JPS60104866A - チエ−ン駆動システム用回転歯車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の目的は、チェーン駆動システム用回転歯車装置
及びその製法を提供することである。本明細書は、本発
明の回転歯車装置の非限定的な製法を開示している。

本発明は特に、動力伝達装置、チェーン式動力伝達装置
、このような動力伝達装置の付いた駆動システムを塔載
した機構及び車両に係る。

チェーン式動力伝達装置については、自転車及び同種車
両の駆動機構、農業機械、等の如き多数の用途が公知で
ある。これらの動力伝達装置は、主として、ビニオン（
小歯車）、ホイール（大歯車）、有歯プレート又は有歯
ディスクの如き歯車装置を含んでおシ、これらの歯が無
端チェーンのリンクと係合するか又は歯車装置の運動を
別の装置に伝達する同効装置と係合する。歯車装置は通
常少くとも２つの機能、即ち、駆動機能とチェーンの側
面の案内維持機能とを有する。

これらの動力伝達装置に於いては一般に、ビニオンの歯
の厚みはチェーンのリンクの内幅にほぼ等しｈｏ 従来の歯車装置（ビニオン、ホイール等）を製造するた
めには、チェーンのリンクの内幅に一致した厚みのシー
トを出発材料として機械加工するか、又は該リンクの内
幅よシ薄いシートを出発材料として使用し歯車装置の歯
の処で材料金属を圧延して適当な厚みになるように加工
する場合が多い。いずれの場合にも、公知の歯車装置の
製造工程は長時間を要し且つ複雑であるため、生産性が
低く製造コストが高く、材料の使用量が比較的多い。

本発明の目的は、前記の如き課題を解決するために、製
造時間の短縮と材料使用量の低減と金極めて顕著に達成
し、同時に、公知の歯車装置よシ軽量の歯車装置を提供
することにある。本発明によれば更に、種々の厚みの歯
をもつ歯車装置を同じ厚みのシートから製造し得るので
、出発材料の量産が可能であり、従っていっそう経済性
が良い。

このために、本発明の回転歯車装置は、各歯がチェーン
のリンクの自由内幅よシ実質的に小さい厚みを有するよ
うに形成されておりこれによってチェーンの駆動とチェ
ーンの横方向の案内維持とが確保されていること、及び
、各歯の側面即ち歯面の１つだけがチェーンのリンク又
は対応部分と側面接触するように各歯が（チェーンの自
由内幅に冥質的に一致する）歯の集合体の厚みの仮想正
中面に対して順次横方向に偏位しておυ歯の交互的偏位
と交互的側面接触の組合せとによって前記チェーンの横
方向の案内維持が確保されていること、を特徴とする。

本発明の前記及びその他の目的及び特徴は、添付図面に
示すいくつかの具体例に関する以下の非限定的な記載よ
υ更に明らかに理解されよう。

第１図、第２８．２ｂ、２ｅ図に於いて、回転歯車装置
全体が符号１で示される。装置１は、ビニオン、ホイー
ル、ディスク又はプレートのいずれでもよい。装置１は
、中央部ｊａｌＪち基部（ｔｏｉｌｓ　）　ｌａを有し
ており、中央部の周縁に歯１ｂが形成されている。これ
らの歯は、例えば第１図に示すプロフィルに設計されて
ｂる場合５種々の形状、幅及び寸法を有し得るであろう
。図示の歯は単なる１つの例であシ図示のプロフィルが
特に重要な訳ではない。基部即ち中央部１ａは通常、歯
車装置を装着固定するための軸方向開口１ｃを有するが
、このような装着固定を確保する別の構成も可能である
。用途及び必要次第で基部１ａに種々の穴又は孔を設け
たり横方向で変形加工することが可能である。

特に第２ａ図より明らかな如く、全ての歯１ｂは、細い
点線で示されたチェーンＣに比較すると、チェーンＣの
リンクの自由な内幅ｃ１より実質的に小さい厚みを有す
る。歯１ｂの厚みは回転歯車装置全体の厚みに一致する
。

＠線Ｘ−Ｘは装置の歯全体の厚みの仮想正中面を示す。

軸線Ｘ−Ｘは同時にチェーンの自由な内幅の正中軸でも
ある。歯１ｂは軸線Ｘ−Ｘに対して偏位してお多、歯の
各々の片側即ち１つの歯面即ち歯面１ｄ又は１ｅだけが
チェーンＣのリンク又は対応部分に交互に側面接触して
いる（第２ａ図）。

この具体例（第１図、第２ａ図）によれば、歯１ｂが軸
線の左右に同一間隔ずつ交互に逆向春に偏位しておりこ
のような歯がチェーンと結合するように構成されている
ので、チェーンの横方向の正しか案内維持が確保される
。

本発明によれば、前記の如き構想及び構成によって、歯
車装置を作るための薄い材料シートの厚みとチェーンの
自由内幅の厚みとの差が補償される。従って、交互に偏
位した歯全体の厚みｅが、従来の歯車装置の歯自体の極
めて大きい厚みに一致する。これにより、前記の如き牲
題が解決され。

