JPS5994377A - 空気電極の製造方法 - Google Patents

空気電極の製造方法

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JPS5994377A
JPS5994377A JP57203601A JP20360182A JPS5994377A JP S5994377 A JPS5994377 A JP S5994377A JP 57203601 A JP57203601 A JP 57203601A JP 20360182 A JP20360182 A JP 20360182A JP S5994377 A JPS5994377 A JP S5994377A
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metal oxide
sputtering
vapor deposition
gas
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JP57203601A
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English (en)
Inventor
Nobukazu Suzuki
鈴木 信和
Atsuo Imai
今井 淳夫
Tsutomu Takamura
高村 勉
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
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  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、水素/酸素燃料電池、金属/空気電池、酸素
センサ用の空気電極の製造方法に関し、更に詳しくは、
薄くても長時間に亘9重負荷放電が可能で、保存性能に
も優れた空気電極の製造方法に関する。
〔発明の技術的背景、とその問題点〕
従来から、各種の燃料電池、空気/亜鉛電池をはじめと
する空気金属電池やガルバニ型の酸素センサなどの空気
電極には、ガス拡散電極が用いられてきている。このガ
ス拡散電極としては初期には均一孔径分布を有する浮型
の多孔質電極が用いられてきたが、最近では、酸素ガス
に対する電気化学的還元能(酸素をイオン化する)を有
しかつ集電体機能も併有する多孔質の電極本体と、該電
極本体のガス側表面に一体的に添着される薄膜状の撥水
性層とから成る2層構造の電極が多用されている。
この場合、電極本体は主として、酸素ガス還元過電圧の
低いニッケルタングステン酸;パラジウム・コバルトで
被覆された炭化タングステノ;ニッケル;銀;白金;パ
ラジウムなどを活性炭粉末のような導電性粉末に担持せ
しめて成る粉末にポリテトラフロロエチレンのようガ結
着剤を添加した後、これを金属多孔質体、カーボン多孔
質体、カーボン繊維の不織布などと一体化したものが用
いられている。
また、電極本体のガス側表面に添着される撥水性層とし
ては主にポリテトラフロロエチレン、テトラフロロエチ
レン−ヘキサフロロプロピレン共重合体、エチレン−テ
トラ70口エチレン共重合体などのフッ素樹脂、又はポ
リプロピレンなどの樹脂から構成される薄膜であって、
例えば、粒径0.2〜40μmのこれら樹脂粉末の焼結
体:これら樹脂の繊維を加熱処理して不織布化した紙状
のもの;同じく繊維布状のもの;これら樹脂の粉末の一
部をフッ化黒鉛で置きかえたもの;これらの微粉末を増
孔剤、潤滑油などと共にロール加圧してから加熱処理し
たフィルム状のもの、もしくはロール加圧後加熱処理を
しないフィルム状のもの;などの微細孔を分布する多孔
性の薄膜である。
しかしながら、上記した従来構造の空気電極において、
電極本体のガス側表面に添着されている撥水性層は、電
解液に対しては不透過性であるが、空気又は空気中の水
蒸気に対しては不透過性ではない。
そのため、例えば空気中の水蒸気が撥水性層を通過して
電極本体に侵入しその結果電解液を稀釈したシ、または
逆に電解液中の水が水蒸気として撥水性層から放散し7
てしまい電解液を濃縮することがある。この結果、電解
液の濃度が変動してしまい安定した放電を長時間に亘シ
維持することができなくなるという事態が生ずる。
空気中の炭酸ガスが撥水性層を通過して電極本体内に侵
入して活性層に吸着した場合、その部位の酸素ガスに対
する電気化学的還元能が低下して重負荷放電が阻害され
