JPS60114199A - 新規モナコリン類 - Google Patents

新規モナコリン類

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JPS60114199A
JPS60114199A JP22119883A JP22119883A JPS60114199A JP S60114199 A JPS60114199 A JP S60114199A JP 22119883 A JP22119883 A JP 22119883A JP 22119883 A JP22119883 A JP 22119883A JP S60114199 A JPS60114199 A JP S60114199A
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JP
Japan
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water
monascus
formula
novel
lactone
Prior art date
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Pending
Application number
JP22119883A
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English (en)
Inventor
Tsunero Nakamura
中村 恒郎
Aoi Kunishima
國島 葵
Minoru Masuda
稔 増田
Akira Endo
遠藤 章
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Nippon Shinyaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Nippon Shinyaku Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規モチコリン類さらに詳しくは一般式(I) る基(ここでMは水素原子、1価金属アンモニウム、4
級アミン又はC1〜C4のアルキル基を示す)を示す〕 で表わされる新規モチコリン類(以下総称して「NK−
8263Jという)に関する。
高1度の血中コレステロールとアテローム性動脈硬化症
との間に密接な関連のあることが知られており、本発明
者の1人である遠藤は微生物生産物中に哺乳動物のコレ
ステロールを減少させる物質の検索を行いその結果特開
昭55−139396及び特開昭56−57798に開
示さ」tだ如く血中コレステロール低下作用を有するモ
ナコリンーJ及びモナコリンーLが発見された。
本発明者らはモナコリンーJ及びモナコリンーLの生産
菌であるモナスカス・ルーベル(Monascus r
uber ) FERM−P l’lh 4822につ
き研究を進めた結果、該生産菌を変異処理して得られた
ー変異株が文献未載でありコレステロールである化合物
)を生産することを見い出した。
又、この化合物は更に昆虫幼虫の未成熟変態を引き起こ
すこと、また植物根部の伸長抑制効果を有することも見
い出した。
本発明は上記知見に基づいて完成されたものである。
上記一般式(I)においてR中のMの1価金属としては
ナトリウム、カリウムなどがあげられ、4級アミンとし
てはモノエチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、
トリエチルアンモニウムなどの低級アルキルアンモニウ
ムなどがアケら」する。
本発明の目的物質NK−8263はモナスカス・ルーベ
ル(Monascus raber )に属する一変異
株により生産される。該変異株は、例えばモナスカスΦ
ルーベル(Monascus ruber )の−菌株
(微工研菌寄第4822号)を親株とし、X線、紫外線
などの照射や亜硝酸ニトロソグアニジンなどの化学的処
理などの通常の変異処理により得ることができる。
このようにして得られるNK−8263生産菌としては
例えばNK−82082M株カーあげられ、このものは
通産省工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第
7203号(F’ERM−PN[17203)として寄
託されてい。
この菌株はNK−8263を生産する点に於て親株と異
なる。
本発明のNK−8263を得るためNK−8263生産
菌は同化可能な炭素源、窒素源、無機塩及び生育に必要
な栄養素を含む培地で好気的に培養される。
好適な炭素源としてはグルコース、マルトース、デキス
トリンデンプン、ラクトース、シュークロース、グリセ
リンなどが利用出来る。
−などが利用できる。
NK−8263は振盪培養、通気攪拌培養など好気的培
養により生産され培養温度は20〜30℃培地pHは6
〜8が望ましい。
NK−8263の培養液からの単離はその性状である化
合物)として種々の方法を適当に組合せて行いつる。
すなわち例えばエーテル、酢酸エチル、クロロホルム、
ベンゼンなどによる抽出、塩による沈澱、セファデクス
などを用いるゲル濾過、活性炭、シリカゲルその他の吸
着樹脂などを用いる吸着クロマトグラフィーなとである
。これらの手段の組合せによりN−に−8263のラク
トン型が培養液から純品として単離される。
NK−8263のラクトン型を水酸化ナトリウムのよう
な塩基で加水分解すると酸型のナトリウム塩を得ること
ができる。他のカチオンの塩基を用いて加水分解すれば
対応する塩を得ることができる。これらの塩を注意深く
酸性にすればNK−8263の酸型を得ることができる
酸型は酸性pHでラクトン型に変換できる。ずたNK−
8263は酸性又は塩基性触媒の存在下にメタノール、
エタノール、プロパツールなどの炭素数1ないし4個の
低級アルコールと反応させると対応するエステルを容易
に導くことができる。
次にNK−8263のラクトン型の理化学的性状を示す
1)分子式 C241−I3406 2)分 子 量 418(質量スペクトルによる)3)
融 点 145℃ 4)旋 光 度 〔α〕乙5+273.8°(C=0.
