JPS6012153A

JPS6012153A - 細目砂の採取方法

Info

Publication number: JPS6012153A
Application number: JP11993683A
Authority: JP
Inventors: Kihachiro Takanami; 高浪　喜八郎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1983-06-30
Filing date: 1983-06-30
Publication date: 1985-01-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の対象、産業上の利用分野）本発明は砂を採取する分野に使用される。更に具体的に
はコンクリートの耐久性を増大させ、透水、吸水性を減
少させて、コンクリート製品の強度向上と品質安定とを
供する細目砂を採取するために使用される。

本発明は、粒径が２７７１％　以下の割目砂の採取方法
に関するものである。

（従来技術とその問題点）現在、岩石を粉砕したり　Ｉｌｌ砂を選別して粗砂、中
砂、細目砂に分ける種々の方法が利用されているが、い
ずれの方法においても岩石や川砂から細目砂のみを採取
することができず、ひいてはコンクリート製品の強度・
耐久性を向上させることができないばかりか、コンクリ
ートの作業性を難しくする原因となっている。

即ち、粒径２ＴｒＬ％　以下の細目砂をコンクリートの
骨材として使用すれば、実積率が大きくなって、コンク
リートの耐久性の増大、透水・吸水性の減少等が期待で
きることは一般的に知られている。しかしながら、上記
の如く現在の採取技術ではこの細目砂を岩石や川砂から
確実をこ採取する技術は皆無である。

（本発明が解決しようとする技術的課題）本発明が解決
しようとする技術的課題はり）細目砂を粗砂と分離させ
る分級方法の確立（ロ）分級機から回収した細目砂・粘
土混合物からの細目砂の採取方法の確立等である。

（技術的課題を解決するための手段〉上記技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的
手段は次のとおりである。

（イ）コンクリート製品の細骨材として使用できる程度
に分級される砕石工程の最終工程に攪拌装置を付設した
バイブレータ分級機を設置して、ここで５ｍ％　以下の
砂と粘土の中より２痛帆　以下の細目砂を分離し、（ロ）これを水とともに細砂サイクロンへ送り込み、こ
こで細目砂と水とを分離し、分級機に通して、細目砂と粘土とを分離し２１以下の細
目砂を採取する。

本発明方法を図面に示した実施例に基づき更に詳しく説
明する。

第１図は本発明の一実施例を示す砕石プラントのフロー
シートであり、原石Ｍを粉砕して各種のふるいや分離装
置を介して粒径２　閣　、以下の細目砂ｐを採取するも
のである。

即チ輸送コンベア１やトラックＴ等にて輸送されてきた
原石（岩石、川砂等）を原石ホッパー２に一時貯わえ、
この原石ホッパー２からレシプロフィーダ８へ投下して
臨設したコンベアー４へ移し、このコンベアー４にて移
送した原石Ｍを水洗振動ふるい５上へ供給する。

水洗振動ふるい５は、ふるい目を４０　ｍｓ　にがら、
４０１Ｉｌｌ１以上の石ＡＭはふるい６の外へ排出され
、５〜４０ｍｍ大きさの粗石はロツドミ１ｖ７へ入れら
れ、５ｍｍ以下の砂は水とともに振動ふるｌ、する。

ここでロッドミル７及び水洗振動ふるい５より移送され
てきた水を含む５ｍ前後の中破は、粒径５ｍ’１６：ｍ
ｓ中砂Ｂｙ＋と粒径５ｍ以下の中細砂にふるい分けられ
、５５ｍ１ｎ之る中破ＢＭ’はコンベアー９に移されて
排出され、粒径５ｍ以下の中細砂は水槽１０へ移される
。　・水槽１０へ移された中細砂は水とともにポンプ１１でも
つて液体サイクロン１２へ移送され、ここで水と砂とに
分離される。水及び比重の＠０スケール、狭雑物は液体
サイクロン１２の上部から排出されてシックナー２２へ
移され、ここで沈澱分離される。一方、粒径５１ｍ１＋
以下の中細砂（粘土するため、矢印で示したように液体
サイクロン１２の下端より排出してサンドロックウオッ
シャ−１８へ移され、ここで土のついている砂は洗浄さ
れ、洗浄後の水は水槽１４へ排出され、洗浄された砂は
パイてレータ分級機１５へ移される。

