JPS601231B2 - 金属リチウムの包装 - Google Patents
金属リチウムの包装Info
- Publication number
- JPS601231B2 JPS601231B2 JP20660882A JP20660882A JPS601231B2 JP S601231 B2 JPS601231 B2 JP S601231B2 JP 20660882 A JP20660882 A JP 20660882A JP 20660882 A JP20660882 A JP 20660882A JP S601231 B2 JPS601231 B2 JP S601231B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealed
- metallic lithium
- packaging
- moisture
- lithium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、空気中においてきわめて吸湿し易い金属リ
チウムを所定の期間ほとんど完全に防湿できるようにし
た金属リチウムの包装に関する。
チウムを所定の期間ほとんど完全に防湿できるようにし
た金属リチウムの包装に関する。
従来の金属リチウムの防湿包装は、油を封入した缶内に
リチウムを収納するか、アルミ箔のような金属箔製の袋
の中に密封するなどのことが行われていたが、前者は容
器から取り出した後のＩＪチゥムの表面から油分を取り
除く操作に手数を要する欠点があり、後者は金属箔に製
造時のピンホールが残っていたり、包装時の折目にピン
ホールが形成されたりして気密性が損なわれることが多
い欠点がある。さらに両者に共通する欠点は、包装を解
いた後でなければリチウムの保存状態が観察できないこ
とにある。これらの点を解消する包装材料には、高気密
性と透明性に優れた合成樹脂フィルムの使用が考えられ
るが、現在のところ完全な気密性を具えたフィルムはな
いのが現状である。なお、包装袋内に吸湿材としてシリ
カゲルを封入したものは金属リチウムの包装として殆ど
効果がなく、５酸化リンを封入したものは外気に触れる
とりチウムと反応して水素、水溶液を発生して効果を失
う欠点がある。そこで本発明は、高気密性と透明性とを
具えた合成樹脂フィルム製の密封袋内に、適量の金属リ
チウムを吸湿材として封入する包装を多量に繰り返して
、最も内側の密封袋内に所望の金属リチウムを封入する
ことにより、高い防湿性を具備した金属リチウムの包装
を提供するものである。
リチウムを収納するか、アルミ箔のような金属箔製の袋
の中に密封するなどのことが行われていたが、前者は容
器から取り出した後のＩＪチゥムの表面から油分を取り
除く操作に手数を要する欠点があり、後者は金属箔に製
造時のピンホールが残っていたり、包装時の折目にピン
ホールが形成されたりして気密性が損なわれることが多
い欠点がある。さらに両者に共通する欠点は、包装を解
いた後でなければリチウムの保存状態が観察できないこ
とにある。これらの点を解消する包装材料には、高気密
性と透明性に優れた合成樹脂フィルムの使用が考えられ
るが、現在のところ完全な気密性を具えたフィルムはな
いのが現状である。なお、包装袋内に吸湿材としてシリ
カゲルを封入したものは金属リチウムの包装として殆ど
効果がなく、５酸化リンを封入したものは外気に触れる
とりチウムと反応して水素、水溶液を発生して効果を失
う欠点がある。そこで本発明は、高気密性と透明性とを
具えた合成樹脂フィルム製の密封袋内に、適量の金属リ
チウムを吸湿材として封入する包装を多量に繰り返して
、最も内側の密封袋内に所望の金属リチウムを封入する
ことにより、高い防湿性を具備した金属リチウムの包装
を提供するものである。
さらに本発明は、多重の各密封袋内に、吸湿材としての
金属リチウムと共に、不活性ガスまたは完全除湿空気等
の気体を封入することにより、防湿性をより向上させた
ものである。また本発明はそれぞれに金属リチウムを多
重に包装した複数の密封袋を不活性ガスまたは完全除湿
空気と共に「金属缶等の密封容器内に密封することによ
り、より長期間の保存に耐えられ、かつ、搬送し易く形
成した金属リチウムの包装を提供したものである。以下
に本発明の実施例を図面について説明する。図において
、Ａ，，ふ，Ａ３は、それぞれ同材質で同順に形状を小
さく形成した、高気密性と透明性とを具えた合成樹脂フ
ィルム製の密封袋、１は各密封袋Ａの緑辺を密着するこ
とにより形成しシール部、２は密封袋Ａ，，Ａ２内にそ
れぞれ吸湿材として封入した小量の金属リチウム、３は
外側を上記密封袋Ａ，，Ａ２により多重に包装されて最
も内側になる密封袋Ａ３内に封入した本来包装すべき所
望の金属リチウムである。
金属リチウムと共に、不活性ガスまたは完全除湿空気等
の気体を封入することにより、防湿性をより向上させた
ものである。また本発明はそれぞれに金属リチウムを多
重に包装した複数の密封袋を不活性ガスまたは完全除湿
空気と共に「金属缶等の密封容器内に密封することによ
り、より長期間の保存に耐えられ、かつ、搬送し易く形
成した金属リチウムの包装を提供したものである。以下
に本発明の実施例を図面について説明する。図において
、Ａ，，ふ，Ａ３は、それぞれ同材質で同順に形状を小
さく形成した、高気密性と透明性とを具えた合成樹脂フ
ィルム製の密封袋、１は各密封袋Ａの緑辺を密着するこ
とにより形成しシール部、２は密封袋Ａ，，Ａ２内にそ
れぞれ吸湿材として封入した小量の金属リチウム、３は
外側を上記密封袋Ａ，，Ａ２により多重に包装されて最
も内側になる密封袋Ａ３内に封入した本来包装すべき所
望の金属リチウムである。
上記包装に際して各密封袋Ａ，，Ａ２，Ａ３内にそれぞ
れアルゴンのような不活性ガスまたは水分を除去した完
全除湿空気を封入することにより、より外気の流通を遮
断して防湿性に優れた包装ができる。
れアルゴンのような不活性ガスまたは水分を除去した完
全除湿空気を封入することにより、より外気の流通を遮
断して防湿性に優れた包装ができる。
また、上記のようにそれぞれに吸湿用の金属リチウムと
共に不活性ガスまたは完全除湿空気を封入して上述のよ
うに多重に包装した複数の密封袋を、同じく不活性ガス
または完全除湿空気と共に金属缶等の従来公知の密封容
器（図示省略）内に封入したものは、さらに外気の流通
性の遮断が向上して長期間の保存に耐えられる。また、
