JPS6011099B2 - 低燐マンガン合金鉄の製造方法 - Google Patents
低燐マンガン合金鉄の製造方法Info
- Publication number
- JPS6011099B2 JPS6011099B2 JP4820481A JP4820481A JPS6011099B2 JP S6011099 B2 JPS6011099 B2 JP S6011099B2 JP 4820481 A JP4820481 A JP 4820481A JP 4820481 A JP4820481 A JP 4820481A JP S6011099 B2 JPS6011099 B2 JP S6011099B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manganese
- content
- low
- dephosphorization
- ferroalloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はマンガン合金鉄の製造方法に関し、特に、隣含
有量の少ないマンガン合金鉄の製造方法に関する。
有量の少ないマンガン合金鉄の製造方法に関する。
近年、低燐マンガン鉱石が枯渇して、入手いこくくなり
、入手できたとしても高価格であるため、マンガン合金
鉄の価格が上昇し、必然的に安価な高燐マンガン鉱石を
使用することになり、マンガン合金鉄の燐の含有量がま
すます上昇頚向にある。
、入手できたとしても高価格であるため、マンガン合金
鉄の価格が上昇し、必然的に安価な高燐マンガン鉱石を
使用することになり、マンガン合金鉄の燐の含有量がま
すます上昇頚向にある。
一方、鋼の高級化及び高マンガン非磁性鋼等の需要の増
大に応じて、ますますマンガン合金鉄の不純物、特に燐
の低下が強く要望されている。従来、低燐のマンガン合
金鉄の製造は、低燐マンガン鉱石を低燐還元剤で還元す
る方法、高燐マンガン鉱石を溶融し燐を還元して除去し
、低燐マンガンスラグを製造し、ついで低燐の還元剤で
還元する方法、マンガン合金鉄中のケイ素を高品位とし
、その溶湯をCa○−CaF2系スラグで脱燐する方法
等が考案されている。しかしながら、いずれの場合も、
低燐マンガン鉱石を使用するか、高価なケイ素を高品位
に入れることにより低燐マンガン合金鉄を製造するもの
で、製造工程が複雑であり高価格となる。そこで、本発
明の目的は、上記の欠点を解消し、複雑な工程を要せず
安価に低燐マンガン合金鉄を製造する方法を提供するこ
とにある。
大に応じて、ますますマンガン合金鉄の不純物、特に燐
の低下が強く要望されている。従来、低燐のマンガン合
金鉄の製造は、低燐マンガン鉱石を低燐還元剤で還元す
る方法、高燐マンガン鉱石を溶融し燐を還元して除去し
、低燐マンガンスラグを製造し、ついで低燐の還元剤で
還元する方法、マンガン合金鉄中のケイ素を高品位とし
、その溶湯をCa○−CaF2系スラグで脱燐する方法
等が考案されている。しかしながら、いずれの場合も、
低燐マンガン鉱石を使用するか、高価なケイ素を高品位
に入れることにより低燐マンガン合金鉄を製造するもの
で、製造工程が複雑であり高価格となる。そこで、本発
明の目的は、上記の欠点を解消し、複雑な工程を要せず
安価に低燐マンガン合金鉄を製造する方法を提供するこ
とにある。
本発明者らは、該目的を達成するために、鋭意研究した
結果、実用上要求される量(60%以上)のマンガンを
含有し、且つ、炭素およびケイ素が所定量以下のマンガ
ン合金鉄原料を予め調製し、該合金鉄原料の溶湯に、炭
化カルシウムおよびフッ化カルシウムを主成分とする脱
燐剤を添加することによって、きわめて効果的に脱燐が
行なわれることを見出した。
結果、実用上要求される量(60%以上)のマンガンを