る。まだ、電解液がアルカリ電解液の場合には、電解液
の変質、濃度の低下又は陰極が亜鉛のときには該亜鉛陰
極の不働態化などの現象を引き起こす。更には、活性層
(電極本体の多孔質部分)で、炭酸塩を生成して孔′:
を閉塞し、電気化学的還元が行なわれる領域を減少させ
るので重負荷放電が阻害される。
このようなことは、製造した電池を長期間保存しておく
場合又は、長期間使用する場合、電池の性能が設計規準
から低下するという事態を招く。
このため、空気電極の撥水性層のガス側(空気側)に更
に塩化カルシウムのような水分吸収剤又はアルカリ土類
金属の水酸化物のような炭酸ガス吸収剤の層を設けた構
造の電池が提案されている。
これは、上記したような不都合な事態をある程度防止す
ることはできるが、ある時間経過後、これら吸収剤が飽
和状態に達しその吸収能力を喪失すれば、その効果も消
滅するのでなんら本質的な解決策ではあシ得ない。
〔発明の目的〕
本発明は、従来構造の以上のような欠点を解消し、空気
中の水蒸気又は炭酸ガスが電極本体内に侵入せず、した
がって長期に亘る重負荷放電が可能で保存性能にも優れ
た薄い空気電極の製造方法の提供を目的とする。
〔発明の概要〕
本発明の空気電極は、まずその一つは酸素ガスに対する
電気化学的還元能を有し、かつ、集電体機能も併有する
多孔質の電極本体と;該電極本体のガス側表面に直接又
は多孔性膜を介して一体的に添着されたルチル型結晶構
造の金属酸化物の薄膜とから成ることを特徴とする構造
であや、その1造方法は、酸素ガスに対する電気化学的
還元能1;有0.72つ、集、オ、。、−ヶあよ、多□
5.2□極本体のガス側表面に、蒸着法又はスノくツタ
リング法で、ルチル型結晶構造の金属酸化物をスノ(ツ
タリング源又は蒸着源として、又反応槽ガスを酸素を1
0%以下含有する又は含有しない不活性ガスとして薄膜
を形成するものでうり、また、他の態様としては、孔径
0.1μm以下の微細孔を有する多孔性膜の一方の面に
、蒸着法又はスノくツタリング法で、ルチル型結晶構造
の金属酸化物を前述と同様な方法で被着せしめて該金属
酸化物の薄層を形成し、ついで、該多孔性膜の他方の面
を、酸素ガスに対する電気化学的還元能を有し、かり、
集電体機能も併有する多孔質の電極本体のガス側表面に
圧着して一体化することを特徴とするものである。
二つ目は、酸素ガスに対する電気化学的還元能を有し、
かつ、集電体機能も併有する多孔質の電極本体のガス側
表面に、直接又は多孔性膜を介して、撥水性層及びルチ
ル型結晶構造の金属酸化物の薄層をこの順序で一体的に
積層した構造である−ことを特徴とし、その製造方法の
第1は、酸素ガスに対する電気化学的還元能を有し、か
つ、集電体機能も併有する多孔質の電極本体のガス側表
面に、蒸着法又はスパッタリング法で撥水性層を形成し
、更に、該撥水性層の上に蒸着法又はスパッタリング法
でルチル型結晶構造の金属酸化物をスパッタリング源又
は蒸着源として、又拡反応槽ガスを酸素を10チ以下含
有する又は含有しない不活性ガスとじて被着せしめて該
金属酸化物の薄層を形成することを特徴とし、第2は、
孔径0.1μm以下の微細孔を有する多孔性膜の一方の
面に蒸着法又はスパッタリング法で撥水性層を形成し、
更に該撥水性層の上に蒸着法又はスパッタリング法でル
チル型結晶構造の金属酸化物の薄層を前述と同様な方法
で形成し、ついで、該多孔性膜の他方の面を、酸素ガス
に対する′電気化学的還元能を有し、かつ、集電体機能
も併有する多孔質の電極本体のガス側表面に圧着するこ
とを特徴とするものである。
まず、本発明の空気電極に用いる電極本体は。
酸素ガスを′心気化学的に還元する(酸素ガスをイオン
化する)活性能を有し、かつ、導電性の多孔質体である
。具体的には、前述したようなものの外に、銀フィルタ
ー、ラネーニッケル、銀又はニッケルの焼結体、各種の
発泡メタル、ニッケルメッキしたステンレススチール細
線の圧槁体、及びこれに金、パラジウム、銀などをメッ
キして成る金属多孔質体などをあげることができる。な
お、このとき、電極本体の細孔内で進行する電極反応に
よって生成した酸素ガスの還元生成物イオンを該細孔(
反応領域)から迅速に除去して例えば50mA/c11
1以上の重負荷放電を円滑に継続さ1せるために、該電
極本体の細孔の孔径は0.1〜10μm程度の範囲で分
布していることが好ましい。
本発明の空気電極は、上記したような電極本体のガス側
衆面に、直接又は多孔性膜を介して、ルチル型結晶構造
