するアラーム
付時計に関する。

本発明の目的は、自覚し時計の機能と時報を報知する機
能とを持ったアラーム付時計を提供することにあり、特
に腕時計として携帯に便利であり、かつ取扱いの易しい
アラーム付時計を提供するものである。

従来の時計、特に腕時計は指針又は液晶、発光ダイオー
ド等により時刻を表示し、目視により時刻を知るものが
主であった。

よって時刻を知るためには、使用者の意志で表示された
内容を読み取らなければならない。そのため、あらかじ
め必要な時刻、例えば会議の開始時刻になった時になん
らかの方法で時刻を知らせる時計即ち自覚し時計特に携
帯用の時計を必要としてくる。また予め決められた一定
時刻を知らせるだけでなく、毎時ごとに時刻を知らせる
時報機能付の時計、特に携帯できる時計が有れば、その
つど時計を見ることないこ時刻を知ることができ実用上
非常に便利である。特に自覚しと時報の機能の両方を持
った時計が有ればより一層便利である。反面時報機能付
時計を腕時計とした場合、毎時ごとに報知するため特に
就寝時には煩わしい場合がある。これは自覚し機能付に
ついても云えるし、時には両者の機能を必要としない場
合もある。よって自覚し機能「時報機能のセット、リセ
ット機能を必要とし、時計の状態がどちらの状態である
か容易に識別する手段も必要とする。本発明はかかる観
点から、自覚し機能及び時報機能を有し、しかもこれら
機能のセット、リセツトを単一の操作部材で制御すると
共に、このセット、リセットの状態を表示して実用上非
常に便利にしたものである。以下図面に基づき説明する
。第１図は、本発明のアラーム付時計の一実施例の基本
構成図である。１は時間標準パルス発生器で、比較的高
振度数の時間標準例えば水晶発振器とこの駆動回路で構
成される。

この時間標準パルス発生器１の出力は分周回路２で１秒
周期の信号まで分周され時刻計数器３により時刻として
の信号、本実施例では日・時・ＡＭ・ＰＭ・分の信号が
作られ、ＳＷＩにより時刻計数器３と表示手段４が接続
され、表示手段４に時刻表示される。表示手段４は液晶
又は発光ダイオード等によりディジタルに時刻を表示す
る。５は時刻の修正及び自覚し時刻の設定をする修正設
定装置で通常使用状態ではＳＷ５により作動できない状
にしておき、不注意な使用による時刻表示のズ衰しを防
止している。よってＳＷ５は修正設定装置５の安全スイ
ッチである。６は外部より修正設定装置５を介して設定
される自覚し時刻を記憶する記憶手段。

記憶手段６への自覚し時刻の設定は、ＳＷ６により修正
設定装置５を作動状態にし、ＳＷ４で修正設定装置５と
記憶手段６とを接続し入力設定される。この時〜記憶内
容はＳＷ竃により記憶手段６と表示手段４が接続され設
定時刻が順次表示される。時刻の修正は「ＳＷＷこより
修正設定装置５が時刻計数器３に接続され「ＳＷ５によ
り修正設定装置５が作動状態に入り修正がなされる。こ
の時「表示手段４‘まＳＷＩで時刻計数器３と接続され
その修正時刻を表示する。７は毎時ごとに時報を報知さ
せる時報手段である。

記憶手段６と時報手段７はそれぞれＳＷ２・ＳＷ３で一
致検出手段８１こし、接続。断絶がなされる。よって、
ＳＷ２，ＳＷ３は自覚し■時報機構のセットトリセット
をするスイッチである。尚、このＳＷ２，ＳＷ３は第２
図亀０の如く単一のスイッチによって制御される。一致
検出手段８はＳＷ２で記憶手段６と接続されている場合
、記憶手段６に記憶している自覚時刻と時刻計数器３の
情報とを比較し、一致した場合には一定の出力信号を発
生する。発音手段９はその信号に従って−定の音を発生
し「 自覚し時刻であることを報知する。毎時ごとの時
報を報知する場合も同様で「ＳＷ３により時報手段７と
一致検出手段８が接続され、それぞれの情報を比較しこ
の場合時刻計数器３の分桁が００となった時一定の出力
信号を発生する。発音手段９はブザー又は小型のスピー
カーと駆動回路で構成されている。またＳＷ２０ＳＷ３
は表示手段４と接続されており、ＳＷ２０ＳＷ３がＯＮ
状態となっている場合、即ち、自覚機能又は時報機能が
セット状態にある時に表示手段４に一定のセットマーク
を表示させセット状態にあることを示す。通常の使用状
態に於て自覚し時刻を知りたい場合は「ＳＷＩで記憶手
段６と表示手段４を接続すればｔ 自覚し時刻が表示さ
れる。具体的な表示手段４の表示状態を第２図〜第６図
に示す。第２図は自覚し機能及び時報機能のリセット状
態でト第１図でＳＷＩ‘こより時刻計数器３と表示手段
４が接続されており時刻を表示している状態のものであ
る。