含有し、且つ、炭素およびケイ素が所定量以下のマンガ
ン合金鉄原料を予め調製し、該合金鉄原料の溶湯に、炭
化カルシウムおよびフッ化カルシウムを主成分とする脱
燐剤を添加することによって、きわめて効果的に脱燐が
行なわれることを見出した。
かくして、本発明に従えば、Mm含有量60%以上、S
i含有量(×%とする)とC含有量(Y%とする)が0
.27X十Yミ4.2であるマンガン合金鉄原料を調製
すること、該マンガン合金鉄原料を溶融しながら、Ca
C230%〜70%とCaF215%〜60%を含む脱
燐剤を添加して脱燐すること、および、冷却後脱燐マン
ガン合金鉄を取出すことを特徴とする低燐マンガン合金
鉄の製造方法が提供される。本発明に従えば、高鱗マン
ガソ鉱石からも上記のごときマンガン合金鉄原料を調製
することができ、また、ケイ素含有量を低くすることを
特徴とするために、マンガン合金鉄の製造コストが非常
に低廉となる。以下、本発明および本発明を導くに到っ
た経過について詳述する。
i含有量(×%とする)とC含有量(Y%とする)が0
.27X十Yミ4.2であるマンガン合金鉄原料を調製
すること、該マンガン合金鉄原料を溶融しながら、Ca
C230%〜70%とCaF215%〜60%を含む脱
燐剤を添加して脱燐すること、および、冷却後脱燐マン
ガン合金鉄を取出すことを特徴とする低燐マンガン合金
鉄の製造方法が提供される。本発明に従えば、高鱗マン
ガソ鉱石からも上記のごときマンガン合金鉄原料を調製
することができ、また、ケイ素含有量を低くすることを
特徴とするために、マンガン合金鉄の製造コストが非常
に低廉となる。以下、本発明および本発明を導くに到っ
た経過について詳述する。
本発明者らは、脱燐剤として、従来から用いられている
Ca○−CaF2系スラグの代わりに、CaC2−Ca
F2系スラグを用いることに注目し、先ず、マンガン合
金鉄中の炭素含有量が脱燐率に与える、影響について調
べた。
Ca○−CaF2系スラグの代わりに、CaC2−Ca
F2系スラグを用いることに注目し、先ず、マンガン合
金鉄中の炭素含有量が脱燐率に与える、影響について調
べた。
第1図は、その結果の1例を示したもので、低炭素フェ
ロマンガンと高炭素フェロマンガンとを種々の比率に混
合することによって炭素含有量を変化させ、炭素含有量
と脱燐率の関係を表わしている。なお、第1図における
マンガン合金鉄のケイ素含有量は1.5%以下である。
図から理解されるように、炭素含有量がある値以上大き
くなると(第1図では4%以上)脱燐率が極端に低下す
ることが見出された。ここで「脱燐率とは次の式で示さ
れる値である。脱燐率 九のマンガン合金鉄 処理後のマンガン 脱燐率F2隣含有量 −鋳鉄の隣含有量X,。
ロマンガンと高炭素フェロマンガンとを種々の比率に混
合することによって炭素含有量を変化させ、炭素含有量
と脱燐率の関係を表わしている。なお、第1図における
マンガン合金鉄のケイ素含有量は1.5%以下である。
図から理解されるように、炭素含有量がある値以上大き
くなると(第1図では4%以上)脱燐率が極端に低下す
ることが見出された。ここで「脱燐率とは次の式で示さ
れる値である。脱燐率 九のマンガン合金鉄 処理後のマンガン 脱燐率F2隣含有量 −鋳鉄の隣含有量X,。
允のマンガン合金鉄の隣含有量このように、CaC2−
Cap2系脱燐剤を用いた場合に炭素含有量によって脱
燐効果が影響されるのは次のような理由によるものと解
される。
Cap2系脱燐剤を用いた場合に炭素含有量によって脱
燐効果が影響されるのは次のような理由によるものと解
される。
すなわち、脱燐反応は、【1)式で表わされるように炭
化カルシウムが金属カルシウムと炭素に分解する段階と
、‘2’式のように金属カルシウムがマンガン合金鉄中