の金属酸化物の薄層を積層した撥水性層及びルチル型結
晶構造の金属酸化物の薄層をこの順序で積層した構造で
ある。
本発明において、撥水性層を構成する材質としく PT
FE )、フロロエチレンプロピレン(FEP)、ポリ
フェニレンオキサイド(PPO) 、ポリフェニレンサ
ルファイド(PpS) 、ポリエチレン(PE)、ポリ
プロピレン(PP)及びこれらの共重合体又はこれらの
混合物をあげることができる。
また、撥水性層の厚みは0.01〜1.0μmの範囲に
おることが好ましく、0.01μm未満になると形成さ
れた撥水性層内にピンホールが増加してその撥水性効果
が減少し、また層全体の機械的強度も低下するので破損
等の現象が起り易す<、1.0μmを超えると電極に供
給される酸素量が不足し得られた電極の重負荷放電が困
難となる。
本発明に用いられるルチル型結晶構造の金属酸化物とは
、化学式AO2で示され、配位多面体は正8面体でこの
8面体の稜を共有して1次元的に並んだ集合体が組み合
わさった構造を有するものを指称し、具体的には、二酸
化スズ(SnO2)、二酸化チタン(TiO2) s二
酸化バナジウム(VO2)、二酸化モリブデン(MOO
2) 、二酸化タングステン(′wO2)a−二酸化レ
ニウム(α−Re02) s二酸化ルビジウム(RuO
z)、二酸化オスミウム(Os02 )、二酸化ロジウ
ム(Rh02)、二酸化イリジウム(Ir02)、二酸
化白金(Pt、02)のそれぞれ単独又は2釉以上を任
意に組合せた複合体をあげることができる。これらのう
ち、  5n02.TiO2はとくに有用できる。
これらの金属酸化物の薄層の厚みは、撥水性層の場合と
同様の理由により、o、oi〜1.0μmの範囲にある
ことが好ましい。
不発明においては、上記したルチル型結晶構造の金属酸
化物の薄層を単独で添着するだめに゛は、又撥水性層及
びルチル型結晶構造の金属酸化物の薄層を、電極本体の
ガス側表面にこの順序で積層するためには、次のような
方法が適用される。
前者に対する第1の方法は、′電極本体のガス側表面に
、直接蒸着、法又はスパッタリング法で、ルチル型結晶
構造の金属酸化物を被着せしめて所定の厚みの薄層を形
成する方法である。
第2の方法は、孔径0.1μm以下の微細孔を有する可
i性の多孔性膜の片面に、蒸着法文はスパックリング法
で、まず、ルチル型結晶構造の金属酸化物を被着せしめ
て該金属酸化物の薄層を形成して2層構造の複合薄膜を
形成し、ついで、この複合薄膜の他方の面、すなわち、
多孔性膜の他方の面を電極本体のガス側表面に所属の圧
力で圧着して一体化する方法である。
後者に対する第1の方法は、電極本体のガス側表面に、
蒸着法、スパッタリング法で、まず直接に、撥水性層を
構成し得る材質を所定の厚み被着せしめて撥水性層を形
成し、ついで、該撥水性層の上に更にルチル型結晶構造
の金属酸化物を所定の厚み被着せしめて該金属酸化物を
所定の厚み被着せしめて該金属酸化物の薄層を形成する
方法である。
第2の方法は、孔径0.1μm以下の微細孔を有する可
撓性の多孔性膜の片面に、蒸着法又はスバッの薄層を形
成して多孔性膜−撥水性層一金属酸化物の薄層から成る
複合薄膜とし、この複合薄膜の他方の面、すなわち、多
孔性膜の他方の面を一極本体のガス側表面に所定の圧力
で圧着17て一体化する方法である。
更に、それぞれの第2の方法で用いる多孔性膜は、その
孔径が0.1μm以下の微細孔を有するものであればそ
の材質は問わない。例えば、多孔性フッ素樹脂膜(商品
名、フロロポア;住友電工■製)、多孔性ポリカーボネ
ート膜(商品名、ニュクリボア;ニュクリポアコーポレ
ーシ目ン#)、多孔性セルローズエステル膜(商品名、
ミリポアメンブランフィルタ−;ミリポアコーポレーシ
゛ヨン製)、多孔性ポリプロピレン膜(商品名、セルガ
ード;セラニーズ・プラスチック製)などの可撓性の多
孔性膜をあげることができる。多孔性膜において、その
孔径が0.1羅を超えると、該多孔性膜にルチル型結晶
構造の金属酸化物薄膜、撥水性層及びルチル型結晶構造
の金属酸化物の薄膜を形成したとき、得られた複合薄膜
にピンホールが発生し易すくなって該薄膜の機能が喪失
するとともにその機械的強度も低下して破損し易すくな
る。
このようにして製造された本発明の空気電極は常法にし
たがって電池に組込まれる。この場合、断続的放電を行
うときに、酸素ガスの電気化学的還元以外に′成極構成
要素自体の電気化学的還元によって瞬間的な大電流供給
を可能とするため、酸素の酸化還元平衡電位よシも0.
