JPS6011685B2 - トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン−1−カルボン酸誘導体制癌剤 - Google Patents

トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン−1−カルボン酸誘導体制癌剤

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JPS6011685B2
JPS6011685B2 JP52045146A JP4514677A JPS6011685B2 JP S6011685 B2 JPS6011685 B2 JP S6011685B2 JP 52045146 A JP52045146 A JP 52045146A JP 4514677 A JP4514677 A JP 4514677A JP S6011685 B2 JPS6011685 B2 JP S6011685B2
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trans
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inorganic
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明 飯塚
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K31/185Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
    • A61K31/19Carboxylic acids, e.g. valproic acid
    • A61K31/195Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C233/00Carboxylic acid amides
    • C07C233/01Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
    • C07C233/45Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having the nitrogen atom of at least one of the carboxamide groups bound to a carbon atom of a hydrocarbon radical substituted by carboxyl groups

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Description

【発明の詳細な説明】 本願発明はトランス−4ーアミノメチルシクロへキサン
−1−カルボン酸誘導体の制癌剤に関するものである。
従来制癌剤の研究は各方面からなされ数々の制癌剤の開
発が進められて来た。しかしながら多くの制癌剤はガン
細胞を攻撃して、制漣性を発揮するが、同時に正常細胞
をも攻撃し、患者の体力を弱めるという欠点があった。
したがって長期に亘つて使用することが出来ないばかり
でなく、副作用をも増大し充分な制擬性を発揮すること
が出来なかつた。本発明はトランス−4−アミノメチル
シクロヘキサン−1ーカルボン酸が副作用の少なし、制
癖効果のある有用な物質であること、更に吸収を高める
研究をした結果、トランス−4−アミノメチルシクロヘ
キサンー1−カルボン酸のアルカノイル誘導体が有効で
あると云う発見にもとづいてなされたものである。
本発明の化合物は一般式 R−NHCH2「<H>[COO日 (1)で示される
トランス体である。
たゞしRはCnはn+n′−CO−基を、nは4〜20
の整数を、n′は十1、一1、一3または−5をそれぞ
れ表わす。本発明は一般式(1)の化合物の塩、特にナ
トリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アル
ミニウムなどの無機塩、及び有機塩、特にアルギニン、
リジンなどのアミノ酸塩をも含有する。本発明化合物は
Rがオレィル、リノレイル、リノレニル、ベンタノイル
、ヘキサノイル(力プロイル)、デカノイル、パルミト
イル、ステアロイル、2−へキセノイル、9−テトラデ
セノイル、2・4・6ーオクタトリェノィル等を含む。