5.メタノール)5)紫外部吸収スペクトル(メタノー
ル中)第1図に示す。
6)光外部吸収スペクトル(KBr) 第2図に示す。
7) H核磁気共鳴スペクトル(CDCIa中)第3図
に示す。
8) 13c核磁気共鳴スペクトル(CDCl2中)第
4図に示す。
9)質量スペクトル(m/I) 418、(M )、 302 (M−’116 )。
284 (M−134)、224 (M−194)、1
98(M−220)、172(M−246)、159(
M−259)。
157(M−261) 10)性状外観 中性、白色針状結晶 11) 溶解性 メタノール、エタノール、グロバノー
ル、アセトン、酢酸エチル、クロロホ ルム、ベンゼンに可溶 ヘキサン、石油エーテルに不溶 次にNK−8263のステロール生合成阻害作用、犬を
用いたステロール低下作用、急性毒性並びに昆虫及び植
物に対する効果を示す。
l)ステロール生合成阻害作用 ラット肝無細胞系におけるNK−8263の〔14C〕
酢酸からのステロールへの生合成抑制能を測定した・ アデノシン3リン酸(AT P ) 0.2 μmol
e、 MgCl212μmo le 、還元型グルタチ
オン1.2μmole、グルコース1リン酸1μmol
e、コエンサイムA(’Co4 ) 8 nmole、
ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド(NAD )
 0.05 μmole、 = :Iチン酸アミドアデ
ニンジヌクレオチドリン酸(NADP ) 0.05 
μmole、 [1−14C〕酢酸ナトリウム0.2 
nmole (I Ci/mole )を含有する0、
1Mリン酸緩衝液(pH7,4) 150μlにジメチ
ルスルホキシドに溶解したNK−8263(ラクトン型
)溶液10μmを加えて軽く攪拌後、ラット肝のミクロ
ソーム画分0.1 m9と上清画分1 mgを含む0.
1Mリン酸緩衝液(pH7,4)40μmを加えて反応
を開始した。
37℃で2時間インキュベーション後15%KOH(エ
タノール)1m71!を加えて反応を停止し75℃で1
時開けん化した。次めで水冷下水1 mlと石油エーテ
ル2 mlを加えミキサー上で20秒間激しく攪拌した
。15分間放置後、石油エーテル層1 mlを採取して
バイアル瓶ニ移シトルエン系シンチレーション(AC8
II)lom/!を加えて放射活性を測定した。
NK−8263溶液の代わりにジメチルスルホキシド1
0μmを加えたものをコントロールとした。ブランクに
は酵素溶液の代わりに0.1、 M IJン酸緩衝液4
0μlを加えた。
種々の濃度におけるNK−8263(ラクトン型)のス
テロール生合成阻害率を測定し50%阻害濃度をめたと
ころ19m9/m/!であった。
2)血中コレステロール低下作用 14ケ月令の健常雄性ピーグル大に餌に混ぜたNK−8
263(ラクトン型)を100mg/ky / day
となるよう4日間投与した。薬物投与終了後採血して血
中ステロール値を測定したところ薬物投与前の血中ステ
ロール値に比較し20%低下していた。
3)急性毒性 NK−8263(ラクトン型)のマウス経口投与による
急性毒性(LD50 )は2P/kg、であった。
4)昆虫の幼虫に対する効果 人工飼育したヨトウガの幼虫にNK−8263(ラクト
ン型)の水溶液を投与し効果を調べた。すなわち5令幼
虫の頭蓋すれ期の18時間前及び12時間前にNK−8
263(ラクトン型)の水溶液(2rn9/ml)をそ
れぞれ25m1づつ計10011L9を第4腹脚部より
注入したところ未成熟変態を引き起こし早熟虫山となっ
て処理群30匹のうち24匹(80%)が死亡した。
5)植物の根部伸長に対する効果 海砂を敷した内径9Crnのプラスチックカップに大根
