JPS6011033B2 - 5‐フルオルピリミジン―4―オン誘導体の製造法 - Google Patents

5‐フルオルピリミジン―4―オン誘導体の製造法

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JPS6011033B2
JPS6011033B2 JP15093775A JP15093775A JPS6011033B2 JP S6011033 B2 JPS6011033 B2 JP S6011033B2 JP 15093775 A JP15093775 A JP 15093775A JP 15093775 A JP15093775 A JP 15093775A JP S6011033 B2 JPS6011033 B2 JP S6011033B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なる2−置換−5−フルオルピリジンー4
ーオン誘導体の製造法に関する。
本発明により得られる2−瞳換−5ーフルオルピリミジ
ン一4−オン譲導体は−般式〔式中Rは炭素数4〜16
個の直鏡状又は分枝状のアルキル基、3・7−ジメチル
−2・6−オクタジェニル基、テトラハイドロフルフリ
ル基、ベンジル基又はフェニル基を示す〕で表わされる
化合物である。
本発明の上記化合物は文献未載の新規化合物であって、
医薬品として特に抗ビールス剤及び抗自重場剤として有
用であり、またその毒性も低いものである。
本発明に係る2−置換−5−フルオルピリミジン−4−
オン誘導体は214−ジクロル−5−フルオルピリミジ
ンと一般式ROH 〔式中Rは上記に同じ〕 で表わされるアルコール類又はフェノール額のア・ルカ
リ金属塩とを溶媒中で加熱することにより得られる一般
式〔式中Rは上記に同じ〕 で表わされる214ージ置換−5ーフルオルピリミジン
誘導体をアルカリ性水溶液にて加水分解することにより
収率よく得ることができる。
本発明を更に詳しく説明すれば上記本発明化合物の製造
原料とする2・4ージ置換−5−フルオルピリミジン誘
導体は、一部公知であるか(ケミカル アブストラクト
7&9759公(1973)及び特関昭50一1379
86号公報参照)又は之等公知化合物の製造方法に準じ
て製造することができる。
この方法において原料として用いられる2・4ージクロ
ルー5−フルオルピリミジンは「コレクションチェコス
ロバキアケミカル コミュニケーション(Collec
tionCzech.Chemi.S比.)」第3畔蓋
、第1900頁(1963手)に記載の公知化合物であ
る。また前記アルコール類又はフェノール類のアルカリ
金属塩は無水アルコール類又はフェノール類に金属ナト
リウム、金属カリウム等のアルカリ金属、水素化ナトリ
ウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物等を反
応させることにより容易に対応するアルコラート又はフ
ェノラートを得ることができる。この反応に於いて特に
固形のアルコール類又はフェノール類を用いる場合には
、無水のエーテル、ジオキサン、トルェン等の溶媒に溶
解し、また反応が遅い場合には加温しながらアルカリ金
属、アルカIJ金属水素化物と反応させることが好まし
い。上記において2・4−ジクロル−5ーフルオルピリ
ミジンとアルコラート又はフェノラートとの反応は無水
溶媒中で行なわれる。
ここに使用される溶媒としては一般にベンゼン、トルェ
ン、ジオキサン等の非プロトン性溶媒が好適に用いられ
る。勿論原料アルコール類又はフェノール類自体を溶媒
として用いて反応を行なっても構わない。上記反応は一
般に加熱下に行なうのがよく、特に約50〜300午C
で反応させるのが好ましい。上記反応に於ける2・4ー
ジクロルー5ーフルオルピリミジンとアルコラート又は
フェノラートとの使用割合は適宜選択すればよいが、一
般に前者に対して後者を2〜3倍モル程度用いるのが好
ましい。上記反応により本発明化合物の製造原料である
前記2・4ージ鷹換−5ーフルオルピリミジン譲導体が
得られ、之は抽出、蒸留、再結晶等の通常の分離手段に
より反応液から単離可能である。本発明方法において、
上記の如くして得られる2・4−ジ置換−5ーフルオル
ピリミジン誘導体を加水分解する反応は該化合物を前記
反応液から単離したものを用いて行なっても良いが、単
離せず単に反応液から溶媒を蟹去しただけのものを用い
