JPS60102644A - 電子写真感光体用セレン蒸着膜及びその製造方法 - Google Patents
電子写真感光体用セレン蒸着膜及びその製造方法Info
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- JPS60102644A JPS60102644A JP20997983A JP20997983A JPS60102644A JP S60102644 A JPS60102644 A JP S60102644A JP 20997983 A JP20997983 A JP 20997983A JP 20997983 A JP20997983 A JP 20997983A JP S60102644 A JPS60102644 A JP S60102644A
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/08—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電子写真感光体用セレン蒸着膜及びその製造
方法に関するものであり、特にはセレン蒸着膜中の酸素
含有蓋を50 ppmを越えたものとしたことを特徴と
するものである。
方法に関するものであり、特にはセレン蒸着膜中の酸素
含有蓋を50 ppmを越えたものとしたことを特徴と
するものである。
電子写真法は物質の先導WE性と静電気現象を利用した
写真法であり、幾つかの方式が確立されているが、その
うちセレン蒸着膜を電子写真感光体として使用し転写に
よって電子写真を得る方式をゼロックス法と呼んでいる
。ゼロックス法は下記の工程から成っている: (a)帯@:金属基板上に暗抵抗の高い無足形セレンを
蒸着した感光板の表面をイ()屯させる。
写真法であり、幾つかの方式が確立されているが、その
うちセレン蒸着膜を電子写真感光体として使用し転写に
よって電子写真を得る方式をゼロックス法と呼んでいる
。ゼロックス法は下記の工程から成っている: (a)帯@:金属基板上に暗抵抗の高い無足形セレンを
蒸着した感光板の表面をイ()屯させる。
(b)露光(焼付);光像で露光すると光の照射を受け
た部分のセレンは電気抵抗が下がり、表面の帯電電荷は
金属基板へ逃け、感光板上の残存電荷密度は露光版に応
じて差を生じ、セレン面上に原画と同形の静電潜像がで
きる。
た部分のセレンは電気抵抗が下がり、表面の帯電電荷は
金属基板へ逃け、感光板上の残存電荷密度は露光版に応
じて差を生じ、セレン面上に原画と同形の静電潜像がで
きる。
(C)現像;上記感光板表面に炭素微粉を樹脂で被覆し
たトナーとガラス小球からなるキャリアの混合粉をふり
かけることによって潜像部にトナーが付着し、潜像は可
視像となる。
たトナーとガラス小球からなるキャリアの混合粉をふり
かけることによって潜像部にトナーが付着し、潜像は可
視像となる。
(d)転写;現像を終えた上記感光板表面に適当な紙を
載せ、背面からコロナ放電を行なわせると、感光板上の
トナーは紙に吸引され、トナー粉像は紙に転写される。
載せ、背面からコロナ放電を行なわせると、感光板上の
トナーは紙に吸引され、トナー粉像は紙に転写される。
(e)定着;転写を終えたら紙をはがし、赤外線ヒータ
で加熱してトナーの樹脂を紙に溶着させる。
で加熱してトナーの樹脂を紙に溶着させる。
以上の各工程を実施することにより原+i!jの複写画
像(電子写真)が得られるが、複写された像の鮮明さ或
いは原画に対する再現性は感光体セレンの性能に大きく
依存する。感光体の性能の判定には、(イ)一定出力の
コロナ放電により与えられる帯電奄荷凰を表すコロナ帯
電特性、(ロ)コロナ放電により帯電された感光体を暗
所に保持する間に失われる荷電量と関係する暗減衰特性
、(ハ)暗中で保持された荷電量が露光によって消失す
る速度を表す帯電圧露光減衰特性、に)感光体を露光さ
せた後零まで消失せずに残る電位を表す残留電位等が考
慮されるが、電子写真のコントラストや1IIII質並
びにセレン感光体の特性の安定化にとってに要な役割を
