JPS5997585A - 金属を施釉した陶磁器およびその製造方法 - Google Patents

金属を施釉した陶磁器およびその製造方法

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JPS5997585A
JPS5997585A JP20372782A JP20372782A JPS5997585A JP S5997585 A JPS5997585 A JP S5997585A JP 20372782 A JP20372782 A JP 20372782A JP 20372782 A JP20372782 A JP 20372782A JP S5997585 A JPS5997585 A JP S5997585A
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glaze
metal
copper
tin
ceramic
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風間 亭造
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は陶磁器及びその製造方法に係る。
陶磁器素地表面のざらざらをなくして平滑にし、汚染を
防止し、又は美しさを保つために素地表面にガラス質の
層いわゆる釉が施される。施釉によシ素地表面は平滑に
なシ、光沢が出、そして彩飾が可能になる。釉薬原料と
しては珪酸質、長石類石灰類、陶土類、アルカリ類、ソ
ーダ類等が用いられ、そして釉は透明あるいは不透明で
あるが、発色を呈するものは主として金属の酸化物、塩
類(鉱物を含む)である。これらを単独又は組み合わせ
て所望の色を呈するように上記釉薬原料と調合し、素焼
地に塗布し、窯中で酸化焔又は還元焔にて熔融発色させ
る。又、いわゆる顔料(釉下顔料)、絵具(上絵付用顔
料)として施釉の前あるいは後に彩画することも行なわ
れる。しかし、いずれにしろ発色を呈するものは金属の
酸化物、塩類等であって金属そのものではない。従って
、いわゆる金属の色あるいは金属光沢は得られない。
ただし、金、銀等の粉末を釉上に焼き付ける技術は周知
である。しかし、これは高温の焼き付は処理で酸化され
ることのないいわゆる貴金属に限られておシ、銅、錫、
亜鉛等の酸化され易い卑金属には適用されない。
本発明は、以上の如き従来技術の現状に鑑み、陶磁器釉
上に銅、錫、亜鉛等の酸化されやすい金属を金属状態で
焼き付けた陶磁器及びその製造方法を提供することを目
的にする。
そして上記目的を達成する第一形態の本発明は、陶磁器
表面の釉上に銅、錫、亜鉛、コノ々ルト、ニッケル、鉄
、又はこれらを主体とする合金からなる金属を焼き付け
て成る陶磁器であることを特徴とする。すなわち、本発
明による陶磁器において陶磁器表面に焼き付けられてい
る銅、錫、亜鉛、コバルト、ニッケル、鉄、又はこれら
を主体とする合金は、陶磁器や釉の処理温度において通
常容易に酸化され、釉上に金属状態で焼き付は得るとは
従来考えられていなかったものであム従って本発明によ
シ初めて、陶磁器釉上にこれらの金属による点、線、面
が焼き付けられる。こうした金属による点、線、面(こ
れらは立体的に厚さを有することができる)は、各金属
独特の色調及び光沢を持ち、陶磁器表面の装飾技術に新
生面を与えるものである。
本発明でいう[銅、錫、亜鉛等を主体とする合金」とは
これらの金属相互間の合金(例えば黄銅、青銅)に限ら
ず、他の金属との合金(例えば鉛青銅)をも含む意味で
ある。「陶磁器」は花瓶などの容器に限らず、置物、碍
