JPS601147B2 - 研削用組成物 - Google Patents

研削用組成物

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JPS601147B2
JPS601147B2 JP7890476A JP7890476A JPS601147B2 JP S601147 B2 JPS601147 B2 JP S601147B2 JP 7890476 A JP7890476 A JP 7890476A JP 7890476 A JP7890476 A JP 7890476A JP S601147 B2 JPS601147 B2 JP S601147B2
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JP
Japan
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grinding
nylon
composition
weight
acid
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JP7890476A
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JPS535490A (en
Inventor
秀明 石井
洋一 縄田
勇 宇賀神
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication of JPS601147B2 publication Critical patent/JPS601147B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、研削力大なる研削用紙成物に関する。
さらに詳しくは研削砥粒と熱可塑性高分子体との密着性
を高めて、研削力を改良向上させた研削用組成物に関す
る。
従来、研摩或は研削用に砥石、研摩紙、ワイヤブラシ等
が使用されてきた。
しかし、研摩、研削材は被研削体とのなじみ性が悪く、
曲面の多い被研削体には不適である。
最近、このなじみ性を改良した研摩材として、合成高分
子糸条体に研削砥粒を接着剤で固着せしめたもの、ある
いは、合成高分子糸条体中に砥粒を混入せしめたもの等
が開発されている。たしかにこの研摩用糸条体はなじみ
性が改良されているが、低粒と熱可塑性高分子体との密
着性が不充分なため、両者の間に空隙を生じ、研削の過
程で、砥粒が合成高分子体より剥離、脱落する結果研削
力の低下、該研削用糸条体の早期減耗を来たし、クリー
ニング用とか、せいぜい研摩用にしか利用されない。
他方、暁鈍後の強固な酸化皮膜をもつ鋼材等の皮膜は、
現在、鉱酸を用いて除去しているのが通例であるが、廃
酸の処理が公害上問題となってきている。
かかる公害をなくするためには機械的に研削除去するこ
とが最も良い方法であるが、従釆ある機械的な研削方法
ではそれぞれに欠陥がある。
例えば鋼球あるいは研摩砥粒を高圧下で吹きつけ、鋼材
の皮膜を除去する方法があるが、装置が高価である。吹
きつけるによっては鋼材にキズをつける。鋼球あるいは
研摩砥粒の粒度の選定が困難、騒音が高く公害等の問題
があり、実使用上多くの問題がある。この発明者らは、
このような問題点を解決するために鋭意研究を行った結
果、これらの要求に合致する研削用組成物を見出し、こ
の発明を完成した。
この発明は ■ 熱可塑性高分子体 ■ 熱可塑性高分子体10の重量部に対してQ−オレフ
ィンとQ08−不飽和カルポン酸を主成分とする共重合
体の1〜3価金属塩からなるイオン性共重合体0.01
〜2の重量部■ 研削砥粒 からなる研削用組成物である。
熱可塑性高分子体としては、ナイロン6、ナィ。
ン6−6、ナイロン6一10、ナイロン6−12、ナイ
ロン11、ナイロン12、これらを含んだ共重合ナイロ
ン等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、これらの英重合体等を含むポ
リエステル、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール等
があり、ポリアミド類、ポリエステル類を使用した場合
に効果が著しい。イオン性共重合体はQ−オレフィンと
、Q08−不飽和カルボン酸共重合体の1〜3価金属塩
からなっている。
Q−オレフインとしてはエチレン、プロピレン、ブテン
−1が好ましい。しかしこの他のQ−オレフィン類も使
用することができる。Q・3−不飽和カルボン酸として
はアクリル酸、メタアクリル酸、マレィン酸、ィタコン
酸が好ましい。しかしこの他のQ・8一不飽和カルボン
酸も使用することができる。金属塩を形成する金属イオ
ンとしてはナトリウム、カリウム、銀、銅、バリウム、
亜鉛等の1〜3価金属イオンが使用される。イオン性共
重合体の分子量は、5000以上であることが望ましく
、最も好ましくは50000以上である。特に好都合な
イオン性共重合体はメタアクリル酸とエチレンとよりな
るイオン性共重合体のナトリウム塩である。イオン性共
重合体中のオレフインの割合は5の重量%以上であるこ
とが望ましく、最も好ましくは80〜95重量%である
5の重量%以下では研削能力の充分な改良は認められな
い。
イオン性共重合体のカルボキシル基がすべて金属イオン
によって中和されている必要はない。
カルボキシル基の10%以上が金属イオンによって中和
されていることが必要である。イオン性共重合体はQー
オレフインとのは.8一不飽和カルボン酸の他に、第3
成分を含有していてもよい。
殊にアクリル酸ェステル、メタアクリル酸ェステル類が
好ましい。イオン性共重合体は熱可塑性高分子体10の
重量部に対し、0.01〜20重量部であることが望ま
しく、最も好ましくは0.1〜17重量部である。
0.01重量部以下では研削力が低下し、また2の重量
部を越えると、研削用の形物が軟質化し、研削力が低下
する。
研削砥粒材料としては、通常使用されているもいずれで
も良く、溶融アルミナ質、炭化ケィソ質、ジルコニァ系
、炭化物、窒化物、ホゥ化物、人造ダイヤモンドの人造
研削材、ダイヤモンド、コランダム、ェメリー、ミーく
る石、けし、石等の天然研削材、ガラス等が挙げられる
。これらは単独でも、混合せしめても良い。研削砥粒の
粒度は#40〜#1000のものが好ましい。
組成物中の研削砥粒の割合は10〜70%の範囲が好ま
