JPH0742760B2 - プレストレストトラス梁の構成方法 - Google Patents
プレストレストトラス梁の構成方法Info
- Publication number
- JPH0742760B2 JPH0742760B2 JP2104433A JP10443390A JPH0742760B2 JP H0742760 B2 JPH0742760 B2 JP H0742760B2 JP 2104433 A JP2104433 A JP 2104433A JP 10443390 A JP10443390 A JP 10443390A JP H0742760 B2 JPH0742760 B2 JP H0742760B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- truss beam
- chord member
- upper chord
- concrete
- steel
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、低層の大張間構造物、あるいは道路橋に使
用するプレストレストトラス梁の構成方法である。
用するプレストレストトラス梁の構成方法である。
一般に構造部材にプレストレスを導入する場合高張力鋼
線を使用するが、構造部材に荷重と逆向きの力を加えて
変形させることによってプレストレスを導入する方法も
種々開発されている。
線を使用するが、構造部材に荷重と逆向きの力を加えて
変形させることによってプレストレスを導入する方法も
種々開発されている。
ところでトラス梁の設計に際しては上弦材、すなわち圧
縮材の設計は座屈長さにより許容圧縮力を求め、部材の
圧縮応力との比較により断面を決定し、下弦材すなわち
引張材の設計は部材の有効断面積に対し引張応力と許容
引張応力との比較により断面を決定するが、上弦材の断
面が大きくなる。
縮材の設計は座屈長さにより許容圧縮力を求め、部材の
圧縮応力との比較により断面を決定し、下弦材すなわち
引張材の設計は部材の有効断面積に対し引張応力と許容
引張応力との比較により断面を決定するが、上弦材の断
面が大きくなる。
そこで圧縮応力をプレストレスにより低減させ、さらに
圧縮材内にコンクリートを充填することにより圧縮材の
性能を著しく向上することを目的として開発した。
圧縮材内にコンクリートを充填することにより圧縮材の
性能を著しく向上することを目的として開発した。
この発明は、閉鎖断面の鋼管からなる上弦材と下弦材を
腹材で連結してなる鋼製のトラス梁であり、そのトラス
梁に加力して上向きの曲げ変形を与え、次いで上弦材の
鋼管内部のみにコンクリートを充填し、次いで前記コン
クリートの硬化後前記加力を除去し、トラス梁の上弦材
にプレストレスを導入するプレストレストトラス梁の構
成である。
腹材で連結してなる鋼製のトラス梁であり、そのトラス
梁に加力して上向きの曲げ変形を与え、次いで上弦材の
鋼管内部のみにコンクリートを充填し、次いで前記コン
クリートの硬化後前記加力を除去し、トラス梁の上弦材
にプレストレスを導入するプレストレストトラス梁の構
成である。
この発明によって構成される鋼製のトラス梁Aは閉鎖断
面の鋼管からなる上弦材1と下弦材2および腹材3より
なる鋼製のトラス梁Aである。
面の鋼管からなる上弦材1と下弦材2および腹材3より
なる鋼製のトラス梁Aである。
上下弦材1,2は閉鎖断面の鋼管として丸鋼管、H形鋼、
角鋼管によって形成される。またトラス梁Aの縦断面は
三角形状とすることもできる。
角鋼管によって形成される。またトラス梁Aの縦断面は
三角形状とすることもできる。
先ず、このトラス梁Aに加力して曲げ変形させる。その
一例としてトラス梁Aの両端部に当て部材4を配し、ト
ラス梁Aの下方に緊張ケーブル5を配し、その両端部を
当て部材4に貫通した緊張ボルト6に連通し、緊張ボル
ト6を締付けておき、トラス梁Aの上弦材1の鋼管内の
みにコンクリート7を充填し、そのコンクリート7の硬
化後緊張ケーブル5を緩め、当て部材4を外す。それに
よって上弦材1にプレストレスが導入される。
一例としてトラス梁Aの両端部に当て部材4を配し、ト
ラス梁Aの下方に緊張ケーブル5を配し、その両端部を
当て部材4に貫通した緊張ボルト6に連通し、緊張ボル
ト6を締付けておき、トラス梁Aの上弦材1の鋼管内の
みにコンクリート7を充填し、そのコンクリート7の硬
化後緊張ケーブル5を緩め、当て部材4を外す。それに
よって上弦材1にプレストレスが導入される。
第4図はトラス梁Aに上向きの曲げ変形を与える手段の
変形例の概要を示したもので、第4図は緊張ケーブル5
の中間に油圧ユニット8を配置し、必要により緊張ケー
ブル5、油圧ユニット8を2段に配し、トラス梁Aにそ
の上部に示すように曲げモーメントを作用させる場合で
ある。
変形例の概要を示したもので、第4図は緊張ケーブル5
の中間に油圧ユニット8を配置し、必要により緊張ケー
ブル5、油圧ユニット8を2段に配し、トラス梁Aにそ
の上部に示すように曲げモーメントを作用させる場合で
ある。
第5図、第6図は緊張ケーブル5とトラス梁Aとの間に
束9を配し、油圧ユニットによりそれぞれ上部に示すよ
うに曲げモーメントを作用させる場合である。
束9を配し、油圧ユニットによりそれぞれ上部に示すよ
うに曲げモーメントを作用させる場合である。
この発明は以上の構成からなり、トラス梁に上向きに曲
げを与えるように加圧し、閉鎖断面の鋼管からなる上弦
材内部のみにコンクリートを充填し、そのコンクリート
の硬化後、加力手段を除去するので、トラス梁の上弦材
には鉛直荷重時の応力状態と反対方向の応力状態のプレ
