JPS6011171B2 - プレストレス鋼桁のプレストレス導入法及びその装置 - Google Patents

プレストレス鋼桁のプレストレス導入法及びその装置

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JPS6011171B2
JPS6011171B2 JP13216782A JP13216782A JPS6011171B2 JP S6011171 B2 JPS6011171 B2 JP S6011171B2 JP 13216782 A JP13216782 A JP 13216782A JP 13216782 A JP13216782 A JP 13216782A JP S6011171 B2 JPS6011171 B2 JP S6011171B2
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JP
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steel girders
steel
girders
girder
flange
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義彦 伊藤
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Kawada Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋼桁の下フランジにコンクリートを合成させた
プレストレス鋼桁のプレストレス導入法及びその装置に
関するものである。
第1図に示すように、鋼桁1の曲げ剛性を利用して桁の
下フランジ2に設けたコンクリート3にプストレスが支
えられるようにしたプレストレス鋼桁は既に知られてい
る。
このプレストレス鋼桁の下フランジコンクリート3に対
するプレストレスの導入は、例えば第2図イに示すよう
に鋼桁1に前たわみ荷重Ptを与え、その状態で口に示
すように下フランジ2にコンクリート3を打談し、この
コンクリート3が硬化したのち同図ハの如く前たわみ荷
重Pfを解放することによりコンクリート3にプレスト
レスを与えること、即ち桁1に前記荷重Pfと逆向きの
−Pfを加えたと同じ効果を与えればよい。このプレス
トレス鋼桁を製作するための具体的手段としては、従釆
において、2本の鋼桁を夫々一方のフランジが相対向す
るように並列させて両鋼桁の中間に両鋼桁合間隔を保持
し得る支承合を介菱し、更に両鋼桁の両端に夫々ジャッ
キを有する加圧フレームを執着して両鋼桁両端を圧縮す
ることにより鋼桁に夫々等しい前たわみ荷重を与えるよ
うにしたプレストレス鋼桁のプレストレス導入法及びそ
の装置が本出願人によって提唱されてる。
(特公昭50一31563号)。ところでこの従来のプ
レストレス導入法は、第3図に示す如く並列された2本
の鋼桁1の両端に、夫々の鋼桁1の外側フランジ2の間
を侠着する加圧フレーム5を装着して、押上げジャッキ
6の操作により加圧フレーム5の長さを収縮させること
により鋼桁1への荷重Pfが夫々外側フランジ2の方向
から圧縮力として与えられる。
このため鋼桁1に大きな鼓荷荷重Pfによる曲げモーメ
ントを作用させる場合(実際の製作では鋼桁の降伏点近
くまで曲げモーメントをかけることがある)に、鋼桁が
転倒してはじけ飛ぶような横倒れ座届事故を起し易いと
いう問題があった。この横倒れ座屈が発生する原因は第
4図の如く外側フランジ2の方向から荷重Pfを加えた
場合に、鋼桁1の中心部Aに桁の面外方向の変形(倒れ
)を起させるねじりモーメントMが生じて、このねじり
モーメントMが生じると荷重PfはねじりモーメントM
を元に修正する方向に作用せず、逆に増大させる方向に
作用するからである。またこの外側フランジ方向から圧
縮を加える方法においては、製作作業時における横倒れ
座屈事故の発生という問題点の外に、前記の如く荷重P
fが桁1の中心部Aを通過して加えられることによZつ
て桁にねじりモーメントMが生ずるため、このねじりモ
ーメントMが桁1に対する設計曲げ応力値の付与に障害
となり、従って荷重Pfとして与えられる鋼桁の許容座
屈応力値を相対的に低い値とせざるを得ないという問題
点を有していた。
Z本発明は従来のプレストレス鋼桁に対するプレス