の燐と反応して隣化カルシウムになる段階とから成るも
のと考えられるが、CaC2→Ca+2C
・・・・・・・・・(113Ca十が一Ca3P
2 …・・・・・・■この場合マンガ
ン合金鉄の炭素が飽和していると炭素がマンガン合金鉄
中に移行せずそのためCaC2の分解が起こらず、金属
カルシウムが生成しないと考えられる。
化カルシウムが金属カルシウムと炭素に分解する段階と
、‘2’式のように金属カルシウムがマンガン合金鉄中
の燐と反応して隣化カルシウムになる段階とから成るも
のと考えられるが、CaC2→Ca+2C
・・・・・・・・・(113Ca十が一Ca3P
2 …・・・・・・■この場合マンガ
ン合金鉄の炭素が飽和していると炭素がマンガン合金鉄
中に移行せずそのためCaC2の分解が起こらず、金属
カルシウムが生成しないと考えられる。
したがって、マンガン合金鉄の炭素は不飽和、すなわち
、ある値以下の量で存在する必要があるものと理解され
る。更に、本発明に従い、CaC2−CaF2系脱燐剤
を用いた場合には、従来からの方法における知見とは反
対に、効果的な脱燐を行なうためにはマンガン合金鉄中
のケイ素含有量を低くすべきであることも見出された。
、ある値以下の量で存在する必要があるものと理解され
る。更に、本発明に従い、CaC2−CaF2系脱燐剤
を用いた場合には、従来からの方法における知見とは反
対に、効果的な脱燐を行なうためにはマンガン合金鉄中
のケイ素含有量を低くすべきであることも見出された。
第2図は、そのような結果の1例であり、中炭素フェロ
マンガン2号とシリコマンガン3号を任意に混合比率を
変えて、シリコン含有量を変化させた場合のシリコン含
有量と脱燐率の関係を示している。この時のマンガン合
金鉄の炭素含有量は2.0%であり、同図の場合、マン
ガン合金鉄中のシリコン含有量が8%以上では脱燐率が
極端に低下し脱燐効果が大きく減少することが理解され
る。本発明者らは、更に研究を進めた結果、CaC2一
CaF2系脱燐剤を用いるマンガン合金鉄の脱燐におい
ては原料となるマンガン合金鉄中のケイ素と炭素の合計
量が重要であり、かくして、原料となるマンガン合金鉄
中のMnの量を実用上要求される値以上(JISで定め
られているような60%以上)とすると共に、該合金鉄
原料中のケイ素と炭素の合計量を所定の値すなわち、ケ
イ素の含有量を×%、炭素の含有量をY%とすれば0.
27×十Yが4.2斗下となるようにすることによって
、該マンガン合金鉄原料の効果的な脱燐が行なわれ得る
ことを見出し、本発明を導くに到った。第3図は、その
ような本発明に従って脱燐を行なうためのマンガン合金
鉄原料の組成の適応性を示すもので、有効な脱燐が行な
われるためには、Mn60%以上で、CとSiが図中実
線で示す4.2=0.27×十Yよりも下の領域に存す
る必要があることが理解される。本発明において用いる
脱燐剤は、CaC230%〜70%とCaF215%〜
60%とから成ることが必要である。
マンガン2号とシリコマンガン3号を任意に混合比率を
変えて、シリコン含有量を変化させた場合のシリコン含
有量と脱燐率の関係を示している。この時のマンガン合
金鉄の炭素含有量は2.0%であり、同図の場合、マン
ガン合金鉄中のシリコン含有量が8%以上では脱燐率が
極端に低下し脱燐効果が大きく減少することが理解され
る。本発明者らは、更に研究を進めた結果、CaC2一
CaF2系脱燐剤を用いるマンガン合金鉄の脱燐におい
ては原料となるマンガン合金鉄中のケイ素と炭素の合計
量が重要であり、かくして、原料となるマンガン合金鉄
中のMnの量を実用上要求される値以上(JISで定め
られているような60%以上)とすると共に、該合金鉄
原料中のケイ素と炭素の合計量を所定の値すなわち、ケ
イ素の含有量を×%、炭素の含有量をY%とすれば0.