果すのは残留電位である。
像(電子写真)が得られるが、複写された像の鮮明さ或
いは原画に対する再現性は感光体セレンの性能に大きく
依存する。感光体の性能の判定には、(イ)一定出力の
コロナ放電により与えられる帯電奄荷凰を表すコロナ帯
電特性、(ロ)コロナ放電により帯電された感光体を暗
所に保持する間に失われる荷電量と関係する暗減衰特性
、(ハ)暗中で保持された荷電量が露光によって消失す
る速度を表す帯電圧露光減衰特性、に)感光体を露光さ
せた後零まで消失せずに残る電位を表す残留電位等が考
慮されるが、電子写真のコントラストや1IIII質並
びにセレン感光体の特性の安定化にとってに要な役割を
果すのは残留電位である。
一般に、複写機におけるセレン感光体は正帯電方式で使
用され、露光工程において光照射時に照射部分の表面電
位が零にならず、残留−位が残ると、得られる電子写真
のコントラストが不鮮明となる、いわゆるゴースト現象
が生じる。従って、残留電位を実質光全零にするととが
望まれる。
用され、露光工程において光照射時に照射部分の表面電
位が零にならず、残留−位が残ると、得られる電子写真
のコントラストが不鮮明となる、いわゆるゴースト現象
が生じる。従って、残留電位を実質光全零にするととが
望まれる。
残留電位を零に近づけるため、幾つかの試みが為されて
きた。例えば、セレン蒸着膜中に弗素、塩素、臭素及び
沃素等のハロゲン元素を微量ドーピングする方法が知ら
れている。しがし、この方法によって得られたハロゲン
元素含有セレン蒸着膜は、露光時の残留−位を零または
極小にするものの潜像形成過程における表面電荷の暗減
衰が大きく、感光板としての機能が著しく低下する欠点
がある。
きた。例えば、セレン蒸着膜中に弗素、塩素、臭素及び
沃素等のハロゲン元素を微量ドーピングする方法が知ら
れている。しがし、この方法によって得られたハロゲン
元素含有セレン蒸着膜は、露光時の残留−位を零または
極小にするものの潜像形成過程における表面電荷の暗減
衰が大きく、感光板としての機能が著しく低下する欠点
がある。
従って、本発明は露光時における残留電位が実質完全に
零で、しかも暗減衰が小さな電子写真感光体用セレン蒸
着膜及びその製造方法を提供することを目的とする。
零で、しかも暗減衰が小さな電子写真感光体用セレン蒸
着膜及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、セレン蒸着膜中の酸素含有量と正負両帯
電時の残留を位の相関について研究を続けてきた。その
結果として、先に、セレン中の酸素含有量を10〜50
ppmに管理することにより正帯電時の残留電位を零
近くに低減できしかも負帯電時の残留電位は許容しえな
い程には大きくならないことを見出し特許願を為した。
電時の残留を位の相関について研究を続けてきた。その
結果として、先に、セレン中の酸素含有量を10〜50
ppmに管理することにより正帯電時の残留電位を零
近くに低減できしかも負帯電時の残留電位は許容しえな
い程には大きくならないことを見出し特許願を為した。
しかし、その後の検討の結果、正帯電方式においては、
負帯電時の残留電位はあまり問題とならず、あくまで正
帯電時の残留電位の完全零化を計る方が好ましいことが
判明した。酸素含有蓋が10〜s o ppmの範囲で
は、正帯電時残f11屯位は極小成いは零になりうるが
、信頼性に乏しく、完全な零化を計るには酸素合一がs
o ppmを越える必要がある。
負帯電時の残留電位はあまり問題とならず、あくまで正
帯電時の残留電位の完全零化を計る方が好ましいことが
判明した。酸素含有蓋が10〜s o ppmの範囲で
は、正帯電時残f11屯位は極小成いは零になりうるが
、信頼性に乏しく、完全な零化を計るには酸素合一がs
o ppmを越える必要がある。
斯くして、本発明は、50ppmを越える酸素を含有す
る純セレンから成る電子写真感光体用セレン蒸着膜を提
供する。
る純セレンから成る電子写真感光体用セレン蒸着膜を提
供する。
