JPS60125619A

JPS60125619A - 型締め装置

Info

Publication number: JPS60125619A
Application number: JP23353983A
Authority: JP
Inventors: Zenji Inaba; 善治稲葉
Original assignee: Fanuc Corp
Current assignee: Fanuc Corp
Priority date: 1983-12-13
Filing date: 1983-12-13
Publication date: 1985-07-04
Also published as: JPH048210B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野と従来技術本発明は、射出成形機における型締装置に関する。

射出成形機の型締装置は、従来油圧機構で行なわれてい
た。そのため、油圧ポンプや弁等を必要とし、構成が複
雑となっていた。また、油圧により型締行程を制御しな
くてはならないことから、その型締速度の制御も複雑で
困難であった。そこで、モータを使用し、モータの回転
力をナツト−ネジ系によって直線運動に変え、型締を行
わせようとする揚台、十分な型締力を得ようとすると、
モータの馬力を大きくするか、上記ボールネジのピッチ
を細くする方法が考えられる。しかし、モータを大馬力
化すれば型が閉じるまでの移動は格別大きな力を必要ど
しないにもかかわらず大馬力のモータを使用することと
なり、エネルギーロスが大きくなり、かつ、装置全体の
コストアップにもつながる。また、ボールネジのピッチ
を細かくすると、小型のモータでも大きな締付力は得ら
れるが、型が閉じるまでの時間が長くなり、開用成形の
サイクルタイムが長くなり、高速の射出成形機を得るこ
とができない。

発明の目的本発明は、上記欠点を改善し、小型モータで、サイクル
タイムが短く、かつ、十分な締付力を発生し得る型締装
置を提供することを目的としている。

発明の構成本発明は、モータの回転をナツト−ネジ系によって直線
運動に変えて型締を行う射出成形機の型締装置において
、ピッチの異なる上記ナツト−ネジ系と該ナツト−ネジ
系を選択的に作動させるクラッチをそれぞれ複数設け、
金型を送るときはピッチの大きいナツト−ネジ系を作動
させ、金型を締付りるときはピッチの小さいナツト−ネ
ジ系を作動させるようにしだ型締装置である。

実施例第１図は、本発明の第１の実施例を示す図で、Ｍはモー
タ、１は伝導装置で、本実施例ではタイミングベル１−
で構成され、上記サーボモータＭの回転力をスライド用
ナツト２に伝導する。該スライド用ナツト２はボールネ
ジ３と螺合して１つのナツト−ネジ系を形成している。

また、上記スライド用ナツト２の外周には、締付用ネジ
が切られており、該締付用ネジには締付用ナツト４が螺
合してもう１つのナツト−ネジ系を形成している。

そして、上記ボールネジ３のピッチとナツト２の外周に
切られた締付用ネジのピッチは、ボールネジ３のピッチ
が大きく、締付用ネジのピッチの方が細かく形成されて
いる。Ｃ２はクラッチで、上記締付用ナツト４と固定盤
５とを結合するようになっている。８は該固定１５に固
定されたスラスト軸受で、該スラスト軸受に形成された
凸部９と、上記締付用ナツト４に形成された四部が係合
するようになっている。また、該締付用ナツト４とスラ
スト軸受間にはスプリング１１が設けられ、また、上記
締付用ナツト４とスラスト軸受８の内面がテーパー状に
形成され、該テーパーと係合して、該テーパーによって
第１図におけるボールネジ３５− の半径方向に移動できるようになったブレーキシュー１
２を有したクラッチＣ３が、該締付用ナツト４とプラス
１〜軸受８間に設けられており、型７が閉じていないと
きは、第１図に示すように、スプリング１１により締付
用ナツト４とスラスト軸受８間は離され、クラッチＣ３
のブレーキシュー１２はボールネジ３とは離脱している
。１５はスラスト軸受で、可動盤６とボールネジ３を連
結している。Ｃ１もクラッチで、該クラッチＣ１が作動
するとボールネジ３の回転は阻止される。７は、可動盤
６に固着された一方の金型である。なお、１３．１４は
タイバーである。

次に、上記実施例の作用について）ボへる。

第１図の状態は、型７が後退位置にある状態を表わして
いる。そこで、型締行程が開始されると、まず、クラッ
チＣ１が作動し、可動盤６とボールネジ３を固定する。

そして、サーボモータＭが回転し、伝導装置１を介して
スライド用ナツト２が回転し、その結果、ボールネジ３
はネジに沿って前進し、可動盤６及び金型７を第１図上
方に移動−〇− させる。この場合、ボールネジ３のピッチは大ぎく形成
されているから、可動盤６及び金型７は早いスピードで
前進することどなる。次に、金型７が他方の金型に当接
し、型が閉じるとボールネジ３の前進はｌ止され、その
反力のため、スライド用ナツト２はスプリング１１の力
に抗して第１図中下方に移動し、内面に形成されたテー
パーによりクラッチＣ３を作動させ、該クラッチＣ３の
ブレーキシュー１２をボールネジ３に押しつけ、該ボー
ルネジ３と上記スライド用ナツト２を一体的に固定する
。このように、本実施例では、セルフロック式のクラッ
チＣ３を構成しているが、型が閉じるとクラッチが作動
するようなりラッチＣ３でもよい。一方、該作用と同時
に金型７が閉じたとき、クラッチＣ１を不動作にし、ク
ラッチＣ２を動作させる。その結果、サーボモータＭの
回転力は伝ｓＩｌ構１を介してスライド用ナツト２を回
転させるが、該スライド用ナツｌ〜２とボールネジ３は
クラッチＣ３で一体的に固定されているから、ボールネ
ジ３もスライド用ナツト２と共に回転する。一方、クラ
ッチＣ２の作動により、締付用ナツト４は固定盤５に固
定されるから、スライド用ナツト２が回転すると、該ス
ライド用ナツトの外周に切られたネジが上記締付用ナツ
ト４に押されてスライド用ナツト２を第１図上方に移動
させる。