子、タイルその他の工芸製品をも含む。「釉」は陶磁器
素地の表面に施したガラスのように熔かした薄い珪酸塩
混合物で、はぼ均質なものといえる。これら陶磁器ある
いは釉に特別の限定はなく、一般に使用されているもの
であってよい。又、本発明に依る金属は釉上に焼き付け
られていることを特徴とし、単なる塗布等によるものと
異なシ、強固な結合であシ、かつ7mの熔融物の外観(
金属光沢〕を呈することができる。前述した貴金属を釉
上に焼き付けたものは摩擦によりはがれ易い。焼き付き
の深さは釉層に関して浅くも深くもな)得、更には釉上
の陶磁器本体まで及ぶこともできる。
次に、前述の目的を達成するために第二形態の発明とし
て、陶磁器表面に施釉後、該釉上に金属粉末、及び(又
は)下記焼成の条件下で金属(合金乞含む)に変化する
金属含有化合物の粉末を塗布し、それを冶金学的還元雰
囲気で焼成して前記釉上に銅、錫、亜鉛、コバルト、ニ
ッケル、鉄、又はこれらを主体とする合金からなる金属
を焼き付ける方法が提供される。この方法の重要な特徴
の1つは、金属の酸化物又は塩類を陶磁器素地に溶着し
て釉にするために従来より利用されている酸化性あるい
は還元性の雰囲気条件よりも還元性のよシ強い雰囲気(
本明細書で冶金学的還元雰囲気という)を利用する点に
ある。ここで「冶金学的還元雰囲気」とは、釉表面の金
属粉末又は金属含有化合物(酸化物もしくは塩類等)の
粉末を熱処理する場合に、酸化物もしくは塩類等の金属
含有化合物は金属状態まで還元され、そして金属粉末は
酸化されることなく金属のまま残るような条件をいう。
この条件下で金属粉末や前記のような金属含有化合物を
焼成すると、金属状態での焼結が進行し、銅、錫等の一
般に酸化され易い金属が陶磁器釉上に金属状態で焼き付
けられる。冶金学的還元雰囲気は例えば焼成物をコーク
スで包囲してそこに火焔を送ることによって一酸化炭素
を主体とする火焔を形成するなどそれ自体周知の手法で
形成することができる。焼成温度は金属の融点以下で行
なうべきである。融点以上では短時間で金属が流下して
しまう。好ましい処理の温度、時間等は製品、窓、還元
雰囲気形成争件等に応じて決定されるべきである。
本方法で用いることができる金属原料は銅、錫、亜鉛、
コバルト、ニッケル、鉄の金属粉末のほか、本方法の冶
金学的還元性焼成条件下で金属に変化するような化合物
、例えば酸化物(例、Cu 20・CuO)、硫化物(
例、CuS )、水酸化物(例、Fe(OH)2)、塩
類(例、CuC06,CuC2O4;塩類は水溶性でな
いものがよい)、その他である。焼成時に体積変化が少
ないので、金属粉末を用いることが一般的には好ましい
。焼結性から微細粒子であることが好ましい。これらを
釉上に塗布するには一尚当なパイン/(例えばPVA 
、 CMC,アラビアゴム、デキストリン)を用いる。
こうして、本発明に依シ釉上に金属を焼き付ける方法が
提供される。
以下、本発明の実施例に基いて説明する。
実施例で用いた陶磁器素地はいずれも楽焼き粘土(新日
本造形fM[ネンドBJ)や半磁製粘土等の陶土を水と
練ってそれを成形し、乾燥後、約800℃で素焼きした
ものを用いた。第一図は透明釉上に銅を焼き伺けて文字
を書いた例を示す。
板状の素材1に、市販の透明釉薬(新日本造形■「楽焼
透明薬A」無鉛)50〜60部、水100部およびCM
C0,5部(重量基準)を混練したものを塗布し、乾燥
後、1000〜1300℃の温度で10〜30分間焼成
して、素地の表面全体に透明な釉を爆着させた。それか
ら150〜200メツシユの炭酸銅を還元した銅の粉末
又は炭酸銅100部に対してCMC0,5部、硼砂0.
