JPS60120034A - 既設分岐管のライニング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、都市ガス、天然ガス、水道用、その他の既設
パイプラインにおいて、木管に接続された分岐管の内面
にチューブによるライニングを施す方法の改良に関する
。

従来、ライニングチューブを分岐管に導入するに、分岐
管の処理部分の下流側に管切断によ多形成した開口から
ライニングチューブを入れることが一般に考えられてい
た。　しかし、木管と分岐管の接続部近くで本管を切断
しないと、ライニングチューブが長くなって木管内に出
てしまい、輸送トラブル等を生じたり、あるいは、ライ
ニングチューブが短くなって分岐管の入口側でのライニ
ング不良を生じ、また、木管と分肢管の接続部近くで木
管を切断して、分岐管のライニングを良好にすると、処
理すべき分岐管が多い場合に、木管切断のだめの掘削等
を多くの場所で必要になり、経費や労力を多く必要とし
、いずれにおいても大きな欠点があった。

本発明の目的は、分岐管の良好なライニングを容易確実
に１かつ、たとえ処理すべき分岐管が多くても木管切断
作業を安価にかつ労力少く行えるようにする点にある。

本発明によるライニング方法の特徴手段は、処理対象と
なる分岐管の存在箇所の両側において木管を切断し、分
岐管の開口から入れた線状体を本管の一方まで通線し、
分岐管と木管の接続部で管に係止させる止め具及びライ
ニングチューブの一端側を導入後端側に・連結した網状
チューブを、その導入前端側に連結した線状体の引張り
作用によって、本管から分岐管の開口まで引込んで、止
め具を分岐管と本管の接続部に係止させ、その網状チュ
ーブの引込みと同時にあるいは後で網状チューブ内に位
置させて分岐管内に導入しだライニングチューブを、膨
張させて網状チューブと共に分岐管の内面に付着させる
ことにあり、その作用効果は次の通りである。

つまり、分岐管から木管にわたって通した線状体により
ライニングチューブを木管側から分岐管に引込み、ライ
ニングチューブの木管側端部の位置を止め具の作用で決
めることによって、ライニングチューブが木管側に出た
り、あるいは、分岐管の木管側がライニングされないと
いう不都合な事態をａ１実に防止できる。

しかも、処理対象となる分岐管が多くても、それら分岐
管の存在個所の両側において木管を切断するだけで、全
ての分岐管に対するライニングチューブ導入を適切な範
囲にわたって行うことができ、掘削等を伴う本管切断作
業を少くできる。

また、線状体を小径の分岐管側から大径の本管側に向か
って通線するから、例えばパラシュート状牽引具の加圧
移動等を利用して、容易かり円滑に通線作業を行え、逆
に本管側から分岐管に通線するに比して、通線作業を簡
略化できる。

そして、小径の分岐管内において、網状チューブ内に位
置させてライニングチューブを導入しかつ付着させるか
ら、ライニングチューブが分岐管との接触に起因して破
損することが無くまた、引込み抵抗の大きい止め具を網
状チューブで係止位置まで移動させるから、例えばライ
ニングチューブで止め具を引込むに比して、ライニング
チューブの破損の危険性が無く、全体として、ライニン
グ不良の無い良好な処理を確実に行える。　その結果、
ｌａ設分岐管の内面ライニングを良好にかつ確実に、さ
らには処理すべき対象管が多くても、木管切断に要する
経費及び労力が少く、その上、通線やチューブの管内導
入等の作業を容易迅速に行えるようになりライニングの
信頼性、経済性、作業性等のいずれにおいても優れた状
態で施工できるようになった。

次に、実施例を示す。

第１図（イ）に示すように、処理対象となる多数の分岐
管＋１１の存在箇所の両側において、埋設された本管（
２）を掘出して切断する。　尚、切断箇所の上流側及び
下流側の木管（２ａ）　、　（２ｂ）は、輸送流体が洩
れないようにカップ（３）で閉じておく。

次に、第１図（ロ）に示すように、管末端のコック取出
しゃ前途中の切断等によって、分岐管（りの処理部分の
下流側に開口（ｌａ）を形成し、ワイヤー等の線状体（
４）の先端に連結された／ずラシュート状牽引具（６）
を開口（ｌａ）から分岐管（１）内に入れると共に、蓋
体（６）及び送風機（７）を分岐管（１）に付設し、送
風機（７）からの加圧ガスにより牽引具（６）を木／ｇ
（２＋まで圧送して、リール（８）からの線状体（４）
を分岐管（１）に対して通線する。　そして、線状体（
４）の送り長さから分岐１１τｉｌｌの畏さを測定する
。

次に、第１図（ハ）に示すように、木管切断部の一方に
蓋体（９）及び送風機（ｌＯ）を付設しであるいは先に
付設しておいて、木管（２）内に送風機（ｌＯ）から供
給される加圧ガスによシ牽引具（５）を他方の本管切断
部まで圧送し、リール（８）からの線状体（４）を分岐
管（１）から木管切断部まで通線する。

次に、第１図（ニ）に示すように１分岐管（１）の測定
長さに基いて適当な長さに設定されたライニングチュー
ブ（■）及び網状チューブ（１２）を、ライニングチュ
ーブ（１１）の導入前端側と網状チューブ０２）の導入
後端側が連結された状態で、その連結部にフランジ付リ
ング状の止め具囲が連結された状態で、ライニングチュ
ーブ（１１）の内側に接着剤を塗布した状態で、かつ、
両チューブ（１１）、θ４内で全長にわたらせたロープ
等の前方誘導用線状体ａ＜、及び、ライニングチューブ
（１１）の閉塞された導入後端側に連結されたロープ等
の後方誘導用線状体０５）を付設した状態で準・備して
おき、網状チューブθ匂の導入前端側を線状体（４）に
本管切断部側で連結する。

