JPS60108108A - 圧延機のロ−ル駆動方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は上下一対の作業ロールを異径として大径作業ロ
ールは圧延動力の大部分を出力する主駆動モータで駆動
すると共に小径作業ロールは小容量の駆動モータで間接
的に駆動させるようにした圧延機のロール駆動方法及び
装置に関するものである。

〔従来技術〕

圧延機の上下作業ロールで圧延された板ａの先５・ｔｌ
は、第１図に示す如く、上下作業ロールｂ。

Ｃの回１耘速度〔周速度〕や圧ド率等の要因により上反
り又は下反りすることがあり、次のスタンドに板の先端
を噛み込ませる際に支障を来たすことがある。第２図は
板の先端反りが圧下率により変化する状態を示している
。

」：記板の先端反りが生じないようにコントロールする
所謂通板性の改善は、従来より試みられ、上下作業ロー
ルを別個に駆動する方式で具現化しようとされている。

」−下作業ロールを別個に駆動する方式としては、−力
の作業ロールを無駆動とし、他方の作業ロールを圧延動
ツノの大部分を出力する主駆動モータで駆動させるよう
にした方式のものがある。この方式は、板か１１ｈみ込
まれる１）１ｊに当該無駆動の作業ロールを回転させよ
うとする場合、当該無駆動側の作業ロールを他方の駆動
側の作業ロールにキスさせておき、該駆動ω１・の作業
ロールを１！！Ｊ転させることによって無駆動側の作業
ロールを回転させる以外に駆動させることができない。

この方式において、板が噛み込まれるときは、」−Ｆの
イ′［業ロール間にギャップを設けなければならないが
、ギャップを設けても無駆動ｆｉｌｌの作業ロールは’
Ｉｆｆ性により回転を続けている。

しかし、大きな動力で駆動されている駆動側の作業ロー
ルの周速を、たとえば無駆動側の作業ロールの周速が等
しいかそれ以上となるように制御して板先端反りを防止
しようとしても、駆動側の作業ロールの周速は主駆動モ
ータにより速度制御は可能であるも慣性で回転している
無駆動側の作業ロールの周速は不安定な状態にあるので
困難である。すなわち、無駆動側の作業ロールは、ロー
ル径によって慣性力が変って来ること、控ロールと接し
ていることによって該控ロールを回転させる除の大きな
フリクションにより速度が銘もて来ること、あるいは上
下ロールが接触しない板厚の場合のアイドルタイム中に
無駆動側ロールの速度が落ちてしまうこと、等から、た
とえば、無駆動側の作業ロールの周速を駆動側の作業ロ
ールの周速と常時等しいかそれ以上に制御することは極
めて困難なことである。又、板の鍋み込み時に上下作業
ロールのギャップを用時に設ける場合には板が入って来
る時間を予め測定して制御しなければならず、制御が大
変である。、 近年、」−下の作業ロールを別個に駆動する別の装置と
して、第３図に示す如く、王制の作業ロール１２を圧延
動力の大部分を出力する主駆動モータ１４に連結すると
共に、上ｆｔｅｌの作業ロール１１を小容量の補助駆動
モータ１３に連結させ、上下の作業ロール１１．却を別
駆動とする形式のものが提案されている。１５．１６は
上下の控ロール、１７．１８はスピンドルである。

この方式であれば、上下の作業ロール１１　、１２の周
速を任怠に変える制御は可能であるが、次のような問題
かある。

■　上下の作業ロール１１．１２を別Ｍｌ　４ｍ駆動さ
せる方式であるため、両作業ロール１１゜１２にスピン
ドル１７．１８の連結が必要不可欠となり、各作業ロー
ル１１．１２の輔とスピンドル１７．１８との連結部の
径をロール径以上にすることがで゛きす、主駆動モータ
１４に連結した作業ロール１２に大動力をかけることが
できない。

■　作業ロール１１．１２の交換は頻繁に行う必要かあ
り、小容量モータ１３に連結する作業ロールｆｌｅｌに
おいてロール交換の都度スピンドル１７を着脱させるこ
とは作業性に劣ると共に無駄が多い。

