JPS6011685Y2 - 電気機器のランプ組込構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電気機器の操作パネルを照明するランプの
組込構造に関する。

従来、例えば劇場、ホールなど消灯された暗い場内とか
夜間屋外などで使用される電気機器は、操作パネルがよ
く見えなくなるため、操作パネルにランプとこのスイッ
チを別々に取付けたものがあったが、暗い場所では小さ
いスイッチは操作がわかりにくいし、大きなスイッチは
広い場所を必要として小型機器に適さず、また消灯して
いるランプに何か物が当って壊れたりすることがあった
。

この考案は、上述の難点を解消するために威されたもの
で、以下図面に示す実施例に基づいて説明する。

図面はこの考案を実施した音響調整卓などの電気機器の
断面図を示し、機器ケース１の上面に前方へ僅かに傾斜
して配置された操作パネル２に、多数個の操作部品３が
取付けられている。

操作パネル２の上端部４に凹所５が設けられこの凹所５
にランプ６が操作パネル２面より突き出ない位置に組み
込まれている。

このランプ６のカバー７が凹所５に軸１２で操作部品３
の方へ向けて開閉自在に取付けられている。

このカバー７は、開閉に使う取っ手８をそなえ、断面が
大体半円形としていて、内面は光を良く反射する例えば
アルミ板とかメッキされたプラスチック板が使われてい
る。

このカバー７を閉めたときランプ６を消し、開けたとき
ともすアクチュエータ１３をもった、レバースイッチま
たはマイクロスイッチ９が操作パネル２の凹所５に組込
まれている。

スイッチ９とランプ６は電源１０に対して電源線１１で
直列に接続されている。

このように構成されているから、カバー７は倒されると
スイッチ９をオフにしてランプ６を消し、ランプ６を包
んでこの保護カバーとして働き、ランプ６に物が当たっ
て壊れるようなことはない。

また、カバー７は、起こされるとスイッチ９をオンにし
てランプ６を点し、ランプ６の光を操作パネル２の必要
な範囲に反射して照明する反射カバーとして働く。

光の照射範囲は、カバー７の形、大きさ角度などによっ
て調節される。

このカバー７は少なくてもランプ６を包む大きさかあリ
、暗い場所でも取っ手８による開閉操作は容易に行なわ
れる。

ランプ６は操作パネル２の内側に配置されてカバー７が
開けられたときも保護されているが、操作パネル２面へ
の必要な照明は、カバー７で反射されて行なわれる。

以上のようにこの考案によれば、電気機器の操作パネル
を照明するランプのカバーを開閉することによって、カ
バーをランプの光の反射体としてまたランプの保護とし
て使うことができると共に、暗い場所でもカバーの開閉
操作を容易に行ってランプの点滅を行なうことができる
など、優れた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案を実施した電気機器の断面図を示す。 ２・・・・・・操作パネル、３・・・・・・操作部品、
６・・・・・・ランプ、７・・・・・・カバー、９・・
・・・・スイッチ、１２・・・・・・軸。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 操作パネルの照明用ランプ、このランプのカバ、このカ
   バーの開閉によりランプを点滅するスイッチをそなえて
   なる電気機器において、ランプ６は操作パネル２の上端
   部４に設けた凹所５に取付けられ、カバー７はランプ６
   を包み保護しうる大きさがあってその内面が光反射面に
   形成され、断面がほぼ半円形をしていて操作パネル２に
   取付けられた操作部品３の方へ向けて凹所５に軸１２で
   開閉可能に取付けられ、さらにスイッチ９はランプ６と
   電源１０との間に挿入接続され、カバー７の開閉によっ
   てカバー７の一部がスイッチ９のアクチュエータ１３を
   作動せしめてランプ６を点滅させるように操作パネル２
   の凹所５にそのアクチュエータ１３を臨ませて組込まれ
   たことを特徴とする電気機器のランプ組込構造。