搬送も容易になる。なお実施例には０．Ｐ．Ｐ，ＥＶ一
日、ポリエチレン、エチレンビニールアルコール共重合
体等のラミネートフィルムを用いた。
共に不活性ガスまたは完全除湿空気を封入して上述のよ
うに多重に包装した複数の密封袋を、同じく不活性ガス
または完全除湿空気と共に金属缶等の従来公知の密封容
器（図示省略）内に封入したものは、さらに外気の流通
性の遮断が向上して長期間の保存に耐えられる。また、
搬送も容易になる。なお実施例には０．Ｐ．Ｐ，ＥＶ一
日、ポリエチレン、エチレンビニールアルコール共重合
体等のラミネートフィルムを用いた。
以上のように高気密性と透明性とを具えた合成樹脂フィ
ルム製の密封袋を多重に用いるとともに、所望の金属リ
チウムを封入した密封袋に対して外側になる各密封袋内
に吸湿材として金属リチウムの小片を封入した本発明に
よれば、合成樹脂フィルムを多重に用いることにより各
袋毎に透湿率に比例して透湿量が低下し、外気の流入が
きわめて稀薄になり、さらに各袋毎に封入した金属リチ
ウムによって外側から流入した稀薄な外気中の水分が除
去されるので、中心に位置する所望の金属リチウムには
きわめて微量な水分が長時間の経過後に到達するのみで
あり、包装した金属リチウムの防湿状態を長期間保持す
ることができ、また各密封袋が透明なので、何時でもそ
の保存状態を外から観察できる。
ルム製の密封袋を多重に用いるとともに、所望の金属リ
チウムを封入した密封袋に対して外側になる各密封袋内
に吸湿材として金属リチウムの小片を封入した本発明に
よれば、合成樹脂フィルムを多重に用いることにより各
袋毎に透湿率に比例して透湿量が低下し、外気の流入が
きわめて稀薄になり、さらに各袋毎に封入した金属リチ
ウムによって外側から流入した稀薄な外気中の水分が除
去されるので、中心に位置する所望の金属リチウムには
きわめて微量な水分が長時間の経過後に到達するのみで
あり、包装した金属リチウムの防湿状態を長期間保持す
ることができ、また各密封袋が透明なので、何時でもそ
の保存状態を外から観察できる。
なお本発明の実施に際し、密封袋を何重にするかは保存
期間と、袋の素材フィルムの透湿性と、吸湿材として同
封する金属リチウムの量とによって実験的に定まること
はいうまでもない。
期間と、袋の素材フィルムの透湿性と、吸湿材として同
封する金属リチウムの量とによって実験的に定まること
はいうまでもない。
図面は本発明の一実施例を示す−部切欠正面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 高気密性と透明性とを具えた合成樹脂フイルム製の
密封袋内に、適量の金属リチウムを吸温材として封入す
る包装を多重に繰り返して、最も内側の密封袋内に所望
の金属リチウムを封入してなる金属リチウムの包装。 ２ 多重の各密封袋内に、吸温材としての金属リチウム
と共に不活性ガスまたは完全除湿空気等の気体を密封し
たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の金属リ
チウムの包装。 ３ それぞれ金属リチウムを多重に包装した複数の密封
袋を不活性ガスまたは完全除湿空気と共に、金属缶等の
密封容器内に密封したことを特徴とする特許請求の範囲
第２項記載の金属リチウムの包装。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20660882A JPS601231B2 (ja) | 1982-11-24 | 1982-11-24 | 金属リチウムの包装 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20660882A JPS601231B2 (ja) | 1982-11-24 | 1982-11-24 | 金属リチウムの包装 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59103871A JPS59103871A (ja) | 1984-06-15 |
| JPS601231B2 true JPS601231B2 (ja) | 1985-01-12 |
Family
ID=16526200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20660882A Expired JPS601231B2 (ja) | 1982-11-24 | 1982-11-24 | 金属リチウムの包装 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS601231B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1652880A1 (en) | 1999-05-26 | 2006-05-03 | Sumitomo Electric Fine Polymer, Inc. | Heat-Resistant engineering plastic resin composition and molded article obtained therefrom |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU623606B2 (en) * | 1988-09-21 | 1992-05-21 | Tanaka Kogyo Co., Ltd. | Small engine for hand-held work machines |
-
1982
- 1982-11-24 JP JP20660882A patent/JPS601231B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1652880A1 (en) | 1999-05-26 | 2006-05-03 | Sumitomo Electric Fine Polymer, Inc. | Heat-Resistant engineering plastic resin composition and molded article obtained therefrom |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59103871A (ja) | 1984-06-15 |
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