JPS6012335B2 - ↓m−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)キユメンヒドロペルオキシドの分解方法 - Google Patents
↓m−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)キユメンヒドロペルオキシドの分解方法Info
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- JPS6012335B2 JPS6012335B2 JP7672676A JP7672676A JPS6012335B2 JP S6012335 B2 JPS6012335 B2 JP S6012335B2 JP 7672676 A JP7672676 A JP 7672676A JP 7672676 A JP7672676 A JP 7672676A JP S6012335 B2 JPS6012335 B2 JP S6012335B2
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- Japan
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- chpo
- dhpo
- hydroperoxide
- hydroxy
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Description
【発明の詳細な説明】
本葬明は、m−(2−ヒドロキシ−2−ブロピル)キュ
メンヒドロベルオキシド(以下m−CHPOと略す。
メンヒドロベルオキシド(以下m−CHPOと略す。
)の分解法に関し、更に詳しくはmージイソプロピルベ
ンゼンの酸化反応により得られるm一CHPOを主成分
として含有するヒドロベルオキシド溶液を接触分解して
、m−イソプロベニルフェノールを製造するにあたり、
該ヒドロベルオキシド溶液中に含まれるmージィソプロ
ピルベンゼンジヒドoベルオキシド(以下m一DHPO
と略す。)の含量がm一CHPOに対して8重量%以下
になるようにDHPOの除去処理を行たのち接触分解反
応を行なうことを特徴とするm−CHPOの効率的な分
解方法である。mージイソブロピルベンゼンを酸素もし
くは酸素含有ガスで酸化してm−CHPOを得、このm
−CHPOを酸性物質等の存在下に分解反応を行えば、
次式に示すようにm‐(2ーヒドロキシ−2ーブロピル
)フェノール(以下m−OCAと略す。
ンゼンの酸化反応により得られるm一CHPOを主成分
として含有するヒドロベルオキシド溶液を接触分解して
、m−イソプロベニルフェノールを製造するにあたり、
該ヒドロベルオキシド溶液中に含まれるmージィソプロ
ピルベンゼンジヒドoベルオキシド(以下m一DHPO
と略す。)の含量がm一CHPOに対して8重量%以下
になるようにDHPOの除去処理を行たのち接触分解反
応を行なうことを特徴とするm−CHPOの効率的な分
解方法である。mージイソブロピルベンゼンを酸素もし
くは酸素含有ガスで酸化してm−CHPOを得、このm
−CHPOを酸性物質等の存在下に分解反応を行えば、
次式に示すようにm‐(2ーヒドロキシ−2ーブロピル
)フェノール(以下m−OCAと略す。
)を経由してmーイソブロベニルフェ/ールが生成する
。ところで前記mージィソプロピルベンゼンの酸化反応
液から得られるm−CHPOを主成分として含有するヒ
ドロベルオキシド溶液には、目的とするm−CHPO以
外に各種のヒドロベルオキシドが不純物として混入して
おり「 これをこのまま分解反応に供するとm一CHP
Oの分解収率が非常に低下する。
。ところで前記mージィソプロピルベンゼンの酸化反応
液から得られるm−CHPOを主成分として含有するヒ
ドロベルオキシド溶液には、目的とするm−CHPO以
外に各種のヒドロベルオキシドが不純物として混入して
おり「 これをこのまま分解反応に供するとm一CHP
