JPS60106436A - 血圧計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は腕にカフ帯を巻き付けて加圧した後、減圧する
際のコロトコフ音の検出により血圧を測定する血圧計、
殊に電子式の血圧計に関するものである。

［背景技術１ このような血圧計においては通常カフ帯と血圧計本体と
は別個に構成されているのであるが、近年電子回路の小
型化に伴ない、カフ帯に血圧計本体を取り付けたものが
提案されている。ところがこの場合、カフ帯の腕への取
り付けを、第１図に示すようにカフ帯１の一端がら延出
されている縛帯部１１をカフ帯１周囲に巻き付けてカフ
帯１外面に設けられた面状ファスナーＦ１に縛帯部１１
に設けた面状ファスナーＦ２を係合させることで行なう
と、カフ帯１に装着されている血圧計本体２に縛帯部１
１が覆い被さってしまい、血圧計本体２の表面に位置す
る血圧値表示部が見えなくなってしまうことがある。カ
フ帯１及び縛帯部１１に腕に巻き付けやすくするために
予め湾曲した状態を保つくせをつけている時には尚更で
ある。このため、第２図に示すように血圧計本体２にバ
ックル４０を設けて、バックル４０に通された縛帯部１
１を折り返した状態でバックル４０が摩擦抵抗により保
持するようにしたものがあるが、これではカフ帯１の締
め付は及び緩ませての取り外しが容易ではなく、着脱に
手間がかかる。

［発明の目的１ 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところはカフ帯の腕への着脱を簡便に行なえ
るとともに、カフ帯に取り付けられている血圧計本体を
縛帯部が覆ってしまうようなことがない血圧計を提供す
るにある。

［発明の開示］ しかして本発明は血圧計本体が取り付けられたカフ帯の
一端に縛帯部を設けてこの縛帯部の一面３− にカフ帯外面に設けられた面状ファスナーと係合する面
状ファスナーを設けるとともに、縛帯部に縛帯部自由端
の折り返し状態保持手段を設けていることに特徴を有す
るものであり、カフ帯の腕への装着状態の保持は面状フ
ァスナーで行なうものとして着脱の簡便に行なえるもの
とし、また折り返し保持手段によって、縛帯部が血圧計
本体に被さってしまうことを防ぐようにしたものである
。

ここで折り返し状態保持手段としては、縛帯部乃至カフ
帯に設けられている面状ファスナーと係合する面状ファ
スナーを縛帯部自由端に設けたり、糸目やスリットのよ
うな折れ目形成手段を縛帯部に設けて縛帯部が折れ曲が
りやすいようにするとともに、縛帯部自由端の自重で折
れ曲がった状態が維持されるようにしたりすることで構
成することがで外る。

以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述すると、図中
１はカフ帯、２は本体であり、この両者と手動式加圧ポ
ンプ３とで血圧計が構Ｉ＃、されている。加圧ポンプ３
は排気機構４を具備していてエ４− アーパイプ２２により本体２を介してカフ帯１に接続さ
れている。カフ帯１の表面に配設固定された長方形状の
本体２は、第３図乃至第６図に示すように下面が曲面と
されているハウジング２１内に、電気回路部品が実装さ
れたプリント基板５、圧力センサー６、電池７等が収納
され、表面に血圧値のデジタル表示部１０が設けられた
ものであり、カフ帯１の表面にカフ帯１を横切るように
取り付けられてカフ帯１を腕に巻き付けた時、本体２の
長手方向が腕の方向と一致するようにされている。

またこの本体２におけるカフ帯１の幅方向の長さは、カ
フ帯１の幅よりも小さくされて本体２がカフ帯１からは
みださないようにされている。カフ帯１における圧迫袋
部は幅が約１３０ｍｍ長さが約２３０＋＋＋ｍとその寸
法が規定されているわけであるが、本体２の長さは約１
００ｍｍとし、本体２が腕や衣服に直接あたってカフ帯
１の圧迫袋部を膨張させた時に腕に加圧力が伝達される
ことを妨げることがないようにしているものである。

カフ帯１はいずれも軟質塩化ビニル樹脂等のシートであ
る表面側の外布１４と、内面側の外布１５、そして両者
の間に設けられた内布１６及び１７の周縁を高周波溶着
して形成したものであって、内布１６と内布１７とによ
って阻血用の圧迫袋部が形成されており、外布１４と内
布１６との間にはポリプロピレン樹脂などによって予め
優弧状に湾曲した状態に成形されている弾性湾曲板８が
挿入固定されている。この弾性湾曲板８における湾曲の
曲率はカフ帯１を腕に仮止めするするにあたって様々な
太さの腕に合うようなものとされている。内布１７と外
布１５との間には、外布１５への取り付けでコロトコフ
音検出用のマイクロフォン９が納められている。

このマイクロフォン９と本体２内のプリント基板５との
間を接続するリード線２０は、内布１６及び１７からな
る圧迫袋部の周部に設けた挿通孔１９を通してマイクロ
フォン９から本体２側へと引き出され、外部に露出する
ことなくプリント基板５に接続されており、リード線２
０がカフ帯１内で動いて断線を生しることがないように
されている。そして上記弾性湾曲板８から突設されたフ
ック１８をハウジング２１の背面に係止することによっ
て、表面に面状ファスナーＦ１が取着されているカフ帯
１の一端側に本体２が取り付けられている。またこのカ
フ帯１の一端からは縛帯部１１が延出されている。

縛帯部１１はカフ帯１よりも幅が小さいものであって、
幅方向に長い長孔３０が技手方向において間隔をおいて
複数個設けられており、内面には全面にわたって上記カ
フ帯１一端の面状ファスナーＦ１と係合する面状ファス
ナーＦ２が設けられている。

