JPS601031Y2 - 船舶のアウトドライブユニツトのチルトアシスタ装置 - Google Patents

船舶のアウトドライブユニツトのチルトアシスタ装置

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Publication number
JPS601031Y2
JPS601031Y2 JP16643578U JP16643578U JPS601031Y2 JP S601031 Y2 JPS601031 Y2 JP S601031Y2 JP 16643578 U JP16643578 U JP 16643578U JP 16643578 U JP16643578 U JP 16643578U JP S601031 Y2 JPS601031 Y2 JP S601031Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tilt
assist device
ship
outdrive unit
outdrive
Prior art date
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Expired
Application number
JP16643578U
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English (en)
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JPS5583191U (ja
Inventor
欽一 麻生
恒雄 佐藤
治 松本
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication of JPS5583191U publication Critical patent/JPS5583191U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアウトドライブユニットを船体に対しチルトア
ップせしめる際のチルトアップ力を軽減せしめるために
設けられた、船舶のアウトドライブユニットのチルトア
シスタ装置22に関するものである。
従来、小形船舶の船外後尾に装着せしめられるアウトド
ライブユニットは、船内に塔載された内燃機関の出力を
、動力軸からユニバーサルジヨイント等を介してプロペ
ラに伝達せしめるものであるが、このアウトドライブユ
ニットの下部には舵が一体に形成されており、船体のス
テアリングの際は、船体後尾に取付はボルトにより固設
されたトランサムプレートに対し球面部材を介して回動
自在に取付けられた管状のステアリングレバー及びその
一端をステアリングレバーの管内に摺動して伸縮可能に
嵌着され、且つその他端を球面部材によりアウトドライ
ブユニットの部材に回動自在に連結されたステアリング
ロッドを介して、アウトドライブユニットを船体に対し
左右に傾斜せしめることによりステアリング操作を行っ
ている。
また、その船舶の停船時や浅瀬における停留時には、そ
のアウトドライブユニットの上部後端に設けられた取手
により、アウトドライブユニットをチルトアップし、航
行の際は再びチルトダウンせしめている。
しかしながら、アウトドライブユニットのごとき重量物
を人力でチルトアップする際には、可成り大きな力が必
要とされるという問題があるので、上記チルトアップ時
のチルト力を軽減できるような装置が従来から要望され
てきた。
そこで本考案は、前記従来の問題を解消するため、アウ
トドライブユニットを船体に対しチルトアップせしめる
際のチルト力を軽減せしめることを目的としたものであ
る。
即ち本考案の船舶のアウトドライブユニットのチルトア
シスト装置は、アウトドライブユニットが、船体に対し
手動にてチルトアップ並びにチルトダウン可能に支持さ
れた船舶において、アウトドライブユニットのスイベル
フォーク部材と船体に固設された部材との間にチルトア
シスタ装置を設け、このチルトアシスタ装置は、一端に
取付部の設けられた筒状ガイドと、前記筒状ガイドの他
端を貫通するシャフトと、ガイド内て前記シャフトに環
装された圧縮コイルばねとから構成し、さらに、前記チ
ルトアシスタ装置はドライブユニットのチルト支点とな
るピンの近辺を通り、かつスイベルフォークとほぼ同方
向となるように位置させたことを特徴としている。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
ます、第1図及び第2図に示す本考案の実施例において
は、船体部材である船体トランサム1の後尾に取付ギル
トにより固設せしめたトランサムプレート2の左右2個
のアーム3a、3bに対し、それぞれピン5を支点とし
て軸支されたスウイベルフオーク4及びその軸を介して
上下及び左右に対し傾動可能に保持されたアウトドライ
ブユニット6は、船体トラン・1サム1内に埼載された
図示されてない内燃機関の出力を、動・刃軸7から蛇腹
状チューブ8内に内蔵されに図示されてないユニバーサ
ルジヨイント及びアッパギヤケース9内に内蔵された図
示されてない正逆転用ギヤ、クラッチシャフト、及びド
ライブシャフト等を介して、プロペラ10に伝達せしめ
ている。
また、ステアリングのための舵11が、アウトドライブ
ユニット6に一体に形成されており、船上に設けられた
ステアリングレバー12ρグリツプ13を左右に操作す
ることにより、ステアリングレバー12の管内を摺動す
るステアリングロッド14の動きにより、アウトドライ
ブユニット6が船体ト、ランサム1に対して左右に傾斜
することによりステアリング操fr=p:行なわれる。
さらに、船舶の停留時等において、アウトドライブユニ
ット6をチルトアップせしめる際には、アウトドライブ
ユニット6の上部後端に設けられた取手15により、ア
ウトドライブユニット6をスウイベルフオーク4を介し
ピン5を支点としてチルトアップしており、またその船
舶を再度走行せしめる際は、アウトドライブユニット6
を所定位置までチルトダウンせしめている。
そこで本考案の実施例においては、第3図及び第4図に
示すごとく、筒状ガイド16の内部に弾性体であるコイ
ルばね17を圧縮した状態で内蔵せしめると共に、筒状
ガイド16の一端からイルばね17の内径内にシャフト
18を遊挿せしめている。
また、シャフト18の挿入端部にコイルばね17の端部
を固着せしめ、その他端に取付部19を設け、更に、筒
状ガイド16のめくら側端部にも取付部20を設けるこ
とによりチルトアシスタ装置22が形成さ、れている。
上記2個のチルトアシスタ装置22のそれぞれ一方の取