Oの分解収率が非常に低下する。
このようなことから本発明者らはmージィソプロピルベ
ンゼンの酸化反応液から得られるm−CHPOを主成分
として含有するヒドロベルオキシド溶液の接触分解によ
りm−ィソプロベニルフェノールを効率良く生成せしめ
る方法について詳細な検討を行い、特に該ヒドロベルオ
キシド溶液中に共存する不純物が分解反応においてどの
様な悪影響を及ぼすかを検討した結果、ある種の不純物
の含量を規制した場合にm−CHPOの分解収率が著し
く向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
m−ジィソプロピルベンゼンの酸化反応液には前述した
m−CHP○、m−DHPOの池m−ジィソプロピルベ
ンゼンモノヒドロベルオキシド、m−アセチルキユメン
ヒドロベルオキシドのヒドロベルオキシド類、さらにm
‐(2ーヒドロキシー2−プロピル)キユメン、mーア
セチルキユメン、m−ジ(2ーヒドロキシ−2ープロピ
ル)ベンゼン等の反応生成物が含まれている。
ンゼンの酸化反応液から得られるm−CHPOを主成分
として含有するヒドロベルオキシド溶液の接触分解によ
りm−ィソプロベニルフェノールを効率良く生成せしめ
る方法について詳細な検討を行い、特に該ヒドロベルオ
キシド溶液中に共存する不純物が分解反応においてどの
様な悪影響を及ぼすかを検討した結果、ある種の不純物
の含量を規制した場合にm−CHPOの分解収率が著し
く向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
m−ジィソプロピルベンゼンの酸化反応液には前述した
m−CHP○、m−DHPOの池m−ジィソプロピルベ
ンゼンモノヒドロベルオキシド、m−アセチルキユメン
ヒドロベルオキシドのヒドロベルオキシド類、さらにm
‐(2ーヒドロキシー2−プロピル)キユメン、mーア
セチルキユメン、m−ジ(2ーヒドロキシ−2ープロピ
ル)ベンゼン等の反応生成物が含まれている。
この酸化反応液より、たとえばメチルィソブチルケトン
等の有機溶媒中にm−CHPOを分離するのであるがト
m−CHPOのみを選択的に完全に分離するのは非常に
難しく該m−CHPOヒドロベルオキシド溶液中には前
記したm−DHPOやその他の酸化生成物の混入が避け
られない。本発明者らはm一CHPO中に混入してくる
これらの酸化反応生成物がm−CHPOの分解反応に及
ぼす影響について検討した結果、これらの酸化反応物に
はm一CHPOの分解、特にm−CHPOからmーィソ
プロベニルフェノール又はその中間体としてのm−OC
Aへの分解収率に直接関係のあるものとないものとがあ
り、特にm一CHPOが分解反応に対して最も大きな悪
影響を及ぼし更にm−DHPOの含量と分解収率とが深
く結びついていることを知ったのである。図1にm−C
HPO中のDHPOの含量とm−CHPOよりm−イソ
プoベニルフエノール又はm−OCAへの分解収率の関
係を示した。
等の有機溶媒中にm−CHPOを分離するのであるがト
m−CHPOのみを選択的に完全に分離するのは非常に
難しく該m−CHPOヒドロベルオキシド溶液中には前
記したm−DHPOやその他の酸化生成物の混入が避け
られない。本発明者らはm一CHPO中に混入してくる
これらの酸化反応生成物がm−CHPOの分解反応に及
ぼす影響について検討した結果、これらの酸化反応物に
はm一CHPOの分解、特にm−CHPOからmーィソ
プロベニルフェノール又はその中間体としてのm−OC
Aへの分解収率に直接関係のあるものとないものとがあ
り、特にm一CHPOが分解反応に対して最も大きな悪
影響を及ぼし更にm−DHPOの含量と分解収率とが深
く結びついていることを知ったのである。図1にm−C
HPO中のDHPOの含量とm−CHPOよりm−イソ
プoベニルフエノール又はm−OCAへの分解収率の関
係を示した。
なお図1においてm−DHPOの含量とは分解原料であ
るヒドoベルオキシド溶液中のm−CHPOに対するm
−DHPO割合を重量%で示したものであり、分解収率
