JPS601212B2 - ラベル貼付機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はラベル貼付機、特に剥離台紙上に仮着された
感圧接着ラベルを剥離し、被貼着物品上に無接触で自動
的に該ラベルを貼付するようにしたラベル貼付機にあっ
て、該ラベルを吸着保持し、且つ被貼着物品上に飛行し
て貼着させる正圧・負圧源を単一の送風機の排気側及び
吸気側を切襖制御することによって行うようになしたラ
ベル貼付機に関するものである。

｝般にこのようなラベル貼付機にあっては、該ラベルを
台紙から剥離した後「一度ラベル保持面に吸着し続いて
例えば生鮮食品等の被貼着物品に吹付け飛行さ・せるた
めにコンブレッサー等の高圧エアー源を必要とし「更に
負圧発生装置及び切襖弁を介した空気回路を設ける必要
があり、極めて高価につくという問題点があった。

この発明はかかる問題に鑑み」ラベル保持面にラベルを
吸着させる負圧手段及び吸着後のラベルを物品上に飛行
貼付させる加圧手段を単一の送風機を用い、その排気及
び吸気を利用して切換制御するようになしたラベル貼付
機の提供を目的とするものである。

以下に「 この発明の実施態様を示した図面に基いて詳
述する。

１は剥離台紙で、その上に粘着面を仮着されたフベル２
が断続的に設けられ、鋭利な端部を有する剥離部分３に
よって該ラベル２が剥離される。

４はその剥離部分３の近傍に設けられたラベル保持面５
を下端に有する梶体部分、６Ｇま送風機、７は送風機の
排気口「 ８は同じく吸気□〜 ９は前記排気口７と梶
体部分４内部に連通する管、亀Ｑは同じ〈吸気□鱈と梶
体部分４内部に蓮適する管「１１９１２は前記二つの管
９＄ ＩＱの中途に大気側に閉口した大気閉口部ト１３
９富母はそれぞれ前記大気開□部と梶体部分４内部とを
開閉切摸する切襖弁である。

而して「 この発明は「剥離台紙首上に仮着され裏面に
粘着部分を有するラベル２を該台紙竃上から剥離し「被
貼着物品に貼付するラベル貼付機において「該ラベルの
剥離部分３の近傍に配備され剥離後のラベル２の表面を
負圧で吸着保持するラベル保持面５を下端面に具えた中
空な福体部分＆と、該梶体部分４の中空内部４ａに開□
する二つの管９７ １０をそれぞれ排気口７及び吸気□
８に蓮通せしめた送風機６と「該送風機の緋気及び吸気
が各別に前記梶体部分４の中空内部４ａ及び大気閉口部
１１，１２に切換えるようになした切襖弁１３，１４と
包含して構成されるラベル貼付機に係わり、第１図に示
す如く、その一例においては、切換弁１３，１４のいず
れかは大気開□部１軍又は１２のいずれかを開放し他を
閉塞している。

即ち、ラベル２をラベル保持面５に吸着保持する時は送
風機６の排気口７１こ連通する管９における功換弁１３
を動作させ、福体部分側を閉塞し大気開□部１１を開放
させると共にト送風機６の吸気□８に蓮適する管１０‘
こおける切換弁’４を同時に動作させて該切換弁１４に
より吸気側の大気閉口部１２を閉塞し楢体部分４の内部
４ａを吸気側に蓮通させて負圧になし、ラベル保持面５
に形成した多数の開□部５ａからラベル２を吸着保持さ
せる。

続いて該ラベル保持面５の下方に位置した被貼着物品（
図示略）に対しＬ前記切換弁１３，亀４を同時に反転さ
せ「第１図に示した状態にすれば、吸気側は大気と運通
して排気口７からの送風により、ラベル２は物品上に飛
行して貼着される。この場合、排気口７側の送風が垂直
下方へ移動するように楢体部分４の直上に排気口７及び
管９が位置することが望ましい。