4V以内の範囲で卑な電位によって酸化状態を変化する
金属、酸化物又は水酸化物を少くとも含有する多孔質層
を、電極本体の電解液側に一体的に付設することが好ま
しい。この多孔質層は、軽負荷で放電中又は開路時にめ
ってはローカルセルアクションで酸素ガスによって酸化
され、もとの酸化状態に復帰する。
このような多孔質層の構成材料としては、Ag2O、M
nO2、Co2O3、PbO2、各種ペロゲスカイト型
酸化物、スピネル型酸化物などをあけることができる。
一方、空気電極は板状で電池に組込まれるてけではなく
、円筒型Fに池に組込まれる場合もあるが、その場合に
は、板状の空気゛ば極を巻回して円筒とすることがある
。このようなときには、巻回作莱で空気電極を破損させ
ず機械的安定性を付与するために、ルチル型結晶構造の
金属酸化物の薄層のガス側表面には、更に、多孔性フッ
素樹脂膜、ψ孔性ポリカーボネート膜、多孔性セルロー
スエステル膜、多孔性ポリプロピレン膜などの多孔性薄
膜を一体的に添着しておくことが好ましい。
〔発明の実施例〕
実施例1〜13 平均孔径5μm1多孔度80チのラネー二yケル板(厚
み200μm)を電極本体とした。これをスパッタ装置
にセットして、ターゲットに各柚ルチル型結晶構造の金
属酸化物を用いて、ラネーニッケル板の片面に直接上記
金属酸化物の薄層を形成した。スパッタ条件は、アルゴ
ンガス圧力2×1〇−3Torr1高周波電力ioow
であった。金属酸化物の薄膜の厚みはいずれも0.2μ
川であった。
ついで、これらを2チ塩化パラジウム溶液中に浸漬して
隙分極し、ラネーニッケルの空孔内も含めて約0.5μ
mの厚みでパラジウムを析出させ本発明の空気d極とし
た。
実施例14〜26 平均孔径0,03μmの微細孔を均一に分布する厚み5
μmの多孔性ポリカーボネート膜(商品名:ニュクリポ
ア、ニュクリボアコーポレーション社製)をスパッタ装
置にセットし、実施例1〜13と同様な条件で鉄膜の片
面にルチル型結晶構造の金属酸化物の薄層を形成した。
0.2μmの薄層が形成された。ついで、この多孔性膜
の他方の面を平均孔径5μm1多孔度80%のラネーニ
ッケル板(厚み200μm)の片面に圧着した。これを
2チ塩化パラジウム溶液に浸漬して陰分極し、う坏−ニ
ッケル板の空孔内も含めて約0.5μmのパラジウム全
析出させ、本発明の至気電極とした。
実施例27〜39 平均孔径5μm1多孔度80係のラネーニッケル板(厚
与200μm ) 全紙慎本体とした。このラネーニッ
ケル板の片面に、アルゴンガス圧1×1O−2Torr
 、高周波′祇力200Wのスパッタ条件で、700ロ
エチレングロビレンFEP )を被着せしめた。厚み0
.2μm (D FEP I養水性態が形成された。
ついで、これをスパッタ装置にセットして、ターゲット
に各種ルチル型結晶構造の金属酸化物を用いて、該FE
P撥水性層の上に直接上記金属酸化物の薄層を形成した
。スパッタ条件は、アルゴンガス圧力2 X 10  
Torr %高周波”成力100Wでβった。金属酸化
物の薄膜の厚みはいずれも0.1μmでめった。
ついで、これらを2チ塩化パラジウム溶液中に浸漬して
陰分極し、ラネーニッケルの空孔内も含めて約05μm
の厚みでパラジウムを析出させ本発明の空気は極とした
実施例40〜57 平均孔径0.03μmの微細孔を均一に分布する厚み5
μmの多孔性ポリカーボネート膜(商品名;ニュクリポ
ア、ニュクリポアコーポレーション社製)の片面に、ア
ルゴンガス圧I X 10’Torr 、高周波電力2
00Wのスパッタ条件で、フロロエチレングロビレン(
FEP )を被着せしめ、厚み0.2μmの撥水性層を
形成した。
ついで、該FEP撥水性層の上に実施例27〜39と同
様にしてルチル型結晶構造の金属酸化物の薄層を形成し
た。0.1#rrXQ薄層が形成された。