とはヒドロベルオキシド溶液中のm−CHPOのモル数
に対して生成したm−ィソプロベニルフェノールとm−
OCAとの合計のモル数との割合を示したものである。
図1より明らかな様にm−DHPOのm−CHPOの分
解収率に及ぼす影響は、m−DHPO含有量の増大とと
もに分解収率の低下が進む傾向にあるものの、決して比
例するものではなく、m−DHPOの含有量の少し、領
域ではm−DHPOの混入量の増大に伴う分解収率の低
下はごくわずかにとどまるが、m−DHPOの混入量が
あるレベルを越えると分解収率が著しく低下してくる。
すなわち8重量%を界にしてこれ以上m−DHPOの含
有量が増大すると「 m−CHPOよりm−イソプロベ
ニルフェノール又はm−OCAへの分解収率は著しく低
下するが、それ未満の場合にはその含有量は分解収率に
は裕んど影響を与えないという事実が見し、出されたの
である。この事実より、m‐CHPOよりm−イソプロ
ベニルフエ/ール又はm−OCAへの分解収率が少なく
とも90%以上の収率になる様効率良く分解するために
はm−DHPOを必ずしも完全に除去する必要はなく、
その含有量がm−CHPOに対して8重量%を越えない
様に調整することによって極めて有効に達成されること
が判る。なお、m−OCAは脱水によって容易にmーイ
ソプロベニルフェノールに変わりうるものであるので、
m−ィソプoベニルフェノールを製造するという目的に
は、m−CHPOの分解段階で生成するm−OCAも収
率計算等ではm−ィソプロベニルフェノールと等価とし
て評価して良いものである。
るヒドoベルオキシド溶液中のm−CHPOに対するm
−DHPO割合を重量%で示したものであり、分解収率
とはヒドロベルオキシド溶液中のm−CHPOのモル数
に対して生成したm−ィソプロベニルフェノールとm−
OCAとの合計のモル数との割合を示したものである。
図1より明らかな様にm−DHPOのm−CHPOの分
解収率に及ぼす影響は、m−DHPO含有量の増大とと
もに分解収率の低下が進む傾向にあるものの、決して比
例するものではなく、m−DHPOの含有量の少し、領
域ではm−DHPOの混入量の増大に伴う分解収率の低
下はごくわずかにとどまるが、m−DHPOの混入量が
あるレベルを越えると分解収率が著しく低下してくる。
すなわち8重量%を界にしてこれ以上m−DHPOの含
有量が増大すると「 m−CHPOよりm−イソプロベ
ニルフェノール又はm−OCAへの分解収率は著しく低
下するが、それ未満の場合にはその含有量は分解収率に
は裕んど影響を与えないという事実が見し、出されたの
である。この事実より、m‐CHPOよりm−イソプロ
ベニルフエ/ール又はm−OCAへの分解収率が少なく
とも90%以上の収率になる様効率良く分解するために
はm−DHPOを必ずしも完全に除去する必要はなく、
その含有量がm−CHPOに対して8重量%を越えない
様に調整することによって極めて有効に達成されること
が判る。なお、m−OCAは脱水によって容易にmーイ
ソプロベニルフェノールに変わりうるものであるので、
m−ィソプoベニルフェノールを製造するという目的に
は、m−CHPOの分解段階で生成するm−OCAも収
率計算等ではm−ィソプロベニルフェノールと等価とし
て評価して良いものである。
mージィソプロピルベンゼンの酸化反応液からm−CH
POを分離し、m一CHPOを主成分として含むヒドロ
ベルオキシド溶液を得る方法としては、例えば、該酸化
反応生成液をアルカリ水で抽出し、このアルカリ水層に
移行したm一CHPOを有機溶媒で逆抽出する方法が一
般的であるが本発明はこの方法に限定されるものではな
く、いかなる方法で分離したm−CHPO溶液について
も通しうるものである。
POを分離し、m一CHPOを主成分として含むヒドロ
ベルオキシド溶液を得る方法としては、例えば、該酸化
反応生成液をアルカリ水で抽出し、このアルカリ水層に
移行したm一CHPOを有機溶媒で逆抽出する方法が一
般的であるが本発明はこの方法に限定されるものではな
