JPS6012449Y2 - 折りたたみ式シヨ−ケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は折りたたみ式ショーケースに関するもので、特
に設置場所での組み立てに要する時間や手間が少なく、
かつその組み立てに工具を要せず、しかも不使用時は折
りたたんで狭い場所に収納できるショーケースを提案す
ることを目的とするものである。

次に本考案を図面に示す実施例に基いて説明する。

１は下枠で、その上面周縁に第９図に示す如く、嵌合溝
ｌａｗ ｌｂｙ ＩＣ？ ｌｄが形成されている
。

下枠１の上面には床板２が固着されており、下面には、
該下枠１を支脚３上に収脱可能に載置するための脚取付
用チャンネル４が設けられている。

支脚３は連結杆５の中央部を回転自在に連結して第９図
及び第１０図Ｃに示すように折りたたみ可能になってい
る。

６は後枠で、前記下枠１の上面後部に形成した嵌合Ｒ１
ｄに収脱可能に嵌合するように形成されている。

該後枠６内には引戸７が開閉可能に設けられている。

８，９は両側枠で、前記下枠１の上面両側部に形成した
嵌合Ｊｉｂ、ｌｃに収脱可能に嵌合するように形成され
ている。

該両側枠８，９は、その後部を、後枠６の両側端の内面
に対し、回転軸１０によって平面的回転できるように連
結して、後枠６の内面側に折りたたみできるとともに、
後部８Ａの後枠６に対する当接によって開放位置が定ま
るようになっている。

１１は後部上枠、１２は前部上枠で、これらを回転軸１
３により折りたたみ可能に連結して１つの上枠が構成さ
れている。

後部上枠１１の後端は後枠６に対し回転軸１４によって
上下に回転可能に止着されている。

後部上枠１１は第２図に示す如く、その下面に、後枠６
及び折りたたまれた側枠８及び９の上端が嵌合する収納
溝１１ａが形成され、また前部上枠１２の前端部１２ａ
の下面には、後述する前枠１５の上端が嵌合する１１２
ｂが形成され、又前部上枠の両側部１２ｃの下面には、
両側枠８゜９の上端が嵌合する嵌合溝１２ｄが形成され
ている。

１６は前部上枠１２に張設した天板ガラス、１７は側枠
８，９に張設した側面ガラスである。

前枠１５は、側枠８の前部と側枠９の前部との間に、上
方より収脱可能に嵌合できるようになっている。

すなわち、両側枠８，９の夫々の前部に上端が開口する
案内中空部８ｂを形成するとともに内側に窓８ｃを形成
し、前枠１５の両側端には前記案内中空部８ｂに嵌合す
るスライド部材１５ａが固着されている。

該スライド部材１５ａは上下に位置して２個設けてもよ
く、また長尺のものを用いてもよい。

また該前枠１５の下端は、下枠１の前部主面に形成した
嵌合溝１ａに嵌合するようになっている。

１９は前枠１５に張設した前面ガラスである。

尚、側枠８，９の内面には棚受２０を収脱可能に止着す
る取付穴が多段階的に設けられており、組立時、棚受２
０を前記取付穴に止着してそめ棚受２０上に棚板ガラス
２１を収脱可能に載置ザるようになっている。

次に第１図の組立て形態より、各構成部品を折りたたむ
場合について説明する。

先ず後部上枠１１を回転軸１４を中心として上方へ回動
するととも＆：こ前部上枠１２を回転軸１３を中心とし
て回動しつつ第５図に示すように後方へずらす。

次で前枠・１５を第６図に示すように両側枠８，９間よ
り引き抜く。

次で後枠６と両側枠８，９を持ち上げてミ下枠１の嵌合
溝ｉｄ、ｌｂ、ｌｃより抜き、その後、両側枠８，９を
回転軸１０を中心として内方へ回動して後枠６の内面に
重合する（第７図及び第８図参照）。

次で前部上枠１２を第８図に示すように下方へ折りたた
み、そして前記後枠６、両側枠８，９、前後部上枠１１
．１２を下枠１より取り外す。

次で支脚３を下枠１より取り外した後第１０図に示す如
く折りたたむ。

このように各構成部品を折りたたむことにより夫々を第
１０図に示すように分割して夫々小型に折りたたむこと
ができるので、輸送、蔵置に至便となる。

次に前記のような分割状態よりショーケースに組み立て
るには、前記の操作と逆の操作をすることにより組み立
てが行なえる。

尚、図面に示す実施例は後枠６に引き戸を備え、他の前
枠、両側枠にはガラス板を備えものを示したが、前枠に
引き戸或いは後枠、前枠の両枠に引き戸を備えてもよい
。

以上のように本考案によれば、各構成部品を嵌合式に組
み立てることができるので設置場所での組み立て及び折
りたたみをするための工具を必要とせず、しかもその組
み立て及び折りたたみに要する時間及び手間も少ない。

更に各構成部品を小型に折りたたむことができるので、
輸送或いは狭い場所での蔵置に至便であるなど実用上極
めて有効なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は組み立て
状態を示す斜視図、第２図は第１図における■−■線側
断面図、第３図は同じ＜ｍ−ｍ線平断面図、第４図は同
じ＜ ＩＶ−ＩＶ線正正断面図第５図乃至第９図は折り
たたみ順序を示す各斜視図、第１０図は各構成部品の折
りたたみ状態を示すもので、Ａは後枠、側枠、上枠の折
りたたみを示し、Ｂは下枠、Ｃは支脚、Ｄは棚板ガラス
、Ｅは棚受を示す。 １・・・・・・下枠、１ａ〜１ｄ・・・・・・嵌合溝、
２・・・・・・床板、３・・・・・・支脚、６・・・・
・・後枠、８，９・・・・・・側枠、８ｂ・・・・・・
案内中空部、１１・・・・・・後部上枠、ｌｌａ・・・
・・・収納溝、１２・・・・・・前部上枠、１２ｂ・・
・・・・溝、１５・・・・・・前枠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 床板２を備えた下枠１を設け、該下枠１の上面周縁には
   嵌合ｍ１ｌｌ ａ、 １ ｂｙ １ ｃｔ １
   ｄを形成し、下面には支脚３を収脱可能に設け、前記下
   枠１の後部の嵌合Ｒ１ｄには、後枠６を収脱可能に嵌合
   し、該後枠６の両側部には両側枠８，９を回転軸１０を
   中心に観音開きが行なえるように開閉自在に備えるとと
   もに該両側枠８，９の下部を前記下枠１の両側部の嵌合
   Ｊｉｂ、ｌｃに収脱可能に嵌合できるようにし、更に後
   枠６の上部には、折りたたまれた前記両側枠８，９が嵌
   合する収納溝１１ａを下面に有する後部上枠１１を回転
   軸１４を中心に回転可能に設け、該後部上枠の前端縁に
   前部上枠１２を回転軸１２を中心に折りたたみ可能に接
   続し、更に前記両側枠８，９の前部には上下方向の案内
   中空部８ｂを形成し、前枠１５を、°両側枠８，９間に
   前記案内中空部８ｂを介して上方へ収脱可能に嵌合止着
   するとともに該前枠１５の下端を下枠１の前記嵌合溝１
   ａに、上端を前記前部上枠１２の前端部下面に設けた溝
   １２ｂに夫々嵌々するようにしたことを特徴とする折り
   たたみ式ショーケース。