また本発明は、電子写真用感光体としてのセレン蒸着膜
を製造するに際し、基板上ヘセレンを真空蒸着する前に
原料セレン中へ酸素を予め添加しておき、これを真空蒸
着すること、または真空蒸着中に真空度を制御すること
にょリセレン蒸着膜中の酸素含有量を50 ppmを越
えるものとすることを特徴とする電子写真感光体用セレ
ン蒸着膜の製造方法を提供する。
を製造するに際し、基板上ヘセレンを真空蒸着する前に
原料セレン中へ酸素を予め添加しておき、これを真空蒸
着すること、または真空蒸着中に真空度を制御すること
にょリセレン蒸着膜中の酸素含有量を50 ppmを越
えるものとすることを特徴とする電子写真感光体用セレ
ン蒸着膜の製造方法を提供する。
以下、本発明について具体的に説明する。
複写機用感光体としてのセレンは、特定の不純物がごく
微鉦存在してもその特性に顕著な影響を受ける可能性が
ある。−例として、Fe含有垣が2 ppmを越えると
、蓄fIit残留電位が増加し、ゴースト現象が生じる
ため、Fe含有mは2 ppm以下にすべきであるとの
@i*が為されている(特島昭55−67752号)。
微鉦存在してもその特性に顕著な影響を受ける可能性が
ある。−例として、Fe含有垣が2 ppmを越えると
、蓄fIit残留電位が増加し、ゴースト現象が生じる
ため、Fe含有mは2 ppm以下にすべきであるとの
@i*が為されている(特島昭55−67752号)。
その地名釉の不純物について検討が加えられつつある。
そうした中で、本発明者等はセレンの電子写真特性、特
に残留電位に及ばず酸素の影勧についてW4造:した結
果、図面に示すような事実が判明した(実験過程の詳細
については実験例において述べる)。即ち、グラフに見
られるように、酸素含有鉦の増加に伴い、正帯電時の残
留電位が減少し、反面負帯電時の残留電位が著しく増加
する。この原因については次のように説明することがで
きるものと思われる。セレンは非晶質であるため数多く
の中性のダングリングボンド(D’ )が存在する。こ
のダングリングボンドは一部分極化した方が熱力学的に
安定であるため次式に従って分極する。
に残留電位に及ばず酸素の影勧についてW4造:した結
果、図面に示すような事実が判明した(実験過程の詳細
については実験例において述べる)。即ち、グラフに見
られるように、酸素含有鉦の増加に伴い、正帯電時の残
留電位が減少し、反面負帯電時の残留電位が著しく増加
する。この原因については次のように説明することがで
きるものと思われる。セレンは非晶質であるため数多く
の中性のダングリングボンド(D’ )が存在する。こ
のダングリングボンドは一部分極化した方が熱力学的に
安定であるため次式に従って分極する。
D0士D +D
D+及びD−はそれぞれ正及び負に帯電したダングリン
グボンドで、それぞれ電子と正孔のトラップとして作用
する◇純セレンでは中性条件〔D+〕=CD−)よりD
+とD−の数は等しくなる。しかし、酸素のような電気
陰性度が大きい不純物があると、中性条件はCD+)=
(D−)+(:o−)となるため、D が増加してD−
が減少する。このため、酸素を添加すると、固有欠陥構
iD+、D−の濃度を変化させることができ、特性の制
御が可能となるのである。
グボンドで、それぞれ電子と正孔のトラップとして作用
する◇純セレンでは中性条件〔D+〕=CD−)よりD
+とD−の数は等しくなる。しかし、酸素のような電気
陰性度が大きい不純物があると、中性条件はCD+)=
(D−)+(:o−)となるため、D が増加してD−
が減少する。このため、酸素を添加すると、固有欠陥構
iD+、D−の濃度を変化させることができ、特性の制
御が可能となるのである。
醇素含蓋を50 ppmを越えたものにすることにより
正帯電時残留電位は完全に零となる。50ppm以下で
も零となることもあるが、信頼性に乏しい。
正帯電時残留電位は完全に零となる。50ppm以下で
も零となることもあるが、信頼性に乏しい。
酸素金魚の上限は1 o o o ppmとするのが好
ましい。これ以上になる他の因子に悪影響の出る伸開が