て行なってもよい。上記加水分解反応は一般に水溶媒中
或いは水と水と混和する溶媒例えばメタノール、エタノ
ール、ジオキサン等との混合溶媒中で行なわれる。この
加水分解反応はアルカリ性下に有利に進行し、一般にア
ルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、アルカリ士類金属の水
酸化物等の如きアルカリを添加すればよい。上記加水分
解反応に於ける反応温度は適宜選択すれば良いが、一般
に加溢しながら約50qo乃至還流温度附近で行なうの
が好ましい。この反応により4位の置換基のみが選択的
に加水分解されて好収率で本発明の2−置換−5ーフル
オルピリミジン−4ーオン譲導体が得られる。本発明の
上記化合物は濃縮、抽出、再結晶、カラムクロマトグラ
フィー等の通常の分離手段により単離、精製することが
できる。次に本発明方法で製造された2−置換−5−フ
ルオルピリミジン−4−オン譲導体及びその製造原料で
ある2・4−ジ置換−5−フルオルピリミジン−4ーオ
ン誘導体につき急性毒性試験及び抗腫場試験を行った。
結果を下記に示す。<急性毒性試験> 各供誌化合物をマウスに経口投与し、3日、1、2、3
週間後のLD5。
をリッチフィールドーウイルコツクソン法により算出し
たものである。結果を下記第1表に示す。尚第1表には
比較のために5−フルオルウラシルを用いて上記同様に
頚0定した結果を併記する。第 1表 <抗腫傷試験> マウスにエールリッヒカルシノーマ及びザルコーマ18
0の瞳湯細砲5×1ぴ個を皮下移植し、移植2独特間後
より1日1回連続7日間各供教化合物を、経口投与し、
10日目に瞳湯重量を測定し、対照群の腫湯重量に対す
る抑制率を下記第2表に示す。
尚下記第2表には比較のために5−フルオルウラシルを
用いて上記同様に測定した結果を併記する。第2表 以下、本発明化合物の製造原料とする2・4ージ置換−
5ーフルオルピリミジン−4ーオン誘導体の製造例を参
考例として挙げ、次いで本発明に従う2−置換−5−フ
ルオルピリミジンー4ーオン譲導体の製造例を実施例と
して挙げる。
参考例 1 無水n−ブタ/ール300の‘に金属カリウム9.8夕
を加え溶解し、次に2・4−ジクロルー5ーフルオルピ
リミジン16.7夕を加え60〜70℃で5時間婚杵す
る。
反応後溶媒を留去し、残笹に水50泌を加えトルェン3
00の‘にて抽出する。トルェン層は水洗、脱水し濃縮
後、残湾を減圧蒸留し、無色油状の2・4ージ(n−ブ
トキシ)一5−フルオルピリミジン20.6夕を得る。
収率85.1%、沸点125〜6℃/3〜4腕Hg元素
分析値(C,2日,9N202Fとして)C日 N計算
値 59.49 7.90 11.56分析値 59.
69 8.19 11.27参考例 2無水エーテル2
00の上にnーヘキサデシルアルコール36.3夕を溶
解し、これに金属ナトリウム3.3夕を加え溶解するま
で還流する。
次に2・4−ジクロルー5−フルオルピリジン8.5夕
を加え3時間還流する。反応後少量の水を加えて洗練し
、エーテル層を濃縮し結果を析出させる。得られた結晶
はエタノールより再結晶し白色結晶の2・4ージー(n
ーヘキサデシロキシ)−5ーフルオルピリミジン18.
6夕を得る。収率筋.1%、融点62〜30○元素分析
値(C3虹67N202Fとして)C 日N計算値 7
4.69 11.67 4.84分析値 74.55
11.72 4.77参考例 3ペンジルアルコー
ル100机とトルェン200の‘の混液に金属ナトリウ
ム5.8夕を加え溶解し、次に2・4−ジクロルー5ー
フルオルピリミジン16.7夕を加え4時間還流する。
反応後反応混液を水洗、乾燥し減圧蒸留し、沸点205
〜6℃/3〜4肋Hgの無色油状の2・4−ジ(ベンジ
ロキシ)−5ーフルオロピリミジン27.0夕を得る。
収率87.1%、mp48.5〜49.5qo元素分析
値(C,8日,5N202Fとして)C日N計算値 6
9.67 4.87 9.03分析値 69.94 5
.06 8.75参考例 4 テトラハイドロフルフリルアルコール40夕とトルェン
200の‘の混液に水素化ナトリウム7.2夕を加え7
5〜8000で1.虫時間蝿拝し、次に2・4−ジクロ
ルー5−フルオルピリミジン16.7夕を加え4時間還
流する。
反応後実施例1と同様に処理し、銭溝を減圧蒸留するこ
とにより2・4ージテトラハイドロフルフリルオキシ−
5ーフルオルピリミジン19.9夕を得る。収率66.