ここでパイプｖ　−、夕分級機１５は、本発明の方法を
実行するための重要な装置となるものであり、従来使用
、されているバイブレータ分級機に水中ポンプ（図示せ
ず）等の攪拌装置を設置し、バイブレータ分級機１５内
の砂、粘土分、水を適宜に攪るようにして、粒径の異な
る土砂をｈｌ；Σる砂と２ＩＩＩＩＩ以下の砂とに沈降
分離させる。２　ａｒｍ　’［こ之各砂は沈降速度が籠
いため、す早くバイブレータ分級機１５の底へ沈降する
が、粒径の小さｌ／）２　ｍ以下下の砂と粘土分とはゆ
っくりと沈降する。そのた−夕分級機１５の底よりかき
上げて排出し、２■以下の砂は水とともにポンプ１６を
介して細目サイクロン１７の上部へ移送する。

このように、上記せるパイフ゛レータ分級機１５では、
流体内における固体粒子（砂、土砂）の沈降速度が、そ
の粒子の大きさく粒径または粒度）によって異なること
を利用して砂の粒径を分けるとともに、バイブレータ分
級機１５内に攪拌流を生起させることによって、粒子の
大きい砂や粘土中に付着して沈降する細目砂の沈降を防
止しており、たえず分級作用と相互の攪拌作用とを適用
させることによって、効率のよい砂の分級を行なうよう
にしているものである。

なお、本実施例においては、バイブレータ分級機１５内
の砂１’　ＯＯｋｆ中より２５〜８０にグの細目砂を回
収することができた。もちろん従来の方法では細目砂の
回収量はゼロであった。

又、上記バイブレータ分級機１６には、水槽１９ている
。

した２日以下の細目砂（水や少量の粘土を含む）は、細
砂サイクロン１７内にて２ｔｐｍ以下の細目砂（粘土を
含む）と水とに分離され、水は上部より排出され、細目
砂は細砂サイクロン１７の下部より取り出されて小砂分
級機２０へ移される。

小砂分級機２０内においては、細目砂と細目砂に付着し
ている粘土を分離し、細目砂のみを小砂分級機２０の先
端より取り出して搬出コンベアー２１で所要場所へ移す
。

細砂サイクロン１７より排出した排水は、シックナー２
２へ移されて沈澱物と水とに分離され、水は図示のよう
に水槽１９に戻される。又、沈澱物は濃縮スラッジ槽２
３にて濃縮し、上ずみ液はフイＩレタ″−プレス２４へ
移されてケーキＤと水とに分離され、水は図示のように
水槽１９へ戻される。

従って、バイブレータ分級機１５へ供給する水は水槽１
９へ戻された水を全て使用するように閉回路方式を採用
していやため、分級用の流体（水）を多量に消費するこ
とはない。

なお、第１表に示した分析値は上記した小砂分級機２０
にて回収した細目砂ｒの粒度分布を示し、第２表に示し
た分析値は、該、細目砂Ｐの諸物性値を示したものであ
る。

第２表　細目砂の物性表第１表に示すように本発明方法によって採取した細目砂
は、０．１５〜０．６　ｔａｎの極めて粒径のバラツキ
の少ない品質のよいものであり、実積量も５６．４％と
非常に高く、コンクリートの中に骨材として使用すれば
品質、耐久性に優れたコンクリート製品を提供できるも
のである。

（発明の効果）・　このように本発明は、（イ）従来の砕石プラント最終工程におけるパイプレ−
夕分級機に攪拌装置を設けることによって粘土や粗砂と
いっしょに排出されていた２ｔｍ以下の細目砂を２０％
以上も回収できるようになった。

（ロ）また、上記バイブレータ分級機にポンプを連結し
細砂サイクロンへ連絡させることによっ′Ｃ細目砂と水
及び粘土に分離させ、更に細目砂の品質を向上させた。

（ハ）更にまた、上記細砂サイクロンから小砂分６１　
（′、Ｍへ上記（ロ）にて精製した細目砂（若干の粘土
を含む）を移して、ここで完全に細目砂と粘土分とを分
離するようにしているため、細目砂が非常に粒度、外観
ともに優れたものとなった。

に）したがって、このように品質の優れた細目砂をコン
クリート骨材として使用しているため、コンクリート製
品の耐久性を増大させ、なおかつ実積率も大きくなり、
吸水性透水性ともに減少できるようになり、コンクリー
トの品質安定に大きく貢献できるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の一実施例を示す砕石プラント設備
のフローシート図である。１５・・・バイブレータ分級機１６・・・ポンプ　１７・・・細砂サイクロン２０・・
・小砂分級機

Claims

【特許請求の範囲】

コンクリート製品の細骨材として使用できる程度に分級
される砕石工程の最終工程において、バイブレータ分級
機に攪拌装置を設置し、ここで漁３と２痛乳を二Σる砂
とに分け、２痛汎　以下の細目砂を水とともに細砂サイ
クロンへ移送して細目砂と水とに分離し、更に該細目砂
を小砂分級機に通して細目砂中に混入している粘土分を
除去するようにしてなる細目砂の採取方法。