27×十Yが4.2斗下となるようにすることによって
、該マンガン合金鉄原料の効果的な脱燐が行なわれ得る
ことを見出し、本発明を導くに到った。第3図は、その
ような本発明に従って脱燐を行なうためのマンガン合金
鉄原料の組成の適応性を示すもので、有効な脱燐が行な
われるためには、Mn60%以上で、CとSiが図中実
線で示す4.2=0.27×十Yよりも下の領域に存す
る必要があることが理解される。本発明において用いる
脱燐剤は、CaC230%〜70%とCaF215%〜
60%とから成ることが必要である。
CaC230%以下では脱燐剤中の比率が少なく、溶融
合金鉄と接する機会が小さいので、また70%以上では
脱燐剤が流動性のあるスラグを生成しにくいため、これ
も溶融合金鉄と接する機会が小さくなり、炭化カルシウ
ムの分解による金属カルシウムの生成が少なく脱燐率が
低下する。また、CaF215%以下では流動性のある
スラグが生成しにくく、60%以上では反応容器のラィ
ニングの消耗が激しく好ましくない。すなわち、脱燐剤
は第4図に示す範囲にあることが必要である。脱燐剤と
してのCaC2およびCaF2は、それぞれの純粋品の
他、各種の原料から調製され得る。例えば、CaC2糠
として工業用カーバイト、また、CaF2源として蟹石
を使用でき、それらの原料を混合して脱燐剤スラグを調
製する。しかしながら、不純物を含む原料を用いる場合
においては、得られる脱燐剤組成物中における酸化ケイ
素、酸化鉄、酸化アルミニウム、酸化マンガン等の酸化
物をできるだけ少なくすることが好ましく、その合計量
が15%以下であることが必要である。これは酸化物が
多くなると金属カルシウムの酸化が多くなるためである
。また、脱燐剤の添加量は、マンガン合金鉄重量の1%
〜10%、好ましくは1%〜5%である。添加量が1%
以下では脱燐率は低く効果が激減する。一方、10%以
上では脱燐剤をメタルの頭熱のみで溶融することは困難
であり、脱燐剤を何らかの方法で加熱しなければならず
、コストが上昇するための不利である。また、脱燐剤の
添加は、マンガン合金鉄原料の落陽中へ添加する方法、
あるいは、反応容器の底に脱燐剤を装入して置きそれに
マンガン合金鉄原料の溶湯を入れる方法等によって行な
われ、また、脱燐に際して落陽中へ不活性ガスを吹き込
んでも良く、いずれの方法でも脱燐は可能である。
合金鉄と接する機会が小さいので、また70%以上では
脱燐剤が流動性のあるスラグを生成しにくいため、これ
も溶融合金鉄と接する機会が小さくなり、炭化カルシウ
ムの分解による金属カルシウムの生成が少なく脱燐率が
低下する。また、CaF215%以下では流動性のある
スラグが生成しにくく、60%以上では反応容器のラィ
ニングの消耗が激しく好ましくない。すなわち、脱燐剤
は第4図に示す範囲にあることが必要である。脱燐剤と
してのCaC2およびCaF2は、それぞれの純粋品の
他、各種の原料から調製され得る。例えば、CaC2糠
として工業用カーバイト、また、CaF2源として蟹石
を使用でき、それらの原料を混合して脱燐剤スラグを調
製する。しかしながら、不純物を含む原料を用いる場合
においては、得られる脱燐剤組成物中における酸化ケイ
素、酸化鉄、酸化アルミニウム、酸化マンガン等の酸化
物をできるだけ少なくすることが好ましく、その合計量
が15%以下であることが必要である。これは酸化物が
多くなると金属カルシウムの酸化が多くなるためである
。また、脱燐剤の添加量は、マンガン合金鉄重量の1%
〜10%、好ましくは1%〜5%である。添加量が1%
以下では脱燐率は低く効果が激減する。一方、10%以
上では脱燐剤をメタルの頭熱のみで溶融することは困難
であり、脱燐剤を何らかの方法で加熱しなければならず
、コストが上昇するための不利である。また、脱燐剤の
添加は、マンガン合金鉄原料の落陽中へ添加する方法、
あるいは、反応容器の底に脱燐剤を装入して置きそれに
マンガン合金鉄原料の溶湯を入れる方法等によって行な
われ、また、脱燐に際して落陽中へ不活性ガスを吹き込
んでも良く、いずれの方法でも脱燐は可能である。
更に、雰囲気として、大気中でも脱燐は可能であるが、
炭化カルシウム及び生成した金属カルシウムが大気中の
酸素により酸化カルシウムとなるため雰囲気は非酸化性
にすることが好ましい。次に本発明の実施例を述べる。
実施例 1 高周波譲導炉に低炭素フェロマンガン、すなわち、Mn
75.5%、CI.0%、Sil.3%、PO.15%
の品位のものを10k9菱入し溶融後、粒状の炭化カル
シウム(純度82%)300夕と粒状の蟹石(純度97
.6%)300夕を秤量混合し、雰囲気を〜雰囲気にし
たところへ添加した。
炭化カルシウム及び生成した金属カルシウムが大気中の
酸素により酸化カルシウムとなるため雰囲気は非酸化性
にすることが好ましい。次に本発明の実施例を述べる。
実施例 1 高周波譲導炉に低炭素フェロマンガン、すなわち、Mn
75.5%、CI.0%、Sil.3%、PO.15%
の品位のものを10k9菱入し溶融後、粒状の炭化カル
シウム(純度82%)300夕と粒状の蟹石(純度97