本発明物質はトランス体NH2」日2中帆船微・X (Xはハロゲン)で表わされる酸のハロゲン化物をアミ
ンのような有機塩基の存在下で反応させて得られるもの
である。
ハロゲン化物としては塩素化物を用いるのが好ましく、
一般的方法で調製される。脂肪酸の酸クロラィドは塩化
チオニルを脂肪酸中に滴下し、反応後塩化チオニルを蒸
発して得た。トランス−4ーアミノメチルシクロヘキサ
ン−1−カルボン酸を溶媒、例えばピリジン、NaOH
水溶液、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド
等に溶解、分散させ、温度0℃〜100oo好ましくは
20qo付近で脂肪酸の酸クロラィドを滴下燈拝し反応
を進める。
塩酸固定剤としてピリジンを用いるのが好ましい。生成
物を溶剤で沈澱させ、遠心分離、洗糠、再結晶等により
採取し、本発明物質が得られた。本発明物質の確認は元
素分析値、赤外線吸収、スペクトル等による−CON日
一の存在、融点測定(顕微鏡を併用した金属ブロック加
熱方法)等により行なった。代表的な赤外線吸収スペク
トルの例について第1〜2図に示す。本発明物質の薬理
作用は以下のようにして調べた。
急性毒性と亜急性毒性:マウスおよびラットにおける急
性毒性マウスはICR−JCL系、4〜5週令、体重2
1〜24夕のものを、ラツトは春竜系、4〜5週令、体
重100〜150夕のものを用いた。
代表的な試料としてN−リノレィルートランス一4−ア
ミノメチルシクロヘキサン−1−力ルポン酸ナトリウム
を用いた。本物質の投与経路は、皮下、腹腔内および経
口の三経路の投与を実施した。
本物質投与後は7日間にわたり、一般症状、死亡ならび
に体重について観察し、観察期間終了後に屠殺剖検した
。その結果、ラツト、マウスとも高いLD5oの値が得
られ極めて安全なものと云える。(第1表参照) 第
1尚、亜急性毒性を求めるため経口で200雌′k
9、腹腔内投与で40の9/k9を3ケ月連続投与した
が、マウスでもラットでも器管や縦識に異状は認められ
なかった。
抗腫湯性:抗腫擬効果の測定法は、常法にもとづくもの
であるが簡単に説明すれば次の通りである。
マウスの腹腔内にザルコーマ180の種湯細砲を移植し
、充分に増殖した7日後にこの細胞1×1ぴ個を他のマ
ウスの膝下部皮下に移植して固型腫場とした。移植後2
独時間目より本発明物質の粉末を少量の乳剤(例えばポ
リソルベ−ト80)と生理食塩水に分散溶解させ投与を
行った。腹腔内投与の場合には1回の投与量30〜10
0の9/k9、1日1回、隔日に10回投与した。又経
口投与の場合には1回の投与量を160〜300雌/k
9とし、1日1回連日20回投与した。移植後25日目
に種湯を摘出し、本発明投与群の平均種湯重量ならびに
対照群の平均瞳湯重量より腫場増殖抑制率を算出した。
その結果は実施例に示されるように腹腔内投与のみなら
ず経口投与においても良好な値を示した。以上から明ら
かのように本発明化合物はいるいるの投与方式、経口、
腹膜内、直腸内または局所投与、その他の投与が可能で
、成人の治療に用いられる場合の一般投与量は投与方法
及び治療の程度によって異なるものであるが、一般的に
は18当り0.1〜52の範囲が好ましい。
本発明化合物は他の制ガン剤から類推して任意慣用の方
法で投与用に調製することが出釆る。
従ってこの発明は人体用医薬として好適な少なくとも(
1)式で表わされる化合物、または製薬上許容しうる塩
を含有する製剤組成物をも包含するものである。このよ
うな組成物は任意所要の製薬用担体、または賦形剤によ
り慣用の方法で使用に供せられる。経口投与用の錠剤、
頚粒剤、散剤、カプセルなどは組成物中に結合剤、包含
剤、賦形薬、潤滑剤、崩壊剤のようなものを含有しても
よい。
また経口用液体製剤は水性または油性懸濁液、溶液、シ
ロップ、懸濁剤、乳剤、振とう合剤であってもよく、ま
たは使用前に水若しくは他の適当なビヒクルで再溶解さ
せる乾燥生成物であってもよい。このような液体製剤は
普通用いられている添加剤、乳化剤、保存剤、非水性ビ
ヒクルのいずれかを含有してもよい。座薬は親油性又は
親水性基剤と安定剤、分解剤、着色剤等を配合してもよ
い。これらの組成物は投与方法により0.1%以上、好
ましくは10〜60%の活性物質を含有することが出来
る。組成物が単位投与量よりなる場合は各単位0.05
〜2夕の活性成分を含有することが好ましい。製剤化の
例は以下の通りである。
経口用錠剤: 01 Nーリノレイルートランスー4−アミノメチルシ
クロヘキサンー1−カルボン酸ソーダ一300の9{2