8%、沸点190〜1920/3〜4肋Hg元素分析値
(C,4日,ぶ204Fとして)C日N計算値 56.
37 6.42 9.39分析値 56.64 6.7
9 9.18実施例 1 無水n−ブタノール300の‘に金属ナトリウム5.8
夕を加え溶解し、次に2・4−ジクロル−5ーフルオル
ピリミジン16.7夕を加え3時間還流する。
反応後溶媒を濃縮し、残澄に洲−水酸化カリウム350
の‘を加え還流下で10時間燈拝する。冷後エーテル1
00の‘で2回抽出し、ヱーテル可溶物を除き水層に希
塩酸を加えpH4〜5とし結晶を析出させる。エタ/ー
ルより再結晶し白色結晶の2一nーブトキシ−5ーフル
オルピリミジン一4ーオン15.5夕を得る。収率斑.
3%、融点127〜129.5qo元素分析値(C8日
,.N2QFとして)C日 N 計算値 51.61 5.95 15.05分析値
51.43 5.78 14.97実施例 2無水s
ec−ブタノール300の‘、金属ナトリウム5.8夕
および2・4−ジクロル−5ーフルオルピリミジソ16
.7夕を使用して実施例1と同様に処理する。
得られた結晶はエタノール一水より再結晶し、白色結晶
の2一sec−ブトキシー5−フルオルピリミジン−4
ーオン14.9夕を得る。収率80.1%、融点103
〜105午0元素分析値(C8日,.N202Fとして
)C日 N計算値 51.61 5.95 15.05
分析値 51.31 6.09 14.95実施例 3
2・4ージ−(nーヘキサデシロキシ)−5ーフルオル
ピリミジン2.9夕をが−水酸化カリウム5泌とエタノ
ール25泌の混液に溶解し4時間還流する。
反応後エタノールを留去しエーテル50の‘を加えエー
テル可溶物を除き希塩酸でpH4〜5とし結晶を析出さ
せる。得られた結晶はエタノールより再結晶し白色結晶
の2−nーヘキサデシロキシー5ーフルオルピリミジン
−4−オン1.3夕を得る。収率73.0%、葛虫点9
7〜8℃元素分析値(C2汎35N202Fとして)C
日N計算値 67.76 9.957.20分析値
67.59 10.217.45実施例 4 3・7ージメチルー2・6ーオクタジエン−1−オール
231夕とトルェン200地の混液に金属ナトリウム3
.4夕を加え40〜50つ0で1時間縄拝し、次に2・
4−ジクロル−5−フルオルピリミジン8.2夕を加え
4時間還流する。
反応後溶媒を留去し残澄にエタノール100の‘とが‐
水酸化カリウム200Mを加え4時間瀦梓還流する。冷
後希塩酸でPH4〜5としクロロホルムで抽出し、濃縮
する。残澄はシリカゲルカラムクロマトグラフイーにて
精製し、微黄色油状の2−(3・7−ジメチルー2・6
ーオクタジエン−1ーオキシ)一5−フルオルピリミジ
ンー4ーオン9.0夕を得る。収率67.7%元素分析
値(C,4日,ぶ202F・1/凪20)C日 N計算
値 62.雌 7.26 10.34分析値 62.
