JPS6010376Y2 - 鮑用人工築磯 - Google Patents

鮑用人工築磯

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JPS6010376Y2
JPS6010376Y2 JP1981112972U JP11297281U JPS6010376Y2 JP S6010376 Y2 JPS6010376 Y2 JP S6010376Y2 JP 1981112972 U JP1981112972 U JP 1981112972U JP 11297281 U JP11297281 U JP 11297281U JP S6010376 Y2 JPS6010376 Y2 JP S6010376Y2
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JP
Japan
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wave
combustion chamber
reef
fishing
plane
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JPS5818471U (ja
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実隆 川俣
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉋を蝟集、棲息、定着、養成するための飽用
人工築磯に関するものである。
鉋とはみみがい科のあわび類の大型のメカイアワビ、ク
ロアワビ、エゾアワビ、マダカアワビを一般に称するが
、小型のミミガイ、マアナゴ、トコブシ、イボアナゴも
あわび類に属する。
本明細書ではこれらのあわび類を蝟集、棲息、定着、養
成するための人工物を鉋用人工築磯と云うことにする。
鉋の棲息環境は波浪を受け、潮通しの良好な沿岸の水深
277L〜7九程度の深さに最も多く棲息し、棲息条件
としては丸味のある岩礁の多く存在する沿岸であり、海
藻が一年を通じて繁茂していることが必要である。
鉋は夜行性であり、昼間は安息するために、個体が潜む
のに適した蔭影部が多く、波浪や外敵から保身し易い岩
礁の間隙や割れ目の間、岩石の下側等に吸着する。
鉋は小範囲では吸着移動し、夜間の採餌や遠距離移動或
いは保身上の必要時には円盤飛行を行なって移動する。
岩礁の表面に丸味があり滑らかなことは吸着移動に最も
適しており、稜角の多い岩礁は適さない。
採餌する海藻の年間を通じて繁茂することは鉋の定着の
条件であり、海藻が不足すれば他に移動する。
従って棲息定着場所と採餌のための禁制場所との間の行
動範囲は一定の条件があるため、藻場を失なうことは鉋
の定着性を失なうことになる。
従来から飽の漁獲は潜水によって行なわれるが、潜水器
漁法と素潜り漁法とがある。
鉋の習性上、昼間は鉋の高さより僅かに高い岩礁の隙間
の、光線の届き難い奥の方に集まって定着する習性があ
るため、人工築磯は光の当らない構造とした方が定着効
果は大きい。
しかし、素潜り漁法を主体とした人工築磯としては、手
の届き得る奥行にする必要がある。
本考案者は長年の潜水による調査観察によって、前述し
た鉋の習性を知り得たものである。
本考案はこの習性に適合し、鉋の養成、漁獲に好適な飽
用人工築磯を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するための本考案の要旨は、海中に沈
設して鞄類を蝟集棲息定着養成するためのものであって
、一方のみに開口し内部寸法の変化する盲孔状とした礁
室と、礁室開口を外界に連通させる手段とを備え、礁室
開口から外界までの隅角部を曲面とすることを特徴とす
る鉋用人工築磯である。
本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図〜第6図は第1の実施例による飽用人工集機10
を示すものであり、人工集機10は外面平滑で隅部を曲
面とした鉄筋コンクリート製の一体製品であり、天井1
2、床14、両側の防波壁16.18、この碧波壁16
.18に隣接した消波腔2G、22、中央の背中合せに
一体とした燃室本体24.26を有している。
天井12と床14とは集機10の一体性を保ち、運搬設
置に便利であり、海中で潮流で流されない程度の重量と
強度を附与する程度の厚さとする。
防波壁16,18は燃室に対する波浪の直撃を防止する
と共に、潮通しを良くするための壁部であり、それぞれ
潮の流れを消波腔20,22に導く狭長の入礁口28.
30を有している。
防波壁16,18と入礁口28,30との界面も曲面と
して飽の吸着移動を容易にしである。
消波腔20,22は実施例では側面を貫通して形成され
、入礁口2B、30又は消波腔20,22の入口開口か
らの波が燃室に直接作用することを防ぎ、しかも燃室に
対する潮通しを良好にするようになっている。
消波腔20.22と外壁との間、消波腔20.22と入
礁口28,30との間、及び燃室との間は全て鋭い隅角