) マンニツト 200雌
‘31 馬鈴薯デンプン 47の
9【4’ステアリン酸マグネシウム 3秘【
11および■を混合し、{31を10%でんぷん糊とし
て加えて粒状化した。
この粒子をNO.60メッシュ(B・S)ふるいを通し
、乾燥して、一定量の重量とし、次にこの粒子を(4)
と混合してなめらかにし、11側パンチで圧縮して各錠
550雌の錠剤とし、良好な錠剤が得られた。経口用懸
濁剤: 01Nーリノレイルートランスー4ーアミノメチルシク
ロヘキサン−1−カルボン酸ソーダ一150雌t2’
力ルボキシメチルセルロースナトリウム2肌9(3)
サッカリンナトリウム 0.04の9{
4} レモンエツセンス 1.0
の9【51 精 製 水 35
0の9‘1ーと【2ーをよく乾燥し、乳鉢で研和して、
少量の{51を入れ、更によく研和する。
次に糊、‘4}を{5}に溶かした液をかき混ぜながら
徐々に加え、研和して経口用懸濁剤を得た。以下実施例
によって詳細に説明する。
実施例 1 200地の塩化チオニルに100夕のりノール酸を加え
、9雌ふ間にわたって鷹拝し、余剰の塩化チオニルを7
5.70、常圧で蒸発させ、次に180℃、2.5胸H
gで真空蒸留して塩化リノレイルを得た。
次に114.84のの6%Na0珂溶液に10夕のトラ
ンス一4−アミノメチルシクロヘキサン−1ーカルボン
酸の塩酸塩を溶解し、この溶液を強く櫨拝しかつ8℃に
維持しながら、20夕の塩化リノレイルを30分間で滴
下した。1時間蝿拝し、反応物を遠0分離により取り出
し、水で5回、アセトンで5回洗って、真空乾燥器で乾
燥し、リノレィル−トランス一4ーアミノメチルシクロ
ヘキサンー1ーカルボン酸ソーダ一を得た。
収率は86%であった。融点、元素分析値を第2表に示
した。更に赤外線吸収スペクトルをKB滝菱剤法により
求めると第1図に示すように約1550弧‐1に−CO
NH−吸収と約720伽‐1に−(C比)n−の吸収が
新しく認められた。以上の結果よりが生成したことは明
らかである。
本発明物質の急性毒性はマウスとラツトを用いて行なっ
た。
マウスはICR−JCL系、4〜5週令、体重21〜2
4夕のものを用いた。本発明物質の所定量と本発明物質
の3%量の乳剤(ポリソルベート80)と少量の生理食
塩水を乳鉢に入れ、研和し、更に残りの所定の生理食塩
水を加えながら研和した。
濃度は20%になるように調製したものを投与した。投
与経路は腹腔内及び経口の経路で実施した。本発明物質
投与後、7日間にわたり一般症状、死亡並びに体重につ
いて観察し、尚観察期間終了後に屠殺剖検した。
主な器管及び組織について調べたが著しい変化は認めら
れなかった。またラット、マウスのLD別を求めた。こ
れらの結果を第3表に示した。制ガン性の試験はサルコ
ーマ−180を膝下部皮下に移植したマウスで調べたが
、詳細に説明すると次のとおりである。
JCL−ICR系生後5週令のマウスの腹腔内にザルコ
マー180の腫場細胞を移植し充分に増殖した。7日後
にこの細胞1×1び個を検体のマウスの膝下部皮下に移
植して固型瞳湯とした。
移植後2細時間目より、本発明物質と生理食塩水の所定
量と少量の乳剤(ポリソルベート80)を乳鉢中でよく
研和し、分散溶解させたものを投与した。乳剤は本発明
物質に対して3%量用いた。腹腔内注射は1回投与量3
0、50、100の9′k9(マウス体重として)、隔
日に10回投与し、移植後25日目‘こ腫場を摘出し、
本物質の投与群10匹の平均種湯ならぴに対照群10匹
の平均腫湯重量より、次の式から腫傷増殖抑制率を求め
た。
瞳賜増殖抑制率=(・−蓮電請男葦鱈鱈建雪雲)X・〇
%更にこの期間中の生存マウスより生存率(妻霧菱X・
皿%)を求めた。
経口投与は1回投与量は150〜300柵/k9として
、1日1回連続20回投与して、移植後25日目に腫場
増殖抑制率を求めた。
これらの結果を第3表にまとめて示した。
尚比較のためトランス−4ーアミノメチルシクロヘキサ
ンー1−カルボン酸(t−AMCHA)の測定値も第2
、3表に示した。実施例 2 250地の塩化チオニルに110夕のオレイン酸を加え
、150分間にわたって櫨拝し、余剰の塩化チオニルを
7げ○、常圧で、蒸発させ、次に1780、2.5側H
gで真空蒸留して塩化オレィルを得た。
次に12ルポの6%NaOH溶液に10夕のトランス一
4−アミノメチルシクロヘキサン−1ーカルボン酸の塩
酸塩を溶解し、この溶液を縄拝し、かつ8℃に保って2
2夕の塩化オレィルを1時間で滴下した。2時間鷹拝し