(時無)及び小麦(農林6号)の種子をカップ当り20
粒づつ播種した。NK−8263(ラクトン型)の20
%水利剤を0、O5ppmから1 ppm までの4濃
度に水で希釈し予め用意したカップの中に30m1づつ
加えた。処理後これらのカップは照度10200ルック
ス照射時間1日当り10時間、25℃の生育箱内に置き
9日後に地上部長及び最長根長を各濃度15個体づつ測
定し平均をめた。
結果を表1に示す。
表1゜ この表から明らかなように小麦、大根共に0.5ppm
及び1 ppmのNK−8263(ラクトン型)で根部
伸長が著しべ抑制された。
以上の如<NK−8263は種々の生理活性を示すが特
に血中コレステロール低下作用を利用して抗脂血症剤、
抗動脈硬化剤として使用することが非常に有効でありカ
プセル剤、錠剤、注射剤の形で投与することができる。
経口的使用が通常では有効であり投与量は年令、症状、
体重等により異なるが通常は成人に対し1日約10〜i
ooomipを1〜3回に分けて投与される。しかし必
要に応じ使用量を増すことができる。
また殺虫剤および植物生育調節剤などとしての用途も期
待される。
次に本発明化合物の製法を実施例により説明する。
実施例】。
1)醗酵 下記の組成を有する種培養培地1−eを51容の三角フ
ラスコに分注し、120 ’C130分間殺菌をした。
これにモナスカス争ルーベル(Monascus ru
ber) NK −82082M (P E RM−P
ffi7203(を接種し、27℃で回転振盪培養機で
3日間培養した。
種培養培地組成 グルコース 3 %(w/v ) 大豆粉 3 % Na N O30,2% Mg 8047 Hzo 0.1% シリコンKM70(信越化学工業) o、o3%水道水 pH6,5 下記の組成を有する生産培地120’fflを200!
培養槽に仕込み120℃、30分間の殺菌をした。前記
の種培養物3!を接種し温度25℃、通気量80詔、攪
拌数300 rpm、内圧0.5kfJ/dで10日間
培養した。培養液はE過助剤を加えフィルタープレスで
濾過した。
生産培地組成 グリセリン 8 %(w/v) グルコース 1 % 大豆粉 5 % ペプトン 08 % NaNO30,1% Zn SO4−6H2O0,05% プoナール5T−1(東邦化学工業) 0.03%シリ
コンI(M2O(信越化学工業)003%水道水 pH6,5 2)精製 得られた培養ろ液1 ] 2..eをクロマト用活性炭
カラム55詔に吸着させ水洗した後、20%アセトンを
含有する0、IN水酸化す、トリウム水溶液6石、次い
で20%アセトン水12.e3で洗い60%アセトン水
で溶出するとNK−8263を含む両分が得られた。
この両分を濃縮してアセトンを除去した後、ダイヤイオ
ンHP−20(三菱化成工業(株製)のカラム(1,5
A)に吸着させ、水洗後25%アセトン水で溶出すると
NK−8263含有画分800チル−n −ヘキサン(
3:1)200rnljで抽出し、抽出液にアセトン7
0m1及び濃アンモニア水10m1を加え約1oorn
lまで濃縮するとN K−8263のアンモニウム塩が
析出した。結晶をF取後水に溶解し、ダイヤイオンHP
−211−eのカラムに吸着させ25%アセトン水で溶
出し、活性画分550 m(Eを得た。該活性画分を1
00m6に濃縮し希塩酸でpH5,0とし、酢酸エチル
−n−一\キサン(3:1)100m6で抽出した。抽
出液を無水硫酸す〒リウムで脱水して濃縮乾固すると2
31の白色粉末が得られた。アセトン−水(45:55
)より再結晶し、N K −8263のラクトン型の白
色針状結晶1.6Pが得られた。
実施例2.NK−8263のナトリウム塩実施例1の結
晶300 m9をエタノール10m1VC溶解し、0.
