JPS6011973Y2 - 地下収納庫 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は地面もしくはコンクリート面などの地下を利用
する地下収納庫に関するものである。

以下図面について本考案の一実施例を説明すると、１は
地面もしくはコンクリート面２等に形成した凹部で、そ
の開口周縁には下方内側に載置部３を設けた縁枠４を、
上縁を地面もしくはコンクリート面２等より上方に突出
して取付けている。

５は凹部１に嵌着される箱体で、その上縁外方に引掛部
６を形成し、これを載置部３に設けた立上片７に係合し
ている。

８は周縁を載置部３に係止して箱体５を閉止する内蓋、
９は周縁に縁枠４より外方に位置される垂下片１０を設
けた外蓋で、裏面に不燃材１１等を取付けて耐火構造と
している。

而して、凹部１の開口周縁に縁枠４を取付け、この縁枠
４の載置部３に設けた立上片７に、上縁外方に形成した
引掛部６を係合して箱体５を凹部１に嵌着する。

そして粉品を収納或いは取り出すに当っては、先ず外蓋
９を開放し、然る後内蓋８を開放して行うものであり、
逆順序によって閉止するのである。

この際、内蓋８および外蓋９は夫々密閉されることが好
ましく、要所にバッキング材等を配設することあるは当
然の処置であり、外蓋９、内蓋８、縁枠４および箱体５
等は耐腐蝕、耐冷熱素材で樹皮される。

本考案の地下収納庫は例えば家屋の床下等に設置される
もので、貴重品やその他の物品の収納保管に用いられる
のであって、叙上のように凹部１には箱体５が縁枠４に
連結して嵌着されることから収納物品は土砂もしくはコ
ンクリート等の影響を受けることがなく、また箱体５を
閉止する内蓋８と、この内蓋８を含めた上方全面を閉止
する外蓋９とを有する二重蓋であることから火災などに
よる外気温の急激な変化にも直接影響されることがない
ばかりでなく、縁枠４の上縁は地面もしくはコンクリー
ト面などより上方に突出されていることから雨水或いは
消火用水等の浸入のおそれは防止できるのであって、外
蓋９の周縁の垂下片１０がこの縁枠４より外方に位置さ
れることから外蓋９の不要な摺動はなく完全な閉止状態
を保持できるのであり、場所をとることなく物品の収納
を図れ、また縁枠４と箱体５の係合状態を解除すること
で箱体５を凹部１から引き出して他所への移動や箱体５
の清掃が行えるなど、実用上極めて有益な考案である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は一部截断した
斜視図、第２図は要部の縦断面図である。 １は凹部、２は地面もし 等、３は載置部、４は縁枠、 部、７は立上片、８は内蓋、 くはコンクリート面 ５は箱体、６は引掛 ９は外蓋である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 地面もしくはコンクリート面２等に形成した凹部１と、
   凹部１の開口周縁に上縁を地面もしくはコンクリート面
   ２等より上方に突出して取り付けられる縁枠４と、縁枠
   ４の下方内側に設けた立上片７を有する載置部３と、立
   上片７に係合される引掛部６を上縁外方に形成し、凹部
   １に嵌着される箱体５と、載置部３に周縁を係止して箱
   体５を閉止する内蓋８と、縁枠４の外方に位置する垂下
   片１０を周縁に設けた外蓋９とから成る地下収納庫。