得られた複合薄膜の多孔性ポリカーボネート膜側を、平
均孔径5μm1多孔度80チのラネーニッケル板(厚み
200μm)の片面に圧着して一体化した。
ついで、これを2%塩化パラジウム溶液に浸漬して陰分
極し、ラネーニッケル板の空孔内も含めて約0.5μm
のパラジウムを析出させ本発明の空気電極とした。
比較例1〜4 スパッタ反応槽中に混合ガス(酸素50チ、アルゴン5
(1q6)を用いた他は、実施例1〜4と同様にして各
種のルチル型結晶構造の金属酸化物の薄層(0,2μm
)を形成し、空気電極を作製した。
比較例5〜8 スパッタ反応槽中に混合ガス(酸素50%、アルゴン5
0チ)を用いた他は、実施例14〜19と同様にして各
種ルチル型結晶構造の金属酸化物の薄層(0,2μm)
を形成し、空気成極を作製した。
比較例9〜12 スパッタ反応槽中に混合ガス(酸素50%、アルゴン5
0条)を用いた他は、実施例27〜32と同様にして各
種のルチル型結晶構造の金属酸化物の薄層(0,1μm
)を形成し、空気成極を作製した。
比較例13〜16 スパッタ反応槽中に混合ガス(酸素50%、アルゴン5
0チ)を用いた他は、実施例40〜45と同様にして各
種のルチル型結晶構造の金属酸化物の薄#(0,1μm
)を形成し、空気電極を作製した。
比較例17 塩化パラジウムの水溶液に活性粉末を懸濁1シた後、ホ
ルマリンで還元してパラジウム付活性炭粉末とした。つ
いで、この粉末を10〜15%のポリテトラフロロエチ
レンディスバージョンで防水処理を施し、更に結着剤と
してPTFE粉末を混合した後ロール圧延してシートと
した。このシートをニッケルネットに圧着して厚みQ、
5 mmの一極本体とした。次に人造黒鉛粉末にPTF
Eディスバージジンを混合した後、加熱処理して防水黒
鉛粉末とし、これに結着剤としてPTFE粉末を混合し
てロール圧延した。得られたシートを上記した電極本体
と圧着して厚み1.6朋の空気電極とした。
比較例18 酸素ガス選択透過膜であるポリシロキサン膜(厚み50
μm)を平均孔径5μmで多孔度80矢のラネーニッケ
ル板(厚み200μm)の片面に圧着した後、全体を2
%塩化パラジウム溶液中で陰分極してラネーニッケル板
の空孔内も含めて0.5師のパラジウムを析出させ空気
電極とした。
比較例19 比較例17で製造した空気電極の空気側に塩化カルシウ
ムの水蒸気吸収層を付設した。
比較例20 平均孔径0.15μmの細孔を分布する厚み5μmの多
孔性ポリカーボネート膜(部品名;ニュクリポア、ニュ
クリボアコーポレーション社製)の片面に、実施例1〜
13と同様の方法で厚み0.2μmのTiO2の薄膜を
形成し、他方の面を平均孔径5μm多孔度80%のラネ
ーニッケル板の片面に圧着した。全体全2%塩化パラジ
ウム溶液に浸漬して陰分極し、ラネーニッケル板の空孔
内も含めて約0.5μmのパラジウムを析出させ空気電
極としだ。
比較例21 平均孔径0.03μmの多孔性ポリカーボネート膜を用
いたこと、TiO2の薄膜の厚みが0.005μmでめ
ったことを除いては、比較例20と同様の方法で空気電
極を製造した。
比較例22 TiO2の薄膜の厚みが2.0μmであったことを除い
ては、比較例21と同様にして空気電極を製造した。
比較例23 平均孔径j)、15μmの細孔を分布する厚み5μmの
多孔性ポリカーボネート膜(商品名;ニュクリボア、ニ
ュクリボアコーポレーション社製)の片面に、実施例2
7〜39と同様にして、まず厚み0.2μmのFEP撥
水撥水全層パッタリング法で形成し、ついでこの上に厚
み0.1μmのTiO2薄層を実施例27〜39と同様
のスパッタリング法で形成した。得られた複合薄膜の多
孔性ポリカーボネート膜側を平均孔径5μm1多孔度8
0%のラネーニッケル板(厚み200μm)の片面に圧
着して一体化した。これを2cf6塩化パラジウム溶液