1部を添加混合したものを前記釉1の上に華で文字状に
塗布した。第2図は実施例の焼成を行なった炉の概略的
構造を示す。炉3内に、上記のように調製した試料4を
多孔質アルミナ環の内匣鉢5および外匣鉢6に収納して
入れ、内匣鉢5の内部を除いてコークスを詰め込んだ。
炉3の下部には開ロアを有する管8があシ、この管8及
び開ロアを通して火焔が炉内に送シ込まれる。従って、
試料4はコークスで還元された一酸化炭素による強い還
元焔で焼成される。図中、9は温度計、10は炉床、1
1は排出ガス調整弁である。はじめは30〜60分間か
けて常温から約800℃まで昇温し、次いでその温度に
30〜90分間保持してから、自然冷却し、試料を得た
。すると、釉1上の炭酸銅を塗布した文字の部分2が一
面にいわゆる赤銅色かつ金属光沢を持ち、それが金属銅
であることを一目瞭然に示していた。この金属銅は釉に
焼き付いておシ、試料を割って断面を観察すると、金属
銅が釉層内部まで浸透して焼結しておシ、中には素地ま
で達しているものも含まれていた。尚、炭酸銅を用いた
ものは細い線の場合、一部分に線が不連続になることが
あった。
第2図は辰砂釉上に銅を焼き付けて魚形の陶器に銅で模
様を付けた例を示す。魚形の素地13を作成した後、上
記の釉薬原料に酸化銅粉末を数74−セント添加し混練
したものを素地3の表面に塗布し、空気の量を減らすこ
とによって得られる還元雰囲気の下で約700℃に30
分間保持し、自然冷却した。こうして、いわゆる辰砂釉
すなわち銅の還元焼成で得られる深紅色の釉が素地表面
13に形成された。この後、上記の例と同様に、釉上に
銅粉末又は炭酸銅を塗布し、かつ同様の一酸化炭素焔に
よる強い還元焼成を行なって、金属鋼の模様12を魚の
辰砂釉13上に形成した。模様12はやはシ金属銅が釉
に焼き付いたものであった0 次に上記の例と同様にして、但し、銅粉末の代りに、錫
粉末は約450〜500℃、10〜20分間、亜鉛粉末
は約380〜400℃、10〜20分間、そして、ニッ
ケル粉末、コ・ぐルト粉末、及び鉄粉末はそれぞれ約9
50〜1000℃、10〜30分間、やはシコークスを
用いた一酸化炭素焔による還元焼成処理を行なって、金
属の錫、亜鉛、ニッケル、コバルト、及び鉄も釉上に焼
き付けることができた。その他、銅粉末と亜鉛粉末を混
合したものを釉上に塗布し、約650〜850℃で10
〜20分間処理して黄銅を焼き付けることができた。
第3図は魚形の陶器に銅及び錫による2種類の模様を付
けた例を示す。この実施例では金属を釉に焼き付ける操
作を二回行なった点が異なるのみで、釉に銅及び錫をそ
れぞれ焼き付ける操作自体は上述の処理と相違はない。
但し、錫の融点は銅の融点よりも低いので、先ず銅を焼
き付けてから錫を焼き付りた。この結果、魚形の陶器1
40表面に赤銅色の銅板様15及び白色の錫板様16が
形成された。銅と錫が重なっている部分では一部に合金
が形成されている◎ 以上の説明から明らかなように、本発明に依シ、陶磁器
釉上に銅、錫、亜鉛等の卑金属を焼き付けることが可能
となシ、陶磁器の装飾技術が豊富になる。尚本発明に依
シ形成された釉上の金属の上に更にガラス層を形成する
ことは琺瑯技術等を利用すれば可能である。
【図面の簡単な説明】
第1トノ1は本発明の実施例として釉上に金属文字を形
成した陶磁器を示す平面図、第2図は本発明の実施例で
用いた焼成炉の概略図、第3図及び第4図は本発明の実
施例として釉上に金属模様及び二種類の金属模様をそれ
ぞれ形成した陶磁器を示す平面図である。 1.13.14・・・素地及び釉、2.12.15・・
・銅、3・・・炉、4・・・試料(焼成物)、5・・・
内匣鉢、6・・・外匣針、7・・・開口、16・・・錫
。 特許出願人 風   間   亭   造 特許出願代理人 弁理士 青 木   朗 弁理士西舘和之 弁理士 古 賀 哲 次 弁理士 山 口 昭 之 第1国 り 第3図 2 第4図 牟2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、陶磁器表面の釉上に銅、錫、亜鉛、コバルト、ニッ
    ケル、鉄又はこれらを主体とする合金からなる金属を焼
    き付けて成ることを特徴とする陶磁器。 2、陶磁器表面に施釉後、該釉上に金属粉末、及び(又
    は)下記焼成の榮件下で金属に変化する金属含有化合物
    の粉末を塗布し、それを冶金学的還元雰囲気で焼成して
    前記釉上に銅、錫、亜鉛、コバルト、ニッケル、鉄、又
    はこれらを主体とする合金からなる金属を焼き付けるこ
    とを特徴とする陶磁器の製造方法。
JP20372782A 1982-11-22 1982-11-22 金属を施釉した陶磁器およびその製造方法 Pending JPS5997585A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106810229A (zh) * 2017-01-25 2017-06-09 欧阳琦 一种金属釉地毯砖的制备工艺及金属釉地毯砖
US9780628B2 (en) 2013-10-30 2017-10-03 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Generator inspection method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138725A (en) * 1974-09-28 1976-03-31 Eidai Co Ltd Hausuyunitsutono sekohoho
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