そのため、上記スライド用ナツト２にクラッチＣ３で固
定されたボールネジ３は上方に移動し、可動盤６を前進
させ、型７を他方の型へ締付けることとなる。この場合
、スライド用ナツト２の外周に切られたネジのピッチは
小さく形成されているため、スライド用ナツト２．ボー
ルネジ３．可動盤６．金型７の移動は遅いが、大きな力
を得ることができ、大きな型締力を供給することができ
る。

第２図は、本発明の第２の実施例を示す図で、Ｍはサー
ボモータ、２１は伝導装置で、本実施例ではタイミング
ベルトを示している。２０はボールネジで、該ボールネ
ジ２０は、ネジのピッチの大きい部分２０−１とピッチ
の小さい部分２〇−２を有し、それぞれのネジに螺合す
るナツトＮ４゜Ｎ５により、それぞれナツト−ネジ系を
構成している。２２は可動盤で、金型２４が固着されて
いる。また、可動盤２２には上記ボールネジと平行に杆
２５が固着されており、該杆２５にはクラッチＣ４，Ｃ
５が固着され、該クラッチＣ４，Ｃ５は、上記ボールネ
ジ２０のピッチの大きい部分２０−１と螺合するナツト
Ｎ４またはピッチの小さい部分２０−２と螺合するナツ
トＮ５とそれぞれ上記杆２５を固定するようになってい
る。なお、２３は固定盤、２６．２７はタイバーである
。

上記構成において、まず、クラッチＣ４を動作させ、ク
ラッチＣ５を不動作状態にして、サーボモータＭを回転
させると、ボールネジ２０は回転し、ナツトＮ５はクラ
ッチＣ５が不動作であるから空転するが、ナツトＮ４は
クラッチ０４が動作しているため、杆２５と一体的とな
るため、ボールネジ２０が回転するとボールネジ２０の
ピッチの大きいネジ出に沿って移動し、杆２５．可動盤
２２、金型２４を第２図右方向へ早い速度で移動させる
。次に、金型２４が他方の金型と当接して型が閉じる位
置にきたとき、クラッチＣ４を切り、９− クラッチＣ５を入れると、ナツトＮ７１Ｉは空転し、ナ
ラ］・Ｎ５と杆２５が固定されるから、杆２５゜可動盤
２２．金型２４はボールネジのピッチの小さい部分２０
−２のネジ山に沿って低速度で第２図右方へ移動し、金
型２４を他方の金型へ締付けることとなるが、金型７の
移動量は小さくなるに反して、締付力は大きいものを得
ることができる。

なお、上記実施例では、駆動源としてサーボモータを使
用したが、サーボモータではなく汎用のモータを使用し
てもよい。この場合には、リミットスイッチ等で金型の
移動位置を検出しなければならないことは勿論である。

発明の効果本発明は、モータの回転をボールネジにより直線運動に
変換し、金型が当接し閉じるまでは、ピッチの大きいネ
ジにより速いスピードで金型を移動させ、金型が閉じ、
金型を締付ける場合には、ピッチの小さいネジにより大
きな締付力を得るようにしたから、駆動源として使用す
るモータは小型のモータでもよく、かつ、大きな締付力
を得る１０− ことができると共に、射出成形サイクルタイムを短くす
ることができる。そのため、装置のコストを安くするこ
仁ができ、また省エネルギーにもなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１の実施例、第２図は、同第２の
実施例を示す図である。Ｍ・・・ザーボモータ、１・・・伝導機構、２・・・ス
ライド用ナツト、３・・・ボールネジ、４・・・締付用
ナツト、ＣＩ、Ｃ２，Ｃ３・・・クラッチ。特許出願人ファナック　株式会社１１−

Claims

【特許請求の範囲】（１）モータの回転をナツト−ネジ系によって直線運動
に変えて型締を行う射出成形機の型締装置において、ピ
ッチの異なる上記ナツト−ネジ系と該ナラ１−−ネジ系
を選択的に作動させるクラッチをそれぞれ複数段（プ、
金型を送るときはピッチの大きいナツト−ネジ系を作動
させ、金型を締付けるときはピッチの小さいナツト−ネ
ジ系を作動させるようにしだ型締装置。（２）上記ナツト−ネジ系は、金型が固着された可動盤
に回転自在に固着されたネジと該ネジと噛み合いモータ
の回転力が伝導されるスライド用ナツトからなる系と、
上記スライド用ナツトの外周に設けられたネジと該ネジ
と噛み合う締付用ナツト系よりなり、上記クラッチは上
気可動盤に回転自在に固着されたネジの回転を停止させ
る第１のクラッチと、上記締伺用ナツトの回動を停止さ
せる第２のクラッチよりなる特許請求の範囲第１項記載
の型締装置。（３）上記金型が閉じたとき作動し、上記スライド用ナ
ツトと可動盤に固着されたネジを固定する第３のクラッ
チを有する特許請求の範囲第２項記載の型締装置。（４）上記第３のクラッチはセルフロック式のクラッチ
である特許請求の範囲第３項記載の型締装置。り５）上記ナツト−ネジ系のネジ棒は、ピッチの大きい
部分とピッチの小さい部分よりなり、該ピッチの大きい
部分及びピッチの小さい部分にそれぞれ噛合するナツト
は上記クラッチによって選択的に可動盤と固定されるな
る特許請求の範囲第１項記載の型締装置。（６）上記モータはサーボモータである特許請求の範囲
第１項、第２項、第３項、第４項または第５項記載の型
締装置。