JPS60124629A - イオン交換性中空糸の製造法 - Google Patents

イオン交換性中空糸の製造法

Info

Publication number
JPS60124629A
JPS60124629A JP58232548A JP23254883A JPS60124629A JP S60124629 A JPS60124629 A JP S60124629A JP 58232548 A JP58232548 A JP 58232548A JP 23254883 A JP23254883 A JP 23254883A JP S60124629 A JPS60124629 A JP S60124629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion
solution
hollow fiber
spinning dope
extruded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP58232548A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0315933B2 (ja
Inventor
Tomosaku Imoto
井本 友三久
Takehiro Yamamoto
健博 山本
Takeshi Yanagimoto
剛 柳本
Takao Sugano
隆夫 菅野
Mamoru Imai
今井 守
Naoki Hori
直樹 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nippon Oil Seal Industry Co Ltd
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil Seal Industry Co Ltd, Nok Corp filed Critical Nippon Oil Seal Industry Co Ltd
Priority to JP58232548A priority Critical patent/JPS60124629A/ja
Publication of JPS60124629A publication Critical patent/JPS60124629A/ja
Publication of JPH0315933B2 publication Critical patent/JPH0315933B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、イオン交換性中空糸の製造法に関する。更に
詳しくは、乾湿式法によりイオン交換基を導入し得る多
孔質中空糸を製造工程を一工程省略して製造し、そこに
イオン交換基を導入することからなるイオン交換性中空
糸の製造法に関する。
従来は、乾湿式法により多孔質中空糸を一旦製造し、そ
こにイオン交換基を導入し得る高分子物質のエマルジョ
ンまたは溶媒溶液を付着し、それを乾燥させた後、イオ
ン交換基をそこに導入することにより、イオン交換性中
空糸が製造されていた。本発明においては、乾湿式法に
よる多孔質中空糸の製造とイオン交換基を導入し得る高
分子物質の塗布とを同時に行ない、選択透過性などの点
で遜色のないイオン交換班中空糸を製造工程を一工程省
略して製造する方法を提供する。
本発明はまた、本出願人によって先に提案されているイ
オン交換性中空糸の製造法、即ちアミノ化可能な基を有
する重合体それ自体で中空糸全形成させ、次いでこの中
空糸をアミノ化剤で処理してそこにイオン交換基を導入
する方法(特開昭58−174618号公報)にみられ
た輸点である、得られたイオン交換性中空糸の強度的な
問題およびクロルメチルスチレン−スチレン共m 合体
なトノアミン化可能な基を有する重合体が高価格であり
、それの使用鼠の減少が望まれていた問題なども、乾燥
工程の省略と同時に解決させている。
従って、本発明はイオン交換性中空糸の製造法に係り、
イオン交換性中空糸の製造は、乾湿式法によりイオン交