即ち、梶体部分内部４ａを排気口側に蓮通せしめて正圧
状態にしたとき、ラベル保持面の開□部５ａからラベル
表面に当接する加圧空気の方向が垂直下方に且つ均等に
向かうことが望ましいからである。この意味から「第９
図及び第噂図に示す如く梶体部分４の中空内部４ａ内に
多数の均等な仕切り翼５を形成し、該仕切りで囲まれた
通路がラベル保持面５の閉口部５ａに蓮適することは効
果的である。同様に第７図に示した場合は排気口７に蓮
適する管９に閉口する加圧室亀Ｓａと、吸気□８１こ運
通する管亀…こ開□する倉圧室翼６ｂとを仕切り１５ａ
，軍５Ｍこよって二分し、それぞれの室から各別にラベ
ル保持面５１こ閉口する吸着用開□部５ｃ、飛行用関口
部５ｂと運適するように構成することにより、ラベル２
の吸着又は飛行に伴う圧力制御をラベル面に対して垂直
上方から均等に果たし得ることができる。次に切換弁書
７が送風機６の吸気□８及び排気口７「大気に通ずる開
□部１８及び梶体部分４もこ運通する部分亀９の四方向
に開□した単一の弁体である場合を、第２，３図に示し
た。即ち「切換弁１７の弁体１７ａが中心を枢軸にして
排気口７と大気に通ずる閉口部１８を運速させ、吸気□
８に蓮適する管１０と梶体部分４とを導適状態になす第
２図の如き状態にすれば、ラベル保持面５は負圧に働こ
うとしラベルを吸着する。次に第３図の如く弁体１７ａ
を移動させ、吸気〇８と大気に通ずる開□部１８を蓮適
状態になし排気口側を梶体部分に蓮通せしめた第３図の
如きになせば、ラベル保持面５に吸着しているラベルを
飛行させて被貼着物品に貼付することができる。
Ｚこれらの変形は第４，５図に示す如く、吸気□８
、排気口７にそれぞれ運通する管１０，９を切換弁１７
の両側から配管した場合である。次に別の実施例として
第８図に示す如き場合がある。

Ｚ即ち、送風機６の吸
気□８及び排気口７から蓮適するそれぞれの管路１０，
９を二つに分岐し、それぞれの分岐した一方１０ａ，９
ａを梶体部分４に蓮適する部分２０１こ開口させ、それ
ぞれの分岐した他方１０ｂ，ｇｂを大気側に運通し、前
記２四つの各菅開口端を閉塞部分２１と開□部分２２と
が交互に配列させるようになしこれら閉塞部分２１と開
□部分２２と対応的に閉口配列され且つ水平状に摺動自
在な平板状の切換弁板２３を設け、該切換弁板２３に係
合するアクチュェー夕２２４の作動により、第８図に示
す吸着状態では切換弁板２３の関口孔２５を前記吸気側
の分岐管の一方１０ａと排気側の分岐管の他方ｇｂの各
開□部分２２に合わせ、他を全て閉塞するように構成す
ることにより本匡体部分４内は負圧となり、一方鮎３着
状態にもたらすには切換弁板２３を移動させ吸気側を大
気に蓮通させ排気側の大気側を閉塞して福体部分に蓮適
する部分２０に合わせれば、樺体部分４内は加圧される
。

尚２６はシール部材を示している。この発明は以上の如
く、単一の送風機を設け、該送風機の吸気□及び排気口
を切襖弁を介してラベル保持面を有する梶体部分内に蓮
通制御することで、ラベル吸着保持及び無接触貼着でき
るものであり、従来の如く、吸着されたラベルを吹付け
飛行させる高圧空気吹付ノズルとラベルとの相対位置関
係の微妙な調節を要せず、ラベルには一様な吹付け圧力
がかかるためラベルの貼付精度は格段に向上する効果を
有し、更に従来の如く高圧エアー源としてのコンブレッ
サーや負圧発生装置を不要とするばかりでなく、その切
換弁構造も大気側との切換制御で果たし得るから簡単な
もので充分に間に合い、送風機自身もコンブレッサーに
比して安価である等経済的にも優れた効果を奏するもの
である。

