JPS6010730B2 - 香料含浸アルミナまたはアルミナ・シリカ球の製造方法 - Google Patents

香料含浸アルミナまたはアルミナ・シリカ球の製造方法

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JPS6010730B2
JPS6010730B2 JP51123990A JP12399076A JPS6010730B2 JP S6010730 B2 JPS6010730 B2 JP S6010730B2 JP 51123990 A JP51123990 A JP 51123990A JP 12399076 A JP12399076 A JP 12399076A JP S6010730 B2 JPS6010730 B2 JP S6010730B2
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JP
Japan
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alumina
fragrance
impregnated
silica spheres
water
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Expired
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JP51123990A
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JPS5350345A (en
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清光 大久保
宏 遠藤
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Enkuraa Bijinesu Kk
Original Assignee
Enkuraa Bijinesu Kk
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は香料を含浸させたアルミナまたはアルミナ・シ
リカ球(もしくは粒、以下同じ)の製造方法に関する。
さらにくわしくは、液体香料を活性アルミナまたはアル
ミナ・シリカ球に含浸させるに際して、香料のこれら球
への均一な含浸を達成する方法に関するものである。従
釆「粉末または粒状物に香料を含浸吸着させて発香物と
する試みがなされているが、用いる吸着物の粒径が大き
くなる程、および含浸させる香料の含浸量が高くなる程
、個々の香科含浸粒間の香料含量にむらを生じ、均一な
発香物をうろことに困難さを生じていた。
このことが「 この種商品の工業的規模での製造上の大
きな障害となっていた。本発明者らは先に活性アルミナ
球に10〜3の雲豊%の香料を含浸させた発香組成物を
発明(持豚昭51一102873号)したが、この組成
物にしても、工業的規模で製造する場合には多少の含浸
のむらが生じるのは避けえなかった。本発明者らは、上
記の製造法の改良について種々検討しているうちに、一
たん香料を球に含浸させた後に、水または親水性の有機
溶剤を香料含浸球に曙覆してかきまぜる方法が上記のむ
らの解消に効果的であることを見出して本発明を完成し
た。
以下、本発明方法についてさらに詳しく述べると、まづ
、活性アルミナまたはアルミナ・シリカ球に香料を含浸
させるにはこれらの球に香料をふりかけるかまたは香料
中にこれらの球を投入してかきまぜるなどの常法が用い
られる。
ついで、この香料含浸球に使用した香料の1〜1接客量
%の水または7び0以上の沸点をもつ親水性の有機溶剤
を均一に吹きかけてかきまぜた後乾燥するものである。
こ)で用いる沸点が70午○以上の親水性の無害の有機
溶剤としては、エチルアルコール、プロピルアルコール
、エチレングリコールあるいはグリセリンなどの1価ま
たは多価アルコール類、エチレングリコ一ルモノエチル
エーテル、ジエチレングリコールモノェチルェーテルな
どの多価アルコールのアルキルェーテル類などがあげら
れる。70℃以上の親水性の有機溶剤であっても臭気が
あつたりその蒸気が健康上有害な溶剤は当然のことなが
ら除外される。
有機溶剤の沸点を70℃以上に制限した理由は「香料含
浸時のため低沸点の有機溶剤では揮発しやすく本発明の
効果が達成できないからである。さらに「用いる水また
は有機溶剤の量を香料容量の1〜1皮容量%に制限した
理由は、1%以下では効果が少なく、15%以上では爾
後の球の乾燥に障害となるためである。水またはこれら
の有機溶剤は、なるべく香料を含浸させた直後に均一に
球にゆきわたるように吹きかけるものでZあるが「その
ための手段として霧状にして吹きかけると効果的である
。本発明方法において「活性アルミナまたはアルミナ・
シリカ球に香料を含浸させる場合「および水または有機
溶剤を吹きかけた場合のかきまぜのZ操作は製造すべき
量によって適宜その手段を選べばよいが、通常ボールミ
ルの使用、またはニーダー式のかきまぜ機の使用が用い
られる。
本発明方法で水または有機溶剤を吹きかけてかきまぜる
時間、および水(または有機溶剤)の量は、活性アルミ
ナまたはアルミナ亀シリカ球の種類、球径、含浸さすべ
き香料量などによって適宜その条件を選択する必要があ
る。
一般的には、球径が小さく、アルミナ成分が多い程、お
よび含浸香料量が少ない程そのかきまぜの時間や水の量