く、いかなる方法で分離したm−CHPO溶液について
も通しうるものである。
m−CHPO溶液に含有されるm−DHPOの除去には
、アルカリ水で抽出処理するのが一般的であり、この方
法によって本発明のm−DHPOの許容量までm−DH
POの含有量を低下せしめることができる。m−CHP
Oの分解反応には、通常のヒドロベルオキシドの分解方
法が適用できる。分解原料たるm一CHPOを主成分と
して含むヒドロベルオキシド溶液は有機溶媒溶液である
ことが必要であって、かかる有機溶媒としてはハイドロ
カーボン類(例えばベンゼン、トルェン、キユメン、ジ
イソプロピルベンゼン、キシレン、エチレンベンゼン、
シメン、n−へキサン、nーヘプタン、シクロヘキサン
等)、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、メチルイソブロピルケト
ン等)、アルコール類(例えば、メタノール、エタノー
ル、プロパノ−ル等)、エーテル類(例えば、ジエチル
エ−テル、ジイソプロピルエーナル、テトラハイドロフ
ラン、ジオキサン等)の使用が可能であるが、特に一連
の処理工程からみてメチルィソプチルケトンが有利であ
る。また分解反応時に使用する触媒としては他のヒドロ
ベルオキシドの分解反応と同様に硫酸、無水硫酸、芳香
族化合物のスルホン酸類(例えばpートルェンスルホン
酸類(例えばpートルェンスルホン酸)、ハロゲン化メ
タンスルホン酸類(例えばトリフルオルメタンスルホン
酸)、亜硫酸ガス、過塩素酸、トリハロゲン化酢酸(例
えば、トリフルオル酢酸)、カチオン交換樹脂、ハロゲ
ン化水素(例えば塩化水素)、塩化アルミニウム、3弗
化ホウ素、3弗化ホウ素銭体、リン酸、酸性白土等の酸
性物質が用いられる。又、ヒドロベルオキシドを分解す
る性能をもつ物質(例えば、S原子を含む酸化防止剤と
しての特性を有する化合物)を用いて分解することも可
能である。分解の反応条件は、使用する触媒等によって
も異なるが、通常3ぴCより20ぴ0であり、酸性触媒
を使用する時は通常30午0から使用溶媒の沸点範囲で
実施し、反応圧は常圧系、加圧系、減圧系いづれでも良
い。
、アルカリ水で抽出処理するのが一般的であり、この方
法によって本発明のm−DHPOの許容量までm−DH
POの含有量を低下せしめることができる。m−CHP
Oの分解反応には、通常のヒドロベルオキシドの分解方
法が適用できる。分解原料たるm一CHPOを主成分と
して含むヒドロベルオキシド溶液は有機溶媒溶液である
ことが必要であって、かかる有機溶媒としてはハイドロ
カーボン類(例えばベンゼン、トルェン、キユメン、ジ
イソプロピルベンゼン、キシレン、エチレンベンゼン、
シメン、n−へキサン、nーヘプタン、シクロヘキサン
等)、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、メチルイソブロピルケト
ン等)、アルコール類(例えば、メタノール、エタノー
ル、プロパノ−ル等)、エーテル類(例えば、ジエチル
エ−テル、ジイソプロピルエーナル、テトラハイドロフ
ラン、ジオキサン等)の使用が可能であるが、特に一連
の処理工程からみてメチルィソプチルケトンが有利であ
る。また分解反応時に使用する触媒としては他のヒドロ
ベルオキシドの分解反応と同様に硫酸、無水硫酸、芳香
族化合物のスルホン酸類(例えばpートルェンスルホン
酸類(例えばpートルェンスルホン酸)、ハロゲン化メ
タンスルホン酸類(例えばトリフルオルメタンスルホン
酸)、亜硫酸ガス、過塩素酸、トリハロゲン化酢酸(例
えば、トリフルオル酢酸)、カチオン交換樹脂、ハロゲ
ン化水素(例えば塩化水素)、塩化アルミニウム、3弗
化ホウ素、3弗化ホウ素銭体、リン酸、酸性白土等の酸
性物質が用いられる。又、ヒドロベルオキシドを分解す
る性能をもつ物質(例えば、S原子を含む酸化防止剤と
しての特性を有する化合物)を用いて分解することも可
能である。分解の反応条件は、使用する触媒等によって
も異なるが、通常3ぴCより20ぴ0であり、酸性触媒