■　小容量のモータ１３て上側の作業ローフレ１１を駆
動して上下の作業ロール１１．１２の周速をコントロー
ルしモータ１３で駆動される上ｆｉｌ１作業ロール１１
を高速にしようとしても、当＝ｔ；　ｈ　ｆｌｉｔの作
業ロール１１を駆動することによって上控ロール５を回
転させることになるため、）ｌツクジョンか大であるこ
とと、モータ１３は／Ｊ’ｌ容量のもので無理ができな
いことから主駆動モータ１４の制御を余儀なくされるこ
とカイ多し）。

■　上下の作業ロール１１．１２を各々別個の駆動モー
タ１３　、１４で駆動させる方式では、上下の作業ロー
ル１１．１２の位相合わせの必要カイある。

〔発明の目的〕 本発明は、上記第３図に示す方式の如き、一方の作業ロ
ールを圧延動力の大部分を出力する主駆動モータで駆動
させ、他方の作業ロールを小容量の補助駆動モータで駆
動させるようＬこした方式の問題を解決し、且つ圧延さ
れた板の反りが生じないような圧延機のロール駆動方法
及ひ装置を提供しようどするものである。

ｒ発明の構成〕 本発明は、上記目的を連成するため、上作業ロールと下
作業ロールの１１を異にし、大伜の作業ロールを圧延動
力の大部分を出力する主駆動モータに連結して、小径の
作業ロールには小容量の駆動モータを連結させないで該
小径の作業ロールｆｉｌｌの控ロールを小容量の駆動モ
ータに連結させ、小容量の駆動モータで回転させられる
控ロールにより小径の作業ロールを回転させるようにし
、且つ板の哨み込み：１１１は小径作業ロールの速度が
大ｊぞ作業ロールの速度と等しいか速い速度となるよう
にしたものである。

訂述するに、第４図は本発明のＡＡ１１！を示すもので
、上下に配した上作業ロール１と下作業ロール２のうち
、上作業ロール１を小径とし、下作業ロール２を大径と
し、更に、上作業ロールｌの上側に上控ロール３を、又
、下作業ロール２の下側に下控ロール４をそれぞれ位置
させてなる圧延機において、上記大（苧とした下作業ロ
ール２の一方の＠端とピニオンギヤ５間にスピンドル６
を介在させ、七つピニオンギヤ５に主駆動モータ７を連
結させ、主駆動モータ７の駆動によりピニオンギヤ５、
スピンドル６を介して大径の作業ロール２が回転させら
れるようにする。一方、小謂の作業ロール１には、小容
量の駆動モータを連結させることなく１校ロール３の一
方の軸端にスピンドル８を連結し、該スピンドル８はピ
ニオンギヤ５のケーシング上に設置した小容量の補助駆
動モータ９の出力軸に連結し、該補助駆動モータ９の駆
動により上控ロール３が独自に回転させられ、この上控
ロール３と接する上作業ロール１を回転させるようにし
、且つ上記小径の上作業ロール１の周速が、常に大径の
下作業ロール２の周速と等しいかそれ以上となるように
、上記小容量の補助駆動モータ９の回転速度を予め設定
しておくようにする。すなわち、上作業ロール１の周速
■と板の速度Ｖの関係が、Ｖ：ｖ＝ｌ：ｌあるいは１．
２０１の如く、上作業ロール１を板速度に対し０％〜２
０％の範囲で高速回転させるようにする。

圧延機において、上下の作業ロールを異径とし、小径側
のロール径を出来るだけ小さくすれは゛それだけ見かけ
上圧折力を減少させることができるという利点がある。

このため、小径側の作業ロールの径を出来るだけ小さく
することが好ましいが、ロールの径を小さくするとロー
ルのネック部の強度が低下して来るため、ロールのネッ
ク部の強度によってロール径は定められる。小径の上作
業ロールｌは、下作業ロール２との間に所要のギャップ
を保持しようとする場合、上控ロール３とともに持ち上
げねばならず、ロールのネック部が小さくなって強度が
低下することは好ましくないため、小径化には限界があ
る。