ある。
ましい。これ以上になる他の因子に悪影響の出る伸開が
ある。
本発明において使用する原料セレンはso2還元法、真
空蒸留法等の方法により精製されたもので純度6N程度
のものを用いると良い。
空蒸留法等の方法により精製されたもので純度6N程度
のものを用いると良い。
本発明においてセレン蒸着膜中へ酸素を添加する手段と
して、下記に示す手段がある。
して、下記に示す手段がある。
(1) セレンの真空蒸着時に蒸着源セレンと所定量の
二酸化セレンとを混合しておき、この混合物を真空蒸着
する。
二酸化セレンとを混合しておき、この混合物を真空蒸着
する。
(2) M料セレンと所定量の二酸化セレンを!4空下
にhu#8溶解することにより藤菟を陥加しこれを真空
蒸着原料とする。
にhu#8溶解することにより藤菟を陥加しこれを真空
蒸着原料とする。
(3)原料セレンの精製過程である真空蒸留工程におい
て、その真空度を10−2Torr程鹿として酸素ガス
を導入し、原料セレンの一部を二酸化セレンとすること
により原料セレン中へ臼′累を添加しこれを真空蒸着原
料とする。
て、その真空度を10−2Torr程鹿として酸素ガス
を導入し、原料セレンの一部を二酸化セレンとすること
により原料セレン中へ臼′累を添加しこれを真空蒸着原
料とする。
(4)原料セレンの精製過程である真空蒸留工程におい
て、蒸留源である原料セレン中に所定量の二酸化セレン
を添加混合しておき、これを真空蒸留することにより酸
素添加原料セレンを得、これを真空蒸着原料とする。
て、蒸留源である原料セレン中に所定量の二酸化セレン
を添加混合しておき、これを真空蒸留することにより酸
素添加原料セレンを得、これを真空蒸着原料とする。
(5)真空蒸着中に、真空度を通常の10””Torr
〜10−6Torrよりも低く設定して、蒸着を行うこ
とにより蒸着膜中に所定量の酸素を含有させる。
〜10−6Torrよりも低く設定して、蒸着を行うこ
とにより蒸着膜中に所定量の酸素を含有させる。
本発明において、感光体としてのセレン族ff1llG
[を得る際、蒸着前に二酸化セレンの形で酸素を添加し
、蒸着源セレンとする場合、蒸着操作において、蒸着源
セレン中の酸素の全てが蒸着膜中へ移行せずその一部の
みが移行するので酸素の添加にあたっては、蒸着膜中の
所要m集合有量以上の酸素を蒸着源セレン中に添加する
必要がある。
[を得る際、蒸着前に二酸化セレンの形で酸素を添加し
、蒸着源セレンとする場合、蒸着操作において、蒸着源
セレン中の酸素の全てが蒸着膜中へ移行せずその一部の
みが移行するので酸素の添加にあたっては、蒸着膜中の
所要m集合有量以上の酸素を蒸着源セレン中に添加する
必要がある。
なお、上記蒸着源中酸素添加鼠と、蒸着膜セレン中酸素
含有量との関係はグラフにおける横軸に示すとおりであ
る。
含有量との関係はグラフにおける横軸に示すとおりであ
る。
蒸着源セレンを真空蒸着する際の条件は特に限定される
ものではなく、通常実施されている条件で十分である。
ものではなく、通常実施されている条件で十分である。
例えば、セレン蒸着膜を支持する基板としてはアルミニ
ウム、鋼等の金属あるいは金属化された紙あるいはプラ
スチック等の材料が用いられる。
ウム、鋼等の金属あるいは金属化された紙あるいはプラ
スチック等の材料が用いられる。
また、蒸着源温度は250℃〜350℃、基板温度は5
5℃〜70℃、真空度(は10−5Torr 〜10−
6Torr 、蒸着時間は60分間〜130分間なる範
囲で適宜、好イな条件を選択して実施し得る0 なお蒸着操作によってセレン蒸着膜中に酸素を含有させ
るには、上記真空度を低めに設定して蒸着操作を行えば
良い。
5℃〜70℃、真空度(は10−5Torr 〜10−
6Torr 、蒸着時間は60分間〜130分間なる範
囲で適宜、好イな条件を選択して実施し得る0 なお蒸着操作によってセレン蒸着膜中に酸素を含有させ
るには、上記真空度を低めに設定して蒸着操作を行えば
良い。
以上説明したごとく本発明によれば、従来のハロゲン元