に浸漬して陰分極し、う坏−ニッケル板の空孔内も含め
て約0.5μmのパラジウムを析出させ空気゛成極とし
た。
比較例24 平均孔径0.03μmの多孔性ポリカーボネート膜を用
いたこと、FEP撥水撥水全層iO2の薄層の厚みがそ
れぞれ0.005μmであったことを除いては、比較例
23と同様の方法で空気電極を製造した。
比較例25 FEP撥水撥水全層みが2.0μm、TiO2の薄I命
の厚みが1.0μmであったことを除いては、比較例2
4と同様にして空気成極を製造した。
比較例26 実施例27〜39・のラネーニッケル板とFEP撥水撥
水全層らなる複合層を2%塩化パラジウム溶液に浸漬し
て陰分極し、ラネーニッケル板の空孔内も含めて約0.
5μmのパラジウムを析出させ空気電極とした。
比較例27 実施例40〜52の多孔性ポリカーボネート膜とI=’
EP撥水性層とからなる複合薄膜の多孔性ポリカーボネ
ート膜側を、平均孔径5μm1多孔度80%のラネーニ
ッケル板の片面に圧着した。これを2チ塩化パラジウム
溶液に浸漬して陰分極し、ラネーニッケル板の空孔内も
含めて約0.5μmのパラジウムを析出させ空気電極と
した。
以上79個の空気電極を用い、対極を重量比で3%の水
銀アマルガム化したゲル状亜鉛、電解液を水酸化カリウ
ム、セパレータをポリアミド1不織布として空気−亜鉛
電池を組立てた。
これら79個の電池を25°Cの空気中で16時間放置
した後、各種の電流で5分間放電し、5分後の端子電圧
が1.0V以下となるときの電流密度を測定した。まだ
、45’0.90%の相対湿度の雰囲気中にこれら電流
を保存して電解液の漏洩状態を截置した。
更に、保存後の成性につき、上記と同様の放d試験を行
ない、そのときの電流値の初期電流値に対する比(イ)
を算出した。この算出値は、各電池の空気電極の劣化状
態の程度を表わし放電特性維持率といい得るものである
。この値の大きい電極はど劣化が小さいことを表わす。
また、各電極に添着されている薄膜に関し、酸素ガス透
過速度をガスクロマトグラフをガス検出手段とする等比
法で測定し、水蒸気透過速度をJISZ0208(カッ
プ法)に準じた方法で測定し、両者の比を算出した。
以上の結果を一括して表に示した。
以下余白 1                        
                −〔発明の効果〕 以上の結果から明らかなように、本発明の空気電極は全
体が薄く、空気中の水蒸気又は炭酸ガスを電極本体に侵
入させることがなく、そのため、長期に亘る重負荷放電
が可能となり、また保存性能にも優れるのでその工業的
価値は大である。
なお、上記実施例の空気電極の性能評価は、電解液とし
て水酸化カリウムを用いて行なったが、他の電解液、例
えば塩化アンモニウムや、水酸化ナトリウムや、水酸化
ルビジウム、水酸化リチウム、水酸化セシウム等をこね
ら溶液に混合した電解液を用いても同様の効果が得られ
ることは言う壕でもない。また、本発明方法にかかる空
気成極は空気−鉄電池にも用いることができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)酸素ガスに対する電気化学的還元能を有し、かつ
    、集電体機能も併有する多孔質の電極本体のガス側表面
    に、蒸着法又はスパッタリング法で、ルチル型結晶構造
    の金属酸化物をスパッタリング源又は蒸着源として被着
    せしめて該金属酸化物の薄膜を形成することを特徴とす
    る空気電極の製造方法。 (2)該蒸着法又はスパッタリング法において、反応槽
    ガスが酸素を10%以下含有する又は含有しない不活性
    ガスであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の空気・−極の製造方法。 (3)該電極本体が、孔径0.1〜10μmの細孔を分
