JPS60115495A - インキ吸蔵体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はインキ吸蔵体の製造方法に関する。

従来のインキ吸蔵体には集束状に引き揃えられたスライ
バー等がパイプ又はシートによってその外周面を被覆さ
れた構造のもの、又は繊維集合体が溶剤処理されて網目
状に溶着結合された構造のもの等がある。

前者は被覆作業等の煩雑な工程を必要とし、更に衝撃等
によって内部のスライバー等が移動してしまう等の欠点
がある。

又、後者は前者の欠点をある程度解消し得るものではあ
るが、使用溶剤の除去を完全に行なわないとインクの変
質等を生ずる虞れがあり、メモの処理行程も煩雑となる
等の欠点がある。

本発明は繊維集合体を溶剤により接着結合ｔ７て網目構
造のインキ吸蔵体を製造する方法に於て上記欠点の解消
を目的とするものである。

本発明はアクリル等の合成樹脂繊維をレイテントソルベ
ントと水又はアセトン等の揮発性溶液との混合溶液に浸
漬し、その後液体分を絞り取ると共に乾燥させて水又は
アセトン等を蒸発させ、次いでレイテントソルベントの
活性化温度まで加熱して繊維の接触個所な点溶着したの
ちレイテントソルベントを蒸発させて網目状の集合体を
得ることを特徴として構成され上記目的を達成する。

本発明の実施例を図面に従いながら説明する。

先ずアクリル繊維（１）を集束してレイテントソルベン
ト（ｌａｔｅｎｔ　５ｏｌｖｅｎｔ）と水を混合した溶
液（レイテントソルベントが１０チ乃至１５％）（２）
を満たした水槽（３）内に浸漬し繊維内部に溶液を充分
含ませる。

尚、この溶液はレイテントソルベントとアセトン等の揮
発性溶液を混合したものでも良い。

次いで水槽（３）から引き上げてノズル（４）を通過さ
せて液体分を絞り取ったのち乾燥室（５）に導いて水分
又はアセトン等を蒸発させる。

その後加熱室（６）に導いてレイテントソルベントの活
性化温度である２００℃程度まで加熱して繊維内部に浸
透させたレイテントツルベルトにより繊維相互の接触個
所を溶着して点接着する。その後レイテントフルベルト
を蒸発させる。

これにより網目状に繊維が結合したインク吸蔵体の素材
が形成されこの外面を合成樹脂シート（７）又はパイプ
により後援したのち所要寸法に切断してインキ吸蔵体（
８）が完成する。

ここで使用するレイテントソルベントはシクロテトラメ
チレンスルホンを基剤とする高極性で化学的に安定な溶
剤で０℃以上の温度で水に容易に溶け、室温では全く繊
維に対し化学変化を起さず、活性化温度で高い溶解を有
するものである。

本発明は叙上の如く構成されるものであり、レイテント
ソルベントは繊維を接着した後慈発して後に残らないの
で、従来の樹脂接着のように接着剤が残ることも無くク
リーンに製品が形成できる。

従ってインキに影響を及ぼすことも無く変質等の防止が
達成できる効果がある。

次にレイテントソルベントは表面のみでなく内部にも浸
透して全体を均一に接着するので強度も増大し切れにく
く抜けにくい構造が得られ、ｆインキの流通性にも優れ
ている。

又、製造工程も少なく装置も簡素なもので足りるので製
造効率が良くコストも抑えることができる。　゛ 本発明は以上の様な諸々の効果を有している。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すものであって、第１図は製造
工程を示す概略説明図、第２図はインキ吸蔵体の部分縦
断面図である。 （１）・・・繊ｍ、（２）・・・レイテントツルベルト
混合溶液、（３）・・・水槽、（４）・・・ノズル、（
５）・・・乾燥室、（６）・・・加熱室、（７）・・・
合成樹脂シート、（８）・・・インキ吸蔵体。 特許出願人株式会社イ者崎 配 置−一 昧 −Ｃ’ｔ’；）１−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アクリル等の合成樹脂繊維をレイテントソルベントと水
   又はアセトン等の揮発性溶液との混合溶液に浸漬し、そ
   の後液体分を絞り取ると共に乾燥させて水又はアセトン
   等を蒸発させ、次いでレイテントソルベントの活性化温
   度まで加熱して繊維の接触個所な点溶着したのちレイテ
   ントソルベントを蒸発させて網目状の集合体を得ること
   を特徴とするインキ吸蔵体の製造方法。