部を避けて曲面とし、鉋が移動し易くされている。
尚、消波腔20,22は漁獲口をも兼ねており、この型
式は潜水器漁法に適しており、素潜り漁法用として使用
する場合には、天井12への開口を設けることが好適で
ある。
更に、この消波腔20,22は燃室内の鉋が採餌のため
に出入する主通路ともなる。
燃室本体24.26は背中合せの一体構造であり、それ
ぞれ断面がほぼ三角形状の燃室31,32.33,34
.35及び36. 37. 3B、 39.40が設
けられている。
各燃室31〜40は交互に直立、倒立三角形状とし、同
じ巾で全長が奥に延長されている。
両燃室本体24.26の燃室31〜35と36〜40間
には三角形の仕切壁42を挿入して燃室は背中合せに区
切られているが、これはコンクリート底形の便宜のため
であり、本体と一体に形成することもできる。
要は潮通しのない行き止まりを形成することが本旨であ
って、海流が燃室31〜40を貫流しないことが好まし
い。
燃室31〜35.36〜40の相互の入口間及び各燃室
31〜40と消波腔20,22との界面は平滑な曲面と
して鉋の吸着移動が可能とされている。
又、鉋は昼間は比較的暗い位置を好む習性があるため、
第3図に示すように稚貝の保護育成のためには断面三角
形状の燃室31〜40の鋭角部43を天井12、床14
内に延長するこもできる。
このように鉋は昼間は燃室31〜40内の個体の高さよ
りも僅かに高い位置を選んで吸着静止している。
従って、断面三角形状の燃室31〜4゜を形成すること
によって鉋は自分の大きさに応じた位置に蝟集、棲息、
定着することになる。
更には、燃室31〜40の形状は図示の断面三角形に限
定されず、任意の順次に有効高さの変化する形状とする
ことができる。
その場合の燃室の断面図の例を第7図及び第8図に示し
、第7図は断面矩形状の燃室46の上下方向を狭くした
例であり、第8図は断面十字状の燃室48の四方先端を
狭くした例を示している。
この形状によって狭い部分を多くして、多くの稚貝が安
全に棲息、定着することが可能となる。
又、巾の狭い頂部の開口部には、ブラインド44を設け
、昼間に於いても内部を暗くすることが効果的である。
第9図〜第13図に示す第2の実施例は第1の実施例と
同様に、天井12、床14、防波壁16、消波腔20、
及び消波壁16に形成した入礁口28が設けられ、消波
腔20の上部には潜水用漁獲口50が形成されている。
消波腔20は主として鉋の通路となり、漁獲のためには
素潜り漁法による上部漁獲口50が使用される。
燃室本体52内には燃室54,56,58が配列され、
これらの燃室54,56,58は水平断面として三角形
の奥の狭い形状であり、上下方向には同じ壁面間隔とな
っている。
燃室54,56.58相互間及び燃室54,56,58
と他の壁面との間は前述の実施例と同様の曲面とし、鉋
の吸着移動に便利な状態となっている。
この構造とすることによって、第1の実施例と異なり、
大型の飽は奥に入ることができないため、鉋は漁獲口5
0から手の届き易い場所の燃室54.56.58の面に
吸着し、素潜りでも容易に漁獲可能となる。
一方、小型の稚貝は手の届かない奥の方に入り、この奥
は光線も弱く、鉋の天敵も侵入困難なため、稚貝の保護
育成は容易であり、濫獲を避けることも可能である。
燃室54゜56.58は何れも行き止まりとし、奥まで
潮流、波浪の影響が及ばないようになっている。
第14図〜第19図は第3の実施例による飽用人工集機
丁0を示すものであり、前述の各実施例と同様に天井1
2、床14、防波壁16、この防波壁16に形成した潮
通しのための入礁口28゜30、消波腔20、この消波
腔20の天井を貫通した潜水漁獲口50,51、及び燃
室本体60を有している。
集磁10は鉄筋コンクリート製として表面を平滑とし、
地面との接触部を除いて、全ての稜線、隅角部を曲面と
して飽の吸着移動が容易とされている。
燃室本体60には燃室62,64.66が形成され、両
側の燃室62,66は図示の通り平面と曲面とで形成さ
れ、奥行方向は同じ寸法で行き止まりとなっている。
又、中央の燃室64は上下の平面と左右両側のほぼ半円
の曲面とで形成され、同様に奥行方向は同じ寸法である
燃室62,64.66の中間の壁体はほぼ円形であるが
、直線部によって天井12及び床14と連通しており、
これらの界面は曲面とされている。
燃室62,64.66の平面部と曲面部との境界には例
えば狭い安息部68.70が形成され、鉋が自分の大き
さに応じた場所に吸着し得るようになっている。
この実施例では天井12、外壁、床14から直接、鉋が
燃室62,64.66に出入することができるため、鉋
の移動が容易であり、はぼ均等に吸着分布する利点があ
る。
上述の実施例に於いては、鉋用人工集機10に防波壁1
6,18、消波腔20,22を備えている構造としたが
、これらの防波壁16,18、消波腔20,22は必ず
しも必要ではない。
例えば、海中への沈設に当り複数個の燃室本体を積み重
ねなどするなどして、燃室本体間に燃室本体を利用して
防波壁、消波腔の役割を果すものを形成することも可能
である。
