JPS60120947A - 生グルテンの殺菌方法 - Google Patents
生グルテンの殺菌方法Info
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- JPS60120947A JPS60120947A JP22949183A JP22949183A JPS60120947A JP S60120947 A JPS60120947 A JP S60120947A JP 22949183 A JP22949183 A JP 22949183A JP 22949183 A JP22949183 A JP 22949183A JP S60120947 A JPS60120947 A JP S60120947A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、小麦から製造される生グルテンの殺菌方法
に関するものである。
に関するものである。
生グルテンは、かまぼこ等の水産練製品、ハム等の畜産
練製品、うどん、パン、菓子その他の食品に結着材とし
て使用されることが多く、この場合生グルテンが比較的
短い時間で魚肉や畜肉等と簡単に混ざるようにするため
、これに還元剤等を加えペースト状にして使用゛するこ
とが一般的に行イっれている。しがし、このように用い
られる生グルテンには、土壌菌や芽胞菌等でおり一殺菌
する必要があった。
練製品、うどん、パン、菓子その他の食品に結着材とし
て使用されることが多く、この場合生グルテンが比較的
短い時間で魚肉や畜肉等と簡単に混ざるようにするため
、これに還元剤等を加えペースト状にして使用゛するこ
とが一般的に行イっれている。しがし、このように用い
られる生グルテンには、土壌菌や芽胞菌等でおり一殺菌
する必要があった。
ここで、生グルテンを殺菌する方法としては一部グルチ
ンを100 ’C以上に加熱して行うという簡単かつ確
実な方法が存在するが一部グルチンを55℃以上に加熱
すると生グルテンが熱硬化して変性し、その後、還元剤
等を加えてもペースト化ぜす、結着材として使用できな
くなり、また55℃以下の加熱では球菌等の一部が死滅
するだけで芽胞菌等は依然として残存し−充分な殺菌が
行えないという問題があった。
ンを100 ’C以上に加熱して行うという簡単かつ確
実な方法が存在するが一部グルチンを55℃以上に加熱
すると生グルテンが熱硬化して変性し、その後、還元剤
等を加えてもペースト化ぜす、結着材として使用できな
くなり、また55℃以下の加熱では球菌等の一部が死滅
するだけで芽胞菌等は依然として残存し−充分な殺菌が
行えないという問題があった。
このため、従来は生菌の多い生グルテンをそのままペー
スト状にして用い−これを魚肉や畜肉等と混ぜ合わせて
加工した後、殺菌処理を行っていた。しかし、この場合
魚肉や畜肉等にも多くの生菌が含まれているため、これ
らを一括して殺菌することは困難であり、また充分な殺
菌を行うためには強い条件の下での殺菌が必要となり、
製品の風味等を悪化させるという欠点があり、このため
近年、生ゲルタンのペースト性を損なうことなく生グル
テンを殺菌する方法の案出が切望されていた。
スト状にして用い−これを魚肉や畜肉等と混ぜ合わせて
加工した後、殺菌処理を行っていた。しかし、この場合
魚肉や畜肉等にも多くの生菌が含まれているため、これ
らを一括して殺菌することは困難であり、また充分な殺
菌を行うためには強い条件の下での殺菌が必要となり、
製品の風味等を悪化させるという欠点があり、このため
近年、生ゲルタンのペースト性を損なうことなく生グル
テンを殺菌する方法の案出が切望されていた。
この発明は上記のような事情に鑑みなされたものであり
、生グルテンを酸性下において加熱殺菌した後これを中
和させると、生グルテンのペースト性が損なわれず殺菌
が行なえることを見い出し、この発明を完成するに至っ
たのである。
、生グルテンを酸性下において加熱殺菌した後これを中
和させると、生グルテンのペースト性が損なわれず殺菌
が行なえることを見い出し、この発明を完成するに至っ
たのである。
以下、この発明の実施例を第1図に示す工程図に基づい
て説明する。
て説明する。
まず、この発明の実施例では小麦より製造された生グル
テンに水を加えて混合し、生グルテンを分散させるので