トレス導入手段の問題点を解消し、鋼桁の横倒れ座屈事
故を発生させることがなく、しかも鋼桁の許容座屈応力
値を高めることのできる合理的なプレストレス導入法と
その装置の提供を目的とし2たものである。この発明に
係るプレストレス導入法は、2本の鋼桁を夫々一方のフ
ランジが相対向するように並列して、両香桁の中間に両
鋼桁の間隔を保持する支承体を介装ざせ、両鋼桁の相対
向する内側フラ2ンジ両端間に引張りジャッキを介装し
て該ジャッキによる両鋼桁両端間の相互引き寄せにより
、両鋼桁に夫々等しい前たわみ荷重が与えられるように
したことを特徴とするものである。
次に本発明を第5図以下に示す実施例に基いて3詳記す
れば、第5図に示すように2本の桁1を夫々内側フラン
ジ4が相対向するように並列して両鋼桁1の中間に両鋼
桁1の間隔を保持すると共に、圧縮力を負担し得る複数
個の支承体7を介装する。
この支承体7は例えば鋼桁1と直交するよ3う配置され
た梁材などからなり、この支承体7の両端を載荷台8に
よって支えることにより前記両鋼桁1が平行状態で支持
される。支承体7を介して保持される両鋼桁1,1の間
隔W,は、後述するような両鋼桁間に介装した引4張り
ジャッキ12により、両鋼桁が互に内側方向に充分に高
い許容座屈応力値が得られる位置まで曲げられた状態に
おいて、最少限両鋼桁間から引張りジャッキ12を取外
せるような間隔が保持されていればよい。
2本の鋼桁1の両端部における内側フランジ4,4間に
は、夫々もりかえ用ボルト9を挿通してフランジ外面に
おける該ボルト端に球面座金10を配した状態でナット
11を螺着する。
またこのもりかえ用ボルト9に隣接した位置には、前記
ボルト9と同様内側フランジ4,4間が連結されるよう
に引張りジャッキ12を設置する。この引張りジャッキ
12は下端に連結ボルト13が螺着接続されていて該連
結ボルト13の下端は下側の鋼行1における内側フラン
ジ4を貫通し、フランジ4外面における該ボルト端に球
面座金10と共にナット14が螺着されている。
更に引張にジャッキ12のプランジャ15先端に接続さ
れた連結ボルト16は、プランジャ15がジャッキ12
から引き出された状態において上側鋼桁1における内側
フランジ4を貫通し、フランジ4外面における該ボルト
端に球面座金10と共にナット17が螺着されている。
また引張にジャッキ12は第6図のように両内側フラン
ジ4,4間に左右一対ずつ設置されることが望ましく、
従って夫々の引張りジャッキ12,12には操作用の油
圧ポンプユニット18が接続される。
なお前記引張りジャッキ12は、上下両端の連結ボルト
13,16が両鋼桁の内側フランジ4に連結されるよう
にしたが、第7図のように雨鋼桁のウェブ19にブラケ
ット20を取付けて、これらのブラケツト間に引張りジ
ャッキ12が連結されるようにしてもよい。両鋼桁1,
1に対する前たわみ荷重Pfの付与は、第8図aの如く
鋼桁間隔W,にジャッキ12をプランジャー5が伸びた
状態でセットし、油圧ポンプ18を作動してプランジャ
15を所定ストローク分だけ引張ることにより、両鋼桁
間隔を同図bの如くW2の状態に縮小する。
この状態においてもりかえ用ボルト9のナット11は内
側フランジ4の外面から離れることになるので、該ナッ
ト11を同図cの如く締直して間隔W2における前たわ
み荷重をもりかえ用ボルト9に負担させる。このように
前たわみ荷重をもりかえ用ボルト9に負担させた状態に
おいて第8図dの如くジャッキ12のプランジャ15を
伸ばすと、連結ボルト13が鋼桁間隔W,,W2に変化
したストローク分だけフランジ外方に突出してナット1
4がフランジ面より分離する。
従ってこのナット14を同図eの如く締直すことによっ
て前記aと同じ状態となり、以下a乃至dの作動と同様
の操作を順次操返すことによって最終的に所定量の前た
わみ荷重を両鋼桁1,1に付与する。第6図の如く引張
りジャッキを左右に一対設けておくことは、前記の前た
わみ荷重を付与する過程において、鋼桁1が面外方向に
変形した場合にいずれか一方のジャッキのストロークを
加減することによりその変形を修正することが容易に行
えるので好ましい。
鋼桁1に所定の前たわみ荷重を付与し終えたのちは、引
張りジャッキ12に接続されていた連結ボルト13,1
6を該ジャッキ12から外すことによってジャッキ12
を両鋼桁間より取外し、前たわみ荷重が専らもりかえ用
