JPS5999A - ふとん乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ふとん乾燥機に係り、特に適度なふとんの乾
燥を必要とするふとん乾燥機に関する。

従来のふとん乾燥機において、ふとんの乾燥度を示す目
安がなかったため、タイマーにより〔、適当な運転時間
を設定し乾燥を行なっていた。このため次めよりな欠点
を有していた。

ふと・んの材質、形状、及び使用時間、保管状態、外気
条件等々によって異なる乾燥時間を目安なしに設定する
ことによシ、乾燥不充分または乾燥過剰を生じ、ふとん
乾燥機としての取扱性等を著しく悪いものであった。

本発明の目的は、ふとん等の乾燥度を感知し、ふとん乾
燥機の運転時間を制御することにより、取扱性のすぐれ
たふとん乾燥機を提供することにある。

本発明の特徴とするところは、ふとん等の乾燥度合をふ
とん等の中央付近を通過する温風の湿度によって、運転
を制御するふとん乾燥機にある。

本発明の最適な実施例においては、ふとん等の乾燥度を
感知する湿度センサーを、乾燥に供するふとんの上部に
載置させ、センサ一部が周囲の環境に影響されない↓−
う、ふとん表面から流出する気流のみ受けるような状態
にした上で、センサ一部がふとんの乾燥度を感知し、適
度に設定された乾燥度にふとんの乾燥が仕上るよう運転
時間を自動的に制御できるよう構成したふとん乾燥機を
提供している。

以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて説明する。

第１図ないし第３図において、■は前側ケース、２は後
側ケースであり、両ケース１，２を係合して本体が形成
される。３は本体を持ち運びするための把手部、４は乾
燥時間を制御するだめのタイマ一部、５は熱源を「冷風
」、「＠風」に切換えるための切換スイッチである。６
は熱源であ）、排気ロアの中に介在固定されている。

後側ケース２の後面にはファンケーシング８が風の吐出
口を本体上部に位置するよう一体的に形成され、その内
部にはモータ９に直結され熱源６に送風するためのファ
ン１０がゲージングカバー１１に取シ付けられて設けら
れている。１２はファン１０によυ熱源６へ給気する給
気ルーバであり、給気中の塵埃を除去するための給気フ
ィルタ１３が装備されている。

一方、排気ロアの先端には、伸縮自在のホース１５が固
着され、ホース１５は、前側ケース１と後側ケース２０
間に介在固着され、本体の不使用時には、前側ケース１
と後側ケース２により形成される収納部１６内部に上側
から下側に向けて折シ曲げ収納されている。

前側ケース１と後側ケース２によシ形成された収納部１
６内部にはホース１５と並べてふとんを乾燥するだめの
乾燥マット１７とをいっしょに収納でき、さらにこれら
を覆い、収納する収納カバー１８よシ構成される。なお
、ふとんの乾燥度を感知するセンサー１４は、前側ケー
ス１の前方に置かれ、開閉ふた１ａがついて６る。

また、これらは、時間的に運転を制御するタイマー４ど
、熱源６を人、切することによシ「冷風」。

「＠風」とを切換える切換スイッチ５、及びセンサー１
４の変化により、熱源６、モータ９の運転を制御する制
御部１９が直列に結線されている。

ところで、湿った標準的なふとんをふとん乾燥機等、温
風で乾燥する場合、ふとん全通シ抜けた温風は、ふとん
中の水分を吸収するため、湿度が高くなっており、乾燥
したふとんにおいては、湿度が低くなる。

実験的にふとん中央部の湿度とふとんの乾燥度の関係を
表わすと第５図のようになり、２０〜５０％の湿度を持
った温風が、ふとん中央部から流れ出てきたときには、
ふとんの乾燥度は、はぼ１００％となっていることがわ
かった。

そこで本発明の上記実施例では、第６図に示す工９に、
例えば湿度によって伸び率の変わるナイロン等による感
湿部材２１の長さの変化を利用しばね２３、設定用カム
２４で設定された張力と長さの変化が約９合う位置でマ
イクロスイッチ２２を入切するよう構成された湿度調節
器や、吸湿によって抵抗値の変化する多孔質体、高分子
体等のセンサー１４部を流れる気流の湿度が高ければ、
ふとん乾燥機を運転し、低くなれば運転を停止し、かつ
絶縁された低電圧で、センサー１４部を働かせる例えば
リモコンリレーのように構成されたスイッチ部１９ａと
予備運転を行なうタイマ部１９ｂからなる制御部１９を
設けている（第４図参照）。