ある。ここで−小麦より製造された生グルテンは中性で
含水率が66〜67%であり、その中には、通常土壌菌
や芽胞菌等の生菌が10〜10個/7含まれている。そ
して−このような生グルテンに上記のように水を加え分
散させるのは、攪拌等の操作を容易に行えるようにする
と共に、生グルテンを加熱する場合にその加熱が均一に
行われるようにするためである。しかし、このように水
を加えることは必ずしも必要ではなく、生グルテンに対
し直接次に述べる酸性化を行うことも可能である。
テンに水を加えて混合し、生グルテンを分散させるので
ある。ここで−小麦より製造された生グルテンは中性で
含水率が66〜67%であり、その中には、通常土壌菌
や芽胞菌等の生菌が10〜10個/7含まれている。そ
して−このような生グルテンに上記のように水を加え分
散させるのは、攪拌等の操作を容易に行えるようにする
と共に、生グルテンを加熱する場合にその加熱が均一に
行われるようにするためである。しかし、このように水
を加えることは必ずしも必要ではなく、生グルテンに対
し直接次に述べる酸性化を行うことも可能である。
この実施例では、次に上記生グルテンの分散液に酸を加
えて酸性化し、そのPHを4.5以下に調整するのであ
る。ここで、加える酸は、塩酸−リン酸、硫酸等の無機
酸の他、乳酸、クエン酸、酢酸等の有機酸を用いること
も可能である。
えて酸性化し、そのPHを4.5以下に調整するのであ
る。ここで、加える酸は、塩酸−リン酸、硫酸等の無機
酸の他、乳酸、クエン酸、酢酸等の有機酸を用いること
も可能である。
また、ここにおいてpHを4,5以下にするには、生グ
ルテンの分散液を100℃以上に加熱した際に生グルテ
ンが熱変性し、ペースト性を損なうのを防止するためで
ある。
ルテンの分散液を100℃以上に加熱した際に生グルテ
ンが熱変性し、ペースト性を損なうのを防止するためで
ある。
そして、上記のように酸性化された生グルテン分散液を
加熱し殺菌処理するのである。ここで−化グルチンを加
熱する温度は100℃であれば土壌菌や芽胞菌等が殆ん
ど死滅し充分な殺菌効果を果すが一加圧下で加熱を行い
100℃以上にするとより□効果的に殺菌が行える。
加熱し殺菌処理するのである。ここで−化グルチンを加
熱する温度は100℃であれば土壌菌や芽胞菌等が殆ん
ど死滅し充分な殺菌効果を果すが一加圧下で加熱を行い
100℃以上にするとより□効果的に殺菌が行える。
このようにして加熱殺菌した後は一生グルチン分散液を
常温近くまで冷却し、これに塩基を加えて中和させ、生
グルテンを凝集させるのである。ここで、中和前に生グ
ルテンを冷却するのは、生グルテンを高温の状態で中和
させると中和後に生グルテンが熱変性してしまいペース
ト性を失うためであり、少なくとも熱変性を生じるおそ
れがある55℃以下に冷却した後に中和させることが望
ましい。また、中和させるにあたっては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カルシウム等の各種の塩基を用いることが
可能である。
常温近くまで冷却し、これに塩基を加えて中和させ、生
グルテンを凝集させるのである。ここで、中和前に生グ
ルテンを冷却するのは、生グルテンを高温の状態で中和
させると中和後に生グルテンが熱変性してしまいペース
ト性を失うためであり、少なくとも熱変性を生じるおそ
れがある55℃以下に冷却した後に中和させることが望
ましい。また、中和させるにあたっては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カルシウム等の各種の塩基を用いることが
可能である。
その後は、上記のように中和され凝集された生グルテン
を遠心分離機や師等により脱水し一含水率70%程度の
殺菌処理された生グルテンを得るのである。なお、中和
の際に生じた塩は洗浄し簡単に取り除くことができる。
を遠心分離機や師等により脱水し一含水率70%程度の
殺菌処理された生グルテンを得るのである。なお、中和
の際に生じた塩は洗浄し簡単に取り除くことができる。
そして、このようにして得られた生グルテンに還元剤等
を加えてペースト化し、食品の結着材として多く用いら
れるペースト状グルテンを得るのである。このように1
.て得られたペースト状グルテンは、17当りの生菌数
が100のオーダであり、当初の生グルテンに比べ約’