、反応物を遠心分離し、沈澱物を水で5回、アセトンで
5回洗って真空乾燥器で乾燥し、オレィル−トランス−
4−アミノメチルシクロヘキサン−1−カルボン酸ソー
ダを得た。
収率は80%であった。元素分析値を第2表に、実施例
1と同様に抗腫場結果を第2表に示した。実施例 3 130地の6%NaOH溶液に8夕のトランス−4−ア
ミノメチルシクロヘキサン−1ーカルボン酸の塩酸塩を
落籍し、この溶液を強く鷹拝し、10℃に保ちながら塩
化リノレニル20夕を1時間で滴下した。
2時間蝿拝し、反応物を遠心分離し、沈澱物を水で4回
、アセトンで5回洗って真空乾燥器で乾燥し、リノレニ
ルートランス−4ーアミノメチルシクロヘキサンー1ー
カルボン酸ソーダを得た。
収率は83%であった。元素分析値を第2表に示し、実
施例1と同様に抗腫傷性を調べて第3表に示した。実施
例 4 85夕のデカン酸を200地の塩化チオニルに溶解して
1時間放置した後真空下で蒸発させる。
トルェンで残留物をとり出し、更に真空下で蒸発させる
。次に15夕のトランス−4ーアミ/メチルシクロヘキ
サン−1ーカルボン酸を130洲の無水ピリジソに溶解
し、濃伴しながら20qoに保ち、この溶液に20夕の
塩化デカノィルを添加する。1日放置して蒸発物を除き
、水に溶解し、ゼラチン状沈澱物を炉過し、ィソプロピ
ルヱーテルでよく洗った後、再び源過し、真空乾燥し、
デカノィルートランス−4−アミノメチルシクロヘキサ
ンー1−力ルボン酸の乾燥物を得た。
収率は60%であった。元素分析値を第2表に示し、ま
た赤外線吸収スペクトルにおいて第2図の如く1550
仇‐1付近に−CONH−吸収が新しく認められ、両者
の結合体が得られたことは明らかである。また実施例1
と同機に抗腫場性を調べ第3表に示した。実施例 5 18夕のトランス一4ーアミノメチルシクロヘキサンー
1ーカルボン酸を150地の無水ピリジンに溶解し、燈
拝しながら20ooに保ち、この溶液に25夕の塩化パ
ルミトィルを加え、1日放置後、蒸発物を除き、ィソプ
ロピルェーテル、アセトンで充分に洗った後、真空乾燥
し、パルミトィルー4−アミノメチルシクロヘキサンー
1−カルボン酸の乾燥物を得た。
収率は50%であった。元素分析値を第2表に示し、実
施例1と同様に抗腫場性を調べ第3表に示した。船 船 第 3 表 実施例 6 実施例4と同様にしてカプロィルートランス一4−アミ
ノメチルシクロヘキサン−1ーカルボン酸を得た。
抗腫擬性を実施例1と同様な方法により調べた。腹腔内
投与において、投与量50の9/k9で瞳傷増殖抑制率
82%を得た。実施例 7 実施例2と同様にして2−へキセノィルートランス一4
−アミノメチルシクロヘキサン−1−力ルボン酸ソーダ
を得た。
抗腫擬性を実施例1と同様な方法により調べた。経口投
与において、投与量300の9′k9で腫傷増殖抑制率
72%を得た。実施例 8実施例1と同様にして214
・6−オクタトリエノイルートランス−4ーアミノメチ
ルシクロヘキサン−1−カルボン酸ソーダを得た。
更に実施例1と同様な方法によって抗腫湯性を調べた。
経口投与300爪9/k9において、腫場増殖抑制率7
2%を得た。実施例 9 実施例1と同様にして9−テトラデセノィル−トランス
一4−アミノメチルシクロヘキサンー1−カルポン酸ソ
ーダを得た。
実施例1と同様な方法によって抗腫湯性を調べた。腹腔
内投与100の9/k9において、腫場増殖抑制率90
%を得た。比較例実施例1で用いたトランス−4−アミ
ノメチルシクロヘキサンー1ーカルボン酸の代物こシス
−4−アミノメチルシクロヘキサン−1ーカルボン酸を
用いた外は実施例1と同様に行ってリノレィルーシスー
4−アミノメチルシクロヘキサンー1ーカルボン酸ソー
ダを得た。
その制癌・性試験も実施例1と同じ条件で行なった。腹
腔内投与でその投与量を10肋9/【9とした場合瞳傷
増殖抑制率として20%なる値を得た。
同様に経口投与でその投与量を300雌/k9とした場
合腫場増殖抑制率は16%であった。第3表に示される
リノレィルートランス−4一アミノメチルシクロヘキサ
ン−1−カルボン酸ソーダ一の瞳賜増殖抑制率と比較し
た場合リノレイルーシス−4−アミノメチルシクロヘキ
サン−1ーカルボン酸ソーダは抗腫場性において劣るこ
とは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明物質リノレィルートランス−4ーアミノ
メチルシクロヘキサンー1ーカルボン酸ソーダ、第2図
はデカノィルートランス−4−アミノメチルシクロヘキ