第３図は自覚し機能のみのセット状態のものである。第
２図の状態でボタン１８を押すと第亀図のＳＷ２がＯＮ
状態となる。この時「表示手段；４１こは自覚しセット
状態を示すセットマーク官３が表示される。第４図は自
覚し機能及び時報機能のセット状態のものである。第３
図の状態で再度ボタン１８を押すと第畳図のＳＷ３もＯ
Ｎ状態に入り、表示手段１４音こは時報機能のセット状
態を示すセットマーク１５も表示される。第５図は時報
機能のみがセット状態にあるもので「第１図でＳＷ２は
○ＦＦトＳＷ３はＯＮの状態である。

これは第４図の状態で再びボタン蔓Ｄを押すとこの状態
に入り〜表示手段１４１こは時報機能のセットマーク１
５だけが表示される。第５図状態でボタン１０を押せば
第２図状態となり全てがリセット状態に入る。第６図は
、記憶手段６の記憶内容貝０ち自覚し時刻を表示したも
のである。

これは自覚し時刻を知りたい場合と「自覚し時刻の設定
時に表示される。前者の場合は、第２図〜第５図状態で
ボタン１２を押している間表示される。

後者の場合は、第３図又は第４図状態則ち、自覚し機能
のセットマークの表示している状態でボタン！０を引き
出せばなされる。第１図でＳＷ５がＯＮｔＳＷ４が記憶
手段６とＯＮ状態となり「 自覚し時刻設定状態となり
、ボタン１１，１２を組合せて押せば設定ができる。第
２図状態でボタン亀０を引き出せば時刻修正の状態とな
り、ボタン亀翼，首２を組合せ使用することにより時刻
修正ができる。第１図に示す本実施例では「 自覚し機
能と時報機能時に発音手段より発生する音は同じとなっ
ているが通常時報に比較し自覚し時にははっきりとした
音を発生する方が使用上望ましい。

このことは発生音が自覚し音のものか時報音のものであ
るか判断する上からも両者に差をつけることが必要であ
る。よって記憶手段６による報知か時報手段７による報
知かを判断する手段を付加し、例えば自覚し時は高い音
、時報時は低い音を、或いは自覚し時は連続音、時報時
には断続音を発生する様に両者に音質・音量ｑ音程等の
差をつければ実用的である。これは発音手段の駆動回路
を分周回路の途中の分周信号の組み合せ信号を使用すれ
ば筒単に可能である。以上説明の如く、時計特に腕時計
に自覚し機能と時報機能とを付加し、またそれら機能の
セット状態を表示する手段を設けたので、従来の時計に
比較し日常生活上よりその実用的な価値は非常に大きい
。

又、自覚機能と時報機能のセット，リセット状態を順次
サィクリックに指定するようにしたので単一の操作部材
にて制御が行なえ、構造の簡略化及び操作性の向上を可
能とした。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のアラーム付時計の一実施例の基本横成
図である。 １……時間標準パルス発生器、２……分周回路、３・…
・・時刻計数器、４・…・・表示手段、５・…・・修正
設定装置、６……記憶手段、７・・・…時報手段「 ８
・・・・−・一致検出手段、９…・・・発音手段。 第２図・第３図・第４図・第５図・第６図は、第１図の
表示手段４の表示状態を示す図である。１０，１１，１
２……ボタン、１３……自覚し機能セットマーク、１４
…・・，表示手段、１５・・…・時報機能セットマーク
。 ＳＩ図 多２図 多３隣 券４図 繁Ｓ風 実ら趣，

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 時刻が予め外部より設定された時刻と一致した場合
   に報知する目覚機能、毎正時ごとに報知する時報機能、
   及び時刻を表示する表示手段を具備するアラーム付時計
   において、前記目覚機能及び前記時報機能を順次セツト
   、リセツトさせる単一の操作部材を具備し、前記表示手
   段には前記単一の操作部材の操作に連動して前記目覚機
   能及び時報機能のセツト状態を表示するセツトマークを
   設けたことを特徴とするアラーム付時計。