JPS60106000A - 金属アルミニウムの溶融除染方法 - Google Patents

金属アルミニウムの溶融除染方法

Info

Publication number
JPS60106000A
JPS60106000A JP21428483A JP21428483A JPS60106000A JP S60106000 A JPS60106000 A JP S60106000A JP 21428483 A JP21428483 A JP 21428483A JP 21428483 A JP21428483 A JP 21428483A JP S60106000 A JPS60106000 A JP S60106000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melting
slag
metal
aluminum
crucible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21428483A
Other languages
English (en)
Inventor
孝夫 山本
北川 一男
敏正 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP21428483A priority Critical patent/JPS60106000A/ja
Publication of JPS60106000A publication Critical patent/JPS60106000A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は放射性物質に汚染されたアルミニウム金属お
よびアルミニウム合金の溶融除染方法に関りるbのであ
る。
原子力産業一般から発生η−るji夕用性物質に汚染さ
れた金泥製廃棄物は、従来種々の溶融処理を行っている
。溶1111!方法の1つとしてエレクトロスラグ溶融
方法を採用づることb考えられ、この場合鉄、ステンレ
ス鋼等の金属についてはスラグと共ひFで溶融り−れば
、ウラン、ブルトニウム等のアクチニド元素はスラグに
吸収されて金属は除染されるが、アルミニウム金属およ
びアルミニウム合金は除染の効果が期待できない。すな
わち、エレクトロスラグ溶融方法はジュール熱ににり加
熱溶融したスラグ中に金属を投入あるいは浸漬し、溶融
する方法であり、溶融金属と溶融スラグとの界面におけ
る反応によりアクチニド成分はスラグ相中に移動し集積
きれる。この作用は、鉄やニッケル、クロム等の被溶H
((物構成元素よりも汚染物であるアクチニド元素の方
がより酸化物になりや1く、その結果スラグ中に安定し
て存在しやずいからである。このため鉄、ステンレス鋼
等の廃棄物については、エレクトロスラグ溶融方法によ
り、表面汚染のみならず1金病中に取込まれた汚染まで
原理的には除染効果を期待づることかできる。
一方、アルミニウム金属あるいはアルミニウム合金の場
合には、々14重元素であるアルミニウムやマグネシウ
ムがアクチニド元素と同程度の酸化物になりやすさを持
っているため、この除染の効果が期待できない。放射性
金属廃棄物は炉心月利として中性子照射を受けるもの以
外は表面汚染に限られる。アルミニウムの場合、炉心材
料として用いられることはなく、全量表面汚染と考えら
れる。
従って溶融処理を施すことは、表面に存在した汚染物と
汚染されていない金属地金とを混合するこ、とになり、
好ましくない。どくに溶融スラグを用いる場合は、溶融
金属との液−液反応どなるので汚染を金属全体に分散す
ることになる。
この発明はこのような技術的背景のもとになされたもの
であり、放射性物質に汚染されたアルミニウム金属J−
3J:びアルミニウム合金を効率よく溶融除染処理覆る
方法を提供づるものである。
すなわち、この発明は、アルミニウム金属またはアルミ
ニウl\合金の放剣性廃棄物を、耐熱金属製ルツボ中で
700〜800℃に加熱して溶融させ、溶融金属とスラ
グとを別々に取出9′j;うにしたものである。
以下、この発明の実施例を図面ににって説明づ−る。第
1図に示すように、耐熱金属製のルツボ1の外周はビー
タ2が内蔵されICジトケッ1〜3−C覆われ、その上
部開口部10からルツボ1中に放射性金属廃棄物4が装
入される。ついで第2図に示づように、開口部10に保
温カバー5を取付(プてヒータ2に通電してルツボ1中
をアルミニウムの融点付近の700〜800°Cに加熱
づる。加熱、溶融中に発生ずる排ガスは図示しない排気
管を通して排出する。
上記加熱によりアルミニウム金属およびアルミニウム合
金は溶融し、溶融物6が生成するとともに湯面下にスラ
グ7が生成し、このスラグ7は上記温度よりも溶融温度
の高い物質で構成される。
この物質としては、アルミニウムおよびマグネシウム等
の酸化物あるいは窒化物があり、さらにアクチニド等の
汚染元素も含まれる。アルミニラ11金属およびアルミ
ニウム合金は、通常この表面が非常に緻密な酸化物の不
動態層で覆われており、汚染物もこの上に付着した状態
で存在づる。この酸化物は溶融温度が上記温度よりも高
いために、溶融進行中に再度分解して金属と酸素とに分
離することは実質的にありえず、スラグとなっ″′C浮
遊することになる。また、溶湯上に浮遊したスラグ7に
雰囲気中の酸素が供給され、このスラグ7は順次成長し
ていく。従って、表面に付着していた汚染物は実質上す
べてこのスラグ中に含まれると考えられる。
また、スラグ7中に含まれるアクチニドとしては、Af
1203 、M(I O,UO2、Pu 02等があり
、これらの融点は八ρ203が2050℃、fvlgo
およびUO2が2800℃、Pu 02が2390℃で
あり、従ってこれらは固体の状態で存在する。従って、
汚染物質であるこれらの物質が再び溶湯中に溶は込むた
めには、固−液反応によらなければならず、これは溶融
スラグを用いた際の液−液反応に比較して非常に遅い。
このため溶融進行時に撹拌等を行わずスラグど溶湯とが
混合しないにうに配慮づれば、溶湯中に汚染物が溶(プ
込むのを防止することができる。
廃棄物4が完全に溶融して溶81!物6とスラグ7とが
生成し!ζ後、第3図に示すように、保湿カバーを取外
して排出管8をルツボ1中に挿入し、排出管8の他端に
は液体金属ポンプ9おにびフィルタユニット11を順次
接続させ、溶融物6およびスラグ7を排出管8を通して
取出し、フィルタユニット11でスラグ7のみを取除い
て溶融物6をインボッ1−ケース12中に4Jl出さゼ
る。スラグ7は図示しない別のケースに装入づ−る。濾
過を行う方法としては、ルツボ1を傾りてフィルタユニ
ットに傾注づる方法、あるいはルツボ1の底部に弁を設
けて底部からフィルタユニツl−に注ぐ方法等も採用可
能である。なお、この濾過については、技術的に確立さ
れた公知の方法を用いればよいので、詳細な説明は省略
1”る。
上記方法では、溶融温度が低いためにルツボとして耐火
物製のものを用いる必要はなく、このため耐火物の補修
、点検に伴う問題がなく、二次廃棄物としての耐火物の
発生もないという利点がある。上記耐熱金属製のルツボ
の場合は従来のエレクトロスラグ溶融方法にJ:り処理
が可能であり、新lcな二次廃棄物を生み出すおそれは
ない。そして、上記のように放射性物質をスラグ中にづ
ぺて含ませ、溶融金属とスラグとを別々に取出づど放射
性廃棄物を大幅に減容化することができる。
以上説明したように、この発明は放射性物質に汚染され
たアルミニウム金Fr A3 J:びアルミニウム合金
を、これらのハ11点付近の調度で加熱、溶融すること
にJ:り汚染物をすべてスラグ中に含まば、これによっ
て放射性廃棄物の大幅な減容化を可能にしたものであり
、耐火物の補修、点検の問題もなく、二次廃棄物を生じ
るおそれもないものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明を実施づ°る工程を示1゛ものであり、
第1図はルツボに廃棄物を投入した状態、第2図は溶融
途中の状態、第3図は溶融終了時の状態を示す概略断面
図である。 1・・・ルツiJK、2・・・ヒータ、4・・・廃棄物
、6・・・溶融物、7・・・スラグ。 特許出願人 株式会社神戸製鋼所 第 1 図 第 3 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アルミニウム金属または°アルミニウム合金の放射
    性廃棄物を、耐熱金属製ルツボ中で700〜800℃に
    加熱して溶融させ、溶JA’l+金属とスラグとを別々
    に取出づことを特徴とづる金属アルミニウムの溶融除染
    方法。
JP21428483A 1983-11-14 1983-11-14 金属アルミニウムの溶融除染方法 Pending JPS60106000A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21428483A JPS60106000A (ja) 1983-11-14 1983-11-14 金属アルミニウムの溶融除染方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21428483A JPS60106000A (ja) 1983-11-14 1983-11-14 金属アルミニウムの溶融除染方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60106000A true JPS60106000A (ja) 1985-06-11