.6%)300夕を秤量混合し、雰囲気を〜雰囲気にし
たところへ添加した。
添加後10分でスラグ除去し、出濠したところMn75
.3%、CI.6%、Sil.35%、PO.022%
の低燐中炭素フェロマンガンが得られた。
.3%、CI.6%、Sil.35%、PO.022%
の低燐中炭素フェロマンガンが得られた。
実施例 2
取鍋に実施例1と同品位の低炭素フェロマンガン12ト
ンを受け、スラグ除去後ポーラスプラグの取付けてある
取鍋に入れかえ、取鍋に蓋をしポーラスプラグよりAr
ガスを吹込み、溶湯の燈拝しているところへ、粒状の炭
化カルシウム(純度82%)360k9と粒状の蟹石(
純度97.6%)180k9を秤量混合し添加した。
ンを受け、スラグ除去後ポーラスプラグの取付けてある
取鍋に入れかえ、取鍋に蓋をしポーラスプラグよりAr
ガスを吹込み、溶湯の燈拝しているところへ、粒状の炭
化カルシウム(純度82%)360k9と粒状の蟹石(
純度97.6%)180k9を秤量混合し添加した。
添加後22分でスラグ除去し出錫したところMn75.
1%、CI.6%、Sil.40%、P0・043%の
低燐中炭素フェロマンガンが得られた。実施例 3 取鍋に実施例1と同品位の低炭素フェロマンガン12ト
ンを受け、スラグ除去後、他の取鍋の底に粒状の炭化カ
ルシウム(純度82%)180k9と粒状姿石(純度9
7.6%)360k9を秤量混合し装入して置き、そこ
へ溶湯を入れ、2び分後スラグ除去し出傷したところ、
Nh75.5%、CI.78%、Sil.45%、PO
.067%の低燐中炭素フェロマンガンが得られた。
1%、CI.6%、Sil.40%、P0・043%の
低燐中炭素フェロマンガンが得られた。実施例 3 取鍋に実施例1と同品位の低炭素フェロマンガン12ト
ンを受け、スラグ除去後、他の取鍋の底に粒状の炭化カ
ルシウム(純度82%)180k9と粒状姿石(純度9
7.6%)360k9を秤量混合し装入して置き、そこ
へ溶湯を入れ、2び分後スラグ除去し出傷したところ、
Nh75.5%、CI.78%、Sil.45%、PO
.067%の低燐中炭素フェロマンガンが得られた。
以上の説明から理解されるように、本発明は、複雑な工
程を要せず、工業的規模で安価に低燐マンガン合金鉄を
製造することを可能にした点において産業上きわめて有
用なものである。
程を要せず、工業的規模で安価に低燐マンガン合金鉄を
製造することを可能にした点において産業上きわめて有
用なものである。
第1図および第2図は、それぞれマンガン合金鉄中の炭
素含有量およびケイ素含有量の脱燐率に与える影響の1
例を示すグラフであり、第3図は、マンガン合金鉄中の
ケイ素含有量と炭素含有量の合計量が脱燐率に与える影
響の1例を示すグラフであり、これらのグラフはいずれ
も本発明を導くのに際して見出された事実を図示するも
のである。 また、第4図は、本発明において用いる脱燐剤の組成の
適用範囲を示すグラフである。第1図第2図
素含有量およびケイ素含有量の脱燐率に与える影響の1
例を示すグラフであり、第3図は、マンガン合金鉄中の
ケイ素含有量と炭素含有量の合計量が脱燐率に与える影
響の1例を示すグラフであり、これらのグラフはいずれ
も本発明を導くのに際して見出された事実を図示するも
のである。 また、第4図は、本発明において用いる脱燐剤の組成の
適用範囲を示すグラフである。第1図第2図
Claims (1)
- 1 Mn含有量60%以上、Si含有量(X%)とC含
有量(Y%)が0.27X+Y≦4.2であるマンガン
合金鉄を調製すること、該マンガン合金鉄をAr雰囲気
中で溶融しながら、CaC_230%〜70%とCaF
_215%〜60%を含む脱燐剤を該マンガン合金鉄の
1〜10%添加して脱燐すること、および、冷却後脱燐
マンガン合金鉄を取出すことを特徴とする低燐マンガン
合金鉄の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4820481A JPS6011099B2 (ja) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | 低燐マンガン合金鉄の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4820481A JPS6011099B2 (ja) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | 低燐マンガン合金鉄の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57161039A JPS57161039A (en) | 1982-10-04 |
JPS6011099B2 true JPS6011099B2 (ja) | 1985-03-23 |
Family