本発明は上記の如き構成になっておシ、一実施例をもと
に動作を以下説明する。

収納カバー１８を外して乾燥マット１７とホース１５を
取り出し、さらに開閉ふた１ａを開いてセンサー１４を
取シ出し、乾燥マット１７を上下のふとん２０の間に、
はさみ込み、切換スイッチ５を「入」とし、タイマー４
をセンサー′１４の設置不適、故障等による連続運転を
防止する為３〜４時間に設置する。ここで、センサー１
４は、ふとん２０のほぼ中央部に静置しておく。

このときセンサー１４部は、周囲の湿度環境と同じ状態
になっており、周囲の湿度がセンサー１４の設定湿度以
下になっている場合は、ふとん乾燥機が運転せず、希望
通りの正常な乾燥が出来なく力る。

そのためこの実施例では運転当初１０〜４０分程度はセ
ンサー１４の動作に関係なく予備運転を行ない、ふとん
２０−の水分含有量に応じた気流にセンサー１４の感知
部が、おかれるようタイマー４で運転を制御する。

」二連の予備運転終了後は、ふとんを通り抜けた気流の
湿度がセンサー１４に設定された湿度に達する１で、モ
ータ９が駆動し、ファン１ｏが回転し、熱源６よりの温
風で、ふとん２ｏを乾燥し続ける。

ふとん２０中の水分は温風で暖められて蒸発し、気流に
運ばれてふとん２０の表面から流出するため、センサー
１４は、周囲に影響されることなく高湿度を示す。

一方、ふとん２０中の水分の蒸発がなくなってくると、
気流は、熱源６で暖められた温風が、水分を補給される
ことなく、ふとん２ｏの表面から流出するため、低湿度
となシ、ふとん乾燥機の運転を停止する。このときも、
ふとん２ｏの表面から流出する気流があるため、センサ
ー１４の感知部は、周囲の温湿度に影響されることなく
、ふとん２０内部の乾燥度を感知する。

また、センサ−１４自体も、第７図に示すように、周囲
の影響を受けずにふとん２ｏから流出する気流のみ感知
できるよう外周部には開口部を持たず、上、下面の開口
部２５．２６からのみ気流が流れ込むよう構成している
。

なお、ふとん乾燥機の運転を停止する湿度の値としては
、２０〜５０％を設定したので、前述の実験通り、２０
〜５０％の湿度を持った温風がふとん中央部から流れ出
て来たとき、ふとんの乾燥度がほぼ１００％となった。

また、運転当初は運転を制御する動作の間に約１０〜４
０分の予備運転を行ない、ふとんの水分含有量に応じた
気流にセンサーの感知部がおかれるようにして、正常な
乾燥作業をできるようにした。

従って、本発明の上記一実施例によれば、次の効果が得
られる。

（１）ふとんの使用状況を考えて、運転時間を考え、セ
ットする必要がない。

（２）湿りの少ないふとんは、短時間に仕上げることが
出来るので、一時間、エネルギーの節約になる。

（３）乾燥過剰による、ふとんの傷みや、過熱による危
険を防止できる。

（４）ふ乏んの大きさ、厚み、数量に関係することなく
、乾燥を自動的に行える。

以上のように、本発明によれば、ふとん等の乾燥度合を
ふとん等の中央付近を通過する温風の湿度によって、運
転を制御するようにしたので、取扱性のすぐれたふとん
乾燥機が得られた。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係るふとん乾燥機の正面
断面図、第２図は収納状態を示す図、第３図は使用状態
図、第４図は回路図、第５図は、ふとんの乾燥度と湿度
の関係を示す図表、第６図はセンサーの具体例を示す原
理図、第７図はセンサー内、及びふとん内部の気流を示
す図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、熱風をホースにより乾燥マットに導入し、上下のふ
   とん等を乾燥するものにおいて、ふとん等の乾燥度合を
   ふとん等の中央付近を通過する温風の湿度によって感知
   し、運転を制御することを特徴とするふとん乾燥機。 ２、特許請求の範囲第１項において、ふとん乾燥機の運
   転を停止する湿度の値として２０〜５０％を設定するこ
   とを特徴とするふとん乾燥機。 ３、特許請求の範囲第１項において、ふとんの乾燥度合
   を感知して、運転を制御する動作の前に１０〜４０分の
   予備運転を行なわせることを特徴とするふとん乾燥機。