素ドープセレン蒸着膜に比べ露光114における残留電
位が実質完全に零でしかも暗減衰が小さな電子写真感光
体用セレンm 2411Qを得ることができ、斯界の要
請に十分応え得るものである。
素ドープセレン蒸着膜に比べ露光114における残留電
位が実質完全に零でしかも暗減衰が小さな電子写真感光
体用セレンm 2411Qを得ることができ、斯界の要
請に十分応え得るものである。
以下実験例に基づき本発明を更にItFシく説明する。
実験例1
第1表に示す不純物を含む純度6Nのセレンに純度4N
の二酸化セレンを酸素量として、各々、s、5.17.
5.35.175.350.1740.35oOp辿と
なるように混合して計7種の試料を準備した。
の二酸化セレンを酸素量として、各々、s、5.17.
5.35.175.350.1740.35oOp辿と
なるように混合して計7種の試料を準備した。
第 1 表
上記混合物を抵抗加熱により55mmx55m+の鏡面
仕上げアルミニウム基板上へ蒸着した。
仕上げアルミニウム基板上へ蒸着した。
蒸着条件は次のとおりである。
蒸着源温度 270℃
基板温度 60℃
真空度 2X10−6Torr
蒸着時間 60分間
以上の条件によりアルミニウム基板上へ形成したセレン
蒸着膜の厚さはいずれも50μmであった。
蒸着膜の厚さはいずれも50μmであった。
上記セレン蒸着膜中の酸素含有皺を赤外分光分析計にて
測定した結果、前記7柚の試料に対応して各々、2.5
.10.20.45.8o1135ppmであった。
測定した結果、前記7柚の試料に対応して各々、2.5
.10.20.45.8o1135ppmであった。
こうして得られた7種のセレン蒸着膜について静電試験
装置により下記条件にてその光電特性(残留電位)を調
べた。
装置により下記条件にてその光電特性(残留電位)を調
べた。
コロナ放電電圧 5 KV
暗減衰時間 2秒間
光照射時照度 20ルクス
除電照度及び時間 20000ルクス、2秒間繰り返し
数 50回 以上の測定結果を蒸着膜中酸素含有率との関係で示した
のが前述した添伺グラフである。グラフにおいて、曲線
■は正帯電における残留電位を示しそして曲線■は負帯
電における残留電位を示す。
数 50回 以上の測定結果を蒸着膜中酸素含有率との関係で示した
のが前述した添伺グラフである。グラフにおいて、曲線
■は正帯電における残留電位を示しそして曲線■は負帯
電における残留電位を示す。
既に説明したように、酸素含有灰がj Oppm以上に
なると正帯電残留電位は極小から零に近づくがいまだ信
頼性の点で充分でな(,50ppmを越えて始めて高い
信頼性をもって正帯電残留電位の完全零化を実現しうる
。
なると正帯電残留電位は極小から零に近づくがいまだ信
頼性の点で充分でな(,50ppmを越えて始めて高い
信頼性をもって正帯電残留電位の完全零化を実現しうる
。
実験例2
上記酸素添加と同様の方法で得た塩素を含有したセレン
蒸着膜と、酸素含有セレン蒸着膜との暗減衰の程度を比
較した結果を第2衣に示す。
蒸着膜と、酸素含有セレン蒸着膜との暗減衰の程度を比
較した結果を第2衣に示す。
ここで第2表中の暗減衰率とは、コロナ放電した際の蒸
着膜の表面電位をVoとし、それから60秒間暗減衰し
た時の蒸着膜の表面電位をV2Oとした時(Vo Vs
o )/ Voで表わされる値のことをいう。
着膜の表面電位をVoとし、それから60秒間暗減衰し
た時の蒸着膜の表面電位をV2Oとした時(Vo Vs
o )/ Voで表わされる値のことをいう。
第2表から明らかなように、従来の塩素含有セレン蒸着
膜に比べて酸素含有セレン蒸着膜は、暗減衰の程度が極
めて小さいことが理解される。
膜に比べて酸素含有セレン蒸着膜は、暗減衰の程度が極
めて小さいことが理解される。
しかし、酸素台風を増加していくと暗減衰率は高くなる
傾向があり、この点からも蒸着膜中酸素含有量の上限を
1000 ppmとすることが好ましい。
傾向があり、この点からも蒸着膜中酸素含有量の上限を
1000 ppmとすることが好ましい。
図は、本発明により得られfc酸素含有セレン蒸着膜の