/1000に減少しており、またファリノグラフに示さ
れるその粘性抵抗は日本農林規格(JAS)で定める規
格を満たすものであった。なお、この実施例では生グル
テンを殺菌処理した後に還元剤等を加えペースト化させ
ているが、加熱殺菌前に分解する量を考慮して若干過剰
の還元剤等を加えておき、生グルテンを中和させ凝集さ
せる際に同時にペースト化するようにしておくことも可
能である。
を加えてペースト化し、食品の結着材として多く用いら
れるペースト状グルテンを得るのである。このように1
.て得られたペースト状グルテンは、17当りの生菌数
が100のオーダであり、当初の生グルテンに比べ約’
/1000に減少しており、またファリノグラフに示さ
れるその粘性抵抗は日本農林規格(JAS)で定める規
格を満たすものであった。なお、この実施例では生グル
テンを殺菌処理した後に還元剤等を加えペースト化させ
ているが、加熱殺菌前に分解する量を考慮して若干過剰
の還元剤等を加えておき、生グルテンを中和させ凝集さ
せる際に同時にペースト化するようにしておくことも可
能である。
以上詳述した如く、この発明に係る生グルテンの殺菌方
法は一層グルチンを酸性化しそのpHを4.5以下にし
て加熱殺菌し、これを冷却させた後中和させるものであ
るから、加熱時には′生グルテンが酸性化しており、1
00℃以上に加熱しても生グルテンが熱変性しペースト
性が損なわれるということがなく充分な殺菌が行えるよ
うになるのである。また、加熱殺菌後は熱変形を生じな
い温度まで冷却させて中和させれば生グルテンが元の状
態に戻り、還元剤等を加えることによりペースト化され
るのである。
法は一層グルチンを酸性化しそのpHを4.5以下にし
て加熱殺菌し、これを冷却させた後中和させるものであ
るから、加熱時には′生グルテンが酸性化しており、1
00℃以上に加熱しても生グルテンが熱変性しペースト
性が損なわれるということがなく充分な殺菌が行えるよ
うになるのである。また、加熱殺菌後は熱変形を生じな
い温度まで冷却させて中和させれば生グルテンが元の状
態に戻り、還元剤等を加えることによりペースト化され
るのである。
次のこの発明の効果をより一層明確にするため、小麦か
ら製造され生菌数が10’−106個/グの生グルテン
をこの発明に基づく方法で殺菌し、ペースト化させた場
合の具体的な実施例について述べる。
ら製造され生菌数が10’−106個/グの生グルテン
をこの発明に基づく方法で殺菌し、ペースト化させた場
合の具体的な実施例について述べる。
実施例1
上記の生グルテン200部と水200部とを加えたもの
に11.7%塩酸を10m1加え、これをミキサーによ
り1分間攪拌してPH2,4の分散液を得た。そして、
この分散液を加熱し100 ℃で5分間殺菌を行った後
、これを室温まで冷却さぜ−これに32%水酸化ナトリ
ウム水溶液を5 me加え、静かに攪拌して中和させP
H6,5とした。
に11.7%塩酸を10m1加え、これをミキサーによ
り1分間攪拌してPH2,4の分散液を得た。そして、
この分散液を加熱し100 ℃で5分間殺菌を行った後
、これを室温まで冷却さぜ−これに32%水酸化ナトリ
ウム水溶液を5 me加え、静かに攪拌して中和させP
H6,5とした。
その後、これを遠心分離機により1000 Gで5分間
固液分離して液分を排出し−得られたグルテンに還元剤
を添加してペースト状にした。
固液分離して液分を排出し−得られたグルテンに還元剤
を添加してペースト状にした。
このようにして得られたペースト状グルテンは、その中
に含まれる生菌数が約7.00個/9てあり、生菌数が
著しく低下してあり、またーこのペースト状グルテンの
ファリノグラフに示された粘性抵抗は約135であり、
JASで定められた100J:J、上という規格を満た
すものであった。
に含まれる生菌数が約7.00個/9てあり、生菌数が
著しく低下してあり、またーこのペースト状グルテンの
ファリノグラフに示された粘性抵抗は約135であり、
JASで定められた100J:J、上という規格を満た
すものであった。
実施例2
この実施例では、実施例1の場合と加える酸か異なって
おり、生グルテン200部と、酸として85%リン酸水
溶液を5m7!加えた水200rdとを混合し、これを
ミキサーで1分間攪拌してpH2,45の分散液を得た
