JP3278235B2 - 生物棲息用ブロック - Google Patents

生物棲息用ブロック

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JP3278235B2 JP11976793A JP11976793A JP3278235B2 JP 3278235 B2 JP3278235 B2 JP 3278235B2 JP 11976793 A JP11976793 A JP 11976793A JP 11976793 A JP11976793 A JP 11976793A JP 3278235 B2 JP3278235 B2 JP 3278235B2
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隆行 大月
正彦 住森
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    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/60Planning or developing urban green infrastructure

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  • Sewage (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として蛙、なかでも
ダルマガエルの棲息と繁殖を目的とした生物棲息用ブロ
ックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】圃場の構造改善や水路の整備等に伴っ
て、生物の生息地が失われ、希少種となってしまった生
物が年とともに増えている。足が短く躰全体が丸いダル
マガエルもその一例であって、近年激減し、環境庁も本
土の蛙で唯一希少種に分類している。
【0003】水路中に転落した生物の救出を目的として
水路ブロックにスロープを設けた例が実開平3-32675号,
実開平4-82085号等にみられる。しかし、従来のこれら
の水路ブロックは救出を目的とする程度で、激減しつつ
ある生物の棲息と、それを更に進めて繁殖を目的とした
ものはみられない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水路、圃場
等の脇に設置して、ダルマガエル等の生物の棲息のみな
らず繁殖までも可能なタイプのブロックを提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を種々検討した
結果、ブロック躯体が底版1と該底版の片側又は両側に
側版2を有し、底版1は穴3が開いている部分7と穴の
無い部分8が仕切4により仕切られ、該中央の仕切4と
同様な高さの堤5が端部に設けられ、ブロック躯体にス
ロープ20を形成する土留枠6を設けたことを特徴とする
生物棲息用ブロックを開発した。
【0006】上記ブロックの底版1と土留枠6底面との
間に隙間11を設けると更に機能を増す。
【0007】
【作用】底版1の一部にある穴3から草が生え、土砂を
少し入れておけば常に湿潤状態となり、この部分が自然
の状態となる。また、穴の無い部分は仕切4と堤5との
間に水が常に溜った状態となる。これにより蛙の産卵場
所となる。内部に石を入れておくことにより自然の状態
となる。このブロック躯体に設けられたスロープ20を形
成する土留枠6は、スロープ面に土を充填しておけば、
成長した蛙、いもり、沢蟹、とんぼのヤゴ、螢、その他
の昆虫類等の這い出す道となり、草が生えて餌の確保場
所ともなる。また、冬眠場所が確保される。この部分は
傾斜地であるから陽が当たり、植物にとっても、また、
生物にとっても格好の場所となる。
【0008】ブロックの底版1と土留枠6の底面との間
に隙間11を設けることにより、生物の隠れ場、越冬場等
になる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の生物棲息用ブロックの一部破
断斜視図であり、図2は同ブロックの平面図、図3は正
面図、図4は側面図である。図5は図2中A−A部断面
図である。
【0010】この生物棲息用ブロックは、ブロック躯体
が底版1と、その底版の両側にU字状に側版2,2を有
している。底版1は穴3が開いている部分7と穴の無い
部分8が中央で仕切4により仕切られている。この中央
の仕切4とほぼ同じ高さの堤5,5が両端部に設けられ
ており、従って、穴3が開いている部分7と穴の無い部
分8はいずれも窪みになっている。穴3が開いている部
分7は下の地面と連通するので草が生えたり、蛙等の餌
となる昆虫類、みみず等の小生物の通過が可能である。
土を深みの半分程度まで詰めておくとよい。穴の無い部
分8は容器のようになっており水が下へ漏れないで、水
溜りが常時できた状態になる。従って、ダルマガエルを
始めとする蛙等の産卵場所に適しているし、餌となる水
棲昆虫類の繁殖場所ともなる。
【0011】このブロック躯体の内部にはスロープ20を
形成する土留枠6を設けている。土留枠6の斜視図を図
6に示した。底版6aと側版6bとが断面L形に形成され、
前版6cに向かって側版6bが傾斜状態に形成されている。
この土留枠6とブロック躯体の側版2との間に土砂を詰
めることによりスロープ(登り坂)20が形成される。この
底版1と土留枠6の底版6aとの間には図5にみられるよ
うに隙間11を設けている。蛙等はこの隙間へ入って外敵
から身を守ることができる。更に、冬期には寒さを避
け、また、夏期には暑さから逃れることもできる。
【0012】これまで説明した生物棲息用ブロックで
は、スロープの土留枠6はブロック躯体とは別体のもの
を内部に設置しているが、図7のようにブロック躯体の
側版2の外側へ組付けるタイプのものでもよい。この場
合でも底版1は前記実施例と同様な構造である。側版2
にはこの場合生物の通過穴9を設けてスロープ側への移
動を可能にしている。
【0013】更に、図8のようにブロック躯体もスロー
プ20の土留枠6も一体成形にしてもよい。
【0014】本発明の生物棲息用ブロックは、この内部
を常に水が流れる状態にするよりはむしろ水路の傍らへ
設置して、時々水が入って、このブロックの底版の穴の
無い部分8に溜り、その水溜りが常時できた状態になる
ようにするとよい。そのためには、この生物棲息用ブロ
ックを水路の脇へ複数個連設して設け、先頭のものと後
尾のものに水路の水位以上の位置へ取水口と排水口とを
設けた構造にするとよい。取水口や排水口は図1にみら
れるようにブロック躯体の側版2に貫通穴10を設けたも
のとか、これらを併設する水路ブロックに分岐路を設け
て、それに本発明の生物棲息用ブロックを接続するとよ
い。
【0015】
【発明の効果】本発明によって、水路、圃場等の脇に設
置すれば、ダルマガエル等の生物の棲息のみならず、繁
殖までも可能にするタイプのブロックを提供できること
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生物棲息用ブロックの一部破断斜視図
である。
【図2】同平面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】同側面図である。
【図5】図2中A−A部断面図である。
【図6】土留枠の斜視図である。
【図7】別体型の他の実施例の正面図である。
【図8】一体型の斜視図である。
【符号の説明】
1 底版 2 側版 3 穴 4 仕切 5 堤 6 土留枠 7 穴の開いている部分 8 穴の無い部分 9 生物の通過穴 10 貫通穴 11 隙間 20 スロープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−32675(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 67/00 E03F 5/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック躯体が底版1と該底版の片側又
    は両側に側版2を有し、底版1は穴3が開いている部分
    7と穴の無い部分8が仕切4によって仕切られ、該中央
    の仕切4と同様な高さの堤5が端部に設けられ、ブロッ
    ク躯体にスロープ20を形成する土留枠6を設けたことを
    特徴とする生物棲息用ブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の底版1と土留枠6との間
    に隙間11を設けたことを特徴とする生物棲息用ブロッ
    ク。
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CN114027259B (zh) * 2021-12-03 2023-08-08 中国水产科学研究院黄海水产研究所 一种中国林蛙和牛蒡共生养殖的方法
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