予想通りの利点が得られる。

第３図及び第４ａ、４ｂ、４０図の具体例に於いては、
回転歯車装置２の歯２ａは、２つの歯から成るグループ
毎に軸線Ｘ−Ｘの左右に交互に偏位している。第５図及
び第６ａ、６ｂ、６ｅ図によれば、回転歯車装置３の歯
３ａは、異なる数の歯から成るグループ毎に交互に横方
向に偏位している。、ｊ！ｌ］ち、片側では３つの歯が
連続して並んでおり、別の側では２つの歯が連続して並
んでいる。

第１図、第３図及び第５図の具体例では、歯に横方向偏
位を与えるための歯１ｂ、２ａ、３ａの変形は、歯車装
置の歯と基部の周縁部上のゾーンで行なわれている。

第７図及び第８ａ、、８ｂ図に示す具体例では、回転歯
車装置４の＠４ａの偏位の大きさは一定であるが、この
ような偏位を与えるだめの歯の変形は、歯車装置の周縁
部即ち歯を備えた部分にとどまらず歯車装置の基部内を
該装置の中心部に向って符号４ｂの如く放射状に伸びて
いる。

この結果、本発明の歯の構造が得られるのみでなく、同
時に、歯車装置の基部にリプが形成されるため基部が極
めて強化される。

第９図及び第１０ａ、１０ｂ図に示した別の非限定的具
体例によれば、回転歯車装置５が本発明による等しい間
隔の横方向偏位を有する歯５＆を備える。しかし乍らこ
の場合、歯の各々が、各歯の中央を通る径方向軸に浴っ
て歯の高さ全体に亘って（又はよシ内側まで）折曲げら
れて山形断面を有している。折曲げる方向は、１つの歯
毎に交互に逆向きになってｂる。

特に強調すべきは、本発明の特徴を有する歯車装置が公
知の任意の方法によって製造され得ることである。特に
、金属の裁断と絞シ、鋳造、焼結、押出等によって製造
され得る。また、鋼板、軽金属、強化プラスチック材料
、強化樹脂の如き適当な任意の物質又は材料の使用が可
能である。

歯車装置の最も普及した製法は裁断と絞少とを使用する
方法であるが、この方法に限定はされない。公知の普及
した方法では多数の処理工程を行なう必要がある。即ち
、プレスによる打抜き一押抜き、圧延機による歯のゾー
ンでの金属の周縁濃縮と、プレスによる透孔押抜き、プ
レスによる中央部の立体的絞〃加工、圧延された周縁部
の旋盤加工による面間の平行性と所要の均一厚みとの達
成と、プレスによる多数の歯の同時裁断及び開孔の押抜
き、歯の末端のプレス圧縮によるチェーンとの保合が容
易な面取部の形成、旋盤による中央孔の穿設及び面取シ
等の工程が含まれる。全工程が比較的複雑であること、
及び、各工程の際に歯車装置を１種類の機械から別種の
機械に移動させる必要が生じることが理解されよう。

本発明の歯車装置の構想及び構成を実現するために、裁
断絞シ加工シートの簡単な製法を第１１図に基いて非限
定的に以下に説明する。

この方法は、マルチステーショントランスファプレスを
使用し唯一つの工程で行なわれる。第１ステーシヨンで
は、ポンチＰとダイスＭとのセットが例えばロールシー
トから歯車装置のディスク即ち出発ブランク（Ｆ）を裁
断する。第２ステーシヨンでは、ポンチＰ１とダイスＭ
ｌとが符号Ｆｌの如き透孔と中央孔との押抜きを行なう
。第３ステーシヨンでは、ポンチＰ２とダイスＭ２とが
符号Ｆ２で示す如き歯車装置の中央部の絞シを行なう。

第４ステーシヨンでは、ポンチＰ３とダイスＭ３とによ
って、符号Ｆ３で示す如き歯の外形の裁断と中央孔及び
取付孔の押抜きとを同時に行なう。第５ステーシヨンで
は、ポンチＰ４とダイスＭ４とを用いて歯の末端と中央
孔の縁端とを圧縮し符号Ｆ４で示す如き面取部を形成す
る。適当なポンチＰ５とダイスＭ５とを適当に組合せた
セットを用いて歯を変形し、符号Ｆ５に示す如く歯又は
歯グループを互い違いに偏位させる。全てのステーショ
ンが作動しているならば、前記の如き特徴及び利点を有
する本発明の歯車装置を一回のプレス作業で製造し得る
。