18 7.15 9.99実施例 5ペンジルアルコ
ール100の‘とトルェン100の‘の濃液に水素化ナ
トリウム7.2夕を加え1時間還流し、次に2・4ージ
クロルー5ーフルオルピリミジン16.7夕を加え更に
4時間還流する。
反応後濃縮し、残笹をエーテルに溶解し水洗する。次に
エーテルを留去し残澄にェタノ‐‐ル50の【とが‐水
酸化カリウム150の‘を加え100〜11000で3
時間加熱し、冷後エーテルで抽出し、エーテル可溶物を
除く。水層は希塩酸で軸4〜5として結晶を析出させる
。エタノールより再結晶し白色結晶の2−ペンジロキシ
−5ーフルオルピリミジン−4ーオン16.7夕を得る
。収率75.9%、融点146〜7℃ 元素分析値(C,.日9N202Fとして)C日 N計
算値 60.00 4.12 12.72分析値 59
.85 4.03 12.55実施例 6フェノール
28夕とトルェン200の‘の鶴液に金属ナトリウム6
.9夕を加え1時間縄梓還流する。
次に2・4ージクロル−5ーフルオルピリミジン16.
7夕を加え4時間還流する。反応後水洗し濃縮する。残
湾に州−水酸化カリウム200叫中に加え4時間100
℃に加熱する。反応後希塩酸にてpH4〜5としてクロ
ロホルムで抽出し、濃縮する。エタノールより再結晶し
、白色結晶の2−フェノキシ−5−フルオルピリミジン
ー4−オン17.3夕を得る。収率84.0%、融点2
24〜224.5q0元素分析値(C,虹7N2QFと
して)C日 N 計算値 58.26 3.42 13.59分析値 5
7.98 3.34 13.54実施例 72・4ージ
テトラハイドロフルフリルオキシ−5−フルオロピリミ
ジン6のこが−水酸化ナトリウム60の‘を加え70〜
80℃で6時間燈拝し、冷後希塩酸にてpH4〜5とし
てクロロホルムで抽出し濃縮する。
エーテルより再結晶し白色結晶の2−テトラハイドロフ
ルフリルオキシ−5ーフルオルピリミジン−4ーオン3
.1夕を得る。収率72.1%、融点89.5〜90.
6℃元素分析値(C9日,.N2QFとして)C日 N

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中Rは炭素数4〜16個の直鎖状又は分枝状のアル
    キル基、3・7−ジメチル−2・6−オクタジエニル基
    、テトラハイドロフルフリル基、ベンジル基又はフエニ
    ル基を示す。 〕で表わされる2・4−ジ置換−5−フルオルピリジン
    誘導体をアルカリ性水溶液にて加水分解することを特徴
    とする一般式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中Rは上記に同じ〕 で表わされる2−置換−5−フルオルピリミジン−4−
    オン誘導体の製造法。
JP15093775A 1975-12-16 1975-12-16 5‐フルオルピリミジン―4―オン誘導体の製造法 Expired JPS6011033B2 (ja)

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AU15475/76A AU505440B2 (en) 1975-12-16 1976-07-01 5-fluoropyrimidin-4-one derivatives
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DE2633359A DE2633359C3 (de) 1975-12-16 1976-07-24 5-Fluorpyrimidin-4-on-Derivateenthaltende Antitumormittel
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FI762166A FI61885C (fi) 1975-12-16 1976-07-28 Foerfarande foer framstaellning av terapeutiskt aktiva 5-fluoropyrimidin-4-onderivat
FR7623012A FR2335228A1 (fr) 1975-12-16 1976-07-28 Derives de la 5-fluoro-pyrimidine-4-one et medicament contenant ces substances
AT565076A AT352734B (de) 1975-12-16 1976-07-30 Verfahren zur herstellung neuer 5-fluor- pyrimidin-4-on-derivate
NO762664A NO143903C (no) 1975-12-16 1976-07-30 Analogifremgangsmaate for fremstilling av terapeutisk aktive 5-fluorpyrimidin-4-on-derivater
DK346176AA DK137957B (da) 1975-12-16 1976-07-30 Analogifremgangsmåde til fremstilling af 2-substituerede 5-fluorpyrimidin-4-oner.
NL7608537.A NL162643C (nl) 1975-12-16 1976-07-30 Werkwijze ter bereiding van een farmaceutisch preparaat, onder toepassing daarvan verkregen, gevormd farmaceutisch preparaat en werkwijze voor de bereiding van 5-fluorpyrimidineverbindingen.
US05/729,980 US4092313A (en) 1975-12-16 1976-10-06 Preparation of 5-fluoropyrimidin-4-one derivatives
CH629080A CH625230A5 (ja) 1975-12-16 1980-08-20

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