を使用する時は通常30午0から使用溶媒の沸点範囲で
実施し、反応圧は常圧系、加圧系、減圧系いづれでも良
い。
反応は連続的でも回分的でも良いが滞留時間は通常6び
分以内で実施する。m−CHPOの分解反応液は、中和
処理した後、精蟹や抽出等の方法で精製を行い、純度の
高いm−ィソプロベニルフェ/−ルを得ることができる
。
分以内で実施する。m−CHPOの分解反応液は、中和
処理した後、精蟹や抽出等の方法で精製を行い、純度の
高いm−ィソプロベニルフェ/−ルを得ることができる
。
m−OHPO以外の他の酸化反応生成物の分解反応に与
える影響は、m一DHPOに比べて小さく、これらの生
成物の混入量は、特に制御する必要はない。
える影響は、m一DHPOに比べて小さく、これらの生
成物の混入量は、特に制御する必要はない。
このように本発明はm一CHPOを主として含むヒドロ
ベルオキシド溶液から、不純物としてのm−DHPOを
m一CHPOに対して8重量%以下にすることにより、
高収率で分解反応が行われ、m−ィソプロベニルフェノ
ールを効率よく得ることを可能にしたものであって、工
業的に広い用途が期待されるm−ィソプoベニルフェノ
ールを安価に製造しうる基盤となるものであり、その工
業的利用価値は極めて高いものである。
ベルオキシド溶液から、不純物としてのm−DHPOを
m一CHPOに対して8重量%以下にすることにより、
高収率で分解反応が行われ、m−ィソプロベニルフェノ
ールを効率よく得ることを可能にしたものであって、工
業的に広い用途が期待されるm−ィソプoベニルフェノ
ールを安価に製造しうる基盤となるものであり、その工
業的利用価値は極めて高いものである。
以下本発明を実施例によって具体的に説明する。但し例
中部、%とあるのはそれぞれ重量部、重量%を示す。実
施例 1ジィソプロピルベンゼソの酸化反応液より得ら
れたm山CHPOを33.3%、m−DHPOを6.7
%(m一CHPOに対して20%)含むヒドoベルオキ
シドのメチルィソブチルケトン(以下MmKと略す。
中部、%とあるのはそれぞれ重量部、重量%を示す。実
施例 1ジィソプロピルベンゼソの酸化反応液より得ら
れたm山CHPOを33.3%、m−DHPOを6.7
%(m一CHPOに対して20%)含むヒドoベルオキ
シドのメチルィソブチルケトン(以下MmKと略す。
)溶液をm一DHPOを除去するために6%NaOH水
溶液を用いて抽出処理し、次いでMmK溶液を水洗、濃
度調整を行ってm−CHPOを33.3%、m−DHP
Oを2.67%(m−CHPOに対して8%)含むヒド
ロベルオキシド肌BK溶液を得た。このMIBK溶液3
00部(m−CHPOを10の郭、m−OHP○を8部
含む)と、10%硫酸アセトン溶液を蝿投機付反応器に
同時に滴下し、反応温度を65℃に保持して分解反応を
行った。約2び分でヒドロベルオキシドM田K溶液およ
び硫酸ーアセトン溶液の滴下を終了し、さらに反応温度
を65q0に保持、縄拝を10分間継続すると、反応液
中のヒドロベルオキシドの濃度が0.1%以下になった
ので反応を終了し、5%NaOH水溶液で中和した。
溶液を用いて抽出処理し、次いでMmK溶液を水洗、濃
度調整を行ってm−CHPOを33.3%、m−DHP
Oを2.67%(m−CHPOに対して8%)含むヒド
ロベルオキシド肌BK溶液を得た。このMIBK溶液3
00部(m−CHPOを10の郭、m−OHP○を8部
含む)と、10%硫酸アセトン溶液を蝿投機付反応器に
同時に滴下し、反応温度を65℃に保持して分解反応を
行った。約2び分でヒドロベルオキシドM田K溶液およ
び硫酸ーアセトン溶液の滴下を終了し、さらに反応温度
を65q0に保持、縄拝を10分間継続すると、反応液
中のヒドロベルオキシドの濃度が0.1%以下になった
ので反応を終了し、5%NaOH水溶液で中和した。
中和分液水を分離した分解反応油中に含まれるm−イソ
プロベニルフェノールは41.7部、m−OCAは19
.2邦であり、m−CHPOよりのmーイソプロベニル
フエノールおよびm−OCAへの収率はそれぞれ65.