。そして、この分散液を加熱し、100℃で5分間殺菌
を行った後−これを冷却し、32%水酸化ナトリウム水
溶液を7.5ml加え静かに攪拌して中和させPH6,
6とした。
おり、生グルテン200部と、酸として85%リン酸水
溶液を5m7!加えた水200rdとを混合し、これを
ミキサーで1分間攪拌してpH2,45の分散液を得た
。そして、この分散液を加熱し、100℃で5分間殺菌
を行った後−これを冷却し、32%水酸化ナトリウム水
溶液を7.5ml加え静かに攪拌して中和させPH6,
6とした。
その後−これを90メツシユの篩により固液分離し、得
られたグルテンに還元剤を添加してペースト状にした。
られたグルテンに還元剤を添加してペースト状にした。
このようにして得られたペースト状グルテンは、その中
に含まれる生菌数が約500個/y−であり、生菌数が
著しく減少し−また、このペースト状グルテンのファリ
ノグラフに示された粘性抵抗は約120であり、JAS
で定める100Ja上という規定を満たすものであった
。
に含まれる生菌数が約500個/y−であり、生菌数が
著しく減少し−また、このペースト状グルテンのファリ
ノグラフに示された粘性抵抗は約120であり、JAS
で定める100Ja上という規定を満たすものであった
。
実施例3
この実施例では、実施例2の場合と中和させるのに用い
る塩基が異っており、生グルテン200部と85%リン
酸水溶液を5rnl加えた水200dとを混合し、これ
をミキサーで1分間攪拌しpH2,13の分散液を得た
。そして、この分散液を加熱し、100℃で5分間殺菌
を行った後、これを30℃まで冷却し、これに中和させ
る塩基として20gの水酸化カルシウムを100−の水
に分散させた液を46mA加えて中和させpH6,6と
した。この場合、液の温度が若干上昇するが50℃以下
であり問題はなかった。その後、これを90メツシユの
篩により固液分割し、得られたグルテンに還元剤を添加
してペースト状にした。
る塩基が異っており、生グルテン200部と85%リン
酸水溶液を5rnl加えた水200dとを混合し、これ
をミキサーで1分間攪拌しpH2,13の分散液を得た
。そして、この分散液を加熱し、100℃で5分間殺菌
を行った後、これを30℃まで冷却し、これに中和させ
る塩基として20gの水酸化カルシウムを100−の水
に分散させた液を46mA加えて中和させpH6,6と
した。この場合、液の温度が若干上昇するが50℃以下
であり問題はなかった。その後、これを90メツシユの
篩により固液分割し、得られたグルテンに還元剤を添加
してペースト状にした。
このようにして得られたペースト状グルテンも、前記実
施例と同様生菌数が約400個/グと著しく減少してあ
り−また、ファリノグラフによる粘性抵抗も約130で
JASの規格を満たすものであった。
施例と同様生菌数が約400個/グと著しく減少してあ
り−また、ファリノグラフによる粘性抵抗も約130で
JASの規格を満たすものであった。
実施例4
この実施例では、生メ写ンに水を加えず行っており、生
グルテン200部に85%リン酸水溶液を5 ml加え
−これをミキサーで混合しPI−12,5の変性グルテ
ンを得た。そして、この変性グツルチンを加熱し、10
0℃で5分間殺菌を行った後これを冷却しこれに32%
水酸化ナトリウム水溶液を7.5 ml加えミキサーで
攪拌して中和させP1166とした。その後−これをス
クリュー脱水機に若干脱水し、還元剤を加えてペースト
状にした。
グルテン200部に85%リン酸水溶液を5 ml加え
−これをミキサーで混合しPI−12,5の変性グルテ
ンを得た。そして、この変性グツルチンを加熱し、10
0℃で5分間殺菌を行った後これを冷却しこれに32%
水酸化ナトリウム水溶液を7.5 ml加えミキサーで
攪拌して中和させP1166とした。その後−これをス
クリュー脱水機に若干脱水し、還元剤を加えてペースト
状にした。
このようにして得られたペースト状グルテンも生菌数が
約600個/グと著しく減少しており、またファリノグ
ラフによる粘性抵抗も約120でJASの規格を満して
いた。
約600個/グと著しく減少しており、またファリノグ
ラフによる粘性抵抗も約120でJASの規格を満して
いた。
実施例5
この実施例では酸として乳酸を用いており一部グルテン
150部に水150部を加え、これに90%乳酸を4.
