JPS60110892A - 低水素脆性高耐食メツキ方法 - Google Patents

低水素脆性高耐食メツキ方法

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Publication number
JPS60110892A
JPS60110892A JP21789483A JP21789483A JPS60110892A JP S60110892 A JPS60110892 A JP S60110892A JP 21789483 A JP21789483 A JP 21789483A JP 21789483 A JP21789483 A JP 21789483A JP S60110892 A JPS60110892 A JP S60110892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
zinc
corrosion resistance
low hydrogen
hydrogen brittleness
Prior art date
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Pending
Application number
JP21789483A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Takada
高田 幸路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKADA KENKYUSHO KK
Original Assignee
TAKADA KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1+tlj lIgの畠い銅製品に電気亜鉛メッキを゛
行うと、水素ルη性を起ずことは古くより知られている
現71自動車上業等においては、硬度がI(lR640
以上(rJラックェル(IIIfCスケール)に熱処理
された鉄鋼製品に亜鉛メッキを施した場合には、水素脆
性除去の[−1的で、180〜20(1℃の温度で3〜
4時間のベーキング処理を行うことが要求されているが
、この様なベーキング処理を行った後でも、水素脆性破
壊のトラブルが発生することが多く、ベーキング処理の
効果に疑問がもたれていた。
本発明はエネルギー消費が大きく、且つ長時間を要−す
るベーキング処理を必要としない、低水素脆性で且つ高
1制食性のメッキを可能ならしめるプロセスを提供する
ことを目的とするものである。
本発明者はこの研究をするにあたり、水素脆性を正確に
測定評価する方法として次の様な試験方法を考案して使
用した。即ち水素脆性に対して非常に感受性の高い、高
炭素鋼のJIS 5K−5制を熱処理して、硬度をHR
C52となした材料を用い、長さ100mm、巾10m
m厚さimm(p試験片を製作し、この試験片を自動的
に開閉するバイスの間にはさんで、速度15mm/分で
押曲げて破断させる低速押曲げ破断試験を行い、未脆化
の試験片の破断変位(LO)と水素脆化した試験片の破
断変位(L)から、次式に−よって脆化率をめて水素脆
性の測定評価を行った。
脆化率%= 100−(L/Lo x 100)上記の
試験片を脱脂した後、10%塩酸で3分間酸洗した後7
アン化亜鉛メツキ浴から膜厚6ミクロンの亜鉛メッキを
行い、上述の低速押曲げ破断試験を行ったところ、その
脆化率は68%であった1、又同上の試験片は200℃
の温度で4時間のベーキング処理を行った後でも脆化率
53%を示し、水メ・ζ脆性が除去されていないことが
分った0 本発明者は上述の水素脆性測定評価方法を用いて、鋭意
他究を行った結果、全(予期せざる複数の現象を発見し
て、本発明に到達したのである。
メッキ前処理工程の酸洗の際多量の水素が鋼に吸収され
て水素脆性を起すが、酸洗直後に被メッキ物を60℃以
上の温度のアルカリ浴中において、陽極電解を行うと、
短時間に、且つ完全に水素脆性を除去することが出来る
と云う現象が発見されたのである。
その実験例を示せば次の如くである。
上述した試験片を常温にて10%塩酸中で3分間酸洗し
た後、脆化率を測定したところ53%の脆化率を示した
。同上の試験片を水酸化ナトリウム30g/l、炭酸ナ
トリウム30g/Aを含むアルカリ浴中にて温度60℃
にて、陽極電流密度10A/dm2にて5分間陽極電1
vrを行った後脆化率を測定したところ0%を示し、完
全に水素脆性が除去されていることが証明された。又ア
ルカリ浴の温度は60℃以下では水素脆性除去能力が充
分でないことも確認された。
同様に上述の水素脆性測定評価方法を用いて研究した結
果、亜鉛・ニッケル合金メッキはメッキ工程中に殆んど
水素脆性を起さないと云う事実が発見された。更に2ミ
クロン以上の膜厚の亜鉛・ニッケル合金メッキ皮膜は、
水素浸透を阻止するバリヤー効果の現象が発見された。
この実験例を示すと次の如くである。
上述の如く酸洗した試験片を60℃以上のアルカリ浴中
で陽極電解を施し、水素脆性を除去した後、この表面に
公知の方法で亜鉛・ニッケル合金メッキを2ミクロンの
膜厚にメッキして脆化率を測定したところ、脆化率は0
.3%であラフこ。
史にこの11にンアン化亜鉛ノソキ浴がら膜厚4iクロ
ンの亜鉛メッキを施し、脆化率を測定しブcところ0.
4%の脆化率を示した。以上の実験例から、亜鉛・ニッ
ケル合金メッキは低水素脆性メッキであり、且つ2ミク
ロン以上の亜鉛・ニッケル合金メッキは水素浸透に対し
てバリヤー効果があると云う事実が発見された。又、亜
鉛・ニッケル合金下地メッキの上に、亜鉛メッキ4:施
しだニ一層メッキは、同一=i摸厚の亜鉛メッキに対し
て、数倍の耐食性があると云う事実も塩水l17′を霧
試験により確められた。
本発明は上述の様な従来公知でなかった複数の事実の発