換基を導入し得る多孔質中空糸を製造するに際し、高分
子物質紡糸原液を環状中空ノズルから押し出すと同時に
、イオン交換基を導入し得る高分子物質のエマルジョン
または前記紡糸原液を凝固させる溶媒の溶液を、注入液
として環状に押し出された紡糸原液の芯部に注入し、そ
れを凝固浴中に自然落下させ、凝固せしめて多孔質中空
糸を製造し、製造された多孔質中空糸の芯部に前記注入
液を保持させた状態で乾燥した後、イオン交換基を導入
することにより行われる。
多孔質中空糸は、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビ
ニル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスル
ホン、ポリアクリロニトリル、酢酸セルロースなどの高
分子物質を凝固浴と混和性のある溶媒に溶解させて調製
される紡糸原液(ドープ液)を、環状中空ノズルの外側
環状部から押し出し、それを一般に水またはそiLを主
体とする凝固洛中に自然落下させ、そこで凝固ぎせるこ
とにより製造される。
その際、環状中空ノズルの内側中空部から、イオン交換
基を導入し得る高分子物質のエマルジョンまたは紡糸原
液を凝固させる溶媒の溶液が、注入液として環状に押し
出された紡糸原液の芯部に注入される。かかる高分子物
質としては、スチレン−クロルメチルスチレン共重合体
、クロルメチル化ポリスチレン、クロルメチル化ポリス
ルホン、塩素化ポリエチレン、更にはビニルクロルアセ
テート、クロルメチルビニルエーテルなどの単独重合体
または共重合体などの活性クロル基を含む重合体、スチ
レン−ブタジェン共重合体、塩化ビニル−アクリロニト
リル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリエチレンイ
ミンなどが例示される。
これらの高分子物質のエマルジョンは、高分子IJI/
J質のイJ“機溶娠溶液の水中への分散あるいは乳化組
合法など任慧の方法によって調製される。また注入液が
溶媒溶液として用いられる場合には、高分子物質を紡糸
原液を凝固させる有機溶媒、例えハ四塩化k l’; 
1バークロルエチレン、トリクロルエチレンなどの塩素
化炭化水素類、ベンセン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素類などがあるいは水が、紡糸原液を形成す
る高分子物質およびその溶媒の種類に応じて用いられる
凝固洛中に所定時間浸II L、具体的には凝固浴を通
過させた多孔質中空糸を一部巻取ローラーに巻き取った
後、巻取ローラーからはずして凝固液中に浸漬し、紡糸
原液の溶媒の除去を完全に行なう。この際、多孔質中空
糸の芯部に注入された注入液がそこから流出しないよう
に、その両端部をクリップで止めたり、そこをつぶして
封止した状態にして浸漬し、引続きこの封止状態で乾燥
させる。乾燥は、多孔質中空糸を形成する材料物質の軟
化点以下の温度で行わnlこれにより中空糸外面側から
有機溶媒や水が蒸散し、最終的にはその内面個迄乾燥さ
ノする。
この乾燥の結果、内面側および外面側にそれぞれ緻密層
が存在し、これらの中間層には2列のフィンガースドラ
クチャ−構造が存在する断面形状を有する多孔質中空糸
の内聞側へ、イオン交換基を尊大し得る高分子物質が塗
イσされたものが得られ、次いでそこにイオン交換基の
導入が行われる。
溝入されるイオン交換基は、多孔質中空糸の内面側に塗
布されたイオン交換基を導入し得る高分子vA質の種類
によっても異なり、例えばそれが活性塩禦含論高分子物
質の場合には、N、N、N’、N’ −テトラメチル−
1,6−ヘキサンジアミン、N、N、N′。
N′−テトラメチルエチレンジアミン、N、N、N’、
N’−テトラメチル−p−フェニレンジアミンなどの3
級ジアミンによって代表される脂肪族または芳香族の1
級、2級または3級の各種アミンによる第4アンモニウ
ム塩化によって、またポリエチレンイミンの場合には塩
化シアヌルなどによって陰イオン交換基がそれぞれ導入