    布する特許請求の範囲第1項記載の空気電極の製造方法
    。 (4)該跣ルチル型結晶構造の金属酸化物の薄膜の厚み
    が、0.01〜1.0μmである特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の空気電極の製造方法。 G〕孔径0,1μm以下の微細孔を有する多孔性膜の一
    方の面に、蒸着法又はスパッタリング法で、ルチル型結
    晶構造の金属酸化物をスパッタリング源又は蒸着源とし
    て被着せしめて該金属酸化物の薄層を形成し、ついで、
    該多孔性膜の他方の面を、酸素ガスに対する電気化学的
    還元能を有し、かつ、集電体機能も併有する多孔質の電
    極本体のガス側表面に圧着して一体化することを特徴と
    する空気電極の製造方法。 6ン該蒸着法又はスパッタリング法において、反応槽ガ
    スが酸素を10%以下含有しない不活性ガスであること
    を特徴とする特許請求の範囲第5項記載の空気電極の製
    造方法。 (7〕該電極本体が、孔径0.1〜10μmの細孔を分
    布する特許請求の範囲第5項記載の空気電極の製造方法
    。 ■)該薄層の厚みが、0.01〜1.0μmである特許
    請求の範囲第5項又は第6項記載の空気電極の製造方法
    。 (9)酸素ガスに対する電気化学的還元能を有し、かつ
    、集電体機能も併有する多孔質の電極本体のガス側表面
    に、蒸着法又はスパッタリング法で撥水性層を形成し、
    更に、該撥水性層の上に蒸着法又はスパッタリング法で
    ルチル型結晶構造の金属酸化物をスパッタリング源又は
    蒸着源として被着せしめて該金属酸化物の薄層を形成す
    ることを特徴とする空気成極の製造方法。 αO)′該蒸着法、又はスパッタリング法において、反
    応槽ガスが酸素を10チ以下含有する又は含有しない不
    能性ガスで′あることを特徴とする特許請求の範囲第9
    項記載の空気電極の製造方法。 (11)該金属酸化物の薄層の厚みが、0.01〜1.
    0μmである特許請求の範囲第9項又はMi伝伝記記載
    空気電極の製造方法。 (12)該撥水性層の厚みが、0.01〜1.0μmで
    ある特許請求の範囲第9項記載の空気電極の製造方法。 (13)該電極本体が、孔径0.1〜10μmの細孔を
    分布する特許請求の範囲第9項記載の空気電極の製造方
    法。 (14)孔径0.1μm以下の微細孔を有する多孔性膜
    の一方の面に蒸着法又はスパッタリング法で撥゛1水性
    層を形成し、更に該撥水性層の上に蒸着法又はスパッタ
    リング法でルチル型結晶構造の薄層を形成し、ついで該
    多孔性膜の他方の面を、酸素ガスに対する電気化学的還
    元能を有し、かつ、集電体機能も併有する多孔質の電極
    本体のガス側表面に圧着することを特徴とする空気電極
    の製造方法。 ・σ5)該蒸着法又はスパッタリング法において、反応
    槽ガスが酸素を10%以下含有する又は含有しない不活
    性ガスであることを特徴とする特許請求の範囲第14項
    記載の空気電極の製造方法。 α6)該金属酸化物の薄層の厚みが、0.01〜1.0
    μmである特許請求の範囲第14項又は第15項記載の
    空気電極の製造方法。 07)該撥水性層の厚みが、o、oi〜1.0μmであ
    る特許請求の範囲第14項記載の空気電極の製造方法。 α8)該電極本体が、孔径0.1〜10μmの細孔を分
    布する特許請求の範囲第14項記載の空気電極の製造方
    法。
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