見によって、可能になったものである。
次に本発明の構成について説明する。
被メッキ物を酸洗処理を行った後、温度60℃以上のア
ルカリ浴中で陽極電解を行って酸洗による水素脆性を除
去する工程が第1の構成要件である。
酸洗処理には常温の塩酸浴が用いられ、必要があれば、
公知のインヒビター(酸食抑制剤)を添υ11すること
も出来る。
アルカリ浴の温度は少くと46(1℃以」−が必“)2
であり、それ以−トの温度でt;L、水素脆性除去効果
が不充分であることが確めら九た。アルカリ浴はpH1
3以上の水溶液であJtばよく、公知のta解解脱温浴
使用することも出来る。被メッキ物を陽極とし、鉄板又
はステンレス板を陰極として、通常の陽極電解脱脂の要
領で、陽極′111解を行へはよい。
第2に膜厚2ミクロン〜6ミクロンの亜鉛・ニッケル合
金メッキの下地メッキを行い、この上に任意の亜鉛メッ
キ浴から亜鉛メッキを施すことが必要な構成要件である
亜鉛・ニッケル合金メッキ浴は公知の塩化物浴、硫酸塩
浴のいずれの浴でも使用出来る。亜鉛・ニッケル合金下
地メッキのM厚は2ミクロン以下では水素浸透に対する
バリヤー効果が充分でなく、又6ミクロン以上では亜鉛
中ニッケル合金メッキ皮膜が硬いために、後加工する場
合、割れ易くなると云う欠点を生ずるため好ましくない
亜鉛・ニッケル合金メッキの上に施す亜鉛メッキは、公
知の任意の亜鉛メッキ浴からメッキすることが出来る。
即ちシアン浴、ジンケート浴塩化浴のいずれでも使用出
来る。又その膜厚は任意である。又その亜鉛メッキの上
には任意のクロメルト処理を施すことが出来る。即ち光
沢クロメート、黄色クロメート、緑色クロメート、黒色
クロノートのいずれでも施すことが出来る。
次に本発明の効果を実施例を挙げて説明する。
実施例 JIS 5K−54Zで硬度HJtC52に熱処理され
た試験片を常温にて10%塩酸中で3分間酸洗処理を行
っ/ζ後、水酸化すI・リウム:i0g/l、炭酸ナト
リウム30g/13を含むアルカリ浴中にて温度80℃
で陽極電流密度6A/山〕12にて2分間陽極電解を行
った後1、次に示す亜鉛・ニッケル合金メッキ浴にてメ
ッキを行い膜厚2ミクロンの亜鉛・ニッケル合金メッキ
を得た。
塩化亜鉛 ZnCl2 0.5 Mン′l塩化ニッケル
 NiCl2′−6H200,5M、/l塩化アンモニ
ウム NH4C63,OM/gポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル 2g/l浴温30℃、陰極電流密
度 2A/dm2メッキ時間3.5分間 次にこの上に次の浴組成のシアン浴で膜厚4ミクロンの
亜鉛メッキを施した。
酸化亜鉛Zn0 25g/l) ンアン化ナトリウA NaCN 、 40g/ll水酸
化ナトリウム NaOH55g/l光沢剤(市販品) 
l g/11 浴温20℃、陰極電流密度 3A/dm2メッキ時間6
分間 この二層メッキの合計の膜厚は6ミクロンである。次に
公知の方法で、このメッキ表面に黄色クロメート処理を
施した。
この試験片を低速押面げ破断試験を行ったところ、その
脆化率は0.4%であり、低水素脆性であることが証明
された。又塩水噴霧試験を行ったところ、2,400時
間で赤錆の発生を認めず゛、高耐食性であることが確認
された。比較品として膜厚6ミクロンの亜鉛メッキを施
し200℃で4時間のベーキング処理を行った試験片の
脆化率は53%であった。又同−ヒの亜鉛メッキに同上
の黄色クロメート処Pl!を施したものは、塩水噴霧試
験により800時間で赤−錆の発生を認めた。
以上の実施例でも明らかな様に、本発明は容易且つ経済
的に低水素脆性で且つ高耐食性のメ表面処理方法として
極めて優りた方法であり、工業上有意義な発明である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 披メッキ物を酸洗処理した後、温度60℃以上のアルカ
    リ浴中にて、陽極電解処理を行う工程と、亜鉛・ニッケ
    ル合金メッキの2〜6ミクロンの下地メッキを施した上
    に、亜鉛メッキを行う工程とより成ることを特徴とする
    、低水素1范性1,7」面j食メッキ方法。
JP21789483A 1983-11-21 1983-11-21 低水素脆性高耐食メツキ方法 Pending JPS60110892A (ja)

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JP21789483A JPS60110892A (ja) 1983-11-21 1983-11-21 低水素脆性高耐食メツキ方法

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JPS60110892A true JPS60110892A (ja) 1985-06-17

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02282494A (ja) * 1989-04-24 1990-11-20 Shimonoseki Mekki Kk 電気メッキ時の水素ぜい性防止方法
JPH04193981A (ja) * 1990-11-27 1992-07-14 Shinko Kosen Kogyo Kk 耐銹性と加工性を備えた鋼線
JP2013019024A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Hyogo Prefecture めっき製品及びめっき方法
JP2014148728A (ja) * 2013-02-04 2014-08-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 脱水素方法

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