5−加え−これをミキサーで攪拌しPH3,4のグルテ
ン分散液を得た。そして、このグルテン分散液を加熱し
、100℃で5分間殺菌した後、これを冷却し水酸化ナ
トリウムにより中和しPI−17,0とした。その後、
これを90メツシユ師にて脱水し、これ(ぐ還元剤を加
えてペースト状にした。
150部に水150部を加え、これに90%乳酸を4.
5−加え−これをミキサーで攪拌しPH3,4のグルテ
ン分散液を得た。そして、このグルテン分散液を加熱し
、100℃で5分間殺菌した後、これを冷却し水酸化ナ
トリウムにより中和しPI−17,0とした。その後、
これを90メツシユ師にて脱水し、これ(ぐ還元剤を加
えてペースト状にした。
このようにして得られたペースト状グルテンも生菌数が
約700個/りと著しく減少しており、またファリノグ
ラフによる粘性抵抗もJASの規格を満たしていた。
約700個/りと著しく減少しており、またファリノグ
ラフによる粘性抵抗もJASの規格を満たしていた。
実施例に
の実施例は加熱殺菌する温度を120 ℃としたもので
あり、生グルテン100部に水200部を加え、これに
90%乳酸を20rnl加えてミキサーで攪拌しpl−
12,8のグルテン分散液を得た。
あり、生グルテン100部に水200部を加え、これに
90%乳酸を20rnl加えてミキサーで攪拌しpl−
12,8のグルテン分散液を得た。
そして、このグルテン分散液を加圧下で加熱し、120
℃で5分間殺菌を行った後これを冷却し。
℃で5分間殺菌を行った後これを冷却し。
水酸ナトリウムにより中和してpH6,4とした。
その後、これを遠心分離機により脱水し、回収したグル
テンに還元剤を加えてペースト状にした。このようにし
て得られたペースト状グルテンは、加熱殺菌の温度が高
いため生菌数が300個/g以下と他の実施例の場合よ
りも減少しており、ファリノグラフによる粘性抵抗は約
110でJASの規格を満たしていた。
テンに還元剤を加えてペースト状にした。このようにし
て得られたペースト状グルテンは、加熱殺菌の温度が高
いため生菌数が300個/g以下と他の実施例の場合よ
りも減少しており、ファリノグラフによる粘性抵抗は約
110でJASの規格を満たしていた。
実施例7
この実施例は酸として酢酸を用いた場合の例で、生グル
テン200部に水200部を加え、これに90%酢酸を
5d加えてミキサーで攪拌しpH4,4のグルテン分散
液を得た。そして、このグルテン分散液を加熱し、10
0 ℃で5分間殺菌を行った後、これを冷却し、32%
水酸Lナトリウム溶液を5.7 ml加えて中和させp
14a5とした。その後、これを90メツシユの篩によ
り固液分離し、得られたグルテンに還元剤を加えてペー
スト状にした。
テン200部に水200部を加え、これに90%酢酸を
5d加えてミキサーで攪拌しpH4,4のグルテン分散
液を得た。そして、このグルテン分散液を加熱し、10
0 ℃で5分間殺菌を行った後、これを冷却し、32%
水酸Lナトリウム溶液を5.7 ml加えて中和させp
14a5とした。その後、これを90メツシユの篩によ
り固液分離し、得られたグルテンに還元剤を加えてペー
スト状にした。
このようにして得られたグルテンも生菌数が400個/
gと著しく減少しており、またファリノグラフによる粘
性抵抗も約120でJASの規格を満たしていた。
gと著しく減少しており、またファリノグラフによる粘
性抵抗も約120でJASの規格を満たしていた。
実施例8
この実施例は、実施例7において水200部を加えずに
行ったものであり、生グルテン200部に直接90%酢
酸を5 ml加え−pl(4,2の変性グルテンを得た
。そして、この変性グルテンを加熱し、100℃で5分
間殺菌を行った後、これを冷却し、32%水酸化ナトリ
ウム溶液を6.1d加えて中和させ、pH5,5とした
。その後、これをスクリュー脱水機により若干脱水し−
得られたグルテンに還元剤を加えペースト状にした。
行ったものであり、生グルテン200部に直接90%酢
酸を5 ml加え−pl(4,2の変性グルテンを得た
。そして、この変性グルテンを加熱し、100℃で5分
間殺菌を行った後、これを冷却し、32%水酸化ナトリ
ウム溶液を6.1d加えて中和させ、pH5,5とした