しい。10%以下では研削力は期待できず、又70%以
上では成形が著しく困難となる。
この発明の研削用組成物をうるには種々の方法で実施す
ることが出来る。即ち、例えば熱可塑性合成高分子体を
溶融し、損粋下にこれに研削低粒とイオン性共重合体を
加える方法、あるいは、熱可塑‘性合成高分子体粒状物
又は粉末を出来るだけ均質的にイオン性共重合体の粒状
物又は粉末、および研削砥粒と混合し、押出機中で溶融
しながら成形する方法がある。
この発明の組成物は、糸条、フィルム、その他適当な形
態で研削、研摩に使用する。なお、熱可塑性成形混合物
を溶融押出するに際して、温度は用いる熱可塑性合成高
分子体の軟化点以上に高く保つことが好ましい。
この発明の組成物を研削、研摩に使用すると、従来の研
削材料を使用した場合に比べて、顕著な研削能力を発揮
する。
次にこの発明の実施例を示す。
実施例 1 相互粘度32(1タポリマ−/l00の【 98%硫酸
)のナイロン6チップ100重量部に、イオン性共重合
体20重量部と、炭化ケイソ質砥粒#100(JIS規
格)を4の重量部加え濃伴混合する。
この混合体を溶融押出機を用いて、260qoで溶融し
、紡糸口金を通して室温の水中に縁出し、3倍に延伸後
直径1.0の/肌のモノフィラメントを製造した。一方
、比較例としてイオン性共重合体を加えない外は全く同
一条件でモノフィラメントを製造し、両組成物糸条を直
径30肌、中10肌、糸条長さ(トリム)5肌のロール
ブラシとし、2000m′minの週速でステンレスス
チール板に対する研削能力を第1表に示した。用いたイ
オン性共重合体はエチレン/メタクリル酸=95/5(
モルパーセント)、金属イオンとしてはナトリウムイオ
ン、200q0、5000夕の条件下で、1.2のメル
ト指数を有するのである。
第1表第1表の結果が示すようにこの発明の組成物で製
造された研摩用糸条からなるブラシは、比較例に比べて
研削力が大幅に改良されている。
実施例 2 相対粘度32のナイロン6チッ100重部に、イオン性
共重合体0.1重量部と炭化ケィソ質砥粒#240を2
5重量部を加えて良く混合する。
この混合物を、溶融押出機を用いて、260qCで溶融
し、鮫糸口金を通して室温の水中に紙出し、3倍に延伸
後直径1.0m/凧のモノフィラメントを製造した。一
方「比較例としてイオン性共重合体を加えない他は全く
同一条件でモノフィラメントを製造した。これらの糸条
を実施例1と同様、ブラシ化した。
ステンレススチール板に対する研削能力を第2表に示す
。イオン性共重合体は実施例1と同じものを用いた。
第2表 第2表の結果が示すようにこの発明の組成物で製造され
た研摩用糸条からなるブラシは、比較例に比べて研削力
が大幅に改良されていることがわかる。
実施例 3 りSP/C(1タポリマーノ100私0−クロルフェノ
ール液)0.6のポリエチレンテレフタレート100重
量部に、イオン性共重合体10重量部と炭化ケイソ質砥
粒#180を1塁重量部加えてよく混合する。
この混合物を、溶融押出機を用いて30000で溶融し
、紡糸口金を通して水中に紋出し、5倍で延伸後直径1
.0の′凧のモノフイラメントを製造した。一方、比較
例として、イオン性共重合体を加えない他は全く同一条
件でモノフィラメントを製造した。
これらの糸条を実施例1と同様、ブラシ化した。
ステンレススチール板に対する研削能力を第3表に示す
。第3表 第3表の結果が示すようにこの発明の組成物で製造され
た研摩用糸条からなるブラシは、比較例に比べて研削力
が大幅に改良されていることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (1) 熱可塑性高分子体 (2) 熱可塑性高分子体100重量部に対して、α−
    オレフインとα・β−不飽和カルボン酸を主成分とする
    共重合体の1〜3価金属塩からなるイオン性共重合体0
    .01〜20重量部(3) 研削砥粒 からなる研削用組成物。 2 特許請求の範囲第1項において、熱可塑性高分子体
    がナイロン6、ナイロン6−6、ナイロン6−10、ナ
    イロン6−12、ナイロン11、ナイロン12、これら
    を含んだ共重合ナイロン、ポリエチレンテレフタレート
    、ポリブチレンテレフタレート、これらを含んだ共重合
    ポリエステル、より選ばれた熱可塑性高分子体である研
    削用組成物。 3 特許請求の範囲第1項において、イオン性共重合体
    が、(イ)エチレン、プロピレン、ブテン−1から選ば
    れたα−オレフインの一成分、(ロ)アクリル酸、メタ
    クリル酸、マレイン酸、イタコン酸から選ばれたα・β
    −不飽和カルボン酸の一成分、および(ハ)ナトリウム
    、カリウム、銀、銅、バリウム、亜鉛から選ばれた金属
    イオンの一成分とから構成される研削用組成物。 4 特許請求の範囲第1項において、研削砥粒が溶融ア
    ルミナ質、炭化ケイ素質、ジルコニア系、炭化物、窒化
    物、ホウ化物、ガラス人造ダイヤモンドから選ばれた人
    造研削材料の一つである研削用組成物。 5 特許請求の範囲第1項において、研削砥粒がダイヤ
    モンド、コランダム、エメリー、ざくろ石、軟石から選
    ばれた天然研削剤の一つである研削用組成物。
JP7890476A 1976-07-05 1976-07-05 研削用組成物 Expired JPS601147B2 (ja)

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JPS535490A JPS535490A (en) 1978-01-19
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JPS61125777A (ja) * 1984-11-21 1986-06-13 Asahi Chem Ind Co Ltd 改良された研摩用剛毛の製造法
US5368618A (en) * 1992-01-22 1994-11-29 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method of making a coated abrasive article

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