光電特性(残留電位)に及ばず酸素含有率の関係を示す
グラフである。
光電特性(残留電位)に及ばず酸素含有率の関係を示す
グラフである。
曲線■;正@電における残留電位
曲線■;負帯電における残留電位
Claims (7)
- (1)50ppmを越える酸素を含有する゛電子写真感
光体用セレン蒸着膜。 - (2)電子写真用感光体としてのセレン蒸着膜を製造す
るに際し、原料セレン中へ酸素を添加し、該酸素含有原
料セレンを真空蒸着することにより、セレン蒸着膜中の
酸素含有jfをs o ppmを越えたものとすること
を特徴とする電子写真感光体用セレン蒸着膜の製造方法
。 - (3)原料セレンと所定hjの二酸化セレンとを混合す
ることにより酸素含有原料セレンとすることを特徴とす
る特許請求の範囲第2項記載の電子写真感光体用セレン
蒸着膜の製造方法。 - (4)原料セレンと所定りの二酸化セレンとを真空下に
加熱溶解することにより酸素含有原料セレンとすること
を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の電子写真感光
体用セレン蒸着膜の製造方法〇 - (5)原料セレンの精製過程である真空蒸留工程におい
て、その真空度を10””Torr 程度として蒸留を
行い、原料セレンの一部を二酸化セレンとすることによ
り酸素含有原料セレンとすることを特徴とする特許請求
の範囲第2項記載の電子写真感光体用セレン蒸着膜の製
造方法。 - (6)原料セレンの精製過程である真空蒸留工程におい
て、蒸留源セレン中に所足りの二酸化セレンを添加混合
し、これを蒸留することにより酸素含有原料セレンとす
ることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の電子写
真感光体用セレン蒸着膜の製造方法。 - (7)電子写真用感光体としてのセレン蒸着膜を製造す
るに際し、真空蒸着中に真空度を制御することによりセ
レン蒸着膜中の酸素含有恒を50ppmを越えたものと
することを特徴とする電子写真感光体用セレン蒸着膜の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20997983A JPS60102644A (ja) | 1983-11-10 | 1983-11-10 | 電子写真感光体用セレン蒸着膜及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20997983A JPS60102644A (ja) | 1983-11-10 | 1983-11-10 | 電子写真感光体用セレン蒸着膜及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60102644A true JPS60102644A (ja) | 1985-06-06 |
Family
ID=16581844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20997983A Pending JPS60102644A (ja) | 1983-11-10 | 1983-11-10 | 電子写真感光体用セレン蒸着膜及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60102644A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02213465A (ja) * | 1988-11-14 | 1990-08-24 | Xerox Corp | カルコゲナイド合金の分晶抑制方法 |
JPH03174161A (ja) * | 1989-09-01 | 1991-07-29 | Fuji Electric Co Ltd | 正帯電・反転現像方式電子写真装置用電子写真感光体 |
Citations (4)
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