上述の本考案による鉋の人工集機を鉋の食餌としての海
藻の多い海底に設置し、稚貝から養成する場合には礁室
内又はその附近に稚貝を耐着させておく。
飽は昼間は曲面の外壁を経て、礁室内に入り、自分の高
さよりも僅かに大きい間隙となった場所に吸着停止する
この場所は潮流、波浪、日光の影響の少ない場所を必要
とするため、燃室を比較的深く、しかも鉋が自分の高さ
に合せた礁室内の所要の位置に停止できる。
燃室は行き止まりとなっているため前述の棲息のための
諸条件に合致し、鉋にとって自然条件よりは好適な棲息
場所となる。
更に、外壁と燃室との間の壁面を全て曲面とすることに
よって、飽の採餌のための出入は極めて容易になる。
燃室の深さは一般漁法による漁具、即ち飽起しで漁獲し
易い手の届く長さとすればよいが、柄の長い特別な漁具
を使用する場合は奥行を更に深くすることができ、深く
すれば蔭影部が多くなり、集機容積当りの燃室面積も多
くなる。
上述の実施例では上部に漁獲口を形成するなどして、素
潜り漁法による漁獲を容易にしたが養成又は夜間漁獲を
主体にする場合には、上部漁獲口を閉鎖し、側部消波腔
も鉋のみが通過可能で人間の近接不可能の開口とするこ
とができる。
以上説明したように本考案に係る舶用人工集機は鉋の生
態に適合し、飽はその大小に応じて棲み分けるため漁獲
、養成が容易であり、天然の岩礁よりも優れた鉋の棲息
場所となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る舶用人工集機の実施例を示し、第1
図は第1の実施例の正面図、第2図は側面図、第3図は
第1図の■−■線に沿った断面図、第4図は第1図のI
V−IV線に沿った断面図、第5図は第2図の■−■線
に沿った断面図、第6図は斜視図、第7図、第8図は燃
室の断面図、第9図は第2の実施例の正面図、第10図
は平面図、第11図は第9図のXI−XI線に沿った断
面図、第12図は第9図の■−■線に沿った断面図、第
13図は斜視図、第14図は第3の実施例の正面図、第
15図は側面図、第16図は第14図のXVI−XVI
線に沿った断面図、第17図は第15図のX■−X■線
に沿った断面図、第18図は第14図のX■−X■線に
沿った断面図、第19図は斜視図である。 符号10は舶用人工集機、12は天井、14は床、16
.18は防波壁、20,22は消波腔、24.26,5
2,60は燃室本体、28.30は入礁口、31〜40
,54,56,58,62.64,66は燃室、50,
51は漁獲口である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 海中に沈設した鞄類を蝟集棲息定着養成するための
    ものであって、一方のみに開口し内部寸法の変化する盲
    孔状とした礁室と、礁室開口を外界に連通させる手段と
    を備え、礁室開口から外界までの隅角部を曲面とするこ
    とを特徴とする鉋用人工築磯。 2 礁室の開口部に漁獲口を兼ねた消波腔を設けた実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の鉋用人工築磯。
JP1981112972U 1981-07-31 1981-07-31 鮑用人工築磯 Expired JPS6010376Y2 (ja)

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JP1981112972U JPS6010376Y2 (ja) 1981-07-31 1981-07-31 鮑用人工築磯

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JP1981112972U JPS6010376Y2 (ja) 1981-07-31 1981-07-31 鮑用人工築磯

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JPS5818471U JPS5818471U (ja) 1983-02-04
JPS6010376Y2 true JPS6010376Y2 (ja) 1985-04-09

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ID=29907285

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102161003B1 (ko) * 2019-06-14 2020-09-29 오스템임플란트 주식회사 치아모형 고정장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102161003B1 (ko) * 2019-06-14 2020-09-29 오스템임플란트 주식회사 치아모형 고정장치

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JPS5818471U (ja) 1983-02-04

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