次忙、蓋体（６）及び送風＠Ｉｔ）が外された分岐管ｆ
ｌｌ側から線状体（４）をリール（８）駆動等で引張っ
て、第１図（ホ）に示すように、網状チューブ０２）を
分岐管（１）全長にわたるように引込み、その引込みに
伴って、分岐管ｆｉ＋と木管（２）の接続部に止め具（
１埼を分岐管（１）に内嵌する状態で係止させると共に
、ライニングチューブ（＋１）を分岐管（１１まで引込
む。

次に、第１図（へ）に示すように、一方の木管切断部を
蓋体０６）で閉じると共に、他方の木管切断部に蓋体同
及び送風機（１８）を付設した状態で、送風機（１８）
から供給される加圧ガスによって、分岐管ｍにライニン
グチューブ（１１）を反転しながらかつ膨張させて接着
剤により網状チューブ（１２）と共に分岐管ｔｌ）に接
着しながら導入する。　この時、前方誘導用線状体（國
を引張って網状デユープ（＋２と共に分岐管１１１曲シ
部におけるライニングチューブ（ｌｌ）の案内を行い、
かつ、ブレーキ（１９）で後方誘導用線状体（１５）に
適度の引込み抵抗を与えて、ライニングチューブ（１１
）の導入速度を調節する。

次に、第１図（１−）に示すように、網状チューブ０２
及びライニングチューブ（ｌｌ）を適切な長さで切断す
ると共に、前記誘導用及び後方誘導用線状体（１４）　
、　ａｒａを取去り、青米処理リング（２呻を分岐管（
１）に内嵌させる。

そして、第１図（ロ）から（ト）に示した処理を処理対
象となる分岐管ｆｉｌの全てに対し、順次的にあるいは
一部が同時的になるようＫして施す。

最後に、木管（２）を接続して埋戻すと共に、分岐管（
１）のコック取付や接続等を行って、元の状態に戻し、
工事を完了する。

次に１別の実施例を説明する。

分岐管（１）の開口（ｌａ）から本管切断部の一方まで
通線するに、利用する圧送型牽引具（６）の具体構成は
適当に変更でき、また、線押込み方式等の異った通線方
式を利用してもよい。

網状チューブθ粉及びライニングチューブ（１１）を導
入するに、第２図に示すように、網状チューブ（Ｉ２）
内にライニングチューブ（Ｕ）を入れておいて、両チュ
ーブ（１１）　、　＋１２）を同時に分岐管（１）内に
引込み、ライニングチューブ（ｉｌ）内に対する加圧や
物体通過によりライニングチューブ（ｌｌ）を膨張付着
させてもよい。

ライニングチューブ（１１）及び網状チューブ（１２１
を分岐管ｆｌ）に付着させるに、各種の接着剤が利用で
き、熱硬化性接着剤を使用する場合、ライニングチュー
ブ（０）の膨張時又は膨張後に蒸気や熱風をライニング
チューブ（ｌＩ）内に供給する。

ライニングチューブ（！りを分岐管＋１１に反転導入す
るに際して、加圧ガス供給を木管（２）に対する通線に
利用した送風機ｆｉｏｌ　Ｋより行ってもよく、また、
前方誘導用線状体＋１４）　、　Ｉ５１の一方又は両方
を省略してもよい。

木管（２）及び分岐管［１１は、用途、材質、配置、そ
の他において特別に限定を受けるものではないが、都市
ガスや天然ガスの埋設配管が好適対象となる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明方法の実施例を示し、第１図
（イ）ないしくト）は手順の説明図、第２図は別の実施
例の手順の一部を示す説明図である。 ＋１１・・・・・・分岐管、（ｌａ）・・・・・・開口
、（２）・・・・・・木管、（４）・・・・・・線状体
、（１１）・・・・・・ライニングチューブ、（１２１
−・・・・・網状チューブ、０埠・・・・・・止め具。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　処理対象となる分岐管ｆｌ）の存在箇所の両側にお
   いて木管（２）を切断し、分岐管（１）の開口（ｌａ）
   から入れた線状体（４）を本管（２）の一方まで通線し
   、分岐管［１）と木管（２）の接続部で管に係止させる
   止め具θ榎及びライニングチューブ（ロ）の一端側を導
   入後端側に連結した網状チューブｆ１２）を、その導入
   前端側に連結した線状体（４）の引張り作用によって、
   木管（２）から分岐管ｍの開口（ｌａ）まで引込んで、
   止め具（＋３１を分岐管＋１１と木管（２）の接続部に
   係止させ、その網状チューブ（Ｉ２１の引込みと同時に
   あるいは後で網状チューブ内に位置させて分岐管ｆｌｌ
   内に導入したライニングチューブ（ＩＩ）を、膨張させ
   て網状チューブα匂と共に分岐管ｆｉｌの内面に付着さ
   せる既設分岐管のライニング方法。 ■　前記ライニングチューブ（１１）の導入前端側を前
   記網状チューブ（１２）の導入後端側に連結し、前記止
   め具（１１の接続部への係止の後で、前記木管（２）か
   らの加圧ガス供給によって、前記分岐管（１）にライニ
   ングチューブ（ＩＩ）を反転膨張しながら導入する特許
   請求の範囲第■項に記載の方法。