。その後、これをスクリュー脱水機により若干脱水し−
得られたグルテンに還元剤を加えペースト状にした。
このようにして得られたペースト状グルテンも生菌数が
500個/7と著しく減少しており、またファリノグラ
フによる粘性抵抗もJASの規格を瀾だしていた。
500個/7と著しく減少しており、またファリノグラ
フによる粘性抵抗もJASの規格を瀾だしていた。
以上の実施例1乃至8からも明らかなように、この発明
による方法で生グルテンを殺菌した場合−生菌の数が約
1000分の1に減少したペースト状グルテンを得るこ
とがてき−また得られたペースト状グルテンはファリノ
グラフによる粘性抵抗が100121、上でJ A、
Sの規格を満たすものであった。
による方法で生グルテンを殺菌した場合−生菌の数が約
1000分の1に減少したペースト状グルテンを得るこ
とがてき−また得られたペースト状グルテンはファリノ
グラフによる粘性抵抗が100121、上でJ A、
Sの規格を満たすものであった。
@1図はこの発明により生グルテンを殺菌しペースト状
グルテンを製造する実施例の工程図である。
グルテンを製造する実施例の工程図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 生グルテンを酸性化しそのpHを4.5以下に調整
した後、これを加熱して殺菌処理し、冷却させた後に中
和させることを特徴とする生グルテンの殺菌方法。 2、」二記殺菌処理において加熱する温度が100℃以
上であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
生グルテンの殺菌方法。 3 加熱して殺菌処理した後に冷却させるにあたり温度
が55℃以下になるまで冷却させることを特徴とする特
許請求の範囲第1項または第2項記載の生グルテンの殺
菌方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22949183A JPS60120947A (ja) | 1983-12-05 | 1983-12-05 | 生グルテンの殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22949183A JPS60120947A (ja) | 1983-12-05 | 1983-12-05 | 生グルテンの殺菌方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60120947A true JPS60120947A (ja) | 1985-06-28 |
Family
ID=16892995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22949183A Pending JPS60120947A (ja) | 1983-12-05 | 1983-12-05 | 生グルテンの殺菌方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60120947A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014142243A1 (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | グリコ栄養食品株式会社 | グルテン改質物、その製造方法、及びそれを含む食品 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5224579A (en) * | 1975-08-20 | 1977-02-24 | Nisshin Steel Co Ltd | Method of detecting louver fabricating limits |
-
1983
- 1983-12-05 JP JP22949183A patent/JPS60120947A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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