付部19は、スウイベルフオーク4の左右両端に設けら
れた取付金具23 a、 23 bと連結され、他方
の取付部20は船体トランサム1に固設されたトランサ
ムプレート2に、更にボルトで固設された取付金具24
の両端にそれぞれ連結されている。
ここで第1図で示すように、アウトドライブユニット6
が正常位置にあるチルトダウンの状態、即ち、チルト角
度θ=0°の状態においては、チルトアシスタ装置22
のコイルばね17は圧縮された状態にあるため、コイル
ばね17によりアラトドライズユニット6にチルトアッ
プ力が働かないように、金具23 a、 23 b、
24.チルトアシスタ装置22及びピン5の関係位
置を、チルトアシスタ装置2・2がドライブユニット6
のチルト支点となるピン:5の近辺を通り、かつスイベ
ルフォーク4とほぼ同方向となるように位置させている
また、チルトアップの場合は、取手15を手で引きあげ
れば、チルトアシスタ装置22のコイルばね17の弾性
力でチルトアップ操作を助ける作用をする。
ここで、チルトアシスタ装置22の無い例えば重量34
kgのアウトドライブユニット6を、チルト角度θ=0
°から種々のチルト角度θまでチルトアップせしめ、そ
れに要したチルト力F (kg)を実測し、下記の表A
で示し、−力木考案の実施例におけるチルトアシスタ装
置22を有する重量34に9のアウトドライブユニット
6を同様にチルトアップするに要したチルト力F (k
g)を実測し、下記の表Bで表わした。
上記の実測結果を示す表の通り、本考案のチルトアシス
タ装置22を有するアラI・ドライブユニット6を使用
することにより、従来のものに較ベチルトカFを著しく
軽減でき、チルト角度θ=720に引上けの際には、チ
ルト力Fが従来に較べて半減できることが実際に確認さ
れた。
従って本考案のチルトアシスタ装置を有する船舶のアウ
トドライブユニットでは、その船舶の停船時及び浅瀬等
で停留する時にアウトドライブユニットをチルトアップ
するための人手によるチルト力を著しく軽減せしめ得る
という効果がある。
そして、本考案の船舶のアウトドライブユニットのチル
トアシスタ装置では、チルトアシスタ装置をドライブユ
ニットのチルト支点となるピンの近辺を通り、かつスイ
ベルフォークとほぼ同方向となるように位置させである
ので、チルト角度が0°の状態、即ち正常航行時では、
チルトアシスタによるチルトアップ力がドライブユニッ
トに作用せず、ドライブユニットが浮き上がるという不
具合は発生しない。
しかも、本考案のチルトアシスタ装置は圧縮したコイル
ばねを利用した簡単なものであり、故障も少く、しかも
安価に製作できるので、低順な製作コストど大きな効果
を期待できるため実用上極めて有効である。
また、本考案におけるチルトアシスタ装置ては、コイル
ばねは常時圧縮された状態て筒状部材に内蔵されている
ので、コイルばねを常時延伸した状態で介装せしめる場
合に比較して、コイルばねの保護が確実に行なわれるた
め、弾性材の弾性力をより長時間保持可能であるという
利点があり、しかもチルトアシスタ装置の外観もより良
くできるという利点がある。
なお、本考案は船舶の船外機及びアウトドライブユニッ
トのごとく人力で重量物をチルトアップする個所に対し
て有効に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例におけるアウトドラ
イブユニット要部のそれぞれ、一部断面の概略側面図及
び概略正面図、第3図及び第4図は第1図のチルトアシ
スタ装置のそれぞれ、拡大側面図及び拡大側断面図であ
る。 1・・・・・・船体トランサム、2・・・・・・トラン
サムプレート、4・・・・・・スイベルフォーク、5・
・・・・・ピン、6・・・・・・アウトドライブユニッ
ト、16・・・・・・筒状ガイド、17・・・・・・コ
イルばね、18・・・・・・シャフト、19.20・・
・・・・取付部、22・・・・・・チルトアシスタ装置
、23 a、 23 b・・・・・・取付金具、24・
・・・・・取付金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウトドライブユニットが、船体に対し手動にてチルト
    アップ並びにチルトダウン可能に支持された船舶におい
    て、アウトドライブユニット6のスイベルフォーク部材
    4と船体に固設された部材との間にチルトアシスタ装置
    22を設け、このチルトアシスタ装置22は、一端に取
    付部20の設けられた筒状ガイド16と、前記筒状ガイ
    ド16の他端を貫通するシャフト18と、ガイド16内
    で前記シャフト18に環装された圧縮コイルばね17と
    から構成し、さらに、前記チルトアシスタ装置22はド
    ライブユニット6のチルト支点となるピン5の近辺を通
    り、かつスイベルフォーク4とほぼ同方向となるように
    位置させたことを特徴とする船舶のアウトドライブユニ
    ットのチルトアシスタ装置。
JP16643578U 1978-12-02 1978-12-02 船舶のアウトドライブユニツトのチルトアシスタ装置 Expired JPS601031Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16643578U JPS601031Y2 (ja) 1978-12-02 1978-12-02 船舶のアウトドライブユニツトのチルトアシスタ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16643578U JPS601031Y2 (ja) 1978-12-02 1978-12-02 船舶のアウトドライブユニツトのチルトアシスタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5583191U JPS5583191U (ja) 1980-06-07
JPS601031Y2 true JPS601031Y2 (ja) 1985-01-12

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ID=29165732

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JP16643578U Expired JPS601031Y2 (ja) 1978-12-02 1978-12-02 船舶のアウトドライブユニツトのチルトアシスタ装置

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