され、更にスチレン−ブタジェン共重合体の場合にはベ
ンゼン核をスルホン化することにより、また塩化ビニル
−アクIJ Q二) IJル共重合体の場合にはニトリ
ル基を加水分解することにより陽イオン交換基がそれぞ
れ導入される。
このようにして得られるイオン交換性中空糸は、その製
造工程が一工程省略されていながら、それのイオン選択
透過性などの性質は何ら遜色なく有効に発揮されるので
、その性質を利用して、複数本束ねたモジュールを拡散
透析、限外口過、逆浸透などの6踵の用途に用いること
ができる。
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1 ポリフッ化ビニリデン(ペンウォルト社製品カイナー4
60)20mi部、ジメチルア七ドアミド78重飢部お
よびポリエチレングリコール(関東化学製品pxG#6
000 ) 2重に部を60℃で加熱混合し、均一な紡
糸原液(ドープ液)を調製した。
また、スチレンとクロルメチルスチレンとを等モル宛乳
化瓜合させ、得られた固型分濃度22%の水性エマルシ
ョンを芯部注入液として用いた。
乾湿式紡糸は、外径2.0順、内径1.5 ranの中
空環状ノズルを用い、前記紡糸原液をギアポンプにより
30 m115にの吐出量で外側環状部から吐出させ、
同時に内側中空部からエアー圧送により前記エマルジョ
ンを2Brrl/分の注入証で環状に押し出された紡糸
原液の芯部に導入し、約3crnQ間を自然落下させた
後、水温15℃の水と同浴中に浸漬、凝固せしめ、それ
を26 ryzZ分の巻取速度で巷き取ることにより行
われた。
巻取ローラーに巻き取られた多孔質中空糸は、巻取ロー
ラ=〃)らはずし、その両端部をクリップで止めた状態
で、これを約1時間凝固洛中に浸漬させた。次いで、こ
の封圧状態のまま、これをガラス板上に静置し、30℃
の副−ジン中で15時間乾燥させた後、30℃のN、N
、N’、IJ’−テトラメチル−1,6−ヘキサンジア
ミンの50%水溶液中ニ2時間浸漬し、アミン化を行な
った後水洗した。得られた中空糸は、外径1.5 m 
、内径1.0調であった。
この陰イオン交換性第4アンモニウム塩基を有する中空
糸を、直立したガラス製円筒体内に円筒体上下両端蓋部
で貫通固定されるように装着し、中空糸の内部にその上
方から脱塩水を101A時間・ゴ膜の流量で流すと共に
、円筒体の下方に設けられた孔部入口から2NH2So
41NFeSO4混合水溶液を同じ原意で円筒体の上方
に設けられた孔部出口に向って中空糸外部を向流させた
。中空糸の下方から排出される回収液中には、H2SO
4が0.4モル々、またFeSO4が0.01モル/l
の濃度でそれぞれ含有されており、酸の選択的透過が良
好に行われていた。
実施例2 実施例1において、水性エマルジョンを水中に沈澱させ
、精製、乾燥したスチレン−クロルメチルスチレン共重
合体を四塩化炭素に溶解し、その3%溶液を芯部注入液
として用い、また凝固浴への浸漬時間を3時間に変更し
た。
得られた外径1.Fl+lIl+、内径1.0間の陰イ
オン交換性第4アンモニウム塩基含有中空糸について、
同様の選択的透過試験を行なった結果、回収液中のn2
so、 濃度については0.4モル/I!、マたFeS
O4濃度については0.02モル/lの値がそれぞれ得
られ、厳の選択的6辿が良好に行われていることが確認
された。
実施例3 ポリスルホン(UOO社製品P−3500)20重置部
、ジメチルボルムアミド79.5嵐M部およびポリビニ
ルピロリドン(関東化学u M PVP K 90 )
 0.5重1部から調製された紡糸原液を用い、1だポ
リエチレンイミン(関東化学製品1130B )の10
%水溶液を芯部注入液に用い、実施例1と同様にして多
孔質中空糸を製造した後、50℃の塩化シアヌルの20
%エタノール溶液中に2時間浸漬し、アミン化を行なっ
た。
得られた外径1.5鵡、内径i、o 、、Illの陰イ
オン交換基含有中空糸について、同様の選択的透過試験
を行なった結果、回収液中のH2SO,濃度についてt
よ0.3モル/i、またFeSO4濃度については0.