ボルト9により支持された状態において両鋼桁1,1の
外側フランジ2にコンクリート3を打談する。
コンクリート3の硬化後における鋼桁の前たわみ荷重解
放に際しては、再び引張りジャッキ12を所定の位置に
取付け、前記の荷重付与作動とは逆の操作を行うことに
より徐々に鋼桁の前たわみ荷重を解放してゆき、コンク
リート3にプレストレスを導入する。
本発明に係るプレストレス鋼桁のプレストレス導入法に
おいては、並列する2本の鋼桁1,1の内側フランジ4
,4の両端間を引張りジャッキ12により引き寄せるこ
とによって鋼桁1,1に前たわみ荷重を与えるようにし
たので、第9図に示す如く前たわみ荷重Pfが、鋼桁1
の中心点Aには関係なく内側フランジ4から桁外方向に
作用するので、従来工法の如き中心点Aにねじりモーメ
ントMを発生させることがない。
仮に鋼桁にこのようなねじりモーメントが発生したとし
ても引張り荷重PfがねじりモーメントMを修正復元す
る方向に作用することになるので、前たわみ荷重付与時
における鋼桁の面外方向への変形則ち横倒れ座屈事故を
確実に防止することができる。また前記のように前たわ
み荷重付与時に鋼桁にねじりモーメントMが生じないと
いうことは、このねじりモーメントMによる障害を考慮
せずに前たわみ荷重を与えることができるので、鋼桁の
許容座屈応力値を相対的に高に値とすることができ、効
率のよいプレストレス導入を行うことができる。
実験によれば、スパン20h、桁高710m′mの鋼桁
に、従来工法により外側フランジ2,2間を圧縮して前
たわみ荷重を与えた場合には、鋼桁の許容座屈応力値は
63・mであったのに対し、本発明の工法により内側フ
ランジ4,4間を引き寄せて前たわみ荷重を与えた場合
には、112t・mと約2倍の値に高めることができる
ことが判明した。従って本発明による工法は、従来の工
法に比較し、安全にして効率のよいプレストレス導入が
行えるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来より知られるプレストレス鋼桁の斜視図、
第2図イ乃至ハはプレストレスの導入工程を示す説明図
、第3図は従来のプレスレス導入手段を示す斜視図、第
4図は従来工法による鋼桁と前たわみ荷重との関係を示
す説明図、第6図は本発明に係るプレストレス導入装置
の正面図、第6図は側面図、第7図は他の実施例を示す
側面概略図、第8図a乃至eは作動順序の説明図、第9
図は本発明の工法による鋼桁と前たわみ荷重との関係を
示す説明図である。 図において0 1:鋼桁、2:下フランジ、3:コンク
リート、4:内側フランジ、5:加圧フレーム、6:押
上げジャッキ、7:支承体、8:戦荷台、9:もりかえ
用ボルト、10:球面座金、11,14,17:ナット
、12:引張りジャッキ、1夕3,16:連結ボルト、
15:プランジャ、18:油圧ポンプ、19:ウェブ、
20:ブラケツト。 第1図 第2図 第3図 第4図 第9図 第5図 第6図 第7図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2本の鋼桁を夫々一方のフランジが相対向するよう
    に並列して、両鋼桁の中間に両鋼桁の間隔を保持すると
    共に圧縮力を負担し得る1または複数個の支承体を介装
    し、両鋼桁の相対向する内側フランジ再端間に引張りジ
    ヤツキを介装して、該ジヤツキによる両鋼桁両端間の相
    互引き寄せにより、両鋼桁に夫々等しい前たわみ荷重を
    与えることを特徴としたプレストレス鋼桁のプレストレ
    ス導入法。 2 夫々一方のフランジが相対向するように並列された
    2本の鋼桁間に介装される間隔保持用の支承台、該支承
    体の両端を支える載荷台と、前記2本の鋼桁の相対向す
    る内側フランジ両端間に連結されるもりかえ用ボルトナ
    ツトと、該もりかえ用ボルトの隣接位置に同じく両内側
    フランジ間を連結するように介装された引張りジヤツキ
    とから成るプレストレス鋼桁のプレストレス導入装置。
JP13216782A 1982-07-30 1982-07-30 プレストレス鋼桁のプレストレス導入法及びその装置 Expired JPS6011171B2 (ja)

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