ストレスが導入されることとなり、鋼材の使用量を少な
くすることができる。しかも上弦材へのコンクリートの
充填により、プレストレスが保持でき従来の緊張材を残
す場合よりコスト低減が図れる。
げを与えるように加圧し、閉鎖断面の鋼管からなる上弦
材内部のみにコンクリートを充填し、そのコンクリート
の硬化後、加力手段を除去するので、トラス梁の上弦材
には鉛直荷重時の応力状態と反対方向の応力状態のプレ
ストレスが導入されることとなり、鋼材の使用量を少な
くすることができる。しかも上弦材へのコンクリートの
充填により、プレストレスが保持でき従来の緊張材を残
す場合よりコスト低減が図れる。
第1図は施工過程の正面図、第2図は完成した梁で、一
部を断面で示す。第3図I,II,III,IVはトラス梁の変形
例を示した断面図、第4図、第5図および第6図は曲げ
変形を与える手段の変形例を示した正面図とその曲げモ
ーメント図である。 A……トラス梁、1……上弦材、2……下弦材、3……
腹材、4……当て部材、5……緊張ケーブル、6……緊
張ボルト、7……コンクリート、8……油圧ユニット、
9……束。
部を断面で示す。第3図I,II,III,IVはトラス梁の変形
例を示した断面図、第4図、第5図および第6図は曲げ
変形を与える手段の変形例を示した正面図とその曲げモ
ーメント図である。 A……トラス梁、1……上弦材、2……下弦材、3……
腹材、4……当て部材、5……緊張ケーブル、6……緊
張ボルト、7……コンクリート、8……油圧ユニット、
9……束。
Claims (1)
- 【請求項1】閉鎖断面の鋼管からなる上弦材と下弦材を
腹材で連結してなる鋼製のトラス梁であり、そのトラス
梁に加力して上向きの曲げ変形を与え、次いで上弦材の
鋼管内部のみにコンクリートを充填し、次いで前記コン
クリートの硬化後前記加力を除去し、トラス梁の上弦材
にプレストレスを導入することを特徴とするプレストレ
ストトラス梁の構成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2104433A JPH0742760B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | プレストレストトラス梁の構成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2104433A JPH0742760B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | プレストレストトラス梁の構成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH045358A JPH045358A (ja) | 1992-01-09 |
JPH0742760B2 true JPH0742760B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=14380540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2104433A Expired - Fee Related JPH0742760B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | プレストレストトラス梁の構成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742760B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104831937A (zh) * | 2015-05-07 | 2015-08-12 | 东南大学 | 一种基于结构状态信息反馈控制预应力钢桁梁挠度的方法及其系统 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2607032B2 (ja) * | 1993-07-16 | 1997-05-07 | 大日本印刷株式会社 | 成形同時絵付転写フィルム及びその製造方法 |
JP6318561B2 (ja) * | 2013-11-12 | 2018-05-09 | 凸版印刷株式会社 | 延伸性転写フィルム |
JP2017078286A (ja) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 梁の施工方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6114287A (ja) * | 1984-06-30 | 1986-01-22 | Kawasaki Steel Corp | コ−ルタ−ルの処理方法 |
-
1990
- 1990-04-20 JP JP2104433A patent/JPH0742760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104831937A (zh) * | 2015-05-07 | 2015-08-12 | 东南大学 | 一种基于结构状态信息反馈控制预应力钢桁梁挠度的方法及其系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH045358A (ja) | 1992-01-09 |
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Legal Events
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