JPS6010572Y2 - 折畳み式サウナバス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、取扱いの簡単な折畳み式の家庭用サウナバ
スに関する。

従来、枠組に布製の覆いを被せてなる家庭用サウナバス
があるが、使用時には枠組を組み立てて、その上に布製
の覆いをかぶせなければならず、不使用時には覆いをは
ずしてから枠組をはずし、分解して折り畳まなければな
らず、取扱が不便であった。

更に従来、サウナバスの前面を９０度伸ばせる蛇腹式の
ものがあるが、これは厚みだけを薄く出来るだけであり
、しかも構造が複雑になり、故障し易く、コストもかか
る等の欠点がある。

この考案は、上記欠点を改良して、簡単な構造で快適に
使用でき、取扱、移動および収納の便利な折畳み式の家
庭用サウナバスを提供することを目的とするものである
。

この考案は、複数の断熱板を横に並べ布で覆ってなる折
畳可能の背面部と、１または複数の断熱板を布で覆って
なる左右側面部と、下部は１または複数の断熱板を、そ
の上部は断熱性の繊維の綿を布で覆ってなる前面部と、
断熱性の繊維の綿を布で覆ってなる上面部とで、それぞ
れの隣接する部分をそれぞれを覆う布で連結して折畳み
可能とし、かつ、上面部には首を出す穴を設け、この穴
の前方縁から前面部の中央部を下縁まで縦に１直線にフ
ァスナーによる開閉部を設け、左右側面部または背面部
のいづれかの下端に温風機または温風機の送風管を挿入
装置する穴を設けてなる上部枠組に、断熱板よりなる底
面板を着脱自在に嵌合取付けたことを特徴とする。

この考案の実施例を図面に基いて説明する。

前面部１、背面部２、右側面部３、左側面部４、上面部
５をもって構成する上部枠組と、それに着脱自在に嵌合
する底面板６をもって中空体を形成し、上面部５に首を
出す穴７、および右側面部３、左側面部４または背面部
２のいずれかの下端部に温風機または温風機の送風管を
挿入装置するための穴９を設けてなり、穴７の前面縁か
ら前面部１の上縁および下端にかけて中央付近に縦に一
直線にファスナー８を取り付けて開閉可能とする。

しかして前面部１はその上部１ａを傾斜面とすれば使用
上便利である。

上面部５および前面部１の上部１ａは綿その他の保温断
熱材料を布で覆った可撓部分とし、背面部２、左右両側
面部３゜４および前面部１の垂直部１ｂおよび底面板６
は断熱板を布で覆って形成する。

底面板６は布で覆わない木質板またはその他の硬質の断
熱板そのま１でもよい。

しかして、前面部１、背面部２、左右両側面部３，４お
よび上面部はそれぞれ互に隣接する部分はそれぞれの断
熱板等を覆う布の部分で連結して折畳み可能とする。

背面部２の覆い布２ａを中央において縦−直線２ｃで縫
い取り２つの袋状とし、それぞれの中に断熱板２ｂ、２
ｂを入れて形成し折畳可能とする。

上面部５および前面部１はファスナー８を開くことによ
って２つに分離し折畳むことが出来る。

背面部２、左右両側面部３，４前面部１ｂおよび底面板
６を２またはそれ以上の複数個の断熱板をもって上記の
ような袋状の中に入れればサウナバス全体を更に小さく
折畳むことができる。

上記断熱板は木、アスベスト、合成樹脂等いずれでもよ
いが硬質ウレタンフオーム板を用うれば軽量で断熱、保
温効率が高く、成型に便利である。

断熱板を覆う布は撲水、防水性を有し、かつ温度により
容易に変質しないものを用いることが好ましい。

前面部の上部１ａにはファスナー１０を取りつけ手を出
す穴を設ければ便利である。

更に穴９に温風口または管を取付は温風をサウナバス内
に送り込む構造の場合には、前面部の上部１ａに空気抜
けの小孔１１を設け、サウナバス内の空気の過度の膨張
による破損を防止する。

この考案のサウナバスは、使用するときは前面部１、背
面部２、左右両側面部３，４および上面部５を拡げて底
面板６が嵌合するように載置し、側面部または背面部の
穴９に温風機または温風機の送風管を装着し、ファスナ
ー８を開いて体を入れ、首だけを上面部５の穴７より出
しファスナー８を閉じて、温風機のスイッチを入れてサ
ウナバス内部の空気を温め循環さすか、温風をサウナバ
ス内部に送り込む。

この場合サウナバス内部に荷子を入れればすわることが
でき便利である。

不使用時には、底面板を上部枠組から外せば、上部枠組
は布と断熱板とを分離しなくても各面を折り畳むことが
でき、薄く小さい形状にして適当な場所に収納保管する
。

この考案のサウナバスは構造簡単で熱効率よく、軽量で
、また布部分をはずすことなくそのま）小さく薄く折り
畳めるので、どこへでも持ち運び出来、容易にそのま）
拡げて組立てられるので、どの部屋でも、またどこでも
使用でき、使用時に布が体に接して不快感を与えること
なく、不使用時には折り畳んで部屋の隅や押入れや廊下
の隅やその他とこへでも収納できる等、優れた効果を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例のサウナバスの組立斜面図、
第２図は折り畳み途中のサウナバスの斜面図、第３図は
背面部の説明略図、第４図は背面部の中央横断面図であ
る。 １・・・・・・前面部、２・・・・・・背面部、２ｂ・
・・・・・断熱板、３・・・・・・右側面部、４・・・
・・・左側面部、５・・・・・・上面部、６・・・・・
・底面部、７・・・・・・穴、８・・・・・・ファスナ
ー、９・・・・・・穴。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 複数の断熱板を横に並べ布で覆ってなる折畳可能の
   背面部と、１または複数の断熱板を布で覆ってなる左右
   側面部と、下部は１または複数の断熱板を、その上部は
   断熱性の繊維の綿を布で覆ってなる前面部と、断熱性の
   繊維の綿を布で覆ってなる上面部とで、それぞれの隣接
   する部分をそれぞれを覆う布で連結して折畳み可能とし
   、かつ、上面部には首を出す穴を設け、この穴の前方縁
   から前面部の中央部を下縁まで縦に１直線にファスナー
   による開閉部を設け、左右側面部または背面部のいづれ
   かの下端に温風機または温風機の送風管を挿入装置する
   穴を設けてなる上部枠組に、断熱板よりなる底面板を着
   脱自在に嵌合取付けてなる折畳み式サウナバス。 ２ 前面部上部に手を出すための、ファスナーにより開
   閉出来る穴を設けたことを特徴とする実用新案登録請求
   の範囲第１項に記載の折畳み式％式％ ３ 前面部上部に排気孔を設けたことを特徴とする実用
   新案登録請求の範囲第１項または第２項に記載の折畳み
   式サウナバス。