Family

ID=16653181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21428483A Pending JPS60106000A (ja) 1983-11-14 1983-11-14 金属アルミニウムの溶融除染方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60106000A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03243730A (ja) * 1990-02-20 1991-10-30 Kobe Steel Ltd アルミニウム合金の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769298A (en) * 1980-10-20 1982-04-27 Hitachi Ltd Method of treating molten liquid of radioactive contaminated metal
JPS589946A (ja) * 1981-05-01 1983-01-20 Kobe Steel Ltd Al及びAl合金溶湯の清浄化処理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769298A (en) * 1980-10-20 1982-04-27 Hitachi Ltd Method of treating molten liquid of radioactive contaminated metal
JPS589946A (ja) * 1981-05-01 1983-01-20 Kobe Steel Ltd Al及びAl合金溶湯の清浄化処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03243730A (ja) * 1990-02-20 1991-10-30 Kobe Steel Ltd アルミニウム合金の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5461185A (en) Radioactive waste material disposal
WO2013184648A1 (en) Methods of consolidating radioactive containing materials by hot isostatic pressing
KR101016223B1 (ko) 방사능에 오염된 스크랩 메탈의 용융제염 처리 시스템
JPS60106000A (ja) 金属アルミニウムの溶融除染方法
JP2633000B2 (ja) 高放射性廃棄物の処理方法
JPH0356439B2 (ja)
KR20090046001A (ko) 우라늄 폐촉매의 감용 및 고정화 처리방법
JP4348460B2 (ja) 溶融処理方法及びその装置
JP3861286B2 (ja) 放射性汚染金属の溶融処理方法
RU2159473C1 (ru) Способ переработки металлических отходов, содержащих радионуклиды
JP3018684B2 (ja) 放射性廃棄物の処理方法
JP2005227136A (ja) 鉛系低融点金属の精製方法及び装置
Heshmatpour et al. Metallurgical aspects of waste metal decontamination by melt refining
US3787598A (en) Furnace and method for the pyro-chemical processing of nuclear reactor fuel elements
JPS5928700A (ja) 放射性物質汚染金属の溶解処理装置
JP3858368B2 (ja) 微細金属系廃棄物の除染方法及びその装置
KR102497975B1 (ko) 파라핀 고화재를 사용하여 고형화되고 원자력발전소의 저장고에 보관되고 있는 방사성 농축 폐액 파라핀 고화체의 처리방법
Heshmatpour et al. Decontamination of transuranic contaminated metals by melt refining
RU2145126C1 (ru) Слиток из радиоактивных металлических отходов и способ его получения
Buckentin Melt decontamination of radioactive stainless steel by electroslag remelting
JPH0332039B2 (ja)
JP2004294308A (ja) 雑固体廃棄物の溶融処理方法
JP2005331276A (ja) ウラン含有アルミナ粒子のウラン回収方法及び除染処理方法
JPH0749182A (ja) 溶融固化方法およびその方法に使用する冷却坩堝
JPH03179297A (ja) 高放射性廃棄物の処理方法