IN水酸化ナトリウム水溶液4.8 mlを加えた。室
温で2時間放置後、濃縮・乾固してNK−8263のナ
トリウム塩320m夕を得た。
融 点 133℃ 白色無定形粉末 赤外部吸収スペクトル(KBr) 3450.2960,1730,1715,1560゜
J210硼 実施例3.NK−8263のジエチルアミン塩実施例2
で得たす) IJウム塩210m9を水20m1に溶解
し希塩酸でpH5とし、酢酸エチル20m1!で2回抽
出した。抽出液を水洗し無水硫酸ナトリウムで脱水した
後アセトン10m1ジエチルアミン60m2を加えると
ジエチルアミン塩が析出した。
結晶をE過しアセトンで洗浄後乾燥してNK−8263
のジエチルアミン塩19OrIQを得た。
融 点 102°C5白色針状結晶 赤外部吸収スペクトル(KBr) 3450.2960,2500,24.20,174−
0゜1720.1555,1450,1220cb実施
例4.NK−8263の酸型 実施例3と同様の操作により得たNK−8263のジエ
チルアミン塩300mgを30m1の水に溶解し、希塩
酸でpH3,0とし30 ml!の酢酸エチル−n−ヘ
キサン(3:1)で抽出した。抽出液を冷水で水洗し無
水硫酸ナトリウムで脱水し減圧下に濃縮・乾固すると2
45 m9の無色油状物を得た。
酸型の油状物は放置するとゆっくりラクトン型に変わる
。CDCIa中における13C・核磁気共鳴スペクトル
は下記の通りである。残りの分子のスペクトルは閉環に
よりわずかに変化する。
C369,73 cr、 71.62 1d[g例5. NK−8263のエチルエステル実施
例1で得た結晶500mgを20m1のエタノールに溶
解し、金属ナトリウムを2mg加えさらに15分後2m
gを加えた。1時間後反応液を酢酸工f)L’−n−+
\キサ7(1:1)100m/!で希釈し、水洗し、飽
和食塩水で洗浄後無水硫酸す) IJウムで脱水した。
脱水剤を除去後、F液を濃縮・乾固しシリカゲルクロマ
トグラフィーにかげエタノール−ジクロルメタン(1:
100)で溶出し、エステルを含む画分を得た。
この画分を濃縮・乾固してNK−8263のエチルエス
テルの無色樹脂状物230 rlL9を得た。
赤外部吸収スペクトル(KBr) 3450.2960.1740,1720.]210t
yn−’
【図面の簡単な説明】
第1図はNK−’8263のラクトン型の紫外部吸収ス
ペクトル図であり、第2図はNK−8263のラクトン
型の赤外部吸収スペクトル図であり第3図はNK−82
63のラクトン型のI−I’核磁気共鳴スペクトル図で
ある。第4図はNK−8263のラクトン型の013核
磁気共鳴スペクトル図である。 特許出願人 日本化薬株式会社 日本新薬株式会社 遠 藤 章 手続補正書 昭和58年12月28日 東京都千代田区富士見−丁目11番2号(4081日本
化薬株式会社 代表者 取締役社長 坂野 常和 京都府京都市南区吉祥院西)庄門口町14番地(415
)日本新薬株式会社 代表者 取締役社長 森下 弘 東京都杉並区宮前3−2−19 東京都千代田区富士見−丁目11番2号別紙の通り 補正の内容 1、願書2枚目(2)出願人の欄を添付願書のとおり1
こ訂正する。 2、明細書、9ページ、6行目のr19mg/mlJを
r 19 n g / m l Jに訂正する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 れる基(ここでMは水素原子、1価金属アンモニウム、
    4級アミン又はC1〜C4のアルキル基を示す)を示す
    〕 で表わされる新規モチコリン類
JP22119883A 1983-11-24 1983-11-24 新規モナコリン類 Pending JPS60114199A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0215665A2 (en) * 1985-09-13 1987-03-25 Sankyo Company Limited Hydroxy-ML-236B derivatives, their preparation and use

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0215665A2 (en) * 1985-09-13 1987-03-25 Sankyo Company Limited Hydroxy-ML-236B derivatives, their preparation and use

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