3%、26.5%であり、合計で91.8%となった。
一方比較のためにm−DHPO除去処理をしないヒドロ
ベルオキシドMIBK溶液(m−CHPOを33.3%
、m−DHPOを6.7%含み、m−DHPOの量はm
−CHPOに対して20%)を用いて上記と同様にして
分解反応を行ったところ、分解反応油中に含まれるm−
イソプロベニルフェノールは33.2部、m−OCAは
17.7部であり、m−CHPOよりのm−イソプロベ
ニルフエノールおよびm−OCAへの収率はそれぞれ5
2.1%、24.5%であり、合計で76.6%と非常
に低かった。
プロベニルフェノールは41.7部、m−OCAは19
.2邦であり、m−CHPOよりのmーイソプロベニル
フエノールおよびm−OCAへの収率はそれぞれ65.
3%、26.5%であり、合計で91.8%となった。
一方比較のためにm−DHPO除去処理をしないヒドロ
ベルオキシドMIBK溶液(m−CHPOを33.3%
、m−DHPOを6.7%含み、m−DHPOの量はm
−CHPOに対して20%)を用いて上記と同様にして
分解反応を行ったところ、分解反応油中に含まれるm−
イソプロベニルフェノールは33.2部、m−OCAは
17.7部であり、m−CHPOよりのm−イソプロベ
ニルフエノールおよびm−OCAへの収率はそれぞれ5
2.1%、24.5%であり、合計で76.6%と非常
に低かった。
実施例 2
実施例1と同様の操作で、m−DHPO含量の異なるヒ
ドロベルオキシドMIBK溶液を原料として分解反応を
行った。
ドロベルオキシドMIBK溶液を原料として分解反応を
行った。
その結果を第1表に示す。
第1表
図1はm−CHPOに対するm−DHPOの含有量と、
m−CHPOよりの合計収率の関係を機軸にm−DHP
O含有量(%)で、縦軸に分解収率(%)で示したもの
である。 図Z
m−CHPOよりの合計収率の関係を機軸にm−DHP
O含有量(%)で、縦軸に分解収率(%)で示したもの
である。 図Z
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 m−ジイソプロピルベンゼンの酸化反応により得ら
れるm−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)キユメンヒ
ドロペルオキシドを主成分として含有するヒドロペルオ
キシド溶液を接触分解してm−イソプロペニルフエノー
ルを製造するにあたり、該ヒドロペルオキシド溶液中に
含まれるm−ジイソプロピルベンゼンジヒドロペルオキ
シド(以下、DHPOという)の含量が、m‐(2−ヒ
ドロキシ−2−プロピル)キユメンヒドロペルオキシド
に対して8重量%以下になる様にDHPOの除去処理を
行ったのち接触分解反応を行なうことを特徴とするm−
(2−ヒドロキシ−2−プロピル)キユメンヒドロペル
オキシドの分解方法。 2 除去処理がアルカリ水による抽出処理である特許請
求の範囲第1項に記載のm−(2−ヒドロキシ−2−プ
ロピル)キユメンヒドロペルオキシドの分解方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7672676A JPS6012335B2 (ja) | 1976-06-28 | 1976-06-28 | ↓m−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)キユメンヒドロペルオキシドの分解方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7672676A JPS6012335B2 (ja) | 1976-06-28 | 1976-06-28 | ↓m−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)キユメンヒドロペルオキシドの分解方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS532437A JPS532437A (en) | 1978-01-11 |
JPS6012335B2 true JPS6012335B2 (ja) | 1985-04-01 |
Family
ID=13613561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7672676A Expired JPS6012335B2 (ja) | 1976-06-28 | 1976-06-28 | ↓m−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)キユメンヒドロペルオキシドの分解方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6012335B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02124721A (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-14 | Nippon Chem Ind Co Ltd | 塩化クロムの製造法 |
JP2935817B2 (ja) * | 1994-09-29 | 1999-08-16 | 日東工器株式会社 | プレスによって被加工物にテーパー形状をもつ貫通孔を成形する孔加工方法およびその孔加工用工具 |
-
1976
- 1976-06-28 JP JP7672676A patent/JPS6012335B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS532437A (en) | 1978-01-11 |
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