サンー1−カルボン酸ソ−ダの赤外線吸収スペクトルを
示したものである。 第1図第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物(トランス体)並びにその無機及び
    有機塩(但し、RはCnH_2n+n′−CO−基、n
    は4〜20の整数、n′は+1、−1、−3または−5
    を示す)から選ばれるものを主成分とすることを特徴と
    する制癌剤。 2 無機塩がナトリウム、カリウム、マグネシウム、カ
    ルシウムまたはアルミニウム塩、及び有機塩がアルギニ
    ンまたはリジン塩から選ばれることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の制癌剤。 3 (I)式で表わされる化合物が、オレイル−トラン
    ス−4−アミノメチルシクロヘキサン−1−カルボン酸
    、リノレイル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキ
    サン−1−カルボン酸、リノレニル−トランス−4−ア
    ミノメチルシクロヘキサン−1−カルボン酸、並びにこ
    れらの酸の無機及び有機塩から選ばれることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の制癌剤。 4 (I)式で表わされる化合物が、 ペンタノイル−トランス−4−アミノメチルシクロヘ
    キサン−1−カルボン酸、ヘキサノイル−トランス−4
    −アミノメチルシクロヘキサン−1−カルボン酸、デカ
    ノイル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン−
    1−カルボン酸、パルミトイル−トランス−4−アミノ
    メチルシクロヘキサン−1−カルボン酸、ステアロイル
    −トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン−1−カ
    ルボン酸、並びにこれらの酸の無機及び有機塩から選ば
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の制癌
    剤。 5 (I)式で表わされる化合物が、2−ヘキセノイル
    −トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン−1−カ
    ルボン酸、9−テトラデセノイル−トランス−4−アミ
    ノメチルシクロヘキサン−1−カルボン酸、並びにこれ
    らの酸の無機及び有機塩から選ばれることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の制癌剤。 6 (I)式で表わされる化合物が2・4・6−オクタ
    トリエノイル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキ
    サン−1−カルボン酸並びにこの酸の無機及び有機塩か
    ら選ばれることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の制癌剤。
JP52045146A 1977-04-21 1977-04-21 トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン−1−カルボン酸誘導体制癌剤 Expired JPS6011685B2 (ja)

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FR7811910A FR2387650A1 (fr) 1977-04-21 1978-04-21 Derives de l'acide trans-4-(aminomethyl)cyclohexane-1-carboxylique et leurs sels, utilisables comme agents antitumeurs
DE2817558A DE2817558C2 (de) 1977-04-21 1978-04-21 Antitumormittel mit einem Gehalt an Derivaten von Trans-4-(aminomethyl)cyclohexan-1-carbonsäure

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