本発明は、記載の具体例及び記載の細部に少しも限定さ
れない。逆に本発明はその変形の全てを包含する。

【図面の簡単な説明】

第１．２ａ、２ｂ、２０図、第３．４ａ、４ｂ。 ４０図、第５．６ａ、６ｂ、６０図、第７、ｓａ。 ８ｂ図、第９．１０ａ、１０ｂ図のグループは夫々、本
発明の回転歯車装置の各１つの具体例の側面部分図と平
面図と側面図の切１折線に沿った横断面図であシ平面図
は横方向に偏移した歯と細線で示すチェーンのリンクの
自由内幅に対する歯の位置とを示しておシ、第１１図は
各プレス工程毎に製品が得られるトランスファプレスの
複数ステーションでの本発明の歯車装置の製造工程の非
限定例の説明図であシ、各ステーション毎に必要なら作
業工具と手段とが示されている。 １・・・歯車装置、　１ａ・・・基部、１ｂ・・・歯、
ｌｄ、ｌｅ・・・歯面、Ｃ・・・チェーン、　Ｐ・・・
ポンチ、Ｍ・・・ダイス。 代理人ブト理士今　村　ル ！！＋　ｎ’Ｆ　）ｉ長官　志買　学　殿１．小イ′１
の表示　１１ｊ１和５９イ１特７．′！馴：；（７９５
／Ｉ　６６月２、発明の名称　チ〕−−ン駆動シスーツ
ム用回転ｎ１ｑＩ装買３　、　ン市ｉ’ｌ−’ｃ　１Ｊ
　る者事１′１との関係　ｆ■′ｌ出願人 名　称　−１９−１リスマン・ルイ・ゴシＡン／１．　
代　叩　人　東ら４１！ＩＩ　Ｋ１ｉ宿１：Ａ新宅１１
目　１？Ｉ’ｉ１４号　ｔｉｌｌ：Ｅｌビル（郵％雷シ
″３１ＧＯ）　％１ｌｌｒ（０３）　３５４　８（ｉ２
３（３，袖１１により増加りる発明の数 手続ネ山正沈 昭和５５９年１０７’ｌＪＱ目 祷 特許庁長官　志　賀　学　殿 １、事件の表示　昭和５９イ［特１．′ｆ願第９５４６
６号２、発明の名称　チェーン駆動シスアム用回転歯車
装置３、？Ｉｌｉ正をづる者 ルイ１との関係　特許出願人 名　称　エタブリスマン・ルイ・ゴシＡン１、代　埋　
人　東京都新宿区新宿１丁目１番１４月　山田ビル５、
補正命令の１」付　自　光 ６、ａｎ正により増加する発明の数 ７．７＋Ｉｉ正の対象　願書中、出願人の代表者の１閣
、図面、委任：ｖ（及び法人格ムＩＩ明Ｐ１）

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）チェーン駆動システム用回転歯車装置に於いて、
   各歯がチェーンのリンクの自由内幅よ勺実質的に小さい
   厚みを有するように形成されておシこれによってチェー
   ンの駆動とチェーンの横方向の案内維持とが確保されて
   いること、及び、各歯の側面即ち歯面の１つだけがチェ
   ーンのリンク又は対応部分と側面接触するように各歯が
   （チェーンの自由内幅に実質的に一致する）歯の集合体
   の厚みの仮想正中面に対して順次横方向に偏位しておシ
   歯の交互的偏位と交互的側面接触の組合せとによって前
   記チェーンの横方向の案内維持が確保されていること、
   を特徴とするチェーン駆動システム用回転歯車装置。
2. （２）歯の交互的横偏位の大きさは互いに等しく且つ互
   いに逆向きであることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項に記載の回転歯車装置。
3. （３）歯が２つの歯から成るグループ毎に交互に横偏位
   していることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
   の回転歯車装置。
4. （４）歯が互いに異なる数の歯から成るグループ毎に交
   互に横偏位していることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載の回転歯車装置。
5. （５）歯を互い違いに横偏位させ゛るために、歯車装置
   の有歯周縁ゾーンが変形されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項に記載の回転歯車装置。
6. （６）歯に互い違いの横偏位を与える変形め工、歯車装
   置の基部内を歯車装置の中心部に向って放射方向に伸び
   ておｐ、前記基部にリブが形成されていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項に記載の回転歯車装置。
7. （７）歯に互い違いの横偏位を与えるために、各歯の少
   くとも高さ全体に亘る部分を歯の中央を通る径方向軸に
   沿って折曲げて歯に山形断面を与えること、及び、この
   山形断面の向きを１つずつ互い違いにすることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項に記載の回転歯車装置。
8. （８）　金属又は金属以外の適当な任意の物質又は材料
   を用いることができ、金属の裁断を絞勺、成形、焼結、
   押出等の処理によって製造されることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載の回転歯車装置。
9. （９）　例えばマルチステーショントランスファプレス
   を用いて唯一のの工程で製造することができること、即
   ち、シートからディスク又はブランクを裁断し、透孔と
   中央孔とを押抜きし、装置の中央部を絞り、歯の周縁の
   裁断と中央孔及び取付孔の押抜きとを行ない、歯の末端
   と中央孔の縁端とを圧縮して面取し、歯又は歯グループ
   に互い違いの横偏位を設ける工程によって製造されるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第７項のいず
   れかに記載の回転歯車装置。