また縛帯部１１の自由端外面にも面状ファスナーＦ１と
係合する面状ファスナーＦ３が設けられている。

カフ帯１を腕に装着するにあたっては、まずカフ帯１に
おける弾性湾曲板８の弾性、殊にその薄肉部の弾性を利
用して腕に仮止めし、ついで縛帯部１１内面の面状ファ
スナーＦ２をカフ帯１の面状ファスナーＦ１に係合させ
、更に折り返した縛帯部１１自由端の外面に取り付けで
ある面状ファスナーＦ３を縛帯部１１の長孔３０を通じ
てカフ帯１の面状ファスナーＦ１に係合させるのである
。この時、＝７− 縛帯部１１の幅がカフ帯１よりも小さいものであるため
に、また縛帯部１１には長孔３０が設けられているため
に、縛帯部１１の操作が容易であるとともに、縛帯部１
１が折り返しやすいものとなっている。そしてこの状態
で本体２に接続した加圧ポンプ３がら空気をカフ帯１に
送り込めばカフ帯１の圧迫袋部が膨張するものであり、
またこの時の圧迫袋部の圧力は圧力センサー６で検出さ
れるものであり、コロトコフ音はマイクロフォンによっ
て検出される。そして排気は前記排気機構４によって行
なわれる。

第７図及び第８図に他の実施例を示す。ここでは縛帯部
１１の自由端外面に設けられた面状ファスナーＦ３と係
合する細長の面状ファスナーＦ４を縛帯部１１外面にそ
の技手方向に沿って取り付けており、面状ファスナーＦ
２をカフ帯１の面状ファスナーＦ１に係合・させた後、
縛帯部１１の自由端側を折り返して面状ファスナーＦ３
を面状ファスナーＦ４に係合させることによって、カフ
帯１の腕への取り付けを行なうのである。またこの実施
例８− の場合、面状ファスナーＦ３と面状ファスナーＦ４とを
係合させて予め縛帯部１１を折り返した状態で面状ファ
スナーＦ１と面状ファスナーＦ２とを係合させることも
できる。更に上記２つの実施例において、縛帯部１１の
自由端部外面に面状ファスナーＦ３を設けずに、折り返
した縛帯部１１の自由端を更に折り返して縛帯部１１内
面に設けられている面状ファスナーＦ２の自由端を面状
ファスナーＦ１もしくは面状ファスナーＦ４に係合させ
るようにしてもよい。

また第９図及び第１０図に示す実施例においては、縛帯
部１１の内部にばね性を有する部材を入れておくことに
よって、縛帯部１１が外周面側にカールする巻ぎぐせを
っけており、縛帯部１１内面の面状ファスナーＦ２をカ
フ帯１の面状ファスナーＦ１に係合させなかった部分に
ついては縛帯部１１が腕への巻き方向とは逆の方向に自
身のばね性で自動的に巻かれてしまうようにしている。

更に第１１図及び第１２図に示す実施例においては、縛
帯部１１の幅方向にわたる糸目３１を縛帯部１１の技手
方向に間隔をおいて多数設けており、この糸目３１によ
って縛帯部１１をきわめて折れ曲がりやすいものとし、
カフ帯１がら連続する縛帯部１１の基部を面状ファスナ
ーＦ２と面状ファスナーＦ１との係合でカフ帯１に止め
れば、縛帯部１１の自由端側が縛帯部１１の自重で下方
に垂れるようにしているものである。糸目３１に代えて
スリットを多数設けてもよい。

［発明の効果１ 以上のように本発明においては面状ファスナーを利用し
て縛帯部をカフ帯に係合させることでカフ帯の腕への取
り付けを行なうものであるから、カフ帯の着脱がきわめ
て容易に行なえるものであり、しかも縛帯部には折り返
し状態保持手段を設けているために、縛帯部の自由端側
かカフ帯に装着されている血圧計本体を覆ってしまうこ
とがないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の正面図、第２図は他の従来例の正面図
、第３図及び第４図は本発明一実施例の斜視図、第５図
は同上の断面図、第６図は第３図中のＡ−Ａ線断面図、
第７図は他の実施例の斜視図、第８図は同上の正面図、
第９図は更に他の実施例の斜視図、第１０図は同上の正
面図、第１１図は別の実施壺０の斜視図、第１２図は同
上の正面図であり、１はカフ帯、２は本体、１１は縛帯
部、３１は糸目、Ｆ１〜Ｆ４は面状ファスナーを示す。 代理人　弁理士　石　１）長　七 １１− 第１図 第２図 第４図 第５図 Ｕ 第７図 第８図 ＠９図 ｍ１０図 第１１図 ｆｆ１１２図 ０

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）血圧計本体が取り付けられたカフ帯の一端に縛帯
   部を設けてこの縛帯部の一面にカフ帯外面に設けられた
   面状ファスナーと係合する面状ファスナーを設けるとと
   もに、縛帯部に縛帯部自由端の折り返し状態保持手段を
   設けて成ることを特徴とする血圧計。
2. （２）折り返し状態保持手段は、縛帯部自由端部に設け
   られて縛帯部乃至カフ帯に設けられている面状ファスナ
   ーと係合する面状ファスナーであることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の血圧計。
3. （３）折り返し状態保持手段は、縛帯部に形成された糸
   目やスリットのような折れ目形成手段と、縛帯部自由端
   の自重で構成されたものであることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の血圧計。
4. （４）ｍ帯部はその幅がカフ帯の幅よりも小さいことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の血圧計。