尚、上言己の実施態様では全てラベル保持面５を下端に
有する如く説明したが被貼付面との関係位置によっては
必らずしもそれに限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施態様を例示するもので、第１図は
その一例を示す一部切欠いた側面図、第２，３図は他の
例を示す側面図で、第２図は吸着動作中、第３図は鮎着
動作中を示し「第４，５図は第２，３図の一部変形を示
す側面図、第６図は第９図Ａ−Ａ断面図、第７図は梶体
部分内の別例を示す縦断面図「第８図は更に他の例を示
す一部切欠いた側面図、第９図は梶体部分内の別例を示
す縦断面図である。 １・・・・・・剥離台紙、２・・・・・・ラベル、３・
・…・剥離部分、４・・・・・・梶体部分、５・・・・
・０ラベル保持面、６・・・・・・送風機、７・・・・
・・排気口、８…・・・吸気□、９，１０・・・・・・
管、１１，１２……大気開□部、１３，１４・・・・・
・切換弁。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 剥離台紙上に仮着され裏面に粘着部分を有する感圧
   接着ラベルを該台紙上から剥離し、被貼着物品に貼付す
   るラベル貼付機において、該ラベルの剥離手段近傍に配
   備され剥離後のラベルの表面を負圧で吸着保持するラベ
   ル保持面を備えた框体部分と、該框体部分内に開口する
   二つの管を各々排気口及び吸気口に連通せしめた送風機
   と、前記管に介設されて一口が大気に開口し前記ラベル
   の框体部分への吸着時には前記排気口と大気を連通させ
   るとともに前記吸気口と框体部分とを連通させ前記ラベ
   ルの框体部分からの飛行時には前記排気口と框体部分を
   連通させるとともに前記吸気口を大気に連通させる切換
   弁と、を含有して構成されるラベル貼付機。 ２ 上記切換弁が、送風機の吸気口に連通する管内にあ
   って該吸気口を框体部分内か又は大気側のいずれかに連
   通する第一の弁と、該送風機の排気口に連通する管内に
   あって該排気口を框体部分内か又は大気側のいずれかに
   連通する第二の弁とから成り、該第一の弁及び第二の弁
   が同時に作動し且ついずれか一方が大気側に連通するよ
   うになした特許請求の範囲第１項記載のラベル貼付機。 ３ 上記切換弁が、送風機の吸気口及び排気口、大気及
   び框体部分内にそれぞれの口が連通する四方弁であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のラベル貼付
   機。４ 上記送風機の吸気口及び排気口から連通するそ
   れぞの管路を二つに分岐し、それぞれ一方を框体部分内
   に、それぞれの他方を大気側に連通し、前記四つの各管
   開口端を一平面上で摺動する平板状の切換弁板で、前記
   框体部分への開口を送風機の吸気側又は排気側のいずれ
   か一方になし、これに連通する大気側を閉塞すると共に
   、他方の大気側を開口するようになした特許請求の範囲
   第１項記載のラベル貼付機。 ５ ラベル保持面を有する框体部分に連通する送風機の
   排気口側への管路を直線状に配したことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項、第２項、第３項及び第４項のいず
   れかに記載のラベル貼付機。 ６ ラベル保持面を有する框体部分内は送風機の排気口
   に連通される側の開口部近傍からラベル保持面に向かっ
   て平行な多数の仕切りで区画されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、及
   び第５項のいずれかに記載のラベル貼付機。 ７ ラベル保持面を有する框体部分は、送風機の排気口
   に連通する加圧室と、該送風機の吸気口に連通する負圧
   室とに隔壁によって二分され、該負圧室を横断して該加
   圧室からラベル保持面に開口する多数の連通管を設けた
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項、第２項、第４
   項、及び第５項のいずれかに記載のラベル貼付機。