ID=12796848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4820481A Expired JPS6011099B2 (ja) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | 低燐マンガン合金鉄の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011099B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH062923B2 (ja) * | 1984-07-16 | 1994-01-12 | 新日本製鐵株式会社 | 溶融還元による低りん高マンガン鉄合金の製造方法 |
JPS6130647A (ja) * | 1984-07-23 | 1986-02-12 | Nippon Denko Kk | フエロアロイの脱りん方法 |
JP5266903B2 (ja) * | 2008-06-20 | 2013-08-21 | 新日鐵住金株式会社 | Mn合金の製造方法 |
CN109055665A (zh) * | 2018-08-08 | 2018-12-21 | 鞍钢股份有限公司 | 一种锰系合金的复合脱磷方法 |
-
1981
- 1981-03-31 JP JP4820481A patent/JPS6011099B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57161039A (en) | 1982-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4391633A (en) | Process for dephosphorization, desulfurization and denitrification of chromium-containing pig iron | |
US4363657A (en) | Process for obtaining manganese- and silicon-based alloys by silico-thermal means in a ladle | |
JPS6011099B2 (ja) | 低燐マンガン合金鉄の製造方法 | |
US4165234A (en) | Process for producing ferrovanadium alloys | |
US4331475A (en) | Process for aluminothermic production of chromium and chromium alloys low in nitrogen | |
GB2117005A (en) | Dephosphorization and desulphurization method for molten iron alloy containg chromium | |
CA2559154A1 (en) | Method for a direct steel alloying | |
JPH01165731A (ja) | V−a1合金の製造方法 | |
US5037609A (en) | Material for refining steel of multi-purpose application | |
US3879192A (en) | Electroslag-remelting method | |
US3892561A (en) | Composition for treating steels | |
US4008104A (en) | Method for dephosphorization and denitrification of an alloy containing easily oxidizable components | |
US2079848A (en) | Making steel | |
RU2102495C1 (ru) | Металлотермическая реакционная смесь | |
JPS5934767B2 (ja) | 金属または合金の不純物除去方法 | |
SU1044641A1 (ru) | Способ легировани стали марганцем | |
US4684403A (en) | Dephosphorization process for manganese-containing alloys | |
US4752327A (en) | Dephosphorization process for manganese alloys | |
JP4106724B2 (ja) | 還元スラグの粉化を防止する方法 | |
JPS594484B2 (ja) | ゴウキンテツノダツリン ダツタンホウホウ | |
JP2000044298A (ja) | 還元スラグの粉化を防止する方法 | |
JPH03502361A (ja) | 汎用鋼の製法 | |
JPS6012408B2 (ja) | 金属または合金の脱リン方法 | |
JPS61174355A (ja) | アモルフアス用母合金の製造方法 | |
JPS5952940B2 (ja) | 高炭素フエロマンガンの脱りん方法 |