今、上下作業ロール１，２間に所定のギャップを保持さ
せ、主駆動モータ７及び補助駆動モータ９を駆動させる
と、大径の作業ロール・２は手駆動モータ７の動力をス
ピンドル６を介して伝達されて回転を始め、又、小容量
の補助駆動モータ９によりスピンドル８を介して上控ロ
ール３が回転させられ、該上控ロール３に接する小径の
上作業ロールｌが回転させられる。この際、小径の作業
ロールｌを直接駆動させる方式では、小容量の駆動モー
タで小径作業ロールを回転させて控ロールを回転させる
ことになるため、大きなフリクションが小（ギ作業ロー
ルとこれに接する控ロールとの間に生じ、補助駆動モー
タ９の容量が余り小さいと回転させることができないお
それがあるが、この点、本発明では、上控ロール３を回
転させるため、上控ロール３を回転させる方が慣性力が
大きく上作業ロール１を回転させるときのフリクション
も小さくて有利である。

小容量の補助駆動モータ９からの小動力で間接的に回転
させられる上作業ロール１は、常に主駆動モータ７から
の大動力で駆動される下作業ロール２の周速度と等しい
かそれ以上の周速度で回転させ、られているため、先端
が噛み込まれて圧延された板の先端は反ることなく送り
出される。

なお、主駆動ω１のロールを下作業ロール２として大径
とし、補助駆動モータ９で駆動されるロールを上控ロー
ル３として該上控ロール３とのキスにより回転させられ
る上作業ロール１を小径とした場合を例示したが、上記
の組み合わせに限られるものではないこと、その他事発
明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加え得るこ
と、等は勿論°である。

〔発明の効果〕

以上述べた如く本発明によれば吹のような優れた効果を
奏しｆＭる。

（１）　小径側の作業ロールの周速度を、大径側の主駆
動の作業ロール周速度と等しいかそれ以上とするように
回転させるようにしているので、圧延された板先端の反
りを防止することかできる。

（ｉｉ）　小径側作業ロールを直接駆動させることなく
控ロールを小容量駆動装置で駆動させることにより間接
的に小径側作業ロールを回転させるようにしである構成
のため、小径側作業ロールを直接駆動する方式に比し該
小伴側作業ロールにスピンドルを連結する必要がない。

０　上記Ｇｉ）により主駆動側である大径側作業ロール
への動力伝達ｍ椙を大型化することができ、主駆動装置
に連結した大径側作深ロールに大動力をかけることが可
能である。

６ψ　上記Ｏｉ）により小径側作業ロールを頻繁に交換
することがあってもスピンドルの着脱がないので、作業
に無駄がない。

（Ｖ）　小径側作業ロールを直接駆動させないで該小径
側作業ロールと接する控ロールを駆動するようにしてい
ることから、控ロールを回転させる方が慣性力が大きく
且つ小径側作業ロールを駆動して控ロールを回転させる
場合に比してフリクションも小さくて有利である。

（ＶＤ　小径側作業ロールは直接には無駆動であるため
、上下作業ロールの位相合わせの必要もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は圧延された板の先端が反る状態を示す一例図、
第２図は板反りの原理を示す図、第３図は従来の上下作
業ロールを別個に駆動する例図、第４図は本発明のロー
ル駆動装置の正面図である。 ｌは上作業ロール、２は下作業ロール、３は上控ロール
、４は下控ロール、５はピニオンギヤ、６はスピンドル
、７は主駆動モータ、８はスピンドル、９は小容量の補
助駆動モータを示す。 特許用１卯人 石川島播磨重工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）上ドータ４の作業ロールのうち、−８・方の作業ロ
   ールを小径に、又他方の作業ロールを大ｆｆにして、大
   径の作業ロールを主駆動装置にて駆動させる圧延機の駆
   動方法において、材料の１曲み込み１）１１に小径作業
   ロールの速度が大径作業ロールの速度と等しいか、速い
   速度となるよう駆動させて材料を上１ζ作業ロール間に
   ＩＩＩ〜み込ませることを特徴とする圧延機のロール駆
   動力法。 ２）上下一対のイ１業ロールのうち、一方の作業ロール
   を小径に、父他方の作業ロールを大径にして、大径の作
   業ロールを主駆動装置に接続して駆動させ圧延する圧延
   機の駆動装置において、小径作業ロール側の控ロールを
   小容量の（Ｖ動装置に接続し、］１．つ該小容量の駆動
   装置を、小イ’１作業ロールが大径作業ロールの速度と
   等しいか、速い速度で回転するよう設定したことを特徴
   とする圧延機のロール駆動装置。