01モル/1の値がそれぞれ得られ、酸の選択的透過が
良好に行われていることが確認された。
実施例4 実施例1において、ポリ塩化ビニル(日本上オンh 品
103 BP ) 12 京蓋部、ジメチルホルムアミ
ド87.5mk部およびポリビニルピロリドン0.5重
量部から5,1製された紡糸原液が用いられた。
得られ1こ外k 1.5 ” 、内径1,0超の陰イオ
ン交換性第4アンモニウム塩基自イj中空糸について、
同様の選択的通過試験を行なった結果、回収液中のh2
so4濃&にライては0.4 %ル/11また’F’e
SO4濃度については0.01モル/lの値がそれぞ肛
得らノシ、除の選択的透過が良好に行われていることク
ニ確認された。
代理人 弁理士 吉 1) 俊 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、乾湿式法によりイオン交換基を導入し得る多孔質中
    空糸を製造するに際し、高分子物質紡糸原液を環状中空
    ノズルから押し出すと同時に、イオン交換基を導入し得
    る高分子物質のエマルジョンまたは前記紡糸原液を凝固
    させる溶媒の溶液を、注入液として環状に押し出された
    紡糸原液の芯部に注入し、それを凝固洛中に自然落下さ
    せ、凝固せしめて多孔質中空糸を製造し、製造された多
    孔質中空糸の芯部に前記注入液を保持させた状態で乾燥
    した後、イオン交換基を導入することを特徴とするイオ
    ン交換性中空糸の製造法。 2、イオン交換基を導入し得る高分子物質が活性塩素含
    有高分子物質である特許請求の範囲第1項記載のイオン
    交換性中空糸の製造法。 3、陰イオン交換基としての第4アンモニウム塩基が導
    入される特許請求の範囲第2項記載のイオン交換性中空
    糸の製造法。
JP58232548A 1983-12-09 1983-12-09 イオン交換性中空糸の製造法 Granted JPS60124629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58232548A JPS60124629A (ja) 1983-12-09 1983-12-09 イオン交換性中空糸の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58232548A JPS60124629A (ja) 1983-12-09 1983-12-09 イオン交換性中空糸の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60124629A true JPS60124629A (ja) 1985-07-03
JPH0315933B2 JPH0315933B2 (ja) 1991-03-04

Family

ID=16941045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58232548A Granted JPS60124629A (ja) 1983-12-09 1983-12-09 イオン交換性中空糸の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60124629A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8834801B2 (en) 2010-07-08 2014-09-16 Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha Flue gas denitrification apparatus
CN105113039A (zh) * 2015-09-21 2015-12-02 天津工业大学 一种吸附阳离子型染料纤维的制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8834801B2 (en) 2010-07-08 2014-09-16 Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha Flue gas denitrification apparatus
CN105113039A (zh) * 2015-09-21 2015-12-02 天津工业大学 一种吸附阳离子型染料纤维的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0315933B2 (ja) 1991-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4343535B2 (ja) 疎水性ポリマーを含む親水性中空糸限外ろ過膜及びその製造方法
US7662212B2 (en) Membrane post treatment
US20080197071A1 (en) Nano Composite Hollow Fiber Membrane and Method of Manufacturing the Same
KR20080033279A (ko) 중합체 막의 가교 결합 처리
JP2005516764A (ja) ヘイラー膜
WO2002102500A1 (en) Membrane polymer compositions
CN105636677B (zh) 改进过滤膜的化学稳定性
CN105148750B (zh) 一种聚酰胺复合膜表面改性的方法
CN114432900B (zh) 抗污染复合反渗透膜的制备方法和由此制得的抗污染复合反渗透膜
JP4057217B2 (ja) 耐溶剤性微孔質ポリベンゾイミダゾール薄膜の製造方法
JPH057051B2 (ja)
JP3216910B2 (ja) 多孔質中空糸膜
JPH025132B2 (ja)
JPS60124629A (ja) イオン交換性中空糸の製造法
CN114642972A (zh) 脱硼反渗透膜及其制备方法
JPH04176330A (ja) 荷電型分離膜の製造方法
AU2006261581B2 (en) Cross linking treatment of polymer membranes
CN108043233A (zh) 一种耐氧化聚酰胺反渗透膜及其制备方法和应用
JPS59166208A (ja) 気体分離膜の製造法
JP3431455B2 (ja) 多孔質高分子除湿膜
JPS61249504A (ja) 限外口過膜
JP3165740B2 (ja) 分離膜およびその製造方法
KR102357400B1 (ko) 중공사형 나노 복합막 및 이의 제조방법
CN114749035B (zh) 低压大通量中空纤维纳滤膜、其制备方法及其应用
JPH0430418B2 (ja)