は少なくてすむ。本発明製造方法において、上述のごく
水または有機溶剤を香料含浸球にふきかけてかきまぜる
ことによって、均一な香料含浸球がえられることの理論
的説明は、現在のところ完全になされていないが次のよ
うに推考される。
すなわち、活性アルミナまたはアルミナ・シリカ球に香
料を含浸させた直後には、一たん含浸された香料は球内
で吸着されている力が弱くしかも吸着時の発熱によって
球自身および香料も温度が上昇しているため、まだ動き
やすい状態にあると考えられる。そこへ水または有機溶
剤を吹きつけると、活性アルミナ球またはシリカ球はそ
の吸着する余地がまだ残っているために、それらを一部
吸着すると同時に、まだ動きやすい状態にある香料が一
部脱着されてくるものと考えられ、そこに水(または有
機溶剤)と香料との吸着の再配置が行われ、しかもこの
現象は香料を多く吸着した球ほど行なわれやすい。この
仮説は、水または有機溶剤を吹きつけてかきまぜるうち
に、香料がかきまぜ用の容器内にしみ出してくる実験事
実からも、もっとも妥当と思考される。かくして「香料
含浸量の高い球から含浸量の低い球への香料の移行平均
化が行なわれる結果が生じる、と考えられる。上述の現
象は公知の事実からは全く予期しえなかった内容であり
「 これが本発明製造方法の大きな特徴をなすものであ
る。本発明製造方法は、とくに球径の大きい活性アルミ
ナまたはアルミナ・シリカ球に1の重量%以上の香料を
含浸させて工業的規模で製造するのに有用な方法となり
うるものであり、その実用的価値はきわめて大きい。
以下、本発明をより具体的に説明するために実施例を示
すが、これらの実施例は本発明方法をなんら制限するも
のではない。
実施例 1 水冷ジャケットと低速かきまぜ機をそなえた150〆容
量のステンレス槽に30〆の含浸用香料を仕込み「 こ
の中に100k9の球径3〜4肌の活性アルミナGシリ
カ球(アルミナ対シリカ比が90:10)を投入して5
分間かきまぜる。
この間ジャケットには約13〜15午0の水を流して冷
却する。次いで球をかきまぜながら4.5その水道水を
均一に球上に噴霧させた。その後10分間ゆっくりかき
まぜた後、ジャケット内に60〜70午0の温湯を送っ
て乾燥させて球をとり出し「室温で自然乾燥させた。こ
うして製造した含浸球は従来法で作った含浸球にくらべ
香料含量のむらが少なかった。実施例 2 容量30〆の磁製ボールミルのボールを取除いて、この
なかに5k9(4.5そ)の香料を仕込み、ついで18
k9の活性アルミナ球(直径1肋)を入れて3分間回転
させた。
その後l00似の蒸留水を噴露してさらに10分間回転
かくはんを続けたのち、とり出して40qo以下で乾燥
させた。比較例として、上記の蒸留水を使用しないで1
5分間回転したのち同様に乾燥した。
この両者を比較したところ、比較例で作った含浸球は5
〜15重量%の含浸量のばらつきがあったが、本発明の
方法による含浸球は10±2重量%の範囲内であった。
実施例 3 実施例1で用いた活性ァルミナ・シリカ球20k9に香
料を2の重量%舎浸させるのに実施例2で用いた磁製ミ
ルを用いた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 活性アルミナまたは活性アルミナ・シリカ球に液体
    香料を含浸させて香料含浸アルミナまたはアルミナ・シ
    リカ球を製造するに際し、含浸さすべき液体香料を一た
    ん活性アルミナまたは活性アルミナ・シリカ球に含浸さ
    せたのち、使用した香料容量に対して1〜15容量%の
    水または70℃以上の沸点をもち無害の親水性有機溶剤
    を該球全体に均一に吹きかけてかきまぜ、香料の球への
    均一な含浸をはかることを特徴とする香料含浸アルミナ
    またはアルミナ・シリカ球の製造方法。
JP51123990A 1976-10-16 1976-10-16 香料含浸アルミナまたはアルミナ・シリカ球の製造方法 Expired JPS6010730B2 (ja)

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JP51123990A JPS6010730B2 (ja) 1976-10-16 1976-10-16 香料含浸アルミナまたはアルミナ・シリカ球の製造方法

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JPS5350345A JPS5350345A (en) 1978-05-08
JPS6010730B2 true JPS6010730B2 (ja) 1985-03-19

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ID=14874299

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IT1103817B (it) * 1978-06-27 1985-10-14 Guaber Spa Composizione deodorante